東方他力録   作:黒檻さん/詩歌

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投稿した後に必ず見つかる修正点。本当に焦ります。

それでは、お楽しみ下さい。


エリュシオンに血の雨

友弥、霊夢は迷っていた。

道に迷っているのでは無い、どうやって扉を開けるかどうかを迷っていたのだ。

 

「でもこの扉鍵掛かってるよね……」

 

そう、この扉には鍵が掛かっていたのだ。

霊夢が鍵を無視して突撃しようとしていたが、

 

「一応お嬢様らしいからそれはやめたらどう?」

 

と言われ、ひたすら扉が開くのを待っているのた。

ならば呼べば良いじゃないか、と思う人もいるかもしれない。

しかし、いくら呼んでも一向に返事が返って来ないのだ。

 

「うーん、参ったね」

 

「一体どうするのよ?」

 

「待つしか方法が無いよね」

 

今のところ出てきた案はスキマ、突撃、大声で呼ぶ、ひたすら待つ、咲夜を呼んで来るの五択だ。

 

前の二つは相手に失礼だから却下。

咲夜を呼んで来るのは忙しそうだったから却下。

大声で呼んでも返事が返って来ない。

ならば消去法で待つしかないのだ。

 

「……凄く暇だね」

 

「全くよ。中の吸血鬼は何してるのかしら?」

 

二人はとても長いため息をして、ひたすら待ち続けるのだった。

 

 

〜一時間後〜

 

「あら、貴方達まだ入って無かったの?」

 

咲夜が来た。

どうやら家事は全て終わったようだ。

 

「だって鍵が掛かってるよ?」

 

友弥がそう言うと「……少し待ってて頂戴」と言って咲夜が消えた。

その瞬間部屋の中から誰かが歩く音と、ドシーンと大きな音がした。

 

「何が起こっているんだろうね」

 

少ししたら、ガチャという音と共に扉が開いた。

中から咲夜が迎えてくれる。さっきまで部屋の外に居たのにどうやって入ったのだろう。鍵を持ってたのかな?

 

「ようこそ客人よ。私がこの紅魔館の主、レミリア・スカーレットだ」

 

中で小さな女の子が座っていた。

友弥と霊夢は心の中で「あ、この人完璧子供だ」と思ったらしいが、何とか言わずに過ぎたようだ。

 

「どうも、烏川友弥です」

 

「博麗霊夢よ」

 

しかしレミリア、あきらかに寝起きの顔だ。それになんだか鼻が真っ赤になっている。恐らくドシーンという音はレミリアが転けた音なのだろう。強がっているのがバレバレだ。

 

「あの、大丈夫ですか?」

 

その質問がいけなかった。

レミリアは必死に隠していたのに、友弥はレミリアのプライドを一瞬で壊してしまった。

 

「……殺すわよ?」

 

レミリアからどす黒い殺気が流れ出る。

しかし友弥と霊夢には能力の影響でちっとも効果が無い。

 

「恐いわね、お子様なのに」

 

「確かに子供にしては恐いね」

 

霊夢はしっかり挑発の意味を込めて、友弥は無意識の挑発で更にレミリアのプライドをズタズタにしていく。

 

「もういいわ、消えなさい」

 

レミリアは紅い槍を作り、友弥に投げつける。

しかし危険を察知した友弥は一瞬のうちにスキマを開き、それを回避した。

 

「ちょっと待って、せめてスペルカードで勝負しない?」

 

「何でもいいわよ。もう二度と戦え無いのだから」

 

「また私は見てるだけなのね……なら私が審判をするわ。スペルカードは三枚、残機は二つまでよ」

 

霊夢がルールを決めたと同時にレミリアはスペルカードを発動した。

 

「うわ、容赦無いね〜」

 

「人間、後悔することね」

 

ーー神槍『スピア・ザ・グングニル』

 

レミリアは大きな紅い槍を作り出し、友弥に投げつける。

しかし友弥も黙ってはいない。

 

「よくわからないけど抵抗するよ?良いよね?」

 

ーー覆符『多重弾幕結界』

 

無数の弾幕に囲まれ、レミリアの投げた槍がことごとく破壊されていく。それどころかレミリア自身も被弾してしまったようだ。

 

「あんなの私でも避けられるかわからないのに、たかがお子様吸血鬼に避けられる訳が無いわ」

 

どれだけ試合の途中でも野次を忘れない霊夢。全くブレないです。

レミリアは自分の得意技をアッサリ打ち砕かれたのに腹を立て、地団駄を踏んでいた。

 

「ふう、案外簡単なスペカで助かったよ」

 

レミリアの中の何かが切れた。

 

「怒ったわよ!」

 

ーー『紅色の幻想郷』

 

レミリアは大きい弾幕、小さい弾幕を次々と友弥に向かって撃っていく。

しかし友弥はそれを一瞬でねじ伏せた。

 

「やっぱりこれが一番しっくり来るんだよね〜」

 

ーー殲符『クレイジースパーク』

 

レミリアの弾幕が次々と消されていく。

魔理沙のように同じような技だったら少しは拮抗したかもしれないが、生憎レミリアの弾幕は違ったのだ。

 

巨大なレーザーが無慈悲にレミリアを襲った。

 

「ケホッ……あーあ、負けちゃったわね。情けない」

 

「あれ?もう怒って無いの?」

 

「貴方のおかげで怒ってる自分が馬鹿馬鹿しく思えてきたわよ」

 

「あ、そうなんだ。じゃあ改めてよろしくね、レミリア」

 

「ええ、よろしくお願いするわ」

 

二人は良い笑顔で挨拶を交わしていた。が、誰か一人足りない気がする。

 

「私は無視なのね……」

 

友弥とレミリアは先程まで審判をしていた霊夢の事をすっかり忘れていたのだった。

 

 

Stage Clear!




友弥の異常な強さ。お嬢様を簡単にねじ伏せるって何事!?

友「書いてるの作者でしょ?」

そーですけどね。
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