それではお楽しみ下さい。
紅霧異変を解決した友弥達。
彼らは魔理沙の提案で
「折角異変を解決したんだし、宴会しようぜ!」
という訳で宴会を開く事になった。
「でも魔理沙、宴会なんてどこで開くのよ?」
ごもっともな霊夢の質問。それに対し魔理沙は
「霊夢の神社だぜ!」
と、当たり前の事を話すかのように言い放った。これには霊夢も渋った顔をする。
「……まあ良いわよ。食事や片付けは友弥に手伝ってもらうから」
「よっし、なら紅魔館の連中も呼んで来るぜ!」
異変解決のお祝い的な宴会に異変の首謀者を呼ぶとはなんの嫌味なのか。
しかし当然魔理沙の頭にそんな事は無い。
魔理沙はハイスピードで紅魔館へ飛んで行ってしまった。
「さあ友弥、宴会のご飯を作るわよ」
「了解、頑張って作ろうね」
〜少年少女飯作り中〜
「ふう、ざっとこんな感じでいいかな?」
「いや、かなりの量あるわよ?これじゃ余るじゃないの」
友弥達は途轍もない量の料理を作った。紅魔館の連中を入れても余る程だ。
しかし友弥の表情は曇っている。
「いや……何かこれでも足りない気がするんだよね。なんでだろ?」
これでも足りないと言う友弥。
それに霊夢は渋った顔をして
「もう作りたくないわよ?」
と言った。
流石に霊夢は疲れたようだ。
「ま、いっか。それじゃあ外に持って行くね」
友弥はスキマを展開し、そこから外に料理を運んでいる。
霊夢もそれに続いて料理を運ぶ為にスキマを通ると
「……人数増えてないかしら?」
そこには魔理沙、紅魔館組、ルーミアとチルノと大妖精、更にはアリスや紫、見知らぬ狐のような尻尾が九本ある人がいた。
「ね?足りない気がするって言ったでしょ?」
「確かにそうね……はぁ、とりあえず宴会を始めましょうか」
その言葉を魔理沙は聞き逃さない。
「その言葉を待ってたぜ!皆、かんぱ〜い!!」
魔理沙の合図で皆はどんちゃん騒ぎを始める。
皆はお酒を好んで飲んでいるが、友弥だけはあまり飲みたくないようだ。
「う〜ん、飲むと頭が痛くなるんだよなぁ……」
そこで友弥は宴会を見学する事にしたようだ。
「にしても、中々騒いでるなぁ」
ルーミアとチルノ、大妖精はそこらを飛び回っている。
霊夢と紫、九尾の女性は神社の近くで何やら話をしている。
美鈴と小悪魔はお互いを慰めるようにお酒を飲み、たまに泣きあっている。
レミリアとフラン、咲夜は木の下で優雅にお酒(ワイン?)を飲んでいるし、魔理沙とアリス、パチュリーは怪しげな会話をしていた。
どこにも友弥は入れなさそうだ。
「……うん。一人でのんびりしてようかな」
結果、異変解決に一番貢献した友弥が一人ぼっちになってしまった。
という事は話す相手もいないわけで……
「はあ、暇だなぁ」
友弥は一人静かに呟くのでした。
〜二時間後〜
「なんて言うか……色々カオスになったなぁ」
ルーミアとチルノは眠ってしまい、大妖精が必死に起こそうとしている。
霊夢と紫、九尾の女性は既に酔い潰れてしまっている。
美鈴と小悪魔はお酒の影響か妙なテンションになってしまっている。
木の下ではレミリアとフランが眠っていて、それをひたすら眺める咲夜の姿もある。
魔理沙とアリス、パチュリーに関しては宴会の食材で怪しげな実験を始めてしまっていた。
「うん、暇だし片付けしよっと」
二時間も一人でいて、最終的には境内の片付けを始めてしまう友弥。
宴会で空になったお酒の樽や、料理が乗っていた皿などを次々と片付けていく。
そして十分後には綺麗に片付けられていた。
「よし、後は霊夢達を布団に移動させようかな?」
友弥は霊夢達の下にスキマを開き、神社の居間に敷いておいた布団の上に移動させた。
「魔理沙達は……どうでもいいや、僕も寝よっと」
そう言い友弥も神社の中へ入っていった。
「はーあ、何か色々あった一日だったなぁ」
友弥が瞼を閉じ、意識を沈めようとした時に……
魔理沙達が友弥の部屋に入ってきた。それも怪しげな薬を持って。
「アリス、パチュリー、友弥に飲ませるぜ?」
「「了解」」
そして薬が友弥の口元まで近づいた時、閉じられていた瞼が急に開いた。
「……魔理沙達何してんの?睡眠妨害?なら勿論覚悟はできてるよね」
「「「ひぃ!?」」」
友弥は黒い笑みを浮かべ、ゆらりと立ち上がり、スペルカードを手に持つ。
「ま、待つんだぜ友弥、それを使ったら神社が……」
「大丈夫、物質への被害は境界を操って無効にしたから」
怒った時だけ無駄なスペックの友弥。これには魔理沙達も冷や汗をかいた。
「ご、ごめんなさい友弥」
アリスが謝ったが、もう遅かった。
「謝っても遅いよ」
ーー殲符『クレイジースパーク』
魔理沙達は途轍もなく大きいレーザーが当たって気絶する。
気絶した魔理沙達をスキマで外に運び、友弥は眠るのであった。
ちなみにこの時の友弥は般若の数倍は怖かったと魔女達は語る。自業自得である。
お楽しみ頂けましたでしょうか?
書くことが無いので、また次話でお会いしましょう。