ひとりちゃんは最高にかわいい   作:白ノ宮

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スランプかと思ったらそうでもなかった。

コミュ障のキャラって何気に書いた事なかったので、所々おかしいとこは出ますね。

大体、日常系自体あまり書かないから初めての事がたくさんあるんだろうけど...。


ep4 物語の展開が遅いのはいつもの事

「よし、完成っと!」

 

私は慣れた手つきで次々と料理を完成させる。作業中も出来る事は全てやったため、後片付けもあまり時間はかからないだろう。これでひとりちゃんとの時間も多めに確保する事ができる。

 

「ひとりちゃん、料理出来たよー♪」

 

「...!手伝いますっ!」

 

「助かるよ、ありがとね♪」

 

「えへへ...」

 

盛り付けられた料理をひとりちゃんとテーブルに並べていく。

 

今夜のメニューは、『白飯』と『わかめと豆腐と味噌汁』と『肉じゃが(豚肉ver)』と『スクランブルエッグ』と『胡瓜と人参の浅漬け』である。

 

所々不自然なモノが混ざっているかもしれないが、家庭の料理って基本はこんなものである。

 

「ひとりちゃん、白飯はいつもの量でいいかな?」

 

「...うんっ。大丈夫」

 

「はい、肉じゃがも味噌汁もお代わりはあるからたくさん食べてね♪」

 

「...ありがとう」

 

このぐらいの年齢の子はダイエットがどうとか言って無理に痩せようとする傾向があるからね。

 

しっかり食べて体力をつけてもらわないと、今後ただでさえ遠い通学路を行く事になるんだから体力が持たなくなる。

 

それでは...

 

「「いただきます」」

 

食事を開始しよう。

 

先ずは白飯、艶は正直どうでもいいが硬さはどうだろう。

コシがあるが、硬いわけでもない。よし、いつも通りの美味しいと感じる柔らかさだな。

 

次に肉じゃがだ。味見した時の感じは問題ないからひとりちゃんの様子をみて見よう。

明るい表情で食の進みが止まらない様子だ。

 

全く無問題だな。

 

ひとりちゃんって好きなものを食べてる時は纏っている暗めのオーラが吹き飛んで逆にキラキラし出すんだよね。

 

ひとりちゃんの最終目標はその暗いオーラが制御出来るぐらいになるってとこかな。うん、ひとりちゃんなら可能だな。

かわいいし。

 

「レンちゃん、おかわりっ!」

 

ひとりちゃんが元気よく空っぽになったお椀を差し出す。

 

好きなものになると急に食欲が倍増するのってあるあるだよね。

 

見ていて非常に気分が良い。

 

口いっぱいに頬張る姿はリスのような小動物を彷彿とさせるようでセラピーに近い効果を受けられる...そんな気がする。

 

「おっけー♪」

 

あの表情からしてさっきと同じ量だな。

お椀にご飯を再度盛って渡すと、もきゅもきゅと食事を再開する。

 

ひとりちゃんは普段使う食材では嫌いなものがないのが偉い。

 

稀に高校生にもなって人参が苦手とか野菜全部やだーとか言い出す人がいるのは

まぎれもない事実である。

 

料理を出す側としても相手が何が嫌いだとかを気にする必要がないのは楽でいい。

 

食事を終えて、明日の分も合わせて作った肉じゃがと味噌汁を冷蔵庫に保存して、食器を洗う。

 

ひとりちゃんにはお皿拭きを担当してもらい、本人もご満悦だ。

 

そうだよね、人の役に立てるって思ってたより幸福だなぁって感じるときあるよね。

 

食休みとして二人でソファに隣り合ってボーッとしていると、ローテーブルに置いていたスマホがブルっとバイブレーションをかき鳴らす。

 

気を抜いていた私たち二人は突然発生した音に驚いてバランスを崩しかけたが、ぎゅっと密着して両足で踏ん張って事なきを得た。

 

食後のリラックスタイムに痛い目には会いたくはない。

 

なんの通知なのかと画面を見るとただの電車の遅延情報だった。

 

...通知きっとけばよかったかもしれない。

お陰で横からのジト目がやばい。

 

ひとりちゃんのジト目は珍しい表情の一つであり、本来は『キタコレ!』となるのだが今回のは私に非があるのでそんなリアクションは出来ない。

 

少しの間、微妙な雰囲気がリビング内を漂った。

 

時計を見ると食事から35分程経っている事に気付き、私は立ち上がる。

どうしたの?という視線を横から感じたので、私はひとりちゃんの方へ向けて言った。

 

「お風呂入ろっか♪」

 

「そうですね」

 

それにしてもテンションが低くなると敬語が着くのは何故なのか。

常にタメ口でいいのにな。




さて、お風呂シーンは初挑戦だぞ。
うまく描写できるか心配だな。

頑張りますね。
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