ポケモン ~剣盾の世界へLet's go!~ 作:YY:10-0-1-2
しってます?いつの間にか3周年なんですって怖いですね。YYです。
えっ? 2周年やんなかった癖に3はやるのかって? 知らんのか、奇数でやるのもありということを……(苦笑)
はい、そんなこんなでいつの間にか3周年なんです。何故ここまで長く続いているのか、作者が怠慢なせいです。
いつもながら、感想を書いてくれる皆様方、お気に入り登録、しおりをしてくださる皆様方には頭が上がりません。
『ポケモン 〜剣盾の世界へLet's go!』も終わりが見えてまいりました。完結させられれば思っておりますので、それまでよろしくお願いします!!
さてはて。
皆様は、スマホゲーム『ポケモンマスターズ』というものをご存知だろうか?
人工島、パシオと呼ばれる場所で3対3のチームで行うポケモン勝負の大会「ワールドポケモンマスターズ」通称WPMと呼ばれる大会に出ることになった主人公が、様々なキャラを扱って遊んでいくゲームだ。
その、パシオ。
「……あったよ…」
飛行機に乗ること、さながら1時間弱。
拝啓、お父様お母様。俺はやりました。ポケモンの世界に来ただけでなく、パシオにも出向けました。
さてと、そんなこんなで俺らも来たのだが……。
「ユウがここまで活躍してたとは思わなんだ……」
「へへへ、お兄ちゃんのためだもの!」
俺は前を先導して歩くユウにそう言って、ユウはぺったんこな胸を張って返した。
隣のユウリ達は窓を見てはしゃいでいた。おい、ビートなんかもっとこう反応しておけよ。
ユウのおかげで俺たちはパシオまで来れていた。
なぜ、ユウのおかげなのか? それはとてもとてもわかりやすい事だった。
今から遡ること二日前……。
……。
…………。
………………。
『お兄ちゃん、カルムさんが呼んでるよ?』
「え?」
俺は電話越しにユウの声を聞き、首を捻った。
はて、カルムさんは俺に何か用事でもあったのだろうか。
俺はユウに変わってもらうように言ってから、カルムさんの応答を待つ。
……おっ来た来た。
「はいユウトです。何か用ですかね?」
『あぁ、ユウト君、久しぶりだね。用事ってのは、んまぁちょっとした
「代わり?」
俺の言葉にうん。と答えるカルムさん。
俺の喋り声からか、なぜか家に遊びに来ていたユウリとマリィ……ホップとビートがこちらを見つめる。
「代わりというと?」
『君たちはパシオ、と呼ばれる島を知っているかな』
俺はすっ転んだ。というより、後ろにカッチカチに体を固まらせて倒れた。
その様子を見てか、ユウリ達が俺の方を向いて口を開けていた。
「うわぁぁ!!? ユウトが倒れた!?」
「どしたん!!?」
「うわっ、頭打ったぞ……」
「なにしてんですか……」
じゃかぁしいぞ黙れ!
俺は震える声で、もう一度聞き返すことにした。うん、俺の気のせいって可能性もあるし……ほら、うん。
「気、気のせいですか? いま、パシオって?」
『そうだよ、そのパシオだよ』
また卒倒するところだった。
なに、俺の住んでいるこの世界はまさかのパシオまであると言うのか??
お茶を飲み干して、スピーカーモードにしてユウリ達にも聞かせる。
「んで、なぜパシオに?」
『あぁ、本来であれば、僕が行くところなんだけど……ちょっとねぇ』
カルムさんいわく、少々困った用事に巻き込まれてしまっているらしい。
……おそらく、ジガルデ関連だろうが……まぁ言及しない方がいいだろう。うん、俺の身の為でもある。
『ユウちゃんと一緒に行ってきてくれないかなぁ? もちろん、旅行という形にしてあるからさ』
「あー、はい。分かり、ました?」
……。
…………。
………………。
「ヒャッハー!! パシオサイコーー!!!」
俺氏、感激。
まさかパシオに来れるとは思っていなかったため、上陸してようやくそのありがさに気づいた。
ありがとうポケモン、ありがとうカルムさん、ありがとうすばらしきこの世界。
俺の様子にユウリとホップ、ビートとマリィが汗を垂らしてみていた。
「なんか、変人も度が過ぎると変態になるって言うか……」
「あの人は元々変人ですし変態でしょう……」
「おい聞こえてんぞこのクソ天パ」
ユウリの言葉にそう返すビート。俺は聞き捨てならず、そう吐く。
さてと、確か会う人がいるんだったよな。
どこにいるんだっけか……と、周りを見渡してみて、すぐに分かった。
……あの、なに? しゃがみこんでいるって言うか、ほふく前進みたいな感じで土にへばってるっていうか……。
しかも、なにかブツブツ言っているので、俺は近づいてよく聞いてみる。
「このパシオという場所、素敵な石がいっぱいだ……あぁ、何故こんなにもたくさんの石が眠っているのか……今度は海岸沿いに行ってみようかな。いやしかし、確か火山地帯や氷原地帯もあるんだったね……ならば、まだ行ったことのない氷原地帯に行ってから火山地帯に行くとして、海岸へ向かおうとするか。いやがワクワクしてきたね……それにしてもなんと美しい……」
やっべ、変人だ。
やめろ、ホップ。そんな「なんでここには変人しかいないんだ」という目を送るのはやめるんだ。なんかお前うさみちゃんの目みたいになってるからやめて!!!
俺は意を決して喋りかけることにした。
「あ、あのー」
「ん? あぁ、カルムの連れの子達だね。いやぁ、こんな姿を見せてしまって悪いね」
あははは、ほんとですよ全く。
心の中でそう呟きつつ、俺は目の前
「僕はダイゴ。ホウエン地方の元チャンピオンさ」
ホウエン地方、元チャンピオンのダイゴ。
ポケモンをやっている人にとっては知らないという人も少ないほどの人気キャラだ。
それもそのはず。彼は『ルビー・サファイア』だけでなく、『エメラルド』『ハートゴールド・ソウルシルバー』挙句の果てに、『ブラック2、ホワイト2』など、様々な媒体で出てきたほどだ。
くそ、さすが公式イケメン。ユウリとマリィの目が……あれ、ユウリだけそんなでもない?
「さてと。パシオに来た理由は……言わなくてもわかるかい?」
「はい」
そう、俺たちがカルムさんに任されたその理由。
カルムさんが、パシオに呼ばれた理由。
その理由とは…………
「さて、行こうか。例の
◇◆◇
この人工島、パシオ……と呼ばれるところは、様々なポケモントレーナーがいる。
そう、様々な地方から飛んできているトレーナーも数多くいるのだ。
そして、様々な地方から飛んできているということは……それすなわち、その地方に基づく様々な特性を持っている、ということだ。
「行くよグレイシア! れいとうビーム!!」
目の前のポケモントレーナーはグレイシアを使って、敵トレーナーのポケモンを倒す。
はえー、なんか凄いなぁ。こごえるかぜも使ってたし、あのグレイシア強いんだろうなぁ。
「行くよミライドン……! イナズマドライブ!!」
「ナンジャモの底力見せちゃるぞっ!! ハラバリー! でんじほう!」
見たことないポケモンを使っている……と、いうことは、別の地方ってことだよな。
新作のポケモンが出れば出るほどポケモンの数も増えていく。
いやぁ、生きてやってみたかった気持ちもあるが、今の生活にも十分満足しているし、探せば見つかると思うからいいんです。
……んで、俺らは今現在何してるかと言うと……。
「じゃあ、よし。情報をまとめるとするか……」
俺がそういうと、みんな椅子に座ったまま頷く。
カルムさんに頼まれたこと、それはとあるポケモンの情報があったからだ。
『実は、パシオで新しいメガシンカポケモンを見つけたらしくてね。調査したいんだけど、手が離せなくってね』
ということらしい。
ユウは、紙をそれぞれに配り、それを見るように言ってから説明を始める。
「メガシンカ自体はどこでも出来る。だけども、そもそもメガシンカするためにはポケモンとトレーナーの絆を結ばないといけないってことは、みんな分かってるよね?」
俺とユウリ、マリィは頷く。
それを見たユウも、確認したかのように頷いて続ける。
「けど、このメガシンカポケモンは、トレーナーがいなくてもメガシンカした、と。だから、私たちに調査の依頼が来たってわけ」
まぁ、メガシンカについてはエキスパートですしなぁ。
写真を見る限り、そのメガシンカポケモンは……少なくとも三体以上はいるらしい。
なので、俺らが手分けして調査する、ということになったらしい。
「それでね。ぜひ助っ人したいっていう人達もいてね」
ダイゴさんがそう言う。
俺は首を傾げていると、そいつは現れた。
「あーー!!? ユウトォ!!?」
「はぁぁー!? ヨウ!!?」
そう、俺と同じ転生者である、ヨウだった。
さらに言うと、グラジオとリーリエもいる。
俺とヨウの反応に、ダイゴさんとユウは首を傾げて聞いてきた。
「あれ、知り合い?」
「えぇ、まぁ……実は、アローラ地方に遊びに行ったことがあって……」
へ、へぇ……お、お前らも来てたんだ。
ヨウは俺の近くに来て耳打ちする。
「どういうことだ、なんでお前が……?」
「俺はカルムさんに依頼されて。お前は?」
「俺はククイ博士に……って、カルムってXYのあの?」
「あのカルムだわ」
「oh……どんな人脈してんだお前…………」
ははは、たしかに。ワロス。
俺はヨウとガッチリと手を掴んで頷く。
「さてと、んじゃあそれぞれの場所に向かって欲しいんだよね」
「私とダイゴさんは聞き込みを行うから、ユウトとユウリさん。マリィさんとビートさんとホップさん。それと、ヨウさんグラジオさんに別れて欲しいんだけど、いいかな?」
俺らは文句ないと言わんばかりに頷く。
それを確認したユウは、にっこりと頷いてから、紙をしまうと俺たちにとあるものを手渡してくる。
おっ、ポリゴンフォン。
「これを持っておいて。いざ通話するって時になったら使って欲しいから」
「オッケー。んじゃ、行きますか!」
俺の言葉と同時にみんなが一斉に立ち上がって、その場から離れるように飛び出した。
さて、これからどうなることやら……!!
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