(ついに永夜抄組)
妖夢とのリベンジマッチの日。
2番線に妖夢の5000系、1番線に海翔の223系が止まっていた。
なぜ、201系じゃなく、223系で勝負するのかというと、京葉車両センターで201系のモーターを取り換えるからである。6両編成の方からやっているためどうしても4両編成になってしまうのだ。そのため、前日に妖夢と話し合って、223系とのバトルになった。
「またヒルクライムか。」
「正々堂々とバトルをしましょう。」
お互いに握手を交わした後、互いに運転席へ向かった。
そして、幽々子がカウントをするために、駅弁を持っていつもの場所に着いた。
「もぐもぐ、それじゃあ…もぐもぐ、始めるわよ…もぐもぐ。」
「幽々子様、ちゃんと食べてから喋ってください。」
まったくだ。
「カウントを始めるわ。5秒前、4、3、2、1…すみませーん、おにぎり4個くださーい。」
「真面目にやってください。」
もはや幽々子と妖夢の漫才になっている。
これではなかなか始まらないと思ったので、同じチームのアリスがカウントすることになった。
「カウント行くわよ。5秒前、4、3、2、1、GO!」
妖夢はいつものように飛び出していったが、後ろに着いたのだ。
頭◯字Dで説明されているように、後追いで行くことは相手から来るプレッシャーに耐えながら、相手の走りを観察し、後半でぶち抜くという戦法が一般的だが、自分のノッチをフルに使わず、相手のフル加速を観察する方法の2択あるのだ。
今回前者だが、もう海翔はフルにノッチ操作をしてしまっていた。
「くっ、前回よりも走りが変わったのか!?」
だが、妖夢も海翔の223系をなめていた。
ノーマルの223系の起動加速度は2、5kmだが、
海翔の223系の起動加速度は2、9kmなのだ。
最高速度も、180kmに上がっている。
まるで、化け物。
起動加速度の影響もあってか、溝の口駅辺りで妖夢との差が出てきた。
妖夢は、頑張ってドリフトの練習をしたらしく、そう簡単には離れなかった。
「あの運転手、前回よりも早いペースだな。もうちょっと遅く走らないとそのうち車輪が熱だれを起こすだろ。」
海翔の所為である。
「もうすぐ、たまプラーザ駅。って、あれ!?」
妖夢が気づいたときには遅かった。
熱だれの影響でドリフトができなかったのだ。
急いで妖夢はマスコンを前後に動かした。
これは、D仕業をやっているやつが使っているテクニックで、この操作をすると、脱線する確率を何割か減らしてくれるのだ。
何とか、たまプラーザのコーナーは抜けられた。
そして、妖夢は非常ブレーキを入れて、あざみ野駅で緊急停車をした。
原因は不明だが、パンタグラフが1基下がったのだ。海翔は長津田駅に着くまでわからなかったらしい。
妖夢とのリベンジマッチは海翔が勝ったことで終わった。
その日の夕方…
町田駅にて霊夢たちと海翔が話していた。
「海翔の新快速は化け物ねぇ。」
「そういわれてもうれしくないんだが。」
「まあまあそう言うなぜ。」ヒック
「魔理沙は魔理沙で何酒飲んでるんだよ!」
「華仙が居ぬ間の休憩だぜ。」
それを言うなら鬼の居ぬ間に洗濯だろ。
突然、ドアをノックする者が現れた。
「はいハーイ。どなたかしら?」
「こんにちは。ここに濱倉海翔がいると聞いたんだけど。」
現れたのは、かぐや姫だ!と名乗った蓬莱山輝夜だった。
「私のチームに入らないかしら?」
「却下。」
「そういうと思って、バトルを挑むわ。東急田園都市線で、ダウンヒルバトルを。」
長津田を出て、二子玉川に行くのをダウンヒルという…らしい。
「勝負は明日よ。」
「で、車両は?」
「私は東武50050系よ。そっちは自分で早いと思うやつできなさい。」
「じゃあ、223系で。」
明日の夜2時らしいが、あと数時間しか時間がなかった。
この勝負はいったいどちらが勝つのか。
次回へ続く。
永夜抄チームのメンバーは、鈴仙、永琳、輝夜、てゐ、である。
妹紅と慧音は、妖精やいろいろな妖怪で作ったチームに射属しています。
そして、吸血鬼姉妹は、まだでてきません。
次回は、輝夜と海翔のダウンヒル。
次回もお楽しみに。
(実はこの作品の特別篇は子の話だったりする。)