ネスティと合流した後は、概ね私の知っているとおりに進んだ。
マグナが仕出かした二重召喚、正確にはギリギリで完全な誓約には至らなかったらしいソレを開口一番に叱り飛ばしたネスティは、君は馬鹿か、を何度も口にしながら烈火の如くお説教を繰り広げた。派閥前広場に常駐する警備兵がちらちらと視線を投げかけてくる中、兄弟子から弟弟子への容赦ない叱責の声は四半刻ほど続き、ネスティの息が切れ始めたことで私はやっとマグナの護衛獣として挨拶が出来るのだった。
「というわけでして、戦闘などでは微力ながらも粉骨砕身の意気込みで主を守らせて頂く所存です。ただ、敬愛するマスターから引き離されたばかりで上手く心情の整理がいっておりませんので……少しばかり主に対する物言いが崩れてしまうかもしれませんが、どうかお許しいただければ」
しおらしく神妙な顔をしてお願いの形をとったのが良かったのか、未だに呆れと憤りが尾を引いている素振りの割にネスティはすんなり許してくれた。私のことをマグナのうっかりに巻き込まれた被害者だとでも思ったのだろうか。戦力把握のために簡単な情報共有をした際、本来の召喚主であるマスターのために付け焼刃ながら武器の扱いに通じていることを申告すれば、それをこの馬鹿のために振るってくれるとは、とでも言いたげな罪悪感と申し訳なさの入り混じった顔をしていたくらいだ。やっぱりネスティは人が好い。
そうして旅の必需品であるキッカの実やゲドックーの葉を見繕い、さすがに未誓約のサモナイト石を求めるのは警戒されそうなので諦め、食料や毛布など足りない品をなるべく安値で買い揃えて城門を潜り、なだらかに整備された街道へと踏み出した。こっそり誓約を結び直しておいたスライムにはその体色から紫熟、シズクと名付けたのだけど、するすると滑るように街道を行く姿は思いのほか俊敏だ。デグレアでは見なかった緑豊かな景色を眺めたり軽い雑談をしながら足を進めるうちに街道沿いに置かれた休憩所に辿り着いたものの、そこからが怒涛の展開だった。
「囲まれたな」
肌がピリつくような違和感に足を止めた私やネスティと違い、まだ駆け出し召喚師に過ぎないマグナはこうした経験が圧倒的に足りてない。無警戒に休憩所の中ほどへと踏み込んでいったマグナがネスティの低い呟きに不思議そうな顔で振り返るのを待っていたように、物陰に潜んでいた悪漢たちが自己紹介交じりにぞろそろと姿を現した。下卑た笑みを浮かべてそれぞれ得物を構える野盗たちを前にネスティが呆れ交じりの小言をこぼせば、焦るマグナの八つ当たりじみた抗議の声が飛び、私からは無機質な確認が飛ぶ。
「ソレはわかったけど今はどうするんだよ!?」
「切り抜けるしかないだろう!」
「主。殺すか、殺さないか」
殺さない、とやけっぱちように叫んだマグナの声が戦闘開始の合図となって、後は各々杖や剣を振るって対抗したというわけだ。
実力が拮抗、あるいは近い相手への手加減は命取りだけど、あまり統率の取れていない連中だったこともあって各個撃破を意識すれば手傷のひとつも負わずに片付いてしまった。ネスティの召喚術が派手な見た目同様の威力だったことと、私の刀での顎突きをまともに食らったこともあり、首領格の男が完全に伸びてしまったせいで警備兵への引き渡しが少しばかり面倒になってしまったのはともかく。その手続きやらもあって僅か半日でゼラムにトンボ返りだ。細々した事務手続きはネスティがやってくれることになったけれど、ぽっかり空いた時間をどうするかとなったそこで何か閃いたらしいマグナが声を弾ませながら私を見た。
「それならせっかくだし、街を案内するよ!」
初めての対人戦をこなした高揚感や達成感もあってか、帰りの道中ずっとマグナはうずうずしていたらしい。断られるなんて想像もしていないような期待に満ちた顔で見つめられれば、私の首が縦に振られるのも時間の問題だった。
そして結論から言えば、マグナの案内は中々に優秀なものだった。
王都ゼラム。それは高く築き上げられた城壁に囲まれて円を描くように市街が広がる街で、北は高山の岩肌に面するように王城が、東は海水と淡水の入り混じった巨大な汽水湖であるハルシェ湖が、そこから低きに沿って南西に下れば兵士や旅人で賑わう城門が位置する大都市だ。城門を潜り抜けた先には大型の馬車も通れるほどに整備された街道が緩やかに伸びており、西へと真っ直ぐ進めば交易都市ファナンに、それより早い地点で南に下れば自然豊かなフロト湿原が広がっている。
とまあ、ゲームの知識で知っていたものの、蒼の派閥本部から城門前まで歩くだけでもそこそこの距離があった時点で私の興味は大いにくすぐられていた。実際の街がどんな広がりを見せているのか、ゲームで出てきた王都ゼラムの概略図以上にこの街のことを知りたくなっていたのだ。あまり詳しくないけれど、と前置きした割にマグナの説明は過不足なく私の疑問を埋めてくれて、ハルシェ湖畔や劇場通り、再開発地区といった王都ゼラムの名所を駆け足気味に回っていった後には私の頭の中にもしっかりとした街の見取り図が出来上がっていた。高級住宅街の凹凸なく嵌め込まれた石畳の歩きやすさを名残惜しみつつ帰路に就く頃にはすっかり満足していたし、案内先で偶然顔を合わせた派閥の先輩であるミモザと話せたことでマグナも嬉しくなっているのか、主従揃って顔を綻ばせていたはずだ。
「王都というだけあって実際歩いてみると相当に広いんだな。勉強になったよ、色々と教えてくれてありがとう」
「え、えぇと……タキツにそう言われるとなんだか照れるな? どういたしまして」
案内してもらった礼として感謝の言葉を口にすれば、マグナは戸惑いと照れが混じったような顔をしてぎこちなく頬をかいた。私からお礼を言われるなんて思いもしなかったと言わんばかりだ。それはまあ、確かにあまりマグナと親しくするのは避けたいところだけど、最低限の礼儀は払わなくちゃ居心地悪さに耐えられなくなるのは私の方だ。理想の遣り取りは業務連絡、目指すはビジネスライクな関係だと内心自分に言い聞かせていた私は、まさかそれが翌日には空しく消え去る誓いだと知らずにいたのだった。
「マグナ! そっちに向かったぞ!」
「分かった! 召喚、ロックマテリアル!」
怒号と剣戟を背景に振り下ろされる剣を躱しながら、私はあちこちに点在する大岩の位置に目を走らせた。地盤の固い流砂の谷ではその名のとおり砂と岩肌ばかりが目立って、物陰に隠れようにも利用出来るのはそうした自然の産物ばかりだ。高所の利を使われないためにか、あえて平坦な地に陣取っているらしい野盗の首領格、アウゴの姿を遠目に見据えつつ私はかさついた唇を無意識に舐めた。
早朝、王城前に野盗退治の看板が立った。日本でいうところの高札、権力者からの通達掲示板に記された文字を読めるゼラム市民は少なくないようで、他所から集った冒険者たちの姿もあって王城前の広場は大層な混雑ぶりだった。気になる内容は流砂の谷に巣食っている手練れの野盗を討伐した者には恩賞を与えるといったものらしく、声高らかに読み上げた大柄な冒険者が興奮に笑みを浮かべると同時、隣にいたマグナがさっと顔を曇らせるのが見えた。休憩所の一戦で世に蔓延る野盗の力量というものを実感した直後というのもあって、冒険者の彼らが返り討ちになってしまわないか、俄然心配になってしまったらしい。赤の他人相手に優しいことだが、当然そんな寄り道を嫌うネスティの意見とは真っ向から衝突した。通行人の迷惑になるから、と早くも喧嘩腰の二人をどうにか宥めて導きの庭園まで移ったけれど、様子を見に行くべきだ、放っておけばいい、と子供のような言い争いが勃発し、最終的には様子を見に行くだけ行ってみるということで収まったのだ。なぜだか、私の仲裁の元で。
「タキツはどう思う!?」
大人気ないほどの正論で理路整然と説き伏せていくネスティ相手に感情論一本のマグナは歯噛みするばかりだったのだけど、さすがに劣勢を悟ったのだろう。不意に振り返って、事態を静観していた私の腕をぐっと掴んで声高に尋ねてきたのだ。
おかしい、本来ならネスティがもうちょっと早く妥協してくれるのではなかったか。
物理的にもマグナ側とばかり引き寄せられた自分の立ち位置に迷いつつ、結果としてマグナの肩を持つような仲裁案になってしまえば、自然と二人組のオマケではなく三人組という認識になってしまう。思いがけず話に関わる羽目になってしまったことに内心、ビジネスライクな付き合いの難しさを噛みしめていた私だったけれど、いかにも仕方なさそうな表情を取り繕ってやって来た流砂の谷でもその流れは続いていく。ゲームどおりに捕まって修羅場を迎えていた冒険者たちの様子に、見過ごせなかったマグナが勢いのまま召喚術を放ちながら飛び降りていったのだ。そんなマグナを一人放っておくわけにもいかなければ、やれやれと溜め息を吐きつつネスティと私も場に参戦するしかない。すかさず機界の召喚術を練り上げて放ったネスティに続き、無言で振り抜いた刀で近場にいた手下の足元を切りつけ蹴飛ばして、その間に機を見計らっていた冒険者のお二人も拘束から外れ、満を持しての戦闘に移行する。そして迎えたのがこの乱戦だ。
「……油断したなっ!」
高所から降り注ぐ召喚術と弓矢の援護射撃によってこちらの有利は揺らがず、アウゴを除いて殆どは無力化が叶った。ざっと状況を把握して、たった一呼吸分とはいえ、マグナは迂闊にも気を緩めてしまったらしい。召喚術の余波で大きくたたらを踏んでいたアウゴがぎらりと目を光らせたのは、その一瞬だった。尋常じゃない膂力でもって砂の斜面にずり落ちかけていた身体を無理矢理に引き戻すと、直線上にいたマグナ目掛けて風も唸るような速度で距離を詰めていく。盾にするような大岩などない開けた場所、せいぜいが膝ほどの高さしかない岩石に囲まれていたマグナが顔を引き攣らせるのが見えた。そして今、両者の近くにいるのは私だけ。考えるより早く、割り込むように二人の間へと身を滑り込ませた私は握る刀を振り上げた。
「タキツ!?」
ぎん、と鈍い音が響いて骨が軋むような衝撃が腕全体に広がる。アウゴが力任せに振り下ろした剣を咄嗟に突き出した刀の峰で受け止めたはいいもの、真っ向から受け止めるなんて荒仕事を振られた哀れな刀は限界寸前だ。柄を握る手と刀の背に添えた手、両手で支えていても重すぎる圧力に知らず声をもらせば、見上げる先のアウゴがにやりと顔を歪め、背中に庇うマグナが悲鳴めいた声を上げる。刀が、折れる。誰もが思っただろうその時、けれど私は顔を上げて、してやったりの笑みを浮かべている。
「やれ、紫熟」
次の瞬間、アウゴの背後から伸び上がるように現れたスライムがその口を覆った。初めのうちに岩場の陰に潜めさせておき、これまでずっと息をひそめてタイミングを窺ってくれていた、私の可愛い紫熟だ。軟体で不定形の身体を活かしてぐるぐると巻き付くように口周りを覆っていくスライムに訳も分からず振り払おうと暴れるアウゴだが、千鳥足でふらついているような醜態ぶりに焦って駆け付けてきたネスティや尻もちをついたままのマグナまで呆気に取られた顔をしている。片手に握っていた剣もついに落として紫熟を引き剥がそうと躍起になるアウゴに、私は圧力に耐え切れずヒビの入った刀をくるりと回転させて、無防備に曝け出された顎目掛けて思いっきり柄頭を突き上げるのだった。
「無事かな、主?」
脳震盪を起こして倒れ込むアウゴに一瞥をくれて、振り返った先のマグナへと目を細めた。完全に気が抜けてしまったのか、相変わらず呆けたように座り込んだままのマグナに溜め息をひとつ落として、ずるずると足元に這い寄ってきた紫熟を両手で抱え上げる。あまりにも無防備な姿を晒しているけれど、こんなのもし残党が残っていれば真っ先に狙われること請け合いだ。主、ともう一度呼び掛けてマグナの意識がこちらを向いたのを確認した私は、その上空で紫熟を支えていた手をぱっと離した。
「げふっ!?」
「まったく、いつまで呆けてるんだ? そんなふうに寝転がってちゃ奇襲を受けても文句は言えないぞ。危ない目に遭ったばかりでその余裕はある意味、大物かもしれないけどな」
「それは……返す言葉もないけれど……いつからコイツを配置してたんだよ……?」
腹の上でぶるぶると身じろぎする紫熟をどかそうと四苦八苦しながらの声は苦しげだ。涼やかなゼリーのような見た目のくせ、紫熟は案外重い。十キロ若はあるだろうか。気を抜いていたところにそんな重量を落とされて潰れた蛙のような声を上げたマグナだけど、召喚術の他に剣も振るっているだけあって砂地から背中を起こすのは早かった。おいで紫熟、と声を掛ければ、肩を落として胡坐をかいたマグナの膝から伸びあがるようにして腕の中へと戻ってくる。どこか誇らしげな紫熟の頭の辺りを撫でてやりつつ、私はさらりと返した。
「一番初めから。この子は動きが早くないから、普通に出したら格好の的になってしまうだろ。だから岩場に潜ませて、最後に残るだろうボスを仕留めるのを手伝ってもらうつもりだったんだ」
ぶるると身を震わせる紫熟は満足そうで、スライムは体表を震わせることで会話をしているのかもしれないとふと思う。今回の功労者である紫熟を労わっていれば、いつの間にかすぐ近くに来ていたネスティが大きな溜め息をこぼしながら眼鏡の位置を正した。
「なんにしろ、君のおかげでマグナは助かったと言えるな。すまない」
「一応は護衛獣だからね。それに、礼を言うならこの子にだよ」
紫熟がいなければ私はあのまま刀を折られて窮地に陥っていただろう。それを言外に匂わせながら返したけれど、それでも、と反論したのは膝を払って立ち上がったマグナだった。
「タキツのおかげで痛い思いをせずに済んだんだしさ、やっぱりお礼は言わせてくれよ。ありがとう」
「……そう思うなら、もっと警戒心を身に着けてくれないか?」
ようやく強張りの取れた笑顔を見せるマグナに少しばかり胸を撫で下ろしながらも冷めた視線を投げやれば、見るからに気落ちした様子で項垂れるのだから本当に子供のようだ。砂を散らして駆け寄ってきた冒険者の二人へと意識を切り替えつつ、私は苦笑交じりにネスティと視線を交わし合った。
「タキツはさ、人間相手には結構手厳しいけど召喚獣には親切だよな」
それを根に持っていたのではないだろうけど、マグナが不意に話を蒸し返してきたのは日暮れ後、流砂の谷から少しゼラム寄りの森の中で野営をしていた時だった。先ほどの一戦で知り合った冒険者のフォルテとケイナが率先して集めてくれた山菜やキノコといった山の恵みがメインの夕食を終えたばかり、焚火を眺めて一息ついたことで色々考える余裕が出来たのだろう。元々低燃費な私はそこまで食べなくても満足できることもあり、木のお椀によそってもらった具材を興味深げに覗き込んでいた紫熟にちまちまとお裾分けしていたところだった。紫熟は熱いものが苦手なようで、少しずつ冷ました具材を口元に運んでやっていたのが過保護に映ったのかもしれない。
「ていうか、優しい?」
「誤解だよ。そもそも私が意図的に厳しく当たっているのは主だけだし、変な勘繰りは止めてくれ」
「つーかよお、なんでアンタはそんなにコイツへの当たりがキツイんだよ? 召喚獣ってのは呼び出したヤツに従うもんじゃねえのか?」
リィンバウムの人間と見た目は変わらないこともあって、自己紹介まではマグナと私の関係性を知らずにいたフォルテが不思議そうに首をかしげる。長らく冒険者をやっていると自称するだけあって、ある程度は召喚に関する話にも通じているようだ。本人が記憶を失っているけれど、実は同じく召喚獣に当たるシルターン出身のケイナがそれに疑問符を浮かべているのを視界の端に、どう説明したものか、と私は手を止めて視線を宙に投げた。
「話せば長くなるけれど、本来の召喚主はマグナじゃなく別にいるんだよ。それもあって思うところがある、という感じかな」
「あら、もしかして男のひとが苦手なのかと思っていたわ。私もそうだったから」
納得交じりのケイナの合いの手に言葉を切って、少し考え込む。タキツはいつもこんな感じだよ、と勝手なことを言っているマグナの声を聞き流しながら、私は頭の中で組み立て終えたばかりのそれらしい返事を口にした。
「んー……ああ、確かにそうかも。必要以上に近づくのはちょっと……あまり深入りするのは避けたくてね」
「えぇ、じゃあネスにはなんで普通の態度なんだよ? 俺とは全然態度が違うじゃないか」
「……君がそれを言うか?」
「ネスティは別だろ。立ち位置だって私と似たようなものだし」
あまり親しくなれば互いに面倒なことになるから、という本音をぼかして返したけれど、それで納得したのはフォルテとケイナだけで肝心のマグナはなぜか不満に思ったらしい。憤ったように眉尻を跳ね上げて、声色も僅かに荒げて怒ってますとばかりの表情を作るが、それに呆れたような声をこぼすネスティ同様、私も素っ気ない態度で返した。
「見聞の旅に付いてきたのだって弟弟子を心配してのことだろ。いつも主のことを見守って気に掛けて、今日みたいに何かあればサポート役を買って出て……必然的に巻き添えを食っているという意味じゃ同じだし、どうしたって主に対するよりは労りとか敬意の念が強くもなるよ」
「ネス……そうだったのか……」
「……言っておくが、僕が君に付いてきたのは派閥の命令もあってだからな? タキツの言うことも一理あるが、決して僕の一存で動いているわけではないと理解してくれよ……」
きらきらと嬉しそうに目を輝かせて振り仰ぐマグナを見下ろして呆れたように眼鏡を押し上げるネスティだけど、その声色がいやに固いのは単なる照れ隠しというより呆れと懇願と疲労の色も混じっているからだろう。大事にされてんだねぇ、とにやにや笑いをこぼしながら茶々を入れるフォルテに晴れやかな笑みを返すマグナの姿に、私は何とも言えない気持ちで鼻を鳴らした。まったく、世話の焼けることだ。
いつの間にか膝にずり上がってきていた紫熟を優しく撫でて、ようやく感じ始めた疲労の気配に目を伏せる。ぱちぱちと焚火の爆ぜる音に穏やかな談笑が重なる中、見聞の旅に出て初めての夜はゆっくりと更けていった。
今回はここまで。