アサルトリリィ×仮面ライダー story of グランエプレ 作:黒破リンク
めちゃくちゃ書くの大変でした!
余談ですが、ヘルヴォルの小説も書き始めました。同時進行で参りますのでよろしくお願いします!(百合ヶ丘やルド女、御台場もちゃんと書きます!)
第一章第1話page1「結成、グラン・エプレ〜集いし新たな仲間〜」
飛羽真vision
『リリィの戦いは今日が最期かもしれず、命を賭すに値するかはリリィ自身が決めるべき』
この教訓を胸に、俺たちは人類の敵であるヒュージに立ち向かう。
俺たちは神庭女子藝術高等学校トップレギオン
――グラン・エプレ────
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姫歌「ふふん、歌って踊って戦う、アイドルリリィ、ひめかのデビュー戦よ!みんな!あたしに着いてきなさい!」
そう言いながらヒュージに攻撃するこの子は『定盛姫歌』。世界一可愛いアイドルリリィを自称している。
灯莉「おお!あのヒュージすごくいいフォルムだねー!もっとこっち向いて!」
ヒュージの攻撃を回避しながらヒュージのフォルムのことを言ってるこの子は『丹羽灯莉』。ちょっと抜けてて時折変な事を言い出すけれど、実力は確か。
紅巴「ああー!憧れの叶星様と高嶺様、飛羽真様と同じ戦場で戦えるなんて、と、土岐は幸せ者です!」
この子は『土岐紅巴』。俺と叶星、高嶺を追って御台場女学校から追って来たらしい。元々はアーセナルの勉強をしてたからまだ戦い慣れてない。
紅巴「ヒィィ!」
叶星「あ、ちょっとあなたたち!しっかりと連携を──」
灯莉「定盛、あのヒュージ、スケッチするからちょっと抑えててー!」
姫歌「定盛じゃなくてひめひめ!あとこんなところで、スケッチブック広げるな!」
ヒュージ「キィィィィィ!」
姫歌「きゃあ!泥が跳ねてひめかの服が汚れちゃったじゃない!これじゃ、ひめかの魅力がさがっちゃうわ!」
紅巴「あわわわ……。ひゅ、ヒュージが!?」
!?まずい!!
高嶺「紅巴さん、危ないわ!」
飛羽真「危ない!!」
そう言って俺と高嶺はヒュージに斬撃をする。
紅巴「た、高嶺様!?飛羽真様!?はうううう……。」
高嶺「大丈夫、紅巴さん?」
飛羽真「怪我はないか!」
紅巴「高嶺様が、土岐を抱きかかえて、飛羽真様が心配を……。……土岐は、もう思い残すことはありません。」
紅巴ちゃんが突然気絶する。
高嶺「ちょっと、どうしたの?こんなところで、気を失わないで!」
飛羽真「おーい!紅巴ちゃん?!」
なんか紅巴ちゃんが辞世の句みたいなこと言って気を失うし…
灯莉「いいな、いいなー!あのヒュージもいいなー。定盛、今度はあのヒュージを捕まえておいて!」
なんか灯莉ちゃんはスケッチする事考えて戦ってないし…
姫歌「だから、ひめひめだっていってるでしょうが!!あーもう!これじゃ歌えないじゃないのよ!」
姫歌ちゃんはヒュージ相手に歌おうとしてるし…
飛羽真「ほんとに大丈夫なのか…?今回のグランエプレ…」
叶星「…………。これは……ダメね……。」
1年生が自由すぎて叶星も困り果ててるし…
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飛羽真vision
遡ること2日前───
紅巴「…………ふぅ。」
(ついにこの日がやってきました……。今日からわたしもこの学び舎で「あの方々」と共に──)
叶星「ごきげんよう。」
飛羽真「ごきげんよう。」
相変わらずこの挨拶は慣れねぇなぁ…。
紅巴「はっ……!?」
高嶺「貴方新入生ね。入学式が行われる講堂はあちらよ。」
紅巴「か、かなほさま……たかねさま……とうまさまも!ととと、ときは……っ!」
(とき…?時間はまだ平気だぞ…?緊張してるのかな?)
叶星「とき……時間のこと?大丈夫よ、入学式が始まるのはもっと後だから。」
(ナイス叶星!)
高嶺「もしかして道がよくわからないの?案内してあげましょうか……ほら、手をお出しになって?それとも腕を組むのがお好みかしら?でも歩きにくいのは困ってしまうわね。」
(高嶺、それを新入生にするなよ…やるなら俺に…って何考えてんだ俺は!!!)
紅巴「はっ、はっ、はぁ、はぁ、は、はぁっ、はっ──」
叶星「あ、あなた、大丈夫?入学式前に保健室に連れていきましょうか?」
(この子、病弱だったりするのか…?)
紅巴「し、心配無用です、少し持病のシャクが出ただけですので……。わたし、失礼いたします……っ。」
飛羽真「おぉい、君!!」
高嶺「あら…行ってしまったわ。」
飛羽真「持病のシャクって…」
高嶺「なんだか時代劇の登場人物みたいな子だったわね……ふふっ。」
叶星「……高嶺ちゃん、わかって言ってるでしょ?高嶺ちゃんの言動は新入生にとっては刺激が強いんだから。あんまり惑わすようなことをしては駄目よ?」
飛羽真「あと、すぐああいったことやるなよ。あの子ちょっと困ってたぞ」
高嶺「……私だけではないようだけれどね……うふふふ。」
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紅巴vision
紅巴「はぁ、はぁ、はぁ……うぅぅっ!こ、声をかけられてしまいました……っ。あの御三方から朝の挨拶をしていただけるなんてっ、嗚呼っ、土岐は幸せ者です……もう悔いはありませんっ!そうだ、忘れないようにこの出来事をメモしなければ……。帰ったら日記に御三方との思い出を書いて……ふふふ……っ。」
灯莉「どうせなら絵日記にしちゃおうよ☆そっちの方がぜーったい楽しいって!」
紅巴「なるほど、それはいいアイディアですね。絵は苦手ですが、叶星様たちのお姿を残すのは確かに──って、ど、どちら様ですか……っ!?」
灯莉「ん?ぼくは灯莉だよ?」
紅巴「え……えーっと……。」
姫歌「こら、灯莉。初対面の子に絡みづらい挨拶するのやめなさいよ。」
(し、知らない人が増えました……)
紅巴「……え、えっと、……あなた方は、その……。」
姫歌「あぁ、自己紹介が遅れたわね。あたしは1年生声楽科の……ひめかよ!ひめひめって可愛く呼んでくれて構わないわ!」
紅巴「えっ、声楽科、ですか……?」
姫歌「で、さっき名乗ったけど、こっちは灯莉。って、人が話してるのにどこ行ったのよ!?」
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飛羽真vision
叶星たちと話をしていると…
灯莉「ねぇねぇ、せんぱいたちってアイドルなのー?」
(ん?この子も新入生かな?)
叶星「えっ、ど、どういうこと……?というか、あなた……誰?」
遠くでさっきの子が…
紅巴「ひぇ……っ!?か、叶星様に話しかけ──」
姫歌「ちょっと、灯莉!ひめかが話してるのに勝手に行かないでよ。」
(この子は灯莉ちゃんって言うのか。なんだか不思議な子だな。)
高嶺「貴方たち、ふたりとも1年生ね?」
灯莉「うんっ☆ぼくは丹羽灯莉。」
姫歌「あたしは、ひめかっていいます!親しい友達からはひめひめって呼ばれてますっ♪」
(ピンク髪のあの子は姫歌ちゃんか。)
叶星「ひめひめ……可愛くて素敵なお名前ね。」
姫歌「っ!?ですよね、ですよねっ!ふふふ、叶星様から可愛いって言われちゃった♪」
(この子、なんかチョロいな…大丈夫か?)
灯莉「ぼくは定盛☆って呼んでるよ!」
(さだもり………???)
高嶺「さだもり……?」
姫歌「ちょっ!こら、灯莉!」
飛羽真「新しい愛称なのか?」
姫歌「……え、えーっと、ひめかの苗字が定盛っていって……ひめか的にはちょーっと可愛くないから呼ばれたくなくて……。」
叶星「うん、わかったわ姫歌ちゃんと灯莉ちゃんね、どうぞよろしく。」
姫歌「は、はい……っ♪」
高嶺「……それで。向こうの木陰からじっとこちらを見つめている彼女はお友達?」
飛羽真「あの子、さっきの子だよな」
紅巴「はぅっ!」
姫歌「あー、そういえば。ちょっとお待ちくださいませー。」
そう言って、姫歌ちゃんはさっきの子を木陰から連れてきた。
紅巴「ままままま、まっ、まま──」
姫歌「どしたの?」
飛羽真「ん?どうした?」
紅巴「土岐には刺激が強すぎます……っ!」
叶星「だ、大丈夫?ってあら……さっき会った子ね。姫歌ちゃんたちのお友達だったのね。」
紅巴「え、いえ、先ほどあったばかり──」
灯莉「そうだよ☆ぼくたち、さっき友達になったんだー♪」
紅巴「え──」
飛羽真「そういや、名前聞いてなかったね。名前は?」
紅巴「は、はい……土岐、紅巴と申します……。」
飛羽真「土岐紅巴ちゃんか……」
叶星「よろしくね、紅巴ちゃん。」
紅巴「はぁぁ……っ!」
飛羽真「なんかこの子、俺らが話しかけると幸せそうな顔してるな。俺は桐ヶ谷飛羽真。造園科の2年だ。こっちは学友の今叶星と宮川高嶺。」
紅巴「ぞ、存じております!御三方は神庭でも有名なリリィでいらっしゃいますから……!」
高嶺「あら、そうなの?なんだか恥ずかしいわね、ふふふ。」
飛羽真「まぁ…あんだけ戦ってれば、ちょっとでも知られてるんだろうね」
灯莉「そーそー!せんぱいたちは神庭のアイドルだって定盛が言ってたー☆」
紅巴「あ、アイドル……!」
飛羽真「その部類、俺入ってないよね?」
なんだか不安だなぁ。
姫歌「違うわよ、おふたりにはアイドルリリィとして輝く素質があるって言ったの!」
紅巴(わかる……それ、わかります……!)
叶星「アイドルリリィって何かしら……?高嶺ちゃん、飛羽真くん、知ってる?」
高嶺「いえ、初めて聞いたわ。でも芸能人のような扱いを受けているリリィはいるわね。」
飛羽真「例えば百合ヶ丘の郭神琳さんとかは雑誌のモデルに抜擢されてたし。アイドルリリィって名前だし、歌って踊れて戦える子ってことか?」
姫歌「そう、それです!!神琳はひめかのライバルなの!それをひめかに黙ってモデルになるなんて……アイドルデビューして見返してやるんだから!」
(勝手にライバル認定されてる神琳さんぇ…)
飛羽真「いや、神琳さんも別に黙ってたって訳じゃないだろ…」
叶星「へぇ、姫歌ちゃんは神琳さんとお知り合いなのね。」
そう叶星が言うと…
姫歌「いえ、会ったこともないですけど?」
思わず突っ込んじゃったわ……
飛羽真「え、ないのにライバル認定してたの?!」
高嶺「……ふふ、面白い子ね。」
はぁ…
飛羽真「なんか…突っ込むの疲れてきたわ…」
姫歌「ひめかが目指すのは面白いアイドルではなくて可愛いアイドルリリィなんですっ。」
飛羽真「あ、そここだわるんだ。」
叶星「アイドルリリィ……か。」
叶星がそうつぶやくと、姫歌ちゃんはこう言った。
姫歌「そう、ひめかが目指すのは弱きを救い、戦場で輝き、そして人々に癒しと潤いを与える存在――」
飛羽真「戦う目標、しっかりしてんだね。」
姫歌「そんな究極的にキュートでポップなアイドルリリィになるんです!」
飛羽真「まさかのアイドルリリィとしての目標だったわ」
灯莉「ぼくは芸人の方が合ってると思うんだけどな〜。定盛、面白いんだもん☆」
飛羽真「まぁ、年下の初対面の子にこう言うのまずいと思うけど、灯莉ちゃんの言葉に納得しちゃったよ。」
姫歌「ア・イ・ド・ル、だって言ってるでしょ!飛羽真先輩もそういうこと言わないでください!」
叶星「……そうね、姫歌ちゃんは可愛らしい衣装がお似合いだわ。声だって可愛いし、アイドルを目指すのも納得かな。」
飛羽真「確かに。かなりアイドル向きだね。」
姫歌「っ、叶星様、飛羽真様……♪」
紅巴(あぁ、人を褒めてるおふた方も素敵です……)
高嶺「それで、そのアイドル志望の貴方たちが叶星にどんな用かしら?」
姫歌「いえ、声をかけたのは叶星様だけじゃなく、高嶺様と飛羽真様にもです。」
……あ、俺も?!
高嶺「あら、そうなの?」
姫歌「ずばり!御三方にはひめかのアイドルリリィ部に所属してほしいんです!!」
飛羽真「アイドルリリィ……部?そんなのあったっけか」
姫歌「御三方は名門御台場女学校出身のエリートリリィですよねっ。そして叶星様は神庭女子を代表するレギオン、グラン・エプレでリーダーを務めた逸材でいらっしゃいます!」
そう言う姫歌ちゃんに続いて紅巴ちゃんも……
紅巴「そ、そうです!強いだけじゃなく、そのまま美しさ可憐さは他の追随を許さない……!」
飛羽真「(あれ、もしかしなくてもこれ俺も入ってる…?)」
紅巴「そして、何よりも御三方の関係性!幼い頃から共に生き、共に戦い、共に傷ついたその絆は何人たりとも侵すことのできない聖域と呼べますっ!」
飛羽真「(え、そうなの?俺らってそんな扱いだったの?!)」
姫歌「そんな御三方だからこそ、ひめかのアイドルリリィ部に加わっていただきたいんです……!」
叶星「んー、そんな風に言われると照れるわねぇ。それにアイドルリリィ部って……ねぇ、高嶺ちゃん、飛羽真くん?」
高嶺「そうね……確かに叶星は私にとってのアイドルだわ。」
飛羽真「高嶺も叶星と同じく俺のアイドルだけどな。」
叶星「きゅ、急に何言ってるの、高嶺ちゃん、飛羽真くん?」
高嶺「でも叶星には私だけのアイドルでいてほしい。叶星のこと、独り占めにしたいの……ふふふ。」
飛羽真「じゃあ俺は高嶺を独り占めにしたいね。叶星もな。」
そんなこと言ってたら…
紅巴「んは……っ!」
姫歌「飛羽真様、とんでもない爆弾発言……」
姫歌ちゃんがそう言ったけど、そんなに驚くことか…?
姫歌「ちょ、ちょっと紅巴!急に倒れてどうしたのよっ?」
紅巴「(叶星様……高嶺様……飛羽真様……土岐には尊すぎます……っ)」
灯莉ちゃんが口を開いて…
灯莉「あのね、あのね!ぼくは衣装担当なんだよっ☆」
飛羽真「……いつの間に決まってたんだね。」
姫歌「はい、入学前オリエンテーションで灯莉の作品を見て、そのセンスにビビッときてスカウトしたんです。ひめかがアイドルリリィとしてデビューした暁には、きっと灯莉の美術センスが必要になるんと思うんです……!」
灯莉「ねぇねぇ!せんぱいたちの衣装は角、何本欲しい?ぼく、ユニコーンが好きなんだけど、せんぱいたちはどう?衣装から生やしたら可愛いよねっ☆」
飛羽真「ユ、ユニコーン??(そんなワンダーライドブックはなかったはず…)」
姫歌「角なんか1本もいらないわよ!どこに角の生やしたアイドルがいるのよっ!?」
灯莉「そうだ!角だけじゃなくて尻尾も大事だよね〜♪赤に青にピンク…あっ、レインボーなんかもいいねっ☆」
姫歌「……少しはひめかの話も聞きなさいよ。」
飛羽真「(うん。それは思っちゃった。ごめんね灯莉ちゃん。)」
高嶺「ふふ…個性的な子ね。」
飛羽真「たしかにな。」
姫歌「あ、あのですね!本当にセンスはいいんです!ただ、ちょっとフリーダムなところをなんとかすれば!ほら、紅巴も部員なんだからなんとかしてっ!」
紅巴「へっ?と、土岐もですか!?ご、ご一緒してよろしいのですか……っ?」
灯莉「あはははっ、いっぱいいた方がぜったい楽しいよ!みんな、よろしくね☆」
飛羽真「あはははっ!」
叶星「……ふふっ、今年の1年生は賑やかな子が揃ってるわね。」
高嶺「そうね……こんな子たちと一緒だったら楽しいでしょうね。」
飛羽真「ん?どうした、高嶺?」
高嶺「……いえ、なんでもないわ。それより入学式が始まるわ……行きましょう、叶星、飛羽真。」
そろそろ入学式だから呼びかけておく。
飛羽真「3人とも、入学式に遅れちゃダメだからな!」
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叶星「お待たせ、高嶺ちゃん、飛羽真くん。」
飛羽真「おう、お疲れ!」
高嶺「お疲れ様、叶星。新入生への挨拶、素晴らしかったわ。」
叶星「ふふっ、ありがとう。少し緊張してしまったけど、変じゃなかった?」
飛羽真「どうかな…いつもの叶星って感じだったぞ」
叶星「そう……だったら良かったわ。」
高嶺「それより、移動しましょうか。これからグラン・エプレの任命式でしょ?」
飛羽真「そうだな。行こうぜ!新しいメンバーと会えるのかー!」
叶星「楽しみねっ」
高嶺「嬉しそうね、叶星、飛羽真。」
飛羽真「そりゃそうだろ!後輩が来るんだぜ?」
叶星「高嶺ちゃんは嬉しくないの?私たちの後輩……新しい仲間に会えるのよ?」
高嶺「ふふっ、そうね。どんな可愛い子が来てくれるのか……楽しみだわ。」
飛羽真「高嶺、新入生を惑わせるようなこと、するなよ?」
高嶺「あら飛羽真、人聞きが悪いわね。私はただ、可愛い子たちと触れ合いたいだけよ。」
飛羽真「そういうのは俺たちだけにしろっての…」ボソリ
高嶺「飛羽真?」
飛羽真「ん?なんでもない。(やべぇつい本音が。)」
叶星「高嶺ちゃんの場合はそれで下級生がメロメロになってしまうんだから……自重してね?」
高嶺「はいはい。」
飛羽真「頼りになる子たちならいいな。そしたら高嶺の負担も──」
高嶺「まだそんなこと言ってるの、飛羽真。私の身体だったら大丈夫だって言ったでしょう?」
そう釘を刺される。
飛羽真「………。」
高嶺「……とにかく、この話は終わりよ。早く校長先生の所へ行きましょう。」
叶星「そうね、グラン・エプレのリーダーが任命式に遅れたら示しがつかないもの」
飛羽真「行こう、叶星、高嶺。」
高嶺「…………。」
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飛鳥vision
飛鳥「叶星達、何を話しているのかしら…」
っ?!あの子は…
飛鳥「灯莉…!?良かった…生きてたのね…!!」
でも…今の私にあの子に会う資格なんてないわ。
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叶星「失礼いたします。」
灯莉「あ、さっきのせんぱいたち!」
飛羽真「ん?あ、灯莉ちゃんたちか。」
姫歌「ぇ……えぇぇ〜っ!?」
紅巴「か、叶星様に高嶺様、それに飛羽真様まで…っ!1日に2度もこんな近くで…あぁあっ。」
高嶺「……どうしたの、貴方たち。」
姫歌「ひめかたち、教導官にここに集まるように言われたんです。詳しい話はそこでするからって……。」
灯莉「入学早々、先生に呼び出しされるとか、定盛は大物だーっ☆」
姫歌「呼ばれたのはあんたもでしょ!」
叶星「……2人とも、これってもしかして……。」
高嶺「……そういうことになるのかしらね。」
飛羽真「そうだね。」
姫歌「えっ、どういうことですか?」
あ、校長先生が来た。
校長「皆さん、お集まりのようですね。」
叶星「ごきげんよう、校長先生。」
校長「今叶星さん。先ほどは生徒代表としての挨拶、ありがとうございました。」
叶星「もったいないお言葉……ありがとうございます。」
灯莉「はいはーい!丹羽灯莉、さんじょーしました☆」
飛羽真「ちょ、灯莉ちゃん… 」
姫歌「ちょっと、灯莉!校長先生の前で……も、申し訳ありません。」
紅巴「あ、あの、わたしたち、ここにいると邪魔になるのでは……?いったん、退席させていただいて……。」
校長「いえ、貴方たちにはいてもらわなくては困ります。定盛姫歌さん、丹羽灯莉さん、土岐紅巴さん。」
紅巴「え……っ。」
姫歌「ひめかたちを呼んだのは校長先生だったの……?」
校長「……ではレギオンの任命式を行います。今叶星さん。」
叶星「はい。」
校長「貴方には引き続き、グラン・エプレのリーダーをお任せします。トップレギオンとしての誇りを持ち、リリィとしての使命を果たし神庭女子藝術高校の生徒の手本となることを期待します。」
叶星「はい……。そのお言葉、胸にしかと刻みました。」
校長「宮川高嶺さん、貴方も同じくグラン・エプレの一員として、今叶星さんを支えてあげてください。」
高嶺「かしこまりました。」
校長「桐ヶ谷飛羽真さん。貴方もグラン・エプレの一員として仲間たちを引っ張ってあげてください。」
飛羽真「かしこまりました。剣士の誇りに懸けて、その使命、きちんと務めます。」
紅巴「はぁぁ〜っ。トップレギオンの……グラン・エプレの任命式です……!この目で……生で見れるなんて、土岐はもう……っ!」
姫歌「それはすごいけど……なんでひめかたちが立ち会うの?」
飛羽真「それは君らもグラン・エプレの一員になるからだ。」
紅巴「………………………へっ?」
灯莉「えっ、本当にぃ〜?やったー!ぼくもかなほせんぱいたちと同じレギオンだ〜☆」
姫歌「う、ウソ……でしょ。」
高嶺「嘘ではないわ。……ですよね、校長先生。」
校長「えぇ、その通りです。貴方たち3名をグラン・エプレの新しいメンバーに任命します。」
叶星「これからよろしくね、姫歌ちゃん、灯莉ちゃん、紅巴ちゃん。」
紅巴「あは……あははは……っどうも朝から夢のような出来事が目白押しと思ったら……。なるほど、ぜんぶ夢だったんですね……。」
飛羽真「夢じゃないよ、紅巴ちゃん。」
姫歌「ひめかがグラン・エプレ……神庭のトップレギオンに選ばれたの!か、考えてみれば当然のことよね。アイドルリリィを目指すひめかが所属するとしたらグラン・エプレ以外のレギオンはあり得ないものっ!」
灯莉「あははっ☆定盛、足がぷるっぷるしてるよ〜♪」
姫歌「これは武者震いよっ!」
飛羽真「姫歌ちゃん、隠しきれてないよ」
ほんとに面白い子達だなぁ。
叶星「まさか、今朝会ってた子たちがグラン・エプレのメンバーに選ばれてたなんて……運命を感じてしまうわね。」
高嶺「ふふっ、運命の出会いなんて素敵じゃない。……貴方もそう思うわよね、紅巴さん?」
紅巴「……たかね、さま……。えっと、わたし………ほんとうにゆめじゃ……ない……?」
飛羽真「そうだね、俺たちは今から同じレギオンのメンバーだ。期待してるよ、紅巴ちゃん。」
紅巴「…………。」
叶星「紅巴……ちゃん?」
姫歌「ちょっと衝撃が強かったみたいですね……。ほら、紅巴!しっかりしなさいっ!」
校長「では、グラン・エプレの皆さんに最後にひとつだけこの言葉を授けます。」
叶星「……はい。」
校長「『リリィの戦いは今日が最期かもしれず、命を賭すに値するかどうかはリリィ自身が決めるべき』この言葉に我が神庭女子藝術高校の思想と理念が詰まっています。いかなる時もこの言葉を胸に貴方たちの務めを果たしてください。」
叶星「はい……心得ました。……みんな、手を合わせてもらえるかしら。」
飛羽真「あぁ。」
灯莉「うんっ、いいよー☆」
姫歌「ほら、紅巴。いつまでもぼーっとしてないのっ。」
紅巴「は……はい……ぃ。」
高嶺「……準備できたわ、叶星。」
叶星「えぇ……ここに誓いましょう。私たちグラン・エプレは守るべきもののために生命を燃やし、崇高なる意思の元で戦い抜きます……!」
叶星「(今年こそ、この新生グラン・エプレを、神庭の誇れるレギオンにしてみせる!)」
飛羽真「(今度こそ、この5人を、絶対に守って見せる……!!!)」
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次の日──
ヒュージ「ピィィィ!!!」
飛羽真「ヒュージ発見。叶星!戦闘開始の号令を!!」
叶星「うん。みんな、今日はグラン・エプレの記念すべき初実戦。気を引き締めていくわよ!結成したばかりではあるけれど、あなたたちは、神庭のトップレギオンに選ばれた実力者。自信を持って戦いに挑みなさい。」
灯莉「はいはーい!ユニコーンみたいなヒュージがいるといいなー!」
姫歌「ここから、ひめかのアイドルリリィとしての伝説が始まるのよ!」
紅巴「叶星様と、高嶺様と飛羽真様の戦闘をまぢかで見れるなんて……。か、カメラの準備を。」
自由だなぁ…。
飛羽真「大丈夫かなぁ…。」
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桐ヶ谷飛羽真の記録。
グラン・エプレの新メンバー、定盛姫歌、丹羽灯莉、土岐紅巴。この6人でリリィとしての使命を果たす。
賢人…お前の分まで俺は戦うよ…!だから見ててくれ……!
最近、高嶺が後輩たちに話しかけられるのを見ているとなんか心がむず痒い感じがする。
なんなんだこれは─────────
もしかしたら、俺は宮川高嶺という1人の少女に、恋をしているのかもしれない。
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飛鳥vision
飛鳥「灯莉…生きててよかった……」
そう呟いてたら…
組織から持ってきた闇黒剣月闇が………光っている……?!突如、闇黒剣から闇が出てきた……?!
飛鳥「っ!何?!」
闇黒剣月闇から…………
死んだはずの桐ヶ谷賢人が……現れた……
賢人「……。」
時系列としては、プロローグ→神庭入学→本編となっているので、飛羽真君も軽口を叩けるようになりましたよ。
次回「第一章page2:1年生との交流」