転生したのだからチートになって支配者ライフを送りたい   作:アルトリア・ブラック(Main)

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シャルティア戦になります。とは言ってもオリ主の戦闘描写はなく、オリ主の武器だけ出て来る


第5話『シャルティア戦』

ー玉座の間ー

 

玉座に座るアインズとその横に立っているアルテミス。

 

その二人の下、階段の下に跪き報告しているアルベド

 

「シャルティアを除く全階層守護者、ナザリックに帰還いたしました。他の者達は洗脳を受けた形跡はございません」

 

「………」

 

「‥宝物殿に向かう。同行せよ」

 

アルベドとシズ・ユリに命じるモモンガ

 

「私はここに残ってデータを洗い直してみます」

 

そう言うとモモンガが振り返り

 

「立っているのもなんだ、そこに座って調べていてく…れ」

 

敬語を使おうとして咳払いするモモンガ

 

「はい、そうするわ」

 

そう言って玉座に座る。

 

アルベドが羨ましそうな顔を向けて来るが、気がつかないふりをする。

 

モニターを出してシャルティアの情報や現在の様子を見る。

 

何があっても対応できるように傍らにはデミウルゴスとナーベラルがいた。

 

(…周辺にプレイヤーの影はなし、評議国の竜らしい姿も見えない…シャルティアの周辺には戦った形跡あり…)

 

画面をぱっぱっと動かしながら様子を確認する。

 

「………」

 

私という異分子がいる以上、歴史がどう動くかは分からない。

 

(…余計なことをせずに籠った方が良いのだろうけど…ここは私が出て行った方が良いのかしら…?いいえ、そうしてしまうと問題が発生して余計な事を引き起こしかねないわ…)

 

悩んでいると《伝言》が来る。

 

相手はモモンガでやはり、単騎で向かうという話だった。

 

傍らにはデミウルゴスがいるから、デミウルゴスにはモモンガ単騎で向かうことを伏せてほしいと言われる。

 

《行く前に渡すものがあります。そっちに行くので少し待っててください》

 

そう言って立ち上がるとデミウルゴスが付いてこようとするので、いつも通りの微笑みを浮かべ

 

「デミウルゴスとナーベラルはここで待機していてください。すぐに戻ります」

 

「…は」

 

宝物殿の近くに転移すると、そこには暗い顔をしたアルベド達がいた。

 

「モモンガさん、先ほどの話は聞きました。どうしても一人で行くんですか?」

 

静かな声色で言うとモモンガが「はい」と言って来る。

 

「シャルティア単騎でも十分に強いのに、無茶な事しますね」

 

「…止めないんですか?」

 

モモンガの言葉に自然と微笑み

 

「確実に勝つ術よりも自分の願いを優先するのは知ってますから、誰よりもこのナザリックを愛しているのはモモンガさんですからね」

 

そう言って大鎌を出す。

 

「!」

 

アルベドが驚いてこちらを見る

 

アルテミスが出したのは、世界級アイテムであり、死神が持つような巨大な鎌で、振り回すと斬撃が発動する武器だ。

 

アルテミス専用武器にカスタマイズされており、違う人間が持つとレベル100の者で大火傷、それ以下は焼死する。

 

「世界級アイテムでしかも、アルテミスさん専用にカスタマイズされてるんじゃ…」

 

「あら?結婚したから貴方も持てますよ」

 

「え?」

 

「ゲーム内の話でしたけど、アバター同士が結婚したらお互いの専用武器を使えるようになるっていうボーナスあったの忘れました?」

 

「…あ」

 

骸骨の口をポカーンと開けるモモンガを見てクスクス笑う

 

「だから、今からこのナザリックのために死地に行くモモンガさんに持っていて欲しいんですよ」

 

そう言ってモモンガに手渡す

 

「ありがとうございます」

 

「モモンガさん、絶対に負けないでくださいね」

 

そう言うとモモンガが「はい」と言って転移してその場から居なくなる。

 

 

モモンガはアウラ・マーレを伴い、シャルティアがいる地点に向かう

 

(…伏兵の可能性やプレイヤーの可能性があれば、アルテミスさんが周囲に結界を張ってくれるし、俺は安心してシャルティア戦に望めば良い)

 

モモンガはアルテミスから手渡された武器を眺める。

 

ユグドラシルにおいて結婚というイベントは遊びでしかなかった。

 

(ペロロンチーノさんが遊び半分でギルドメンバーと結婚しようと話してたたびに茶釜さん怒ってたな…)

 

過去を思い出しながら覚悟を決める

 

「ここで別れよう。アルテミスさんが周囲を監視してくれているが、現れた敵の数が我々と同数以上なら、即座にナザリックに撤退せよ」

 

周辺に黄緑色のオーロラのような結界が貼られて行く

 

「…分かりました」

 

「手段はこれしかない。世界級アイテムによる支配を打ち破るには」

 

その言葉にアウラとマーレはキリッとした顔になり

 

「…アインズ様、どうかご無事で」

 

「では、よろしく頼むぞ」

 

そう言ってシャルティアに向かって行く

 

 

 

 

 

アルテミスは玉座の間からモモンガとシャルティアの戦いを見守る事にした。

 

傍らには王都から帰還させたセバスとソリュシャンがいた。

 

「……」

 

複数のモニターに映る周辺の状況とモモンガ達の激闘。

 

見逃さないようにセバスとソリュシャンも様子を見ていた。

 

(…一応念の為に結界を張ったけど…心配は杞憂に終わって欲しいわ)

 

評議国の竜王やスレイン法国の人間が盗み見や潜入を防ぐためだ。

 

アルテミスという異分子がいるからこの世界に改変が生まれてもおかしくないのだ。

 

(…私の目的は異世界で支配者ライフを送りたいから、モモンガさんにはなるべく頑張って欲しいわ)

 

酷い話だが、オーバーロード の世界に転移してからの一番の目的は異世界で支配者ライフを送る事だった。

 

現実世界でのつらい日々や前世の苦しい記憶を忘れたかったから、異世界に転移して何もかも支配したくてたまらなかった。

 

誰かの上に立ち、支配するのは正直言って気持ち良い事だろう。

 

(ボロが出ないよう、必死で働いて課金したしね)

 

リアルを思い出して苦笑いが溢れそうになる。

 

「アルテミス様、アインズ様が押されております」

 

セバスからの言葉に中央の画面を見る

 

彼らが戦っている様子は原作と差して変わりはない。

 

モモンガが課金アイテムを使い、ギルドメンバーの武器を使いシャルティアを押し始める。

 

そして、出したアルテミスの武器がシャルティアに命中する

 

切られた場所から熱い痛みと傷を与え続ける武器であり、正直、ゲーム時代は永続デバフ持ちでしかなかったが、この転移して来た世界であの武器は結構痛いだろう。

 

アレを最後に使うとシャルティアのデータが消されてしまうというとんでも武器なので、モモンガには最後に使わないように伝えたから大丈夫だらう。

 

モモンガの姿が魔法詠唱者の姿に戻り、超位魔法を発動させる。

 

シャルティアが消えて行くのを確認し、NPC一覧を確認する。

 

シャルティアの名前が消え、倒れたということを意味する表示になる。

 

「モモンガさんの勝利よ」

 

そう言うとセバスとソリュシャンの雰囲気が穏やかになる気配を感じる

 

「セバス、至急宝物殿に行って金貨を用意して来てくれるかしら」

 

「畏まりました」

 

「ソリュシャンは守護者達を玉座の間に」

 

「はい、畏まりました」

 

二人がいなくなったのを確認し、玉座に深く座る

 

「終わった…」

 

ひとまず難関はクリアした

 

(…これで私も支配者ライフ再開できるかしら)

 

そう笑みが溢れそうになるのを堪える。




【アルテミスの戦闘方法】
主武器は大鎌だが、複数の剣を自分の周りに出現させ、そこから魔法を撃つ攻撃。チートになるために課金しまくって何百万と掛かった。

【アルテミスにとってのモモンガ】
友達であって大切な人ではないという認識、堕天使になった影響か、彼に対して何の感情も抱いてない。モモンガからは…?
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