俺の待ってた非日常と違う   作:陣陽

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最近のあれこれ。

『〇〇警察』って呼び方はおかしいでしょう、正当性も権力もないのに。

『〇〇ヒステリー』がいいんじゃないですかねえ。


学び舎に集う人々(設定資料集その4)

「お疲れさま、アッちゃん。ほい駆け付け1杯」

 

「あ、酒はいま止めてるんや。なんか調子があかん…イヤやな、きっと更年期障害や」

 

「そ、そんなトシでもねぇだろアッちゃん。先週の夜なんて…ロープロープ!今ラーメン茹でてるからアブねぇよ!?」

 

「ならこんな事ウチにさすな!ハラスメント行為やで!?」

 

 

 

 

 

ホンマ、この歳で検査薬買わなあかんなんて…想定外や。ヤヤコはめっちゃ欲しかったんや、セやけど、まさか、その…籍入れる前に…なんて切り出せばええんや…

 

 

 

 

 

1:重藤 梓 (しげふじ あずさ)…箍を締める鉄壁の教頭

 

 

 

年齢:39歳

 

 

 

誕生日:5月12日

 

 

 

身長:160cm

 

 

 

体重:58キロ 

 

 

 

常にスーツをかっちりと着込み、髪は三つ編み『ザマス眼鏡の鬼ババア』(榊原教諭談)と陰口を叩かれるIS学園教頭。受け持ちの教務は法律。IS学園創立時に校長に招聘される形で教頭に就任し、兎角緩みがちな校内の風紀を引き締めている。

 

 

 

大阪出身。本来の性向は明朗快活で多弁であるが、職務に忠実であろうとするあまりストレスを溜める傾向あり。特技は化粧。行きつけのラーメン屋に赴く際は職場の同僚や生徒たちでさえもぱっと見では気づかないほどである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お疲れー。二人は明日出発?」

 

「そ。飛行機の接続のせい。アジズアベバ(エチオピアの首都)までなら今日でもいいんだけど、ジブチ空港に接続が悪いのよ」

 

「こっちも同じ。ドバイの空港までなら今日発もいいけど、そこから自動車で何百キロも走らないといけないもん、ちっちゃい国はお互い辛いねぇ」

 

 

 

 

 

1学期のめいめいの仕事を終え、生徒会室で書類を片付けながらさらりと言い放った留学生組…ナディアとホリヤ。きまりの悪そうな顔をした沢渡観月に悪戯っぽい笑みを浮かべながら、ホリヤは、そしてナディアはさも当然だと言わんばかりに言葉を紡いでいく。

 

 

 

「私もナディアも、実家がお大尽だから代表候補生に選ばれたようなものよ。ウチの大統領にも色々と骨折ってもらったから、私たちは苦学生ってワケじゃないわよ」

 

「ウチはそこまで富豪じゃないわー。アブダビやドバイのお偉いさんたちがISの重要性に気付く前に、うちのパパが上に掛け合ったからフジャイラが窓口になれたし」

 

 

 

「難しい話は終わり終わり。会長が折り詰め持ってきてくれたからみんなで食べましょ」

 

 

 

沈黙が支配しそうだった生徒会室を訪れた生徒会1年生、鷹月 静寐。ビニール袋から折り詰めを取り出すのを手伝いながら、沢渡は何とはなしに口に出していた。

 

 

 

「そっか、今日はAOAのレセプションだったっけ…例のコア、倉持メインで開発するんだって黛先輩が言ってたわね、そう言えば」

 

 

 

2 ホリヤ=モハメド=ザイード …ジブチからの留学生

 

 

 

年齢:16歳

 

 

 

誕生日:6月27日

 

 

 

身長:150cm

 

 

 

体重:45キロ 

 

 

 

 アフリカ、ジブチからの留学生にして同国代表候補生。同国では珍しいキリスト教徒であり、縮れ毛をナチュラルショートに切りそろえている。中学時代はデュノア社がジブチに建設した訓練施設でシャルロットと席を並べて学んでおり、その縁で猿取茨からの紹介で生徒会に入ることとなった。

 

 

 

 務めて明るく装ってはいるものの、日本語、英語、フランス語、アラビア語、アッファル語、ソマリ語を操る才媛。人種はアッファル人(エチオピア系少数民族)、実家はコーラの現地法人とミネラルウォーター、製氷業を仕切っている。アフリカ大陸では南アフリカがISにおいてはリードしており、同学年にいる男子生徒と『出来れば親密な関係を築く』ことを政府からは含まされていた…が、入学以来のAOAからの全生徒への厚遇、それとないシャルロットからの忠言…何よりイッサ人(ソマリア系アフリカ人)である政府への忌避から友誼を結ぶにとどまっている。

 

 

 

※ジブチってどんな国?

 

 

 

東アフリカ、アフリカの角に位置する国。ソマリア系のイッサ人とエチオピア系のアッファル人によって建国。世界で最も暑い国であり、世界で2番目に貧しい国…とされてはいるが、周辺の豊かな国家とは違い安全であるためWFP(世界食糧計画)を始めとする国際機関が設置されている。

 

 …なお、イッサ人とアッファル人との関係は日本人と韓国人のそれと似ており、10年ほど内戦状態だった。

 

 

 

3 ナディア=アブドゥル=イスマイル …フジャイラからの留学生

 

 

 

年齢:15歳

 

 

 

誕生日:12月2日

 

 

 

身長:166cm

 

 

 

体重:59キロ 

 

 

 

 アラビア、UAEからの留学生にして同国代表候補生。宗旨上髪はヒジャブ(覆い布)に隠してはいるものの、結えた豊かな黒髪は同級生…特にホリヤから羨ましがられている。実家は同国唯一のショッピングモール『ララ』。夢は婚約者であるアブダビ皇太子との純白のウェディングドレスを纏っての結婚式。

 

 

 

 UEAは豊かな国ではあるものの、女性が纏うものであるという観点から忌避され、ナディアの父であるフジャイラ首長がUAEでのIS関連を取り仕切る事となり、同地にIS訓練施設が開設されることとなり、アラブ各国から前途洋々たる少女たちが集っている。

 

 

 

※ フジャイラってどんな国?

 

 

 

UEA(アラブ首長国連邦)を構成する7つの国の1。政治のアブダビ、経済のドバイに比べれば精彩を欠くものの、アブダビで生産した原油をフジャイラまで運ぶパイプラインが建設され、製油所も計画され、ホルムズ海峡を迂回する原油の一大輸出基地へ変貌しつつある。

 

 




ワイワイできる日が早く戻りますように

 

「みんなは、私の行動を監視しておいてくれと煩かったろう、茨」

 

昼寝を済ませたらもう夕食の時間だった。ホテルのビュッフェ会場…バフェイというのが正式な発音らしい…でよそった厚切りのローストビーフを飲み込みながら振られたシノさんへの返答を少しだけ考え、飲み込むと俺は言葉を返す。

 

「そんなことはないよ、むしろ心配してた。早いとこ終るように協力しろってうるさかったよ、皆」

 

…まあ、時間がかかればかかるだけ3人きりの時間は増える、それを皆…ん?

 

「あれ?一夏。タラバの足なんてあったか?俺が取りに行ったときはなかったような…」

「あたしが『クラウン・クラウン』に泊まるときはタラバに生ガキ、スシやスモークサーモン特別メニューを出すんだよ、もちろん代金はホテル持ち…それでも通うやつがいて、カジノで金落とす奴が増えるからぜひ泊まってくれって言われるんだぜ…メシが済んだらゆっくり休め、明日から忙しいんだからよ」
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