ポケモン ~剣盾の世界へLet's go!~   作:YY:10-0-1-2

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 こんばんは!YYです!
 アローラ編、今回で最終回です!長かった…(サボったからね)

 うむ。結構頑張ったんじゃない?ユウリも強くなった(はず)だし!アローラに言った目的も達成できたし。
 長かったようで短いアローラ編だったな……


第72話 さようなら!もしくはアローラ!

 

 ネクロズマの体が黒く戻り、ルナアーラが見参した。

 

 「わぁ!」

 

 ユウリがビックリして少しだけ後ろに下がる。

 

 「ルナアーラ…伝説のポケモン……」

 

 グラジオがそう呟く。

 ルナアーラの足元が…俺たちの足元が光り始める。ルナアーラの鼻先から、蛍のように小さい光がポンっと出てきて遠くに飛ばされる。

 

 「…アローラに届いたかな?」

 

 ユウリが不安そうに呟く。頭を撫でるように、ポンっと手を置いた。

 

 「届いてるさ…きっと」

 

 

 後ろを振り向くと、ダルス*1達がいた。

 

 「いつになるが分からないが、遠い未来、俺らもここで光を浴びるようになるだろう…アローラの人、Zクリスタルの光に感謝だ」

 

 ダルスが、先ほどの光っていたネクロズマを()()()()()()()()()と名付けた。

 

 ほへ〜…こいつが名付けたんか。

 

 「さて…帰りますか」

 「だな…疲れたなぁ〜!」

 

 ヨウが思いっきりぐーんと体を伸ばす。そのヨウの肩をガシッとグラジオが掴んだ。

 

 「で?リーリエとなんだって?

 「……それはそのだ。えっと…」

 

 

 ヨウが助けを求めるかのようにこちらを向く。そして、グラジオも同じくこちらを向く。

 

 「……ね、ねぇぞ!オラ知らねえぞ!俺の耳の具合が悪くて…」

 「貴様ァ!逃げるなァァ!」

 

 なんかどこの長男だよってぐらい叫んでいるが、オラ知らねえぞ!(某シャモ風)

 

 

 ルナアーラとソルガレオが乗れ!と言っているかのように、こちらを見ている。

 

 「どーする?ユウリ、どっちに乗る?」

 「な、なるべく遅い方で…」

 

 何光年とか走ってるのに遅いも何もねぇーだろ…?

 ミヅキがソルガレオに跨る。

 

 「私ここー!」

 「おいおい…早い者勝ちとかじゃないんだぞ?」

 「子供っぽいところあるな…お前」

 

 ヨウとグラジオがそうツッコミを入れる。ミヅキがなんか1人でブーブー言ってるが、聞かないでおこう。

 

 「…リーリエちゃん、喜ぶね。ほしぐもちゃん戻ってくるもん」

 「…伝説のポケモンが戻ってくるとかとんでもねぇな…よく良く考えれば……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ■

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「………」

 

 リーリエはそのまま待っていた。ヨウやユウリ、ユウトの帰りを。

 

 「…」

 

 そんなリーリエを、ルザミーネは黙って見ていた。

 グズマも胡座をかき、座っていて、ウルトラ調査隊の2人はそれぞれが無事に帰ってくる事を祈った。

 

 そして、遂にその時がきた。

 

 「!」

 

 ウルトラホールがリーリエの目の前で開く。ルザミーネもグズマもそれに反応し、モンスターボールを構える。

 

 そして、その中から出てきたのは…

 

 

 「めんそーれー!!!」

 「ただいま〜!!」

 「はしゃぎすぎだ。お前ら」

 「グラジオの言う通りだぜ!」

 「そう言うヨウもはしゃいでたけどね」

 

 ユウト達であった。

 リーリエが嬉しそうな顔をしてヨウ達に近づく。

 

 「にいさま、ミヅキさんまで!」

 「大したものだ…Zパワーリングを持つ者よ…」

 

 シオニラが髭を弄りながらそう言う。

 

 ミリンの話が長くて少し聞き流していたが、要約すると…

 

 

 ネクロズマと戦っている間にアローラで漂っているオーラの正体が判明。

 その正体が眠りにつく前ネクロズマが出していた光だったらしい。

 

 ウルトラホールを通じてオーラはアローラの各地に飛んでいたらしい。

 ちなみに、オーラとは、ジャラランガやネクロズマが纏っていた自身の能力が1段階上昇するアレだったり、Zパワーを纏う時のオーラがそれらしい。

 

 

 へー。マジかよラギア最低だな。(完全な風評被害)

 

 

 「ヨウさん……!」

 「リーリエ……」

 

 リーリエの言葉に応えたのはヨウ……ではなく。リーリエに言葉をかけたのはルザミーネだった。

 

 ユウリさん?ステイ。

 

 「ポケモンの痛みに気づけるあなたが正しかったようね。コスモッグちゃんを連れ出して」

 

 すると、リーリエが首を横に振る。

 

 「私はただ……凄いのはヨウさん達ですから!」

 「かあさん……」

 

 グラジオ…。すると、ルザミーネがとあるボールをヨウに手渡した。

 

 ……ウルトラボール?

 

 「ウルトラビーストを掴まれるため、ウルトラ調査隊とともに開発したモンスターボール。あなたのようなトレーナーなら安心してたくせます」

 

 そうか。すげーなヨウ。

 

 「光を奪われ、コスモッグちゃん……いえ、ルナアーラちゃん。弱って……()()()()()()()()()()()()()リーリエもグラジオも手を貸しなさい

 

 2人の顔がぱあっと明るくなる。良かったな、2人とも……

 そして、後ろにいたグズマがなんか言って、去っていってしまった。

 

 「あのう、ヨウさん……」

 「ん?」

 

 リーリエの声に俺とユウリが反応し、グラジオ達の方を向く。グラジオが?を浮かべた後にリーリエ達を見て黙りこみ、ミヅキはにやにやしながら見ている。

 

 「わたし、何も出来ないけれど応援していたんです。ヨウさん達と、ポケモン達を!かあさまと一緒に……」

 

 リーリエはそのまま続けた。

 

 「いろいろ話せて……少しはわかった気がします。ヨウさんはネクロズマさんとあの世界の人々、そして私たちを助けてくれて……みんなを笑顔にしてくれました」

 

 リーリエが微笑むような笑顔を作り…そして。耳元で何かを呟いていて、ヨウは顔を真っ赤にしていた。

 

 ユウリはなんて言ったのか聞こえた?と聞いてきたが…もうバッチシ聞こえたよ。

 

 

 「ほしぐもちゃんを元気にするため、1度パラダイスに戻りますね」

 「おう…」

 

 リーリエはそう言ってルザミーネとグラジオの方に駆け寄って行った。

 

 「……ヨウさんよ〜なんて言われたの〜?」

 「!? べ、べつに何でもねぇーよ!」

 「この汗は!嘘をついてる汗だぜ…ヨウ!」

 「どこのスタンド使いだよ!!」

 「す、すたんど……?」

 

 冗談を言いながら俺達も歩く。すべて、終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ■

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あと1日!あと1日でいいから!」

 「ダメに決まってんだろぉ!?っていうか船に間に合わなくなるんだよ急げや!」

 

 俺とユウリは全力ダッシュしていた。

 ガラルへ帰るための船がもうすぐで出発なのだ。それを逃したらまた時間をかけることになってしまうし、お金もかかる。

 

 だが、なんとか船着場まで着いた。危ねー…

 

 「リーリエ達…大丈夫かな?」

 「大丈夫でしょ…」

 

 船がガタンと動き出した。すると、俺とユウリの名を呼ぶ声が後ろからした。

 振り返ると……

 

 「おーい!!」

 「ヨウ!それに皆!!」

 

 ヨウとミヅキ…それに、ハプウやグラジオ。リーリエも居た。

 

 「み、皆なんでここに居るの!?」

 「そりゃ見送りに来たからに決まってんだろ?」

 

 ヨウが当たり前かのようにそう言う。

 

 「ユウリちゃん、ユウトさん、お母様のこと…ほしぐもちゃんのこと…ありがとうございました」

 「いや、いいよそんな別に…!」

 「頭下げられるほどのことしてねーよ?」

 

 2人でなんとかリーリエの顔を上げさせようとするが、動かないや。

 うーむ…

 

 「そうだ。これ、やるよ」

 「…Zクリスタルじゃねぇかよ!」

 

 ヨウがそう言って手渡して来た。

 俺が貰ったのはルガルガンZ。ユウリはカクトウZだった。

 

 「いいの!?」

 「あぁ。これぐらいはさせてくれよ」

 「ルガルガンZってこれ…大切なものじゃねぇのかよ!?」

 「お前が使ってくれよ」

 

 マジですかいな…

 ……それよりもぉ〜!

 

 俺は体をくねくねさせながらヨウに近づく。そして声を小さくして囁くように言った。

 

 「お前、リーリエに恋したな?」

 「……はァァァァァァァっっ!!!?な訳ねぇし!ふざけんなよお前!

 

 結構な大音量でそういうため、耳を塞がざるを得なかった。

 

 「なんだいきなりテメェ!?」

 「あの時リーリエになんて言われたんですか〜!ヨウさんよ〜?」

 「ぶっ飛ばすぞテメェ!?」

 

 すると、ユウリに後ろからえいっと叩かれた。

 

 「?」

 「そろそろ出発するって」

 

 マジかよ。そろそろか…

 

 「それじゃあなお前ら!」

 「またね!リーリエ!ミヅキ!」

 「うん!またね!」

 

 そう言って船に乗る。

 そして、船が動き始めた。だんだんと陸から離れていって、リーリエ達が小さく見えてきた。

 

 すると、全員が息を吸うかのような行動をした。そして…

 

 

 「「「「アローラ!!」」」」

 

 とヨウ達が叫んだ。

 

 それを見て、ユウリが俺の事をちょんちょんと触ってくる。あー分かったよ。やるよ。

 

 ……アローラという言葉には意味がある。「こんにちは」だけでなく……「ごきげんよう」と言った意味もある。

 

 

 「アローラ!!」

 

 それが、俺達とヨウ達を繋いだ、言葉の架け橋だ。

*1
ここに来た時にいたウルトラ調査隊の人。詳しくは69話参照





 あ、ちょっとした報告です↓

報告!!

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次回 ただいまガラル!

ユウトの妹の話を聞き……?

  • たい!!!
  • たくない!!!
  • うるせぇ!はよユウリに告れ!!
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