今回は文字数が少なくなっておりますが、勘弁してくださると幸いです。
それではどうぞ。
ー紅魔館のとある部屋にてー
どうも、友弥だよ。
この前の虫捕り大会の後、何故か紫さんが僕とレミリアに賞品渡して来たんだけどね……
「……これって、虫捕り網よね?」
「そうだね、それも特大サイズの」
渡された物は頑丈な巨大虫捕り網。
しかも何かが入った時点で丸い枠が閉じ、超強力な結界で閉じ込めるという便利機能。
こんなので何を捕まえろと言うのかな?
「「うーん……」」
そうやって僕とレミリアで使い方を考えていると、何やら廊下が騒がしくなってきた。
網を部屋に置き、興味本位でレミリアと廊下に出てみると、ほぼ同時のタイミングで咲夜が現れた。何故か少し焦っている。
「お嬢様、パチュリー様から支援要請がきております」
「そう……また魔理沙が来たのね」
なんだ、魔理沙か。パチュリーがレミリアに支援要請って事は図書館でも襲撃されたのかな?
「友弥、貴方も手伝いなさい」
「ん、了解。はいどうぞ、図書館まで直通のスキマだよ」
とりあえず図書館までスキマを繋ぐ。
レミリア達が入ったのを確認して、僕もスキマの中に入っ……
「……この網、使えそうだね」
やっぱり網も持って行く事にした。
これで魔理沙を……無理だね。
「さて、スキマを抜けるとそこには……わお、派手にやってるね」
スキマを抜けたら、本が散らばっているなかで魔理沙とパチュリーが弾幕ごっこしてた。
パチュリーは次々と魔法陣を展開して攻撃しているけど、魔理沙は何かを守る様な動きだなぁ……魔理沙らしくない。
「おーい魔理沙ー、何か持ってるのー?」
「私の魔道書だぜ!」
「ちょっと魔理沙!それは図書館のよ!」
魔理沙とパチュリーの言葉で全て把握出来た。
魔理沙が本を盗み、パチュリーがそれを阻止しようとしてるんだね。
「咲夜、友弥、行くわよ」
レミリアからの指令が出た。
あ、でも網……
「レミリア、僕はちょっと作戦があるから別行動で」
「?分かったわ」
納得してくれたみたいで、レミリアと咲夜がパチュリーに加勢しに行った。
今の間に魔理沙の背後に……
「魔理沙!今日こそは逃がさないわよ!」
「おっと、それはお断りだぜ!」
おーやってるねー。
上手く気を引いてくれてるね、助かるよ。
魔理沙の背後に回り……今だっ!
「逆転されたか……残念だが、さらばだ「えいっ」!?なんだこの網は!?」
一気に網を振り下ろし、魔理沙を確保した。
その瞬間に魔法陣が展開、これで魔理沙は詰んだね。
「友弥、作戦とはこの事だったのね。少し見直したわ」
咲夜に褒められた。嬉しいけど素直に喜べない……まさか、これが恋!?
「何を考えているかは知らないけど、多分違うと思うわ」
パチュリーに呆れられた顔で言われた。
……わぁい、パチュリーは心を見透かしてくるね〜
「もしかしてパチュリー読心術持ってる?」
「持ってるわけないじゃない」
「デスヨネー」
心が折れそう。いや、実際折れかけてる。
パチュリーから物凄いいかがわしい視線が送られて来てるけど気にしない。てか出来ない。僕にそんなスペックはございません。
「おい友弥!早く出すんだぜ!」
「うわぁ、可哀想な子ね」
「レミリア!うるさいんだぜ!」
事実だと思うけどね。
まあ、魔理沙が拗ねる前にパチュリーに引き渡しておこう。
「はい、煮るなり焼くなり切り刻むなり実験台にするなりお好きにどうぞ」
「おい友弥!?それは勘弁だぜ!?」
「友弥……それは流石にないんじゃないかしら?」
レミリアに軽く引かれた。
魔理沙は……もう知らない。どうにでもなるが良いさ。
「パチュリー、後は任せたよ。あ、ついでにこの網あげるね」
「友弥、恩に着るわ。魔理沙は実験台としてありがたく貰っておくわね」
パチュリーと示し合わせた様な黒い笑みを浮かべて引き渡しす。
魔理沙の顔が青くなっていくのは気のせいでは無いけど、仕返しだから仕方が無いね。
「さあ魔理沙、実験室に行きましょうか?」
「や、やめろ!私はまだ死にたくはないぜ!ってお前ら三人!何で合掌してこっちを拝んでるんだ!?」
魔理沙が僕達の行動に気がついた。
三人で顔を見合わせ、同時に発言する。
「「「御愁傷様です」」」
「お前らぁぁぁ……」
魔理沙は犠牲になったのだ。ざまぁ。
「それにしても友弥……」
レミリアが喋りかけてくる。
とりあえず聞いておこう。
「どうしたの?」
「貴方……かなり黒いわね……」
ははは、何を今更。口には出さないけどね。