東方他力録   作:黒檻さん/詩歌

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指摘を貰い、会話文の間を改行してみました。
それとこの小説は目標は二週間に一話ですが、出せる時には出していこうと思います。

それでは二話目をどうぞ。


普通の魔法使いと霊力

紫と友弥がスキマを使って帰ってきた。

 

「ただいまー」

 

「あら、意外と早かったじゃなっ…なんで友弥までスキマを使ってるの!?」

 

「なんでって、能力です」

 

「能力ねぇ…ちなみにどんな能力なの?」

 

「他人の能力を使う程度の能力だよ。握手した相手の能力が使えるみたいだね」

 

「反則気味じゃない…まあいいわ、お疲れ様」

 

そう言って霊夢は友弥にお茶を差し出した。勿論紫には出していない。

 

「あら霊夢、私にはお茶はくれないの?」

 

「だってあんたは招いてないもの」

 

目に見えて落ち込んでいる紫を片目に友弥と霊夢が話をしていると、バンッという音と同時に障子が開かれて外から黒と白の服を着た少女が入ってきた。

 

「邪魔するぜ!っとそいつは誰だ?」

 

「僕?僕は烏川友弥。君は誰?」

 

「私は霧雨魔理沙。普通の魔法使いだぜ!」

 

魔法使いな時点で普通じゃ無いと言いかけたが、あえてそこは言わないでおいた。

 

「これからよろしくね、魔理沙」

 

「こちらこそだぜ!」

 

「あ…魔理沙、友弥と握手すると…って遅かったわね」

 

「ん?どうしたんだ霊夢?」

 

霊夢がそう言った時には二人は既に握手をしていた。

 

「へぇ、魔理沙の能力は魔法を使う程度の能力なんだね。僕も魔法使ってみようかな?」

 

「その前に友弥には魔力が無いじゃない」

 

「魔力?紫さん、解説をお願いします」

 

「なんで私なのよ…まあいいわ、教えてあげる」

 

 

〜少女説明中〜

 

 

「へぇ、霊力や妖力、魔力や神力があって、僕は人間だから霊力があるはずなんだね」

 

「ええそうよ。魔法使いになるなら話は別だけど、基本人間は霊力よ」

 

「よし友弥、今からお前の霊力を鍛えてやるぜ!」

 

「魔理沙、お言葉だけどその必要は無いわ」

 

「どうしてだ紫?」

 

「何故か友弥には途轍もない程の霊力があるわ。それも私では相手にならない程のね」

 

「そうですか、なら僕は幻想郷で生きていけそうだね」

 

「いや、まだ貴方は霊力の使い方を知らない。まあ能力だけでも大抵の敵は勝てるけど、吸血鬼や花の妖怪くらいの強さになってくると今の貴方では勝てないわ」

 

「ならどうすれば…」

 

すると紫は「答えは簡単よ」と言い縁側に石像の様に座っている霊夢の方を指さした

 

「霊夢に霊力の使い方を教わりなさい」

 

「わかりました!行ってきます!」

 

友弥は興奮気味に霊夢に駆け寄って「教えてください!」と言い放った。しかし話を聞いていなかった霊夢は急にそんなことを言われて「え、何を教えればいいの?」と戸惑ってしまっていた。

 

「友弥は霊夢に霊力の使い方を教えてほしいらしいぜ」

 

魔理沙の説明を聞いて、やっと霊夢は現状を理解できたようだ。

 

「はぁ…まあいいわよ、その代わりに紫!」

 

急に話を振られた紫はびっくりしていたが、少し落ち着き「何かしら?」と聞くと

 

「後で高級な茶葉と美味しい茶菓子を要求するわ」

 

「あげるからしっかり教えてあげてね?」

 

すると霊夢は「勿論!」と言い友弥と外へ出て行った。

 

「全く…霊夢は現金ねぇ」

 

「全くだぜ」

 

紫と魔理沙もそれに続いて外に出て行った。

 

〜少年少女移動中〜

 

「さあ、練習を始めるわよ!」

 

「はーい」

 

意気込んでいる二人を見て紫は

 

「(何か事故が起こらなければいいけど…)」

 

しかし、そんな紫の様子に気付かない二人は練習を始めようとしていた。

 

「まずは霊力を出してみましょうか」

 

「出すってどうやって出すの?」

 

霊夢は「こうやってだすのよ」と掌に霊力の球を出して見せた。

 

「よーし、僕もやってみるよ!」

 

しかし、頑張って出してもお世辞にも球とは言えないものしか出せなかった。

 

「まあ、これは練習するしかないわね」

 

〜少年練習中〜

 

「で、できた!」

 

「おめでとう。…それにしても随分大きい球じゃない、疲れてないの?」

 

「まだ全然余裕ですよ!…と言いたいけど、少し疲れました」

 

 

それもその筈、練習を開始したのが夕方。しかし今はもう真っ暗なのだ。

 

「さてと、今日はここらで終わりね。友弥の家はどの辺りにあるのかしら?」

 

「僕の家は幻想郷の外なので、実質無いのと同じですね」

 

「お、なら霊夢の家に泊まればいいじゃないか」

 

霊夢は「なんで私の家?」と言おうと思ったが、それより早く

「霊夢ありがとう!優しいね!」

と言われてしまった。

 

「はぁ…まあお賽銭の恩もあるし一泊だけよ?あと、今日の晩御飯と明日の朝ご飯を作ってもらうわ。いいわね?」

 

「はい!では早速作ってきますねー」

 

と言い残し、友弥はスキマを使って台所に向かった。

後ろで「何で友弥がスキマを使えるんだ!?」と声がしたが、どうやら霊夢と紫が説明してくれたようだ。




いかがでしたでしょうか?

誤字脱字、指摘などがあればご報告ください。
因みに作者は豆腐より柔らかいメンタルなので、批評はオブラートに包んで頂けると助かります。
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