旧き世界で貴方と共に   作:デュアン

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アンドロメダ危うし!魔のディンギル帝国

 バース星から出港したアンドロメダ、しかしその道程は厳しかった。

 その後立ち寄った三つの惑星───ベルデル、フリーデ、エトスは、その全てがボラー連邦の属国となっていた。その為、既にボラー国内で情報が共有されていたので付近で発見された瞬間に攻撃され、撤退を繰り返していた。

 乗員は皆自分達がどんな相手を敵に回してしまったのかを理解し始め、特に朝田は常に顔色を悪くし医務室で貰った胃腸薬を手放せなくなっていた。

 もし、ガミラス残党などから地球の居場所を聞き出されたら……その様な最悪の想像をしてしまい、嘔吐する者まで現れる始末。念の為にと連れて来たカウンセラーは休む暇も無い程働き、逆にカウンセリングが必要な程であった。

 

 次に立ち寄ったのは地球より7800光年の位置にあるレブティルという惑星であり、この星はゼニー合衆国という星間国家に属していた。この国はボラー連邦と比べれば遥かに真っ当な国家であり、出会い頭に従属を求められる事もなかった。

 しかし、それが安全保障となると話は別である。ゼニー合衆国はボラー連邦と戦争状態にあり、しかも劣勢だという。地球が求める様な安全保障条約は結ぶ事が出来ない、合衆国側の担当者はそう告げた。

 地球としてはボラー連邦と戦争状態にある国家と国交を結ぶ事はかなりのリスクとなる。今でも敵として認定されている訳だが、もし仮にゼニー伝いで地球の位置が割れてしまえば今の戦力では太刀打ち出来ないのだ。

 朝田はまたも結論を先送りする事となり、今度は止められる事も攻撃される事も無かった。

 

 ここまで全滅である。艦内には暗澹とした空気が嫌という程満ち、大抵の事ならば飄々とした態度を崩さない山南もこうなっては苦い表情を浮かべていた。

 そして、アンドロメダも。無表情で計器を触り続ける彼女からは絶望しか漂って来ない。

 ボラー連邦が居る以上、最早天の川銀河に味方を作る事は不可能に近い。そう結論付けたのはレブティルを出発してから1週間が経過した頃であった。

 

「そうですか……地球に」

「ええ。こうなっては最早地球の国力を単独で上げ続ける他ない、そう考えた訳です」

 

 艦内のとある部屋。そこで朝田と山南、アンドロメダの3人は話し合っていた。

 

「……面目ない。私の交渉力が足りないばかりに」

「いや、朝田さんのせいじゃありません」

「その通りです。あれは私が脱出の際に強行突破をした為であり、朝田大使に責任はありません」

 

 3人が責任を負い合う。そもそもボラー連邦がおかしいのではあるが、それはそれとして考えれば考える程あの時の自分達の行動の粗を見つけてしまう。

 あの時こうしていれば。そう考え続けてしまい絶望と後悔が深まっていく。負のサイクルが出来上がってしまっていた。

 そうして、考えていても仕方がないとし、最終的にはこれで取り止めにして地球へと帰投する、そう結論付けたのである。

 

「1400に次のワープに入りますので準備をお願いします」

「分かりました」

 

 彼らの会話はそれで終わり、山南とアンドロメダは艦橋へと戻る。そしてワープ準備に入り、ある報告を受ける。

 

「艦長、中性子星の影響で航路に歪みが生じる可能性があります」

「補正計算し予定通りワープに入れ。多少ズレてもまあ大丈夫だろう」

「了解しました」

 

 彼は軽くそう答え、航法士も補正した後はそこまで気にしなかった。修正した先に未知の恒星系が存在したが、そこも無人ならば良し、ボラーの勢力圏ならば波動防壁を展開しつつまた逃げればいいだけだ。

 そんな軽い考えで───この時、皆の心にあまり余裕が無かったのも原因の一つだ───ワープし、予定通り未知の恒星系へと辿り着く。

 

 そこがまさかある意味ではボラーよりも異常である者達が住んでいる場所であるなど、一体誰が予想出来るであろうか。

 

「ワープ完了。現在位置、地球より約3000光年」

「波動防壁展開、周囲の警戒を怠るな」

 

 そこは、何やら不気味な雰囲気が漂っていた。

 

「静かですね」

「静かだな……」

 

 仮にボラー連邦の領域内ならばワープアウトを察知して即座に警備隊が駆け付けるだろう。しかし、今はそんな事はなく、もしかすれば無人の恒星系なのかもしれない、そう皆は感じていた。

 この宇宙には人間が住んでいない星の方が遥かに多いのだ。それに、こちらの方が気を張らなくて助かる。

 

 そんな事を考えていた時だった。

 

「……!! 11時の方向より正体不明の艦隊接近!」

「やはり来たか……全艦第一種戦闘配備!」

 

 艦橋内部に緊張が張り詰める。どうか友好的な者であってくれ、そう考える者は最早居なかった。

 

「前方の艦隊より通信が入っています!」

「メインパネルに出せ!」

 

 通信がパネルに投影される。そこに映し出されたのは白い肌のボラー人───ではなく、青い肌をした若い男であった。

 

『直ちに停船し武装解除せよ。さもなくば撃沈する』

「我々は───」

 

 山南が何か言おうとした瞬間、艦隊からビームが飛んでくる。それは波動防壁に命中し、艦に激しい衝撃を与えた。

 

「っ……」

『無駄な発言は許さん。直ちに停船し臨検を受け入れよ』

「りょ、了解した」

『フン……』

 

 それだけ言うと、通信は一方的に切断される。この時、既に彼らの脳裏には嫌な予感が漂っていた。

 

 その後、アンドロメダは謎の艦隊に包囲され、艦内へ数人の兵士を伴って先程通信してきた男が入ってくる。山南は取り敢えず彼らを応接室に案内し、そこで山南、朝田、アンドロメダの三人で対応する事にした。

 

「ようこそ、アンドロメダへ。私は本艦の艦長を務める山南修です」

「副艦長の山南杏です」

「地球連邦政府より派遣されました、朝田庄司です」

 

 三人はテンプレートに沿って自己紹介をする。男はそれぞれの顔を見回し、何故か嘲笑う。

 

「私はディンギル帝国第一艦隊司令、ルガール・ド・ザールである! ……しかし、地球に人間など未だ生き残っていたのだな」

「か、艦隊司令殿でしたか。何故態々直接……それに何故地球の事を……?」

「無駄口を叩くな。貴様らの目的は何だ、何故ここに来た?」

 

 何故か第一艦隊司令というかなりの大物が不審船の臨検に来ており、しかも地球について知っている、その状況に疑問を持った朝田が問うが一蹴される。

 因みに理由は偶然付近で演習を行おうとしていた為であり、態々司令官が来たのはディンギル人の精神性からだ。ディンギル人は強さを信望する種族であり、司令官が先陣に立つ事は当然なのである。

 

「我々は銀河の国々と国交を結びたく思い航行していました。出来る事ならばこの……ディンギル帝国とも国交を」

「ふふふ……ハーッハッハッ!!」

「!?」

 

 突然の高笑い。話していた朝田はびくりと驚き、ルガールは嘲る様な笑みを浮かべ、何故かアンドロメダの方を見ながら口を開く。

 

「国交だと? こんな小娘を副艦長という座に付けている様な貧弱な国と我ら偉大なるディンギルとがか?」

「ッ……」

 

 彼は立ち上がり、彼女の前まで歩いてくる。

 

「見るからに弱そうな女だ。この様な者が副艦長などと。笑わせるのも大概にしろ」

「…………?」

 

 彼女の前で威圧するかの様に話す彼。そんな彼の顔を無表情で眺めていた彼女だったが、そんな時背後のディンギル兵が何やら怪しげな動きをしているのに気付く。

 自らの腰にゆっくりと静かに手を回しており、そんな不審な動きに気付く事なく彼は地球を愚弄し続けていた。

 

「とにかく、貴様らは拘束する。この私直々に捕らえられるのを幸運に───」

 

 そこまで話した所で、彼女は信じられない物を目にする。

 背後の男が腰のホルスターから拳銃を抜き、ルガールの背中に密かに照準を合わせていたのだ。

 

「危ないッ!!」

「思え───は? な、何を」

 

 バン。彼女が飛び出したのと男が発砲したのはほぼ同時だった。

 アンドロメダは男とルガールの前に立ち塞がり、銃弾をその身に受ける。軍服の胸元に穴が空くが当然それだけで、彼女は何事も無かったかの様に動き男を弾き飛ばす。弾き飛ばされた男は壁に激しく打ち付けられ、くぐもった呻き声を上げる。

 この間僅かに数秒であり、彼女以外の誰もが反応する事すら出来なかった。

 

「───は。な、なんだ、何をした」

「今、この男が───ッ」

 

 最も早く我に返ったルガールが尋ね、それに彼女が返そうとする。しかし、その言葉はそこで中断される。何故ならば、その男が胸元から手榴弾を取り出したからだ。

 男がそのピンを抜くのと、彼女がパルスガンで男を撃つのはまたも同時だったが、しかしそれは間に合わなかった。ピンの抜かれた手榴弾は男の最後の足掻きで彼女へ、その背後に居るルガールへ向けて投げられたのだから。

 

 彼女は思考する。ここでどの様に行動すれば最も被害を抑えられるか。

 既にピンは抜かれている。また、見た所構造が単純なタイプの手榴弾である為に即座の破壊も不可能そうだった。爆発まであと一秒も無い、そんな状況で彼女は───

 

 

「───ッ……!!!?」

 

 激しい爆発。立ち上がっていたルガールはその爆風と衝撃によってその場に倒れてしまう。

 彼の眼には映っていた。自分が散々嘲笑していた女が兵が投げた手榴弾を胸元に抱え込んだのを。その直後に爆発し爆炎と黒煙が彼女の上半身を包み込んだのを。そのお陰で彼自身はこの至近距離で爆発を受けたのにも関わらず僅かな衝撃を受けたのみに終わったが、今上半身から煙を立ち上らせているこの女が生きていない事はどう見ても明らかで───

 

「……お怪我はありませんか」

「ヒイッ!!!!????」

 

───だからこそ、そんな彼女が何事も無かったかの様に動き出し、腰をつく彼に向かってその言葉と共に手を差し出した時には流石に情けない言葉を上げてしまう。

 消し飛んだ軍服、焦げた体表、立ち上る黒煙。どう考えても死んでいる筈なのに生きている。彼は怯えたまま差し出された手を握り、立ち上がり、言う。

 

「い、生きている、のか」

「ええ。服は駄目になってしまいましたが、行動には一切問題ありません」

「っ……」

 

 有り得ない。人間の、しかも女が手榴弾の爆発をあんな至近距離で食らって生きていられる筈がない。

 

「な、何故……」

「何故? ……何故でしょうか」

 

 彼の問いに、彼女は答えなかった。彼の頭は混乱する中である1つの答えを導き出す。

 

 彼女は、強い。

 

「あー……山南一尉、本当に大丈夫なのか?」

「問題ありません」

 

 ここでようやく我を取り戻した山南が彼女に聞く。答えは変わらず、それに一度安心して再び言う。

 

「しかし、取り敢えず一度煤を落として着替えてきなさい。そんな恰好では失礼だろう」

「……そうですね。お見苦しい物を見せてしまい申し訳ありません。一度退出させて頂きます」

「……ああ……」

 

 軍服が爆発で消し飛んだ事で、彼女は今半裸───ただし煤で表面は黒く覆われているが───であった。それを他国の要人である彼に晒していた事を謝罪し、部屋から退出する。それに対し、彼は虚空を見つめてぼんやりと返事をするのみだった。

 

「大丈夫ですかな、ルガール閣下」

「ああ……」

 

 その様子を心配した山南が訊くが効果は無い。

 

 彼は今、非常に混乱していた。ディンギルという惑星の中で強固に構築された固定観念が一つ崩れ落ちたからである。

 女は弱い。それは彼らの中の常識であった。しかし、今の光景は一体何なのだろう。

 彼は王族として、軍人として、そして男として過酷な訓練を重ね、強くなってきたという自負があった。しかし、流石にあの距離で手榴弾の爆発を受けて生きていられる自信は無い。というか間違いなく死ぬ。だが、あの女は生きていたのに加えて澱みなく動き回っていたのだ。

 少し考えれば彼女が特別過ぎるだけだというのは分かる筈なのだが、今の彼にはそんな余裕は無かったのである。何を訊いても上の空、山南と朝田は顔を見合わし小さくため息をついて彼の魂が帰ってくるのを待っており、ルガールの背後では今更もう一人のディンギル兵が慌てて気絶している犯人を取り押さえていた。

 

 数分後、彼女は煤を洗い落とし真新しい軍服を着て戻ってくる。

 

「只今戻りました」

「おお、早いn」

 

 パン。

 

 そして、入った瞬間に乾いた音が鳴る。山南と朝田は唖然とし、アンドロメダはその音が鳴った方向───ルガールを睨み付ける。彼は目を見開いた状態で拳銃を握り、彼女へと向くその銃口からは白煙が立ち上る。同じ様に彼女の胸元からも白煙が上がっていたが、そこから血が流れ落ちる事はなかった。

 

「……何の目的ですか?」

「……ッ、無礼者!!」

 

 彼女が素早く近付き、彼の肩を押さえつけつつ銃を天井に向けさせる。それに部下の兵が止めさせようと叫ぶが、彼自身上司の突然の発砲にどう対応すればいいのか迷っていた為に動けない。

 そして、当人の彼は───

 

「……ハッ」

「?」

「ハハハハハハ!!!!」

 

───笑っていた。

 

「素晴らしい、素晴らしいぞ地球の女!!」

「?」 

「不法にディンギルの領域に侵入した事は許してやる。代わりに女! お前は我が国に仕えろ!」

 

 この時、彼の興味は完全に彼女に移っていた。手榴弾の爆発を受けても、銃弾を受けても耐える女。彼の常識を打ち壊した彼女を彼は何としてでも理解したかったのだ。

 

「不可能です」

「……お前に選択の権利があると思っているのか? 如何にお前個人が強かろうが艦が撃沈されてしまえば終わりだろう? それに我々は地球の居場所も知っている。今すぐに艦隊を向かわせて殲滅してもいいのだぞ」

「もしあなた方がそれをするというのであれば、私は今すぐに艦を発進させてあなた方の母星を破壊します。それが出来るだけの力がこの艦にはある」

「や、山南一尉、それにルガール殿も……一旦落ち着いて……」

 

 撃沈、殲滅、破壊。恐ろしい単語が飛び交うその会話に朝田は顔面を蒼白にさせ、何とか静止しようとする。

 実際、今の地球が襲撃されればヤマト単艦では敗北してしまう可能性は十分にあるし、またアンドロメダの二門の波動砲ならば惑星を一つ破壊する事も可能だろう。ここで告げられた言葉は全て現実となる可能性があるのである。

 

「強きディンギルがそんな脅しに屈するとでも?」

「実際にやってご覧にいれましょうか?」

 

 肩を握る彼女の力が強くなる。ルガールは上に向けられた銃を持つ手、そして押さえられた体、その両方を全く動かせなくなり改めて彼女の強さを実感する。

 

「……フッ。ならば仕方あるまい」

「……」

 

 しばらくの沈黙の後、彼はため息をついてそう言う。それに彼女は身構えるが、すぐにそれは無駄になった。

 

「地球との国交、考えてもよい。そして結んだ暁には私がそちらへ大使として赴く事としよう」

「……!? 何故一人の軍人に過ぎないあなたがそんな事を可能なのですか」

 

 突如としてなされた譲歩に彼女は純粋に驚いた。あれ程譲歩とは無縁そうな態度を取り続けていた彼だ。しかも確か目の前の男は第一艦隊司令という地位に居た筈、高官ではあるがしかし一人の軍人に過ぎない彼にそんな権力がある筈がない。

 だが、次に兵が言った言葉によってその疑問は解消される事となる。

 

「無礼者! この御方を誰だと心得る! ディンギル帝国を統べる偉大なる大神官大総統陛下、その御子息であるぞ!! というか女! いい加減その手を離せ!」

「フン」

「成程、それは……」

 

 それであれば先程の自信もこれ程の若さで高い地位についているのにも納得がいく。そして、それ程の人間にこの様な事件を起こしてしまった事に朝田は泡を吹いて倒れ、山南も冷や汗を流す。アンドロメダも驚くが、しかし引き下がる要因にはならない。この状況下では彼が何者であれ大して関係は無いのである。

 彼女にしてみれば突然発砲し地球への攻撃まで示唆する危険人物であり、押さえつけているこの状況下においてはその立場は寧ろ好都合であった。

 

「それでは、つまりあなたが御父上に話を通す、という訳ですね?」

「ああ。だが勘違いするなよ、私は脅しに屈した訳ではない。あくまでもその方が祖国に利があると判断しただけだ」

「そうですか……」

 

 そう言うと、彼女はようやく手を離す。彼は肩をさすりながら席に着き、改めて地球側との会話を開始する。その後、ディンギルと地球の関係───ディンギル人はかつて地球に住んでおり、アクエリアスという回遊惑星によって滅亡の淵に立たされた際に脱出しディンギル星へとやってきた───などを告げられ、そして正式にディンギル本星への降下が許される。

 そして、そこで国家元首である大神官大総統、ルガールとの面会が許された。彼もまた極端な弱肉強食への崇拝の持ち主であり中々どうして気難しい人間ではあったものの、息子の説得などもあり無事に国交を結ぶ事に成功する。

 最初に訪れたボラーよりも異常であり、難しいと思われたディンギルとの国交。それは意外な理由からまさかの成功を収める事になったのだった。

 

 これをもって、アンドロメダによる銀河系の国々との交流は終わる。結果的に国交を結ぶ事になったのはこのディンギル帝国のみであり、現実の残酷さを思い知らされる事になるのだった。




高評価は作者のハゲみと餅べになります(語録無視)
これまで評価、ブックマークして頂いた方は本当にありがとうございました!

追記:見返してて気付きましたが原作ではこの時点ではルガール殿下は地球とディンギルの関係を知らないですね……パラレルなので見逃してください(懇願)
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