東方他力録   作:黒檻さん/詩歌

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今回、主人公が初めての弾幕ごっこに挑戦します。

それでは、第五話をどうぞ。


お仕置きと初めての弾幕ごっこ

酔いが冷めた魔理沙に片付けが遅れた事を伝えると

 

「その…ごめんな、友弥」

 

しっかり謝ってくれた。が、もちろん許さない。だって寝れなかったもん。

 

「魔理沙…あんたは他人に迷惑をかけるのが得意なのね」

 

「そういう霊夢も昨日酔い潰れて寝ていたんだけどね。まあ、睡眠時間が無くなったのは霊夢の所為じゃないから許してあげるよ」

 

霊夢は少し俯いて「ごめんなさい…」と謝ってきた。「ひいきだぜ!」という魔理沙の声が聞こえたが無視をした。

 

「さあ魔理沙、これで二回目のお仕置きだね…覚悟は出来てるの?」

 

「ま、待つんだ!今回は弾幕ごっこでお仕置きの有無を決めようぜ!」

 

友弥が「何で弾幕ごっこ?」と首を傾げていると霊夢が「前回のお仕置きがトラウマになっているのよ」と教えてくれた。ナイスアシストだ霊夢。

 

「じゃあいいよ。どこでやる?」

 

「友弥のスキマの中でいいじゃないか」

 

魔理沙の提案で、友弥のスキマの中で弾幕ごっこが行われる事になった。

 

「じゃあ私が審判をするわね。早めに終わらせたいから自機は一つ。今回はお仕置きだから友弥のスペルカードは五枚、魔理沙は三枚ね」

 

魔理沙が「そりゃないぜ…」と呟いていたが無視だ。最近魔理沙を無視してばかりな気がするが、仕方ないね。

 

「それじゃあ…始め!」

 

霊夢の合図と同時に魔理沙は「先手必勝だぜ!」と言い、いきなりスペルカードを発動した。

 

ーー魔符「スターダストレヴァリエ」

 

初めての弾幕ごっこで友弥はオロオロしているかと思った霊夢だったが、その心配は杞憂に終わった。

友弥は冷静にスペルカードを取り出し、発動した。

 

「甘いよ魔理沙!」

 

ーー「夢想封印 爆」

 

「私のスペカ!…とは少し違うわね、友弥の能力の副産物かしら」

 

どうやら友弥は能力を使わせて貰っている相手の技を無意識のうちに少しばかり真似できるらしい。

しかも、その技の威力を霊力で高めて本家以上の威力にしているからたちがが悪い。

今回は霊夢の「夢想封印」を元に作られているようだ。

 

「その技なら散々食らってきたから簡単に避けれるぜ!」

 

魔理沙は空を縦横無尽に飛びながら避けていく。

因みに、魔理沙の弾幕は全て消されている。恐ろしき夢想封印。

 

「じゃあこれでどう?」

 

友弥がそう言った瞬間、魔理沙を追尾していた霊力弾が凄まじい爆発を起こしたのだ。

 

「うわっととと…危なかったが何とか攻略出来たぜ!」

 

魔理沙は体制を立て直しつつ、懐から何かを取り出した。

 

「やっぱり弾幕はパワーだぜ!いっけえぇ!!」

 

ーー恋符「マスタースパーク」

 

魔理沙の手に持っている物から極太のレーザーが発射された。

 

「じゃあ僕もパワーで行くよ。怪我しないように頑張ってね!」

 

ーー殲符「クレイジースパーク」

 

友弥も両手を前に突き出し、極太のレーザーを放った。ポーズはかめはめ波を想像して貰えればいいと思う。

 

「わ、私のスペカにそっくりじゃないか!?」

 

お互いのレーザーが衝突し、一瞬拮抗したかの様に見えたが、友弥のレーザーが少しずつ魔理沙のレーザーを飲み込んでいっている。

 

「ちっ、明らかにこっちが負けてるぜ」

 

そういうと魔理沙はスペカを中断し、避ける事に専念しはじめた。

しかしこの直後、この判断は危険だったと魔理沙は舌打ちをする。

なぜなら、友弥の放っているレーザーが急に肥大化し、恐ろしい速度で魔理沙の方に向かってきたからだ。

 

「これは私の負けだぜ…」

 

最早避ける事すら出来ない距離まで近づいたレーザーを見て魔理沙はそう呟き

ーー直後、魔理沙は巨大なレーザーに飲み込まれた。

 

「それまで。この勝負友弥の勝ちよ」

 

「くっそー、完敗だぜ…」

 

魔理沙は悔しがっていたが、友弥は黒い笑みを浮かべ

 

「これで心置きなくお仕置きが出来ますね」

 

と言い放った。

友弥の言葉に「えっ」と一言言った魔理沙は顔を青白くして硬直してしまった。

 

「さあ、お仕置きの時間ですよ。覚悟して下さいね」

 

「容赦無いわね…」

 

魔理沙が「理不尽だぜ!」と叫んでいたが知らんぷり。

ダッテボクナニモキイテナイモン

 

 

〜お仕置き中〜

 

 

スキマから出てきた魔理沙は「般若より怖かったぜ…」と言いながらお茶を飲んでいる。どうやら前回よりは被害は無いらしい。

その後、スキマの中から「あーあ、残念だったなぁ」と言いながら友弥も出てきた。

 

「残念ってお前…こっちは死を覚悟したぜ?」

 

と、魔理沙が言うが

 

「知らないよそんなの。自業自得でしょ?」

 

と、簡単にねじ伏せられていた。

そこで霊夢が話題を変え、

 

「ところで友弥はまだ二枚しかスペルカードを使っていないでしょう?残りはどんな技なのか見せてくれないかしら?」

 

と言った。魔理沙も同調して「見てみたいぜ!」と言ってきたから、断わりにくい雰囲気になってしまった。

 

「仕方ないなあ、一枚だけだよ?」

 

霊夢が「残りの二枚は?」と聞いていたが、どうやら秘密らしい。

早速外に出た友弥は、スペルカードを発動した。

 

ーー覆符『多重弾幕結界』

 

今回は紫のスペルカード、紫奥義「弾幕結界」を元に作られているようだ。

本家と違うのは耐久スペカでは無いという事だろう。しかしそれでも魔理沙には到底避けれるとは思えないような弾幕だった。

 

「何て言うか…友弥は色々規格外ね」

 

友弥はその言葉を褒め言葉と受け取ったらしく、頬を少し赤く染めて「褒めても何も出ませんよ〜?」と言っていた。

その後

 

「この性格もある意味規格外だぜ…」

 

と魔理沙が言っていたが、どうやら友弥には聞こえていない様子だった。




初めての戦闘シーンなので上手く書けているかが心配ですが、どうでしたでしょうか?
次かその次には紅魔郷編へ突入出来たらなと思います。

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