転生したのだからチートになって支配者ライフを送りたい   作:アルトリア・ブラック(Main)

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今回はモモンガ目線の話

オリ主の戦闘描写入れてみたいです。←次回あたりになります。

作者、仕事先で本当に嫌な思いをしたので今後から暴走して行くかと思われますごめんなさい


第4話『カルネ村での一幕』

〜フィース〜

 

至高の四十一人のお一人であられるアルテミス様のメイドになり、夜番を務める事になったフィースは静かに、御方を起こさないように音一つ立たずに座っていた。

 

天幕付きのベットに眠るアルテミス様は一言では形容し難い程の美貌を持って眠っていた。

 

(あ、朝だ…アルテミス様は起きていないけれど…起こした方が良いかしら…?)

 

フィースは音をたてずに起き上がり、アルテミスに声をかける。

 

「アルテミス様、朝でございます」

 

「………」

 

「アルテミス様?」

 

声をかけても微動だにしないアルテミス

 

「アルテミス様…?」

 

何処か悪いのかとソロリとベットに寄ると、昨日と変わらず眠っていた。

 

「インクリメント!」

 

小声で外で待機しているインクリメントに声をかける。

 

「アルテミス様がお目覚めにならないの!いくらお声をお掛けしても…!」

 

フィースの混乱ぶりにインクリメントは深呼吸をし『セバス様を呼んで来るわ、フィースは何かあったらに備えてそこにいてくれる?』と言って走っていく。

 

 

それから数分後…

 

 

やって来たセバスから聞かされたのはアルテミスの種族である堕天使は睡眠のペナルティがあり、膨大な程の魔力を生成するために2日程度は眠っていると言う事だった。

 

フィースと数人のメイドはアルテミスの身辺を整理・髪のお手入れの為に常駐する事になった。

 

 

 

モモンガはアルテミスが二日間眠るというペナルティがあるとセバスから聞かされ、今後の計画の見直しをする事になった。

 

2日後、起きて来たアルテミスに「ナザリックにいるように」と言うと初めて見せた不貞腐れたような表情に「うっ…」と罪悪感が湧くが仕方ない。

 

「堕天使にこんなペナルティがあるなんて知らなかったのよ、出かけたいわ」

 

お願いね?と上目遣いにお願いして来るアルテミスに目を逸らしながら

 

「もし万が一、調査中にガラ空きになったらどうするんですか、連れて行くメンバーにも迷惑になりますよ?」

 

「そ、そうだけど…」

 

「俺がいない間のナザリックの管理お願いします」

 

ムゥと不貞腐れるアルテミス

 

しばらく何か考えた後

 

「あ、そうだわ、一つ思ったのだけど、ユグドラシルに結婚っていうイベントあったわよね?」

 

「ありましたね…え、もしかして…」

 

ニコニコ笑いながらエンゲージリングを宙から出す。

 

「私と結婚してください」

 

「な、ななな何を言ってるんですか!?アルテミスさん!」

 

動揺に動揺しまくっているモモンガにアルテミスは素知らぬ顔で

 

「簡潔に言うとアルベドから下でも上でも狙われるの嫌でしょう?」

 

「…う、まぁ…」

 

思い当たる所しかないアルベドとシャルティアから向けられる目

 

「私もナザリックにいてデミウルゴスや下手したらコキュートスから狙われるのも嫌ですし、いるならいるので、少しギルド長権限も使いたいですし?あぁ勿論、使う時はモモンガさんにお断りいれますよ?」

 

それぐらい許してくれますよねぇ…?と圧かけて来るアルテミスに「すっかり堕天使らしくなって…!」と苦い顔をする。

 

「あ、それと、カルネ村に一度行ってみたいです」

 

ワガママ言い放題のアルテミスの肩をバシッと掴み

 

「アルテミスさん…貞操の件は確かに怖いので、結婚についての話は受け入れます」

 

(受け入れてくれるんだ)

 

「俺がナザリックから離れている間にギミックかえたり壊したりしないでくださいよ?」

 

ジト目のような目で見て来る事に気づいたアルテミスは「大丈夫大丈夫よ」と微笑んでいた。

 

「ありがとう。モモンガさん」

 

手にキスして来るアルテミスにピシッと固まる。

 

「……ホントにためらいないですね、アルテミスさん。俺一応中身男ですよ?」

 

「私この体になってから恥ずかしさとか特になくなって来たの、骸骨だからってのもあるのだけど、頬にする?それはさすがに嫌?」

 

「手でケッコウデス…」

 

 

 

 

それからすぐナザリック内で広まったモモンガとアルテミスの結婚の話。

 

守護者達は全員(アルベドは少しだけ悔しそうだった)大喜びし、お祝いを言って来る。

 

冒険者として一緒に出かけたナーベラルは変に緊張している状態で行ったが

 

それからアルテミスの生活は特に変わらず、各階層の巡回と地表周辺の様子を見に行ったりなど様々だった。

 

そして、最も行きたかったカルネ村にはルプスレギナ、ユリを連れて出かける事になった。

 

それでも二人が後ろにいる状態だと村人に圧を生みかねないので、ルプスレギナには村周囲の調査・監視の命令を出して、ユリのみにする。

 

「ゴウン様の、奥様…」

 

とても不思議そうな表情をするエンリに「主人がお世話になったわね」と言うとエンリがアワアワして頭を下げ

 

「こちらこそ!この村を救ってくださってありがとうございます」

 

深々と頭を下げるエンリに妹であろうネムもつられて頭を下げる

 

「これから復旧って感じなんですか?」

 

「は、はい、これからですね」

 

エンリの言葉にアルテミスは微笑む

 

 

アルテミスはネムと共に畑に行き、花の種類や種の種類について話していた。

 

一方エンリは今日初めて会ったユリと自己紹介をしていた。

 

「ユリ・アルファと申します。今回はアルテミス様の護衛・盾として参りました。短い期間だと思いますが、どうぞよろしくお願いします」

 

「いえいえ!こちらこそ!お願いしますっ!あ、あの…」

 

「?なんでしょうか?」

 

エンリにはずっと気になって仕方のない事を聞く

 

「…ゴウン様もそうでしたけど…アルテミス様も何処か貴族の出身なのでしょうか?アルテミス様程の美貌なら王国でも引けを取らないと思いますけど…」

 

その質問にユリは微笑み

 

「アルテミス様とアインズ様はナザリック至高の御方です。貴族と差し支えないものだと思って頂いて結構です」

 

それではと言って居なくなるユリを見送る

 

「…アンデットと結婚って出来るんだ…」

 

 

 

 

 

 

 

カルネ村に来てから村人達は恐ろしいぐらい親切で怖気付かずにアルテミスに話しかけて来た。

 

「ねぇねぇ、アルテミス様は、ゴウン様みたいにすっごい魔法使えるの?」

 

ネムとキラキラとした瞳にエンリがコラっと叱っていた?

 

「凄いかどうかはわからないけれど、一つ大きな魔法があるわ」

 

「見たい見たい!」

 

「ちょっ、ネム…!」

 

慌てて妹を止めるエンリ

 

「良いのよ、危険でない魔法なら見せてあげる。確か、農作物は今育って無かったわよね?」

 

「は、はい…確か」

 

エンリの遠慮しがちな声にアルテミスは微笑み

 

「10年後には枯れるペナルティがあるけど、見てみる?」

 

「うん!」

 

元気なネムの声に「よろしい」と返す。

 

アルテミスは立ち上がると、アルテミスの上空に巨大な色とりどりの術式が発動する。

 

「地表よ、栄えなさい」

 

その一言で天から雷のように落ちて来た光が田畑に直撃する。

 

荒れ果てた畑に野菜や果物がなる

 

「わぁあ!!凄いっ!!」

 

ネムが飛び跳ねながら言い、エンリが驚きのあまり立ちすくんでいた。

 

アルテミスは嬉しそうにしているネムを見る

 

「アルテミス様。そろそろお時間です」

 

ユリの言葉に「そうね」と言って立ち上がる。

 

「アルテミス様〜!また来てくださいっ!」

 

ネムの明るい声に「えぇ」と言ってその場から歩いて行く。

 

 

 

 

 

 

〜ナザリック、アルテミスの自室〜

 

ナザリックで留守番をすることになってから数日、アルテミスは毎日、豊かな反面暇すぎて仕方なかった。

 

(…贅沢な悩みだというのは理解しているのだけど…)

 

あの頃は散々欲しかった自由も、メイドのいる生活も酷く退屈なものに感じてしまった。

 

(…まぁ、異分子がむやみやたらに外に出るわけにはいかないし、なんなら下手に外へ出て変えるのも考えものだしな…)

 

転移する前に書き写した記憶の中にあったオーバーロードの知識と、周辺諸国の状況を書いた本と睨めっこしていた。

 

現在、モモンガはアダマンタイト級冒険者となり、いろいろ仕事して回っているとのことだった。

 

(…確か、もうすぐシャルティアの洗脳事件があったかしら?それについては、モモンガさんが勝つのは分かってるけど…私に出来る事は…)

 

うーんと悩んでいると…

 

《アルテミス様、お忙しい中失礼致します。アルベドです》

 

その声にハッとなり、耳に手を当てる。

 

「どうしましたか?」

 

いつも通りの口調で言うと真剣な声で

 

《ご報告です。シャルティアが叛逆しました》

 

「!」

 

ガタンっと椅子から立ち上がる。

 

(早くない…?守護者達から報告は受けてたけど…)

 

時間を確認すればわずかばかりずれていた。

 

「わかったわ、至急玉座の間に行くわ」

 

そう言って伝言を切る。

 

 




【能力追加】

大地の権能
第九位階魔法
レベル1から4まである。
【レベル1】
無の状態から周囲に畑や農作物を生成する。
しかし、堕天使のペナルティとして『10年後には枯れる』というのがある。攻撃に特化した技ではなく、大地を整える程度の魔法
【レベル2】から災害レベルの魔法になる。

堕天使の大鎌
アルテミスの主要武器で世界級アイテム
死神が持つような巨大な鎌であり、振り回すと斬撃が発動する。
アルテミス専用武器にカスタマイズされており、違う人間が持つとレベル100の者で大火傷、それ以下は焼死する。

《効果》
蘇生で蘇らないよう、完全に魂を破壊する。切られた場所から熱い痛みと傷を与え続ける。刀身が常に赤黒く光っている。

【アルテミスがモモンガと結婚した理由】
転移後のナザリック運営に関して上手く回していくため、前世の知識と今世の価値観を活かして有効活用するために結婚した。
それと、単に自分がその地位にいることでアルベドからの反逆を防ぐ目的もあるが…
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