怪獣の育成をヤプール人に頼まれたけどその目的がウルトラマンゼロを倒すとか無理ゲー過ぎる   作:多趣味の男

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第二話 ウルトラマンゼロ倒せとか...マ?

家に帰った物間は早速、雑多に置かれているウルトラマンのフィギュアや円盤を退かすとリベルジュから貰ったモンスギアとインジェクターを机に出した。

 

「やっぱり....夢じゃない!

いやったぁぁぁ!すんごいテンション上がるんですけどぉ!てかさこれって凄いことじゃね?

俺、宇宙人に会えたんだぁぁ!」

 

狭いワンルームの部屋で一人喜び回る。

しかし、五月蝿かったのか隣の部屋から壁ドンが聞こえて物真は静かになった。

 

「危ない危ない....只でさえ夜中に円盤鑑賞会をして大家さんから厳重注意を受けているのにこれ以上五月蝿くしたら家を出ていかないといけなくなるな。

落ち着けぇ俺落ち着けぇ。」

 

「.....それにしてもリベルジュが最後に言っていた最終目標ってマジなのかなぁ。」

リベルジュが去り際に言った最終目標はウルトラマンゼロの打倒だと言う言葉に物真は不安しかなかった。

 

物間のいる世界ではウルトラマンは空想特撮のドラマに登場するヒーローとして描かれている。

だからこそ、少し調べるだけてウルトラマンも怪獣も詳しい能力が分かる。

試しに物間はネットでウルトラマンゼロについて検索した。

 

そこに表示された結果を見ていく。

「ウルトラマンゼロは"ウルトラセブン"の息子。若い頃ヤンチャで"ウルトラマンレオとアストラ"に修行をつけて貰った。」

 

先ずこの段階でヤバい。

恒点観測員っていうバリバリ後衛の仕事についておきながら地球を守りきったウルトラセブンの遺伝子を持って?

 

徒手空拳に置いてウルトラマンで最強クラスのレオとアストラから修行を受けた....成る程成る程、強すぎない?もうこの段階でかなりお腹一杯の設定なんだけど!

 

「気を取り直して能力を見てみよう。

えーっと、先ずは持っている道具に関してか」

 

"ゼロスラッガー"...ゼロの頭部に着いている二本のスラッガー、セブンのように投げたり両手に持って振るったり二つを繋げて大きなソードにも変えられカラータイマーに着けることでゼロツインシュートと呼ばれるウルトラマンゼロの基本形態の放てる最高威力の光線を放てる。

 

「可笑しいよね?まだ一個目のアイテムの筈なのにもう勝つビジョンが浮かばねぇ...2個目は」

"ウルティメイトブレス"....バラージの盾と呼ばれるアイテムにウルトラマンノアの力が込められた事で生まれたアイテム、"ウルティメイトイージス"を格納しているブレス。

ブレス状態で着けていても恩恵がありウルトラマン最大の問題である活動限界が無くなる。

 

はい、来ましたわぁヤバい設定!

活動制限時間解除、もう昔みたいに3分で帰ってくれなくなるのかぁ....あぁ、それは最近のウルトラマンでもそうか...けど怖いのはこれってより中身なんだなぁ。

 

"ウルティメイトイージス"...ウルトラマンゼロが使うアーマー。

剣と弓の形態を持ちこのアーマーを着けるとウルトラマンノアが使える"次元移動"が行える。

 

「神様と同じこと出来るってヤバくね?」

ウルトラマンの世界で神に該当すると言われているのがウルトラマンノアとウルトラマンキングだ、

そんな神の力を使えると....ふむふむ。

 

「まっまぁ、先に行こっかな。」

"ウルトラゼロマント"、ウルティメイトイージスに変わり防具としてウルトラマンレオが授けた。

防御能力が高い。

 

何と言うか前の二つが強烈すぎて霞むなぁ...あっ、でもこれで道具は何もないのか....まだだまだ突っ込んじゃダメだ。

 

 

「よっ....よーーし...次はタイプチェンジについて見てみようかなぁ...」

 

あっ....あっれぇ可笑しいなぁ 笑

僕の目が狂ったのかな何か十個の形態があるとか書いてあるんだけど...きききっとみ見間違いだよな....もう寝ようかな。

現実逃避したくなる心を律して物間はサイトを見進めていくとゆっくりとスマホを閉じた。

 

そして、布団に顔をくるんでゆっくり息を吸うと解放した。

どう頑張っても無理ゲーじゃねぇかぁぁぁ!

何だよこの子供が考えた最強の設定を大人げなく全振りした様なウルトラマンはぁ!

強いってレベル越えてるやん!もう出来ないこと無いやん!

てか、逆に何が出来ないのか調べる方が有意義な気がしてきたぞぉ。

ってアホなこと言ってる場合かっ!」

 

「もうヤバい...強すぎて何も思い浮かばないこんな奴どう倒せって言うんだよ。

まだ、ガタノゾーアに全裸突撃した方が生き残れる確率があるぞ。」

 

考えれば考えるほど馬鹿馬鹿しくなった物間はそのまま布団に潜ると眠りにつくのだった。

 

 

 

 

 

ヤプール人であるリベルジュはモンスギアを配る仕事が終わると上司である人物に連絡を取った。

「....報告します。

モンスギアをばら蒔く段階は終了しました。

後は彼等がモンスギアを使い始めれば計画は進んでいくでしょう。」

 

「.....そうか、貴様の目から見て有能そうな存在はいたか?」

「身体能力の点で言えばいません。

しかし、モンスギアを使うのに力は入りません。

ですから彼等がどんな怪獣を産み出すのか楽しみで仕方ありませんよ。」

 

「そうだ...皇帝からもお言葉を頂いている。

"ウルトラマンを倒せる怪獣"を作り出せと...陛下はこの研究に大変興味を示していられる。

リベルジュよ、陛下の期待を裏切らないようにすることだな。」

「はい、全ては"ベリアル皇帝"のために.....」

 

そう言ってリベルジュが画面に移る存在にかしずき通信が切れるのを待った。

そして、通信が切れると立ち上がりモンスギアを渡したメンバーの資料を確認する。

 

そこにはボーッとした顔のまま写る物間の姿もあった。

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