ポケモン ~剣盾の世界へLet's go!~ 作:YY:10-0-1-2
こんにちは、もしくはこんばんは、あるいはアローラ!!YYです!
この作品もいつの間にか70話。(番外などは含んでおりません)アローラ編長すぎんだろ!!
ネクロズマが咆哮をすると、光り輝いてその身にオーラを纏った。わぁ、強そう(小並感)
「いけ! ガオガエン!」
「ラビフット! 君に決めた!」
「ルガルガン! 出番だぜ!」
ポケモンを出す。
が、やはりレベルの差…ってより、ネクロズマの覇気が明らかに俺たちを上回っている。
負けるかもな……これ。
「! ルガルガン! 守るようにストーンエッジ!!」
ネクロズマが何か石のようなものをばら撒き、そこからレーザーのようなものが放たれる。
なんとかストーンエッジは間に合ったが、ストーンエッジが粉々に砕かれた。
うっそ……ワンパンかよ。ルナアーラの時はそこまでなかっただろ……?
「炎ボール!!」
「DDラリアット!!」
ラビフットが放つ炎ボールは叩き落され、DDラリアットもあまり効いていないように見える。
あれ、無理ゲー……??
ネクロズマの口に紫色の光が集結する。あれは……りゅうのはどうか!!
「ラビフット! でんこうせっかで躱して!」
「ルガルガン! ストーンエッジに乗って飛べ!」
ラビフットがでんこうせっかでりゅうのはどうをなんとか躱して行くが、やはりギリギリである。
ルガルガンもストーンエッジに相次いで乗っても、足元が崩されてしまうため不安定だ。
「ガオガエン! かえんほえしゃ!」
ガオガエンがりゅうのはどうをかえんほうしゃでかき消そうとするが、やはり効果があまりない。
ちくしょう何も効かねぇし!!
「ルガルガン! かみつく!」
「ラビフット! にどげり!」
ルガルガンがストーンエッジから飛び、思いっきり噛み付く。が、ネクロズマが暴れてしまい、ルガルガンがそこから離される。
ラビフットもストーンエッジに乗って飛び、顔面ににどげりを食らわすも、顔面すら動かない。
後ろからまたあの石が飛び出てくる。
「ラビフット!!!」
悲鳴にも近い声でユウリが叫ぶ。
「ルガルガン!! ストーンエッジ!!」
ラビフットの方まで飛んでいき、ルガルガンがラビフットに体当たり。ラビフットは攻撃範囲から外れるが、ルガルガンはそのまま避ける術がなく……
モロに当たってしまった。
ルガルガンが吹っ飛ばされた所にはガオガエンがいて、2匹とも壁に激突する。
「ルガルガン!!」
「ガオガエン!?」
煙からなんとかガオガエンとルガルガンの姿が確認できる。ガオガエンがクッションになったのか、ルガルガンはなんとか立っている状態である。
ガオガエンも少し食らっている。
マズイぜ……ほんとにマズイ!本当の本当にマズイ!!このままだと全滅不回避やぞ!
「なんかいい策無いの!?」
「あったらもうやってるに決まってんだろ!」
ユウリが叫ぶも、何も無い。
くっそ……!レベル上げしてるとは言えど、圧倒的にあいつの方が強い……!!
(Zワザ……いや、倒せるかもわかんねぇ……!そもそも攻撃力足りるか?そもそもあいつの攻撃に間に合うか…?)
ヨウも思考を巡らせる。だが、その時間もネクロズマは与えてくれない。
「また来るぞ!!」
「ルガルガン! ストーンエッジ!!」
「ガオガエン! ほのおのきば!」
ストーンエッジを出して防ぐ。ストーンエッジを壊した際に出た煙からガオガエンが出て、ほのおのきばでネクロズマに攻撃をする。
「……っ……どうやったら……倒せる……?」
ユウリはそう必死に考えていた。
自分にも何か出来ることとは。ユウトとヨウがなんとかネクロズマの気を引いているし、ラビフットも私の指示を聞かなくても避けている。
…そもそも、ここに私っている意味ある……?
ユウト達なら倒せる。でも私がいたら…? もしかしたら足でまとい……?
さっきのラビフットも私の判断ミスだ。ルガルガンとユウトがなんとか守ってくれたけど、もしもあれで耐えてなかったらこれよりももっと酷い状態になっていた。
ラビフットも空中を移動できる訳じゃない…それに、ルガルガンとガオガエンは戦って傷付いている。
ラビフットを……守ってくれたから。
あぁ、ダメだ! マイナスな感情を持ったらダメだ!! なんとか勝てる方法…どうする……どうする!
私の…ダメダメな頭を使って考えろ!!ラビフットとネクロズマじゃ強さのレベルが違う……!
じゃあどうすればいい?なんとかして気を引かせる?
ラビフットの攻撃で気を引かせられる? 出来る? そんなことが……?
私ってほんとに……!!
ユウリの瞳が潤ってきた時だ。ユウトの叫び声がウルトラメガロポリスに反響した。
「思考を停止させるなァッ!!なんでもいい!とにかくやってみろッ!!!」
ユウトがユウリの方を向いて言っていた。その顔は険しくも、だが、それでいてなんだか安心させるような………私を信じているような、信じてくれているような、顔。
そうだ。ユウトもヨウも戦っている。
……私は?
こんな所で立ち止まって、思考停止して泣いて喚いてる。
ラビフットもこちらを睨んでいた。まるで早く指示を出せと促しているように。
もしかしたら、2人とも信じてくれて……。
いや、リーリエちゃんも、グラジオも。私にZリングを託してくれたククイ博士だって。皆が私を押してくれた。
こんな事になるとは思ってなかったけど、でも、それでも立ち向かわなくちゃ。
その期待に応えなきゃ!!
私は震えている声で、だが、ハッキリとラビフットに聞こえるように口を開いた。
「ラビフット。もしかしたら戦闘不能になるかもしれない。それでもいい?」
ラビフットが覚悟を決めてくれた目でこちらを見てくれる。
「ありがとう。ラビフット…行くよ」
ラビフットが、短く「ラビッ!」と応えてくれた。その言葉で、気合いが一気に入った。
「ふっ……やるじゃねぇか」
「何様だテメェ……」
「俺様だ。もう一度言うけどやるじゃねぇか!」
「……当たり前だ。幼なじみの涙なんぞ見たかねぇよ」
ヨウに茶化されるも、普段通りの言葉遣いで返す。なぜだかもう焦りも何も無くなっていた。
さっき叫んだからかな? なんかすげぇ…楽になった!
「よっし! ルガルガン、俺達も気合い入れてくぞ!」
ルガルガンが勢いよく吠える。よしよし。気合い抜群だね!
「ルガルガン! 近づけ!!」
さっきヨウからネクロズマのタイプを聞いた。エスパー・ドラゴンの複合型タイプ。
氷、虫、ゴースト、ドラゴン、悪、フェアリータイプが効果バツグンのはずだ。
そして、鋼タイプのポケモンが特に(技を受けても効果今ひとつになるから)有利らしいんだが、生憎持っていない。メタグロスとかジバコイルとかいるわけないだろ。
ならどうするよ?あいつはルガルガンよりも速い。ならばヒットアンドアウェイ作戦よ。
残念だが、ゲームの世界であり、ゲームのようには行かないんでな。ヒットアンドアウェイなら何とかなるでしょ。
そんな事をまとめている内にルガルガンが射程距離に入ったようだ。
「かみつけェェ!! ルガルガン!!!」
ルガルガンがネクロズマに噛み付いた瞬間、噛み砕くかのように力を込め始めた。
「…違うな。かみつくんじゃあなかった……かみくだけ!! ルガルガン!!」
ルガルガンがさらに力を込める!ネクロズマが鳴き声を出して再びパワージェムを出し始めた!
ちなみにパワージェムもヨウから聞きました。あいつなんでも知ってんな……。
ルガルガンに飛び退き、避けるように伝えた。
パワージェムが輝き始めたと思ったら、パワージェムが何かによって落とされた。ネクロズマもそれに気づき、その何かを見る。
……
「ラビフット! もう一個落として!」
すると、燃え上がった石がネクロズマのさらにもう一個パワージェムを落とす。
「これが私たちにできること……ネクロズマの技を
なるほど。考えたな……ユウリ!
「DDラリアット!!」
ガオガエンがネクロズマの死角から飛び出して、回転しながら勢いよくネクロズマにぶち当たる。
ネクロズマが揺らいだ!
「よっし! まず1発目!」
しかし、ネクロズマもそう簡単には勝たせてくれなかった。ネクロズマに赤黒い光が集まっていく。
「なに、あれ……?」
ユウリがそう呟く。
嫌な予感が体を一瞬にして駆け巡る。
「全員、逃げた方がいいぞこれ!!」
その赤黒い光は、一瞬で光り輝く白色となり、それを放とうとした。
ラビフットの炎ボールがネクロズマの目に直撃、ネクロズマは視線を別の方向にやり、俺たちとは反対の方にそれを放ってしまった。
そして、その威力を見て戦慄した。
恐ろしい程に太くデカイ光の柱が、放った場所から出ていた。当たったらひとたまりもないだろう。っていうか絶対ない。
「ウッソだろお前…隠し玉にしちゃあヤバすぎるぜ…!」
「あ、あんなの食らったら…し、死んじゃうよ…?」
「…! あれを避けて、さらに攻撃を当て続ける……?」
3人に一瞬だけ敗北という文字がよぎる。
……いや、正確にはもう一度「よぎった」の方が良いだろう。幾度となくこの戦いの中で敗北という文字が浮かび上がっていた。
だが、こんなに色濃く浮かび上がったのはこれが初めてであろう。
さらに、もう1発放とうとしているのか、またもや赤黒い光が集まっていく。
ルガルガンも最後の抵抗にとストーンエッジを出してそこに身を隠す。ガオガエンもラビフットも同じくだ。
そして、放たれようとしたその瞬間……
ネクロズマの影に矢のようなものが刺さり……
え?ラビフットが放ったボールでパワージェムを落とせるかだって?落とせます。有無は言わせませんよ?
落とせます(クソデカボイス)
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次回 VSネクロズマ-後編