東方他力録   作:黒檻さん/詩歌

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〜異変後の西行桜の下にて〜

友「そうだ!皆、神社で宴会を開こう!」

魔「ナイスアイデアだぜ!」

霊「酒はあるけど、食料は無いわよ?」

幽「それは私が負担するわ。妖夢、ありったけの食材を用意して頂戴」

妖「は、はい!」

友「流石幽々子さん!じゃあ早速神社に行こー!」

一同「おー!」


異変後の宴会。強敵、酒現る!?

どうも、友弥です。

異変を解決したお祝いで神社にて宴会を開いてるんだけど……

 

「友弥〜!ご飯が足りないわよ〜!」

 

ピンクの悪魔もびっくりの速度でご飯が減っていくんだよ。

ご飯担当は僕だから、次々と作ってはいるんだけど……幽々子さん。

あの人の胃袋に限度は無いね。

だって幽々子さんの周りにお皿の山か出来てるんだもん。

あ、妖夢の幽霊も食べられかけてる。あれって美味しいの?

 

「はい、どう「ありがとっ!」……いやいや幽々子さん、完食速すぎますって」

 

僕が料理を渡す前に皿の上のご飯が消えた。

正確には速すぎて見えなかったんだと思う。だって幽々子さんの口元にご飯粒がついてるもん。

 

「幽々子様、少し食べ過ぎで「パクッ」ああっ!私の半霊がっ!!」

 

ついに咥えられた。

多分あの二人は主従関係なんだろうけど、少し変だよね。

妖夢が半泣きで幽々子さんから幽霊を取り返そうとしてるけど、幽々子さんは微動だにしていない。

絶対幽々子さんに食事関係では勝てないね。

 

「友弥ー、ちょっと来なさい」

 

霊夢から呼び出しがかかった。

どうしよう……喧嘩とかじゃないよね?負ける気はしないけど。

まあ、ここは素直に行きますか。

 

「ん?誰これ天狗?」

 

行ってみたら霊夢の隣に黒い翼を生やした天狗らしき人物がいた。

なんでメモ帳持って輝いた目でこっち見てくるのさ。怖いなぁ。

 

「どうも!清く正しい射命丸です!本日は友弥さんを取材しに来ました!」

 

新聞記者みたいな人だなぁ。って射命丸を眺めてたら、何故か新聞を渡された。本当に新聞記者だったよ。

 

「では、とりあえず一枚撮りますよー」

 

射命丸がカメラを取り出した。

何で幻想郷にカメラがあるの?

 

「ヤダ。撮らせないよ」

 

すかさず氷の壁を作って姿を隠す。

うわぁ、壁の向こうで舌打ちが聞こえたよ。

 

「……まあいいですよ。それより!早速取材をしましょう!」

 

一気にテンション戻してくるね、あの人。

別に取材くらいなら良いけどね。

 

「それではまず……好きな女性のタイプは何ですか!?」

 

「最初から飛ばした質問してくるね!?」

 

どうしよう、この人の質問に答えても無意味な気がしてきた。

 

でも射命丸から無言の圧力がかかってきてるんだよな……はぁ、答えよっかなぁ?

 

「友弥、碌な新聞記者じゃないから止めておきなさい」

 

「霊夢さん、酷いじゃないですか〜」

 

あ、答える気が失せた。

霊夢ナイス助言。

 

「という訳でお断りします」

 

露骨に落ち込む射命丸。ごめん、内心すっごい笑ってます。

 

「はぁ……それではまた今度聞きますよ」

 

「また聞いてくるの!?」

 

どうやら諦めないらしい。

僕のタイプ聞いてどうするんだろう。

 

「……今だ!」カシャ

 

「ってええ!?何で写真撮るのさ!!?」

 

凄い速度で写真を撮られた。

何でこの人は普通の質問してこないんだろう?

 

「だって霊夢さんからほとんど聞きましたもん」

 

「あれっ、心読まれた!?」

 

「分かりやすい表情してるわよ」

 

霊夢から厳しいツッコミを頂きました。そんなに表情に出てるかなぁ……

 

「では!写真も撮れたのでさようなら!!」

 

「あっ、ちょっと!?」

 

そう言い残して射命丸は風になって飛んで行ってしまった。

いや、風より速いかもしれないね。

 

「友弥、災難だったわね」

 

「本当だよ……」

 

あの写真、悪用されないといいなぁ……

なんて思いながら宴会に戻る。

 

「そしてのんびりお茶を飲みな「友弥〜、ご飯はまだかしら?」……幽々子さんの存在忘れてたよ。」

 

ちくせう、憂鬱だなぁ。

 

 

なんだかんだ言って大量の料理を作ってあげた。

ちなみに材料費は全て幽々子さんが負担してるから神社には一切の影響が無い!……はず。

 

「ふう、まだ腹五分目だけど満足したわ」

 

「まだ五分目!?」

 

この人の胃袋は四次元ですか?てか四次元ですよね?そうだと言って下さい。

 

「誰だよ僕を料理係にした人は!頭にスーパークラッシュ(ただの拳骨)するよ!?」

 

僕なんだけどね。あれ?涙が止まらない……

 

まあ、そろそろ宴会も終盤。

盛り上がりは最高潮。

 

「んで、僕は酔っぱらいに絡まれると……」

 

「友弥〜飲んでるか〜?」

 

僕に絡んで来てるのは魔理沙。

なんで片手にお酒持って肩組んでんの?よく零さないね。

 

「酒臭い。離れてくれないかなぁ?」

 

「ちぇー、分かったぜ」

 

まだ魔理沙は酒に呑まれてはいなかった。

安心安し……はっ!

 

「境界封じ!!ふっふっふ、残念だったね紫さん」

 

「何で分かったのよ……」

 

「勘です」

 

少し遠くにスキマが開いて、中からお酒を持った紫さんが出てきた。

いやぁ、意外と僕の勘もあてになるなぁ。

もう少しで無理矢理お酒飲まされるところだったよ。

 

「ところで紫さん、霊夢はどうしたんですか?」

 

「霊夢ならあそこに居るわよ」

 

紫さんが指差した報告を向いてみると

 

「oh……酔い潰れてるよ」

 

そこには酔って眠ってしまっている霊夢が。

その隣には空の一升瓶が四本。どんだけ飲むのさ?

あ、でも幽々子さんは七本目飲んでるや。幻想郷は酒豪ばかりだね。

 

「僕もいっぱい飲めたら楽しいんだろうなあ……」

 

「あら、私の能力を持っているなら出来るわよ?」

 

「あ、遠慮しておきますねー」

 

急に紫さんが目の前のスキマから出てきた。どうしてこの短距離でスキマを使うんだろう?たったの80cmじゃん。少しは歩こうよ。

 

それにしても、いつ見ても紫さんのスキマは気持ち悪いなぁ。僕があの中に入って三十分したら発狂する自信があるよ。

 

「……そんな目で私のスキマを見ないでくれないかしら」

 

表情に出てたみたい。きっと僕にポーカーフェイスのセンスは無いね。

 

「いや、僕のスキマとは違うなーと思っただけですよ?」

 

苦し紛れの嘘をついてみる。

 

「嘘おっしゃい」

 

やっぱりばれてらぁ。ちょっとショック。

 

僕がため息をついていると、突如視界が真っ暗になった。ははぁ、さては誰かが目隠しをしているな?

 

「後ろに居る人は誰ですっ……ムグゥ」

 

何か液体を口に注ぎ込まれた。

あ、やばい。意識が薄れて……

 

「ふみゅぅ……」バタッ

 

そこから僕の記憶は無い。

 

この後何があったのかは謎だが……紫さんに聞くと

 

「さ、さあ?何も無かったわよ?」

 

明らかに怪しかったが、一切教えてくれなかった。手に僕の寝顔写真があったのは見なかった事にしとこう。

 

 

……ううっ、もうお嫁に行けないかもしれない。

あ、僕はお婿か。




どうも冷凍レンジです。
今回、前書きをいつもとは違う書き方をしましたが、「こんなの前書きとは認めねぇ!すぐに止めろ!!」という方がもしいれば、ご報告お願いします。

通算UAが2014の時につい、スクショを撮ってしまった……←どうでもいい

それでは、また次話でお会いしましょう。
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