怪獣の育成をヤプール人に頼まれたけどその目的がウルトラマンゼロを倒すとか無理ゲー過ぎる   作:多趣味の男

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第四話 突撃、怪獣牧場(惑星 カルカス)

やぁ、皆!(物間)だ!

ヤプール人であるリベルジュがいきなりサイケデリックな空間へと俺を呼び出したと思ったら、ベリアル生きているわ。

怪獣捕獲するために別の惑星に転移されるわ散々な目に遭っているぞ!

 

えっ?今俺は何をしているのかって?

それは......

 

「ギシヤァァァ!」「ギャァァァ!」「グルァァ!」

うわぁぁぁ!死ぬぅぅぅ!

 

転移した先で"レッドキング"と"アーストロン"、"ベキラ"が三つ巴の怪獣大決戦をしている所だった。

 

因みにレッドキングはウルトラマンに登場した怪獣でアーストロンは帰って来たウルトラマン(ウルトラマンジャック)に登場した怪獣、そしてベキラはウルトラマンレオにて登場した怪獣だ。

 

三体の特徴は気性が荒く常に暴れている怪獣だと言うこと....そんな奴らのいる場所に転移された俺がどうなっているかって?

 

レッドキングが投げた大岩の破片を爆速ダッシュで避けながらアーストロンの放つマグマ光線が怪獣に当たって起きた火花を身体に受けて熱がりながらベキラの放つ黄色い煙によりむせて鼻水と涙で顔をグシャグシャにしていた。

 

えっ?何で俺が無事に逃げられているのかって?

それは転移中に遡る....あっ?長い?.....ごめんね、けど良く考えてみてよ今俺、レッドキングとアーストロンとベキラの猛攻から逃げながら説明してるんだよ?

少し位長くなってもええやん!

もしかしたら数秒後には"物間だった物"みたいになるかもしれないんだよ!

 

てかさ!リベルジュもさ!何でこんなことに転移させるんだよ!

殺しにきてるよね?もしかして異次元空間でゲロしたこと恨んでの犯行?.....それなら仕方ないかぁ(笑)..ってなるかぁぁ!人を呼ぶならそれぐらい気を付けろやぁぁ!

 

あぁぁぁ!レッドキングの腕がこっちに迫ってくるぅぅぅ!

物間はビビりながらも"ジャンプ"してレッドキングの腕を回避した。

 

あっぶなかったぁ!寿命が縮んだよ絶対!!

....あぁ、ゴメンゴメン何で無事なのかね?

実は時空転移されている時に身体に装置が纏わりついて全身をタイツみたいなスーツで包まれたんだ。

見た目はウルトラギャラクシーのキール星人の着ていたスーツみたいな感じだけど色が青と黒色に変わっている感じね。

 

多分、死なないようにするために配られたスーツなんだろうけどさ....普通これから説明しようよ。

だってさ、いきなり変な穴に落とされて転移されるわその途中で変な装置がついてタイツみたいなスーツに変わるわ。

転移したらしたで三体の怪獣が暴れている空間にいきなり放り込まれたんだよ?

えっ?ここってモン◯ンの世界だっけ?

 

それにしたって初心者にいきなり三体のモンスターがいる場所に放り込まれるなんて無いよね?

と言うことはここはモン◯ンの世界じゃないのかぁ良かったぁ....ってならねぇよぉぉぉ!

 

もう、無茶苦茶過ぎて自分でも何言ってるのか分からなくなってきた。

まぁ、かいつまんでいうとそのスーツによって僕は何とか怪獣の猛攻から逃げられているって事ね。

こう言う時こそベリアルがリベルジュに渡した怪獣の出番何だろうけど...それを呼び出すにはモンスギアで通信しないと行けないんだよ。

 

怪獣の猛攻から起こる余波を避けながらまだやったことの無いリベルジュへの通信をモンスギアで行う....成る程、難易度がルナティック過ぎない?

実際、何回か挑戦したけどその度に怪獣の攻撃に邪魔されてるんだよ!

ベキラの煙やアーストロンのマグマ光線、そして怪獣のどんちゃん騒ぎで起こった衝撃や余波の回避...えっ?スーツがあるならちょっとは耐えられるだろうって?

 

あっはっは....ナイスジョーク、俺にそんな度胸はない。

じゃあ、何しているのかって?

真っ直ぐ、障害物の多そうな場所に向かってダッシュかましてるだけです。

兎に角、どっかに隠れて状況を確認しないと捕獲どころじゃないからね。

 

でも不思議だよね....何で僕の逃げる方向に怪獣が来るんだろう?

もうかれこれ1時間は逃げてるのまだ三体の怪獣の震源地にいるんだけどこれって何かのバグ?

運営さん早く修正パッチか詫び石をよこせぇぇ!

 

.....うん?何か近くに崖が見えるぞ?.....えっ?詰んでない?逃げられないじゃん!

そんな事を言っていると三体の怪獣が取っ組み合いを始めてこちらに倒れてきた。

倒れた風圧で僕の背中が押される。

 

「あ....」

 

そのまま物間は崖の下へと落ちていくのだった。

 

 

 

目を覚ました物間が見たのは崖の地下深くに作られた空間だった。

それが意図的に掘られたものだと周りを見て理解した。

そこにはそこそこ大きなモニュメントの様な物体が落ちていた。

 

そのモニュメントにモンスギアが反応する。

「これも怪獣なのか?」

だが、地下の空間は暗く中身が何なのか全く分からなかった。

だが、捕獲できるのなら試してみようと思いモンスギアにインジェクターを装填する。

 

『CAPTURE....READY』

モンスギアから音声が流れると物間はその物体に向けてビームを放った。

『ANALYZE.....』

暫くするとモンスギアの画面の映像が変わり分析結果が反映された。

 

『NAME (???)

 

(POWER(パワー))E (STAMINA(スタミナ))D

(DEFENSE)(ディフェンス)C(ABILITY(アビリティ))B』

 

「何だ?名前の記載もないし...それに何か色々と出てきたけどこれは一体?」

物間はそう考えているとスーツが光出し顔にマスクが装着された。

「うわっ!何これ!」

一瞬目の前が暗くなるが直ぐに元の薄暗い景色へと戻った。

そして、マスクから謎の声が聞こえてくる。

『おめでとう、無事にスーツを着れたようだな。

私はメフィラス星人の"グランデ"。

君の着ている外宇宙用探索スーツ"ヨラク"の制作者だ。

この映像が流れたと言うことは無事にスーツを着て"これから怪獣を捕獲する事だろう"....まぁ、あの"忘れっぽいリベルジュ"が説明を忘れたのならば仕方がないが....まぁ良い。』

 

『このヨラクは他の次元にある"外宇宙"の探索を目的として作られている。

酸素無い空間や毒物に汚染された空間でも安全に探索可能だ。

これをつければ身体能力が劇的に増強されマスクを付ければ暗視機能や自動マッピング...今いる場所の詳しい情報を見ることが出来る。

一見、万能そうだが1つ忠告だ。

"転移中の異次元空間"で"スーツを起動する"とスーツ内のシステムが誤作動を起こし上手く機能しない場合がある。

まぁ、リカバリー用のプログラムは入れてあるがオススメはしない。

もし、異次元空間を通るのなら予めスーツを起動して置けば大丈夫だ。』

 

『そして、モンスギアについても補足説明がある。

怪獣の捕獲が始まるとマスクの上部に捕獲までの時間が表示される。

そして、その間に捕獲する怪獣のパラメーターを調査し反映される筈だ。

"NAME"は文字通り怪獣の名前だ。

捕獲が完了したら名前の変更をモンスギアでも出来るから覚えずらかったら変えても良い。

次に"POWER","STAMINA",DEFENSE"だ。

これは捕まえる怪獣の性能が簡易的に可視化されている。

ランクは"SSS~E"まで付けられている。

因みに光の国の戦士(ウルトラマン)以外の防衛隊クラスが対応できるのは"Dランク"までだそれ以上のランクは光の国の戦士クラスの戦闘力がないと対応できない。

逆に言えばCランクの能力があれば光の国の戦士には対応できると言うことだ。

 

POWERは怪獣の力を現している怪力自慢の怪獣ほどこの項目は高い。

STAMINAは怪獣の体力に直結やエネルギー効率に直結する。

この項目が低いとエネルギーの補給を常に考えなければ行けないから注意してくれ。

次にDEFENSE、怪獣の持つ装甲や防御性能を現している。

高い程、攻撃に耐えられると思えば良い。』

 

グランデからの分かりやすい説明を受けて物間は自分の捕まえようとしている怪獣を確認した。

(先ず捕獲までの時間が"35分".....短くないか?

確か、捕獲にかかる時間が怪獣の強さにも直結するんだったか....だとしたら俺の捕獲した怪獣弱すぎない?

この性能だと防衛隊クラスに楽々と敗北するぞ。

てか、やっぱりリベルジュさんが説明し忘れてたのか....もう一度あの異次元空間に行く機会があったらシュール◯トレミングをぶちまけてやる。)

 

物間は密かな復讐心を秘めるがグランデは関係内容に説明を続ける。

『最後にこのABILITYに関してだがこれは怪獣の持つ特殊な能力や性能を現す。

これが高い怪獣はそれだけ面白い能力を備えていると考えてくれ。

捕獲が終われば詳しい能力を確認できる。

是非活用してくれたまえ。

そして、これ以外にもモンスギアには様々な能力があるがそれを使う時になればまたこのようなチュートリアルムービーをマスクに流す。

だから、心配せずに怪獣捕獲に挑んで欲しい。

では今度は実際に会える日を楽しみにしているぞ。』

 

そう言うとグランデの声が聞こえなくなった。

 

「何か普通に良い宇宙人やんメフィラスの癖に.....それにしてもどうしようかな...取り敢えずこれ以上のトラブルに遭う前にリベルジュさんに連絡を付けておこうかな。......信用は出来ないけど」

 

物間は考えるとリベルジュへ連絡しようとモンスギアを弄るが何れが通信機能なのかさっぱり分からなかった。

「....まぁでも余りに捕獲に時間がかかったらあっちから連絡が来るかな?

そうだ!このままでも暇だしスーツの機能を使ってみよう。」

 

物間はマスクに映るディスプレイに目を向けた。

すると、映像が変わり多数のアイコンが現れる。

恐らく目線によって操作できるんだろう。

(宇宙人の技術って凄いなぁ....)

物真はそう思うと呟いた。

 

「ここについて何か分からないかな?」

その言葉にマスクが反応する。

そして一瞬で転移された場所の情報がマスクに表示された。

 

「惑星....カルカス?」

どうやら、この惑星は地球から200光年離れた場所にある星らしい。

過去にはここに住んでいた種族がいたらしいが、ウルトラマンを神として崇めていたことでベリアルの怒りを買い文明事、滅ぼされたようだ。

そして、今はベリアルとその配下が外宇宙から捕獲した怪獣の保管場所となっているらしい。

 

「だから、多種多様な怪獣がこの星にはいたのか」

そんな事を考えているとモンスギアに反応があった。

見てみるとそこにはリベルジュが焦ったような動作をしながら映っていた。

 

 

 

 

 

異次元空間の中で千鳥へのモンスギアの解説を終えたリベルジュは物間の様に彼女も転移させようとするが、その時に乱入者が現れた。

 

「ちーっす!リベルジュ、解説は終わったか?」

「"パラート"....来るのなら連絡ぐらいしろ。」

 

彼はメトロン星人の"パラート"、リベルジュやグランデと同じく新生ベリアル帝国に属している同志だった。

性格が明るく陽気な為か、コイツが真面目に話すことも連絡せずにいきなり現れることもある意味、慣れっこではあった。

 

「ごめんてぇ....この子が千鳥ちゃん?

俺はメトロン星人のパラート、君のサポートをするように命じられた宇宙人って感じ。

ヨロシクねー。」

 

ベリアル陛下はこのモンスギアを使った実験にかなり熱心に取り組んでいるようで被験者一人に対して必ず部下を一人監視兼サポートとして付けるように言われていた。

 

しかし、そんな姿を見ても千鳥は驚く様子もなく二人を見つめている。

「あれ?テンション低くない?

もっと楽しく行こうぜ!....可愛い女の子は笑顔が似合うんだぜ....君みたいな子は特にね。」

「はぁ......」

「まぁ良い、彼女への説明は終わった。

これから転移用のゲートを作るからそこで待っていろ。」

 

リベルジュはそう言うとゲートを作ろうとするがそれをパラートに止められる。

「ちょっと待ちなよ、ヨラクについての説明は終えたのか?ってか彼女にヨラク渡したよな?」

「.......あ」

リベルジュは思い出したような声をあげそれを聞いたパラートは飽きれ気味に言う。

 

「全く、その忘れっぽさ治さないといい加減ヤバイぜ?」

「わっ....分かっている!今のはわざとだわざと」

「....ふーんそうかねぇ、まぁ良いや千鳥ちゃん転移する前にこのスーツを着てくれる?

....あぁ、それを胸に付けるだけでスーツが自動装着されるからホイどうぞ!」

 

パラートから装置を受けとると千鳥の身体に先程のスーツと同じ形だが色味が違う物が装着された。

そうしてその姿を確認するとリベルジュは異次元空間を生成し千鳥はそこに入っていった。

 

パラートもそこを通り抜けようとするが思い出したように言った。

「そう言えばここに来る前にグランデの所、寄ったらキレてたぜ!"あの"バカ"(リベルジュ)、また大事な説明を忘れたってな。

何か心当たりあるか?」

 

「何故、グランデが怒っているのだ?」

「お前、スーツを渡す前に異次元空間での転移行おうとしたらしいらしいじゃん。」

「だっ、だがちゃんとスーツも転送したから問題無い。異次元空間でのスーツの起動も確認できた....死んではいない。」

「....はぁ、やっぱりお前グランデの説明忘れてるな?

異次元内でのスーツの起動は誤作動が起こるかもしれないから控えるように説明しろって言われてただろ?」

 

「ママママズイ!!」

「もう物間を転移させてしまったぞ!」

「あー、やっぱりかぁ今回の転移場所って確かカルカスだろ?

不具合の発生してる可能性の高いスーツで動かすのはヤバすぎるだろ。

まぁ、良いやソイツはお前担当だろ?なら自分で何とかしろよ。」

そう言うとパラートは異次元空間に入り姿を消した。

 

リベルジュは自分のミスに、気付き本気で焦り始める。

そして、大急ぎで物間に連絡を取るのだった....

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