転生先は四葉でした   作:わすぽん

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ちなみに、四葉深夜生存ルートです。特に深い理由はありません。


第1話 日記 ㊙

 

 

 

オッスオラ四葉・・・うん。あの四葉。例の四葉。そう、十師族の四葉。

 

時系列を追って説明しよう。

 

まず、俺は前世がある。それも、事故で死んだ前世だ。まあ、そう来ればただの転生に過ぎない。意外とあきらめが着いた。というより「俺」という意識は明確に残っている。死んだという気は起きない。もしかすると前世の俺と今の俺は別物で前世の記憶を与えられただけの存在かもしれない。が、今の自分はこれに対して特に思うことがないので横においてこくことにする。

 

さて、生まれてから最初に思ったことがある。あれ?この人なんか見た事あるぞ・・・?なんで?

普通に考えれば前世の記憶はあれど、今世の記憶はあるはずがない。

 

しかし、よくよく観察していると、

 

ああ、これ、魔法科高校の劣等生の世界だこれ。

 

ってことに気づいた。だって、俺の母親は四葉真夜だもん。有名人じゃん。魔法師としては、超一流の家系である十師族の四葉家の現当主。・・・時系列的にはまだか?

 

原作では子を成せない体となっていたはずだが、冷凍された卵子でもあったのだろうか。となると父親は誰なのか気になるところではあるが今のところ出てこないので精子だけ入手してきたのだろう。

 

まあ、それはどうでも良くて問題は俺の境遇だ。原作では特殊すぎる能力を持って生まれた達也は、元一般人の目で見るとかなりの境遇であった。

俺はどうなるのかと思ったが意外と普通のまま過ごしていた。まあ、赤子に大したことはできないしな。うんうん。良かった、良かった。

 

 

 

何も良くねーよ!?

あれから3歳になった。なんか戦闘訓練みたいなのが始まった。さらには魔法の訓練も始まった。とはいえ、3歳でできることは限られているはず・・・

 

うん。そんなこと無かったね。普通に戦闘訓練してるよ。元軍人相手に訓練させられてる。ちょーしんどい。

あ、でもお母様こと真夜さまは俺には優しいよ。親バカってやつ?

 

そういえば、俺も再生を使えるらしいよ。原作達也と違って自分の体だけだけど。他人とか物は直せない。でも正直それでも充分だよね。怪我をしてもあとが残らないんだもん。あと分解も使えないみたい。

 

 

 

深夜さまの実験台になることになったよ。なったよ。って言ってるけどかなり内心ビクビクしてるよ。

あ、深夜さまってのはお母様の双子のお姉様ね。

で、何をするかって言うと深夜さまの魔法演算領域を俺の魔法演算領域に写すんだってさ。どうやら、俺の魔法演算領域は普通の魔法師よりもめちゃくちゃ大きいらしくて、深夜さまのを4つ分写してもまだ余裕があるんだってさ。

 

実験は成功したよ。ただ、俺が考えてることまで読み取られたのと、どうやら同じ魔法演算領域を意図的に作り出したせいで精神的なリンクができたみたい。注意していないと相手に感情とか考えてることが伝わるんだよね。

 

それから、お母様から「精神的に繋がっていてもあなたのお母さんは私だけですからね!」って言われた。

盗られると思っているのかもしれない。原作ではこんな感じだったけ?なんか全然違う気がする。

もしかすると、もう出来ないと思っていた子供が産まれたから、めちゃくちゃ嬉しいのかもしれない。それか、溜まっていた母性が溢れてきてるとかね。

 

 

 

今度はお母様の魔法演算領域を写すことになった。一応、余力があるなら、さらに強力な魔法演算領域を増やしておきたいというのがあるのかもしれないが、個人的には自分も精神的に繋がりたいと思ってるんじゃないかって考えたり。

ただ、強力な魔法演算領域を付与するというのも間違ってなくて、四葉の魔法師は精神干渉魔法を使えるか強力で歪な魔法演算領域を持つかのどちらからしい。前者が深夜さまで、後者がお母様。

両方を持って生まれることはかなり珍しいから後付けでもできるならやっておきたいというのは十師族、四葉家の長男として、強く在らねばならないというのがあるのかもしれない。

 

もちろん、実験は成功した。一応、実験としては一回目が自分の魔法演算領域を写したものだけど、二回目は第三者の魔法演算領域を写したもので、実験としては別物らしく、またこれから忙しくなるんだとか。

これでお母様とも精神的なリンクができたみたいで、リンク経由で喜びの舞(踊ってはいない)が送られてきた。

あと、俺を経由して深夜さまとお母様のリンクができたらしい。もともと、仲がよさそうな二人だがなんとなく壁があるように感じるのは俺だけだろうか。二人とも笑っていればとっても綺麗なので仲がいいほうがいいと思うのだが

 

あ、やべ。二人そろってこっち向いた。どうやらリンクがつながっていたらしい。やっべ恥ずかし。

今日はなぜか3人で寝ることになった。深夜さまとお母様に挟まれる形である。

 

 

 

昨日の夜は寝れそうで寝れなかったが幸せだった。だって美人に挟まれて寝れるとか前世では考えられないしな。それはさておき、一つ重要なことが分かったどうやら深夜さまには俺より数か月早く産まれた男の子と俺よりも後で産まれた女の子がいるらしい。ああ、これ鬼い様ことお兄様と、雪の女王、深雪様じゃありませんか。めっちゃ原作に絡んできてるね。

 

というわけで、すでにうろ覚えになってはいるが分かっていることを先に書いておくべきだろう。今後の行動計画にも影響してくる。後、これを絶対に見られない場所に隠しておく必要があるが・・・そのうちバレそうだなぁ

 

 

 

実験から1年がたち4歳になったが相変わらず訓練と訓練、訓練みたいな生活であることには変わらなかった。むしろ、前よりもさらに増えただろう。

ただ、魔法の訓練の比率がかなり上がった。付与した魔法演算領域が実際に使えるかどうかのテストも増やしていくらしい。

 

深夜さまの魔法演算領域は精神干渉魔法の中でも世界で1人しか使えない精神構造干渉が特に特筆すべき点であり、俺に魔法演算領域を付与したのもこれに寄るところが大きい。と言うよりも、これがなくては出来なかった。

 

お母様こと真夜さまの魔法演算領域は精神干渉魔法は使えないものの流星群に代表されるような強力な魔法が多い。特に流星群は対人、対物を問わずに防ぐことが非常に困難な魔法でもあり、四葉真夜を極東の魔女と言わしめるだけの力がある。

 

いずれにせよ、これらが使えなくては実験は成功とは言えない。故に周りからの期待も凄いことになっている。

 

 

 

今回初めて流星群が使えた。つまり実験は成功したと言えるだろう。ただ、まだ精神構造干渉は使えていない。そのことについて深夜さまから、少しばかり文句を言われたがその半分はお母様から自慢されたことが原因なので多分大丈夫。というか、2人で俺を取り合ってないか?深夜さまに関しては自分の子供がいるはずなんだが、自分の手を離れてしまっているので寂しいのかもしれない。で、その分を俺で代用しているのかもしれない。

 

今度はちゃんと精神構造干渉が使えた。深夜さまは喜んでいたのでとりあえず良かったのだが・・・

 

 

 

目が覚めたら3日経っていた。目が覚めた事を使用人が気付いて、人を呼びに行った。

 

そしたら、お母様と深夜さまが飛んできた。いや、ほんとに飛んできた。まだ飛行魔法は発明されてないはずなのだがそれぐらいの気迫を感じた。

 

めちゃくちゃ心配された。何とか宥めるのに苦労した。

長年2人のことを知っているはずの当主の補佐をする葉山さんという執事でさえ、少々困惑していた。

後で聞いたら、あんなにも2人が仲良くなったのはかなり久しい事のようで、葉山さんも喜んでいた。

 

で、気を失った原因は精神構造干渉が思っていたよりも4歳の身体には大きな負担だったこと。精神体や魔法演算領域は十二分に大人並みだが身体だけは子供なので、当面は魔法よりも身体の方に集中するのもいいかもしれないとのこと。

 

6歳になった。先代の当主であった四葉英作おじさんが亡くなったことでお母様が四葉家当主になった。

これで四葉と名のつくものは自分とお母様だけになった。深夜さまは戸籍上は司波という苗字であるためでもある。まあ、それでも四葉深夜としての方が有名だが。

 

それと、6歳になってから変わったことといえば、鍛錬がかなり厳しくなったこと。それと、初めて人を殺したこと。詳しくは分からないが、外国人だった。多分スパイかなんかを捕らえて情報を抜き出して最後に実験体にしたのだろう。

 

意外にも人を殺しても何も思わなかった。・・・なんて言うのは嘘で、手が震えたりとかは無かったが、なんというか、うん、何も動じなかった自分に少々、吐き気がした。前世で考えればありえないことなのだ。記憶からの抵抗かもしれない。四葉に染まっていく気がした。

 

 

 

 

なんとなく外に出たい気分だ。親が過保護だからなのか、学校もすべて通信制のみとなっている。どんな形で原作に関わることになるのかは未だ分からないが、少なくとも高校に入るまではこんな感じかもしれない。

ただ、家から一歩も出れないのではなく、四葉の邸宅がある周りから隔離された村の中なら出歩くことは出来る。

もちろん研究所や使用人のための建物やダミーの建物、訓練施設などはあるが、娯楽施設などは一切ない。

 

 

 

12歳の春。原作で言うと追憶編あたりの時間になるが俺は沖縄に行くことは無い。というか、行かせてくれなかった。

なお、今の今まで原作主人公こと達也とは接触がない。いつになれば接触できるのだろうか?深夜さまにそれとなく聞いてみてもいいかもしれない。

 

 

 

で、沖縄沖で謎の巨大爆発が起きて侵略軍が壊滅したとかいうニュースを見た。ああ、やっぱりかと言った感じ。

特別、俺という存在が関与しなかったので原作は変わらなかった。

変わらないなら対処が楽になるのでそれでいいのだが、なんとなく、せっかく転生したんだから・・・という気持ちも有る。が、どんな変化を迎えるか分からない今、油断していると、足元をすくわれるどころか、人生ごとすってんころりんしそうなので、このままでもいい気もする。

一応、前世は一般人だからね。四葉の魔法師として訓練を受けても、平穏を望むから。

 

 

 

今後、当面の目標は平穏に過ごすこと。多分無理。

とはいえ、目標を立てたからにはやってみなくちゃ・・・と思ったけど、その翌日に魔法師を殺す訓練をしたので、平穏とは程遠い人生を送らざるを得ないだろう。

 

いずれにせよそれだけ力がいるのは確実なので、諦めるしかない。四葉の魔法師として不適。と判断されれば捨てられかねない。

 

 

 

 

15歳になった。もう中学校の卒業が間近である。あれから、達也とは最低限ではあるが接触することが出来た。

 

それから、第一高校に行くことになった。いままで、表向きには俺の存在は公表されていなかったがさすがにずっと秘密にしておくにはもったいない。ということで、公表することになった。

 

 

 

で、入試を受けることになったのだが・・・まさかの入試2位。これにはちゃんと理由がある。

 

ペーパーテストがダメだった。正確には一般科目であるが・・・それでも魔法実技と理論だけで2位になれているというのは、なんとも魔法科高校らしい。

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