東方他力録   作:黒檻さん/詩歌

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〜神社出発前〜

霊「友弥、これあげる」

友「……何で霊夢も写真持ってるの?」

霊「文から貰ったのよ。正直、私はこの写真要らないわ」

友「それは良かった。じゃあ回収させてもらうね」


日常編:2
必死の写真回収


どうも友弥です。

前にさ、紫さんがぼくの寝顔写真を持ってたんだけど……

 

「……射命丸。何でその写真を持ってるのさ」

 

「私が撮ったからですよー」

 

犯人は射命丸だった。

まあ幻想郷でカメラ持ってる人は射命丸くらいか。

 

「そんな射命丸にはもれなくスキマにご招待。気が向いたら出してあげるよ」

 

写真を奪って射命丸の下にスキマを開いた。

……この写真、間違いなく僕の黒歴史になりそう。

 

「ちょっ、友弥さぁぁぁ……」

 

射命丸が僕のモノクロスキマに落ちてった。

正確には僕が突き落とした。

 

「成敗完了!僕の平和は守られた!」

 

うんうん、これで良いね。

いや、待って?紫さんと霊夢が持っていたって事は……

 

「……一応他にも写真を持っている人を探しておこう」

 

自分の写真を探しに行くって可笑しいよね。でも仕方ない、頑張ろっと。

 

 

まずは怪しい場所から調べてみる。

神社を出て、森を抜け、湖を渡るとそこには紅魔館が!

……いつ見ても目に悪いね。さっさと探しに行こう。

 

とりあえずそこに居た寝ている門番。美鈴?のポケットを探ってみる。

 

「はい、三枚目確保」

 

大当たり。でも、美鈴が持っているって事はまさか……

 

「紅魔館の人達全員が持っている可能性があるのか……面倒だなぁ」

 

まあいいや、実力行使で突破してやる。

写真は回収か、破壊で良いからね。

 

今回はスキマで直接紅魔館の中に侵入する。

勿論そのスキマから軽く射命丸の状態も確認しておいた。凄く落ち込んでました。

 

「さて、捜索開始しますか。まずは図書館かな〜」

 

なんで図書館なのかって?

だって二人は確実に居るし、運が良ければ咲夜も居るかもしれないじゃん?

 

 

明らかに外見より大きい館を誰にも見つからずに行動する。今の気分は隠れん坊の蛇さん。

 

 

〜少年館潜入中〜

 

 

とりあえず、図書館の扉の前に到着。

途中で妖精のメイドに見つかりそうになったけど、何とか大丈夫だったよ。

 

「お邪魔しまーす」

 

静かに扉を開けて、中に居る筈のパチュリーと小悪魔を探す。

 

大量の本棚に隠れて、ひっそりと探していると、パチュリーの机を発見。

それと同時に本の栞の代わりに使われている僕の写真を発見。

 

「うーん……なんだか複雑な気持ちだなぁ」

 

寝顔目的では無いだけ良しとしよう。

幸いにもパチュリーからは見えない位置の本だった為、比較的簡単に回収できた。

 

「さて、小悪魔を探さなきゃ……」

 

それにしても、図書館が広い。

この中で隠れん坊したら絶対に見つからない自信があるもん。

 

そうやって色々考えてたら小悪魔が居た。

手に持ってる紙を眺めてるよ。

 

「って、なんで友弥さんが図書館に!?」

 

あ、僕の存在に気付いたみたい。

僕を発見した時は驚愕の表情だったけど、段々とにやけていく。

 

そして小悪魔が僕にその紙を見せてきた。

 

「この写真、射命丸さんから貰ったんですよ。友弥さん可愛らしいですね♪」

 

大当たり。

すかさず写真を奪い、能力で破壊する。こういう時にフランの能力は役に立つね。

 

「よし、後三人で紅魔館は攻略だね」

 

写真を破壊して、落ち込む小悪魔を放置して図書館から出る。

 

「さてと、じゃあ次はレミリアだね。多分そこに咲夜も居るのかな?」

 

それにしても、全く咲夜の場所が分からない。

パチュリーみたいに特定の場所に居てくれたら楽なんだけどね。

 

「……あれ、ここどこだ?」

 

考え事してたら迷っちゃった。

近くに妖精のメイドもいないし、詰んだね。

 

とりあえずスキマで図書館の前まで戻ってみる。

えっと、レミリアの部屋は……あ。

 

「最初からスキマでレミリアの部屋まで行けば良かったね。いやぁ、盲点だった」

 

スキマを開いてレミリアの部屋の前まで移動する。

 

「ん?なんだか部屋の中が騒がしいような……」

 

耳を澄ましてみると、中からはレミリアと咲夜、それにフランの声までした。

咲夜を探す手間が省けたね。

 

「お邪魔しまーす」

 

とりあえず扉を開けて、中の状態を確認すると

 

「ふふふ……友弥!私達から写真を奪ってみろ!」

 

いきなりレミリアから宣戦布告された。どうして目的がばれてるのさ?

 

そんな事を考えていると、三人が写真を取り出した。

ちょっと待って、まさかとは思うけど……

 

「さあ!鬼ごっこの開始だ!!」

 

「あ、やっぱりですかそうですか」

 

鬼ごっこが開始された。他の二人も無駄にノリノリだからたちが悪いね。

 

まず、強敵の咲夜から捕まえようかな?僕の時間停止を解除されたら困るしね。

 

そう考えて咲夜をターゲットに決めた瞬間、鼻をを紅い槍が掠めていった。レミリアか?

 

「って何で!?どうして弾幕を放ってくるのさ!?」

 

必死に抗議してみるけど、全く聞いてくれない。

仕方ない、少し応戦しようかな。

 

とりあえず特大の弾幕を放って、レミリアの弾幕を相殺しておく。当たったら痛いからね。

 

次に、時を止めて逃げている咲夜を半強制的にスキマにご招待。

んで、他の二人もスキマにご招待しておく。

そして最後に僕も入って、スキマを閉じて終了。

この時点で僕の勝利は確定だね。

 

「あ!友弥さん!早くここから出して下さいよ!!」

 

……射命丸忘れてた。

泣きながら必死に懇願してくるけど、放置でいいかな。

 

「という訳で、頑張ってね」

 

「どういう訳ですか!?」

 

射命丸は完全に放置決定。仕方ない事だよね?

 

「友弥、私達を忘れてはいないでしょうね?」

 

レミリアの声が背後から聞こえたから振り向いてみると、スペルカードを持った三人が構えていた。

 

「いくわよ咲夜、フラン」

 

「分かりました」

 

「分かったよお姉様!」

 

三人は一斉にスペルカードを発動した。

何なの?僕を殺す気なの?

 

ーー幻符『殺人ドール』

ーー神槍『スピア・ザ・グングニル』

ーー禁忌『レーヴァテイン』

 

本気で殺しに来てた。

ちなみに、僕のスキマの中では時間停止は無効化されるよ。やったね。

 

「でもそんなの意味がなっ!!?待って!密度が異常なんだけど!?」

 

フランが剣を振ると、その軌跡から弾幕が放たれ、咲夜が大量のナイフを僕に投げつけ、オマケにレミリアが槍を投げてくる。

これは最早壁だね。

 

僕がスキマを使えなかったら、この弾幕の攻略は無理だった。

目の前にスキマを開いて、弾幕をそっくりそのままレミリア達に返却する。

おお、悲鳴が聞こえてきた。だけど悲鳴が一人分多いような気がする。何でだろ?

 

「……やっと弾幕が収まったかな?」

 

少し顔を出してみると、三人+αが大の字になって倒れていた。ついでに写真も粉々になってるね、手間が省けたよ。

 

三人をスキマから出し、レミリアの部屋に放置しておく。

これで紅魔館は用済みだね、別の場所へ行こう。

 

「という訳で、お邪魔しましたー」

 

スキマで門の前に移動して、次の目的地へと空を飛んで行く。

 

え?射命丸はどうしたって?

嫌味のつもりでレミリアのベッドに寝かせておいたよ。起きたらどうなるかは知らないけどね。

 

「次は幽々子さんの所かな?でもなぁ……遠い」

 

こんな時のスキマ移動。

少しスキマを自重した方が良いかな?まあいいや。

 

スキマを開いて、幽々子さんの家の前まで移動する。

 

「いらっしゃい。そろそろ来ると思ってたわよ?」

 

「あ、幽々子さんこんにちは」

 

スキマから出たらいきなり幽々子さんが目の前に居た。なんか僕の行動読まれてる?

 

「残念だけど私も妖夢も写真は持って無いわよ」

 

「あ、そうですか。さようなら〜」

 

完全に目的まで読まれてた。幽々子さんとか紫さんは怖いね。何でも見通してそう。

 

とりあえず幽々子さん達への用事は無くなったし、他の人を探すか……

 

 

 

その後、友弥の写真探しは夕方まで続いたが、結局写真を持っていたのは紅魔館のメンバーと射命丸、それに紫と霊夢だけだったそうだ。

今日の行動の半分が無駄足だったらしい。残念。




前書きの使い方が無駄でしかない気がしてきた冷凍レンジです。

最近、この小説がどれ位の人に読まれているのかを非常に知りたいけれど、知る術が無いっていうね。
自己満足だから関係無いけど、楽しんでくれているかが不安な毎日です。

それでは、また次話で。
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