東方鉄道競技禄   作:ケミカル08

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次辺りから話は大きく変わる…はず。


VS211系 山手線一周バトル

~夜中 渋谷駅~

 

「まだかしらね。もうそろそろ時間だというのに。」

 

「焦っていても仕方がないわよ。それより、今回のバトルはちゃんと走れるの?」

 

「大丈夫よ。こんなこともあろうかと、本社に無理言ってE233系のモーターを搭載させたから問題はないはずよ。」

 

「本社に後で謝りなさいよ。」もぐもぐ

 

「(なんで桃を食べてるのよ。)」

 

[間もなく競技列車が18両で到着します。危険ですので黄色い線から離れてお待ちください。]

 

ミュージックホーンを鳴らしながらゆっくりと223系が入ってきた。

 

「すみません。連結開放を手伝ってくれませんか?」

 

「別に良いけど。何を開放するのよ。」

 

「201系の10両編成ですよ。」

 

「どこの路線のよ。」

 

「横浜線ですよ。ってあなた達は!?」

 

「き…君は確か!?」

 

ここで綿月姉妹が吃驚していた。

 

とりあえず、連結開放を原宿駅の貴賓列車が止まるホームで行い、223系を置いておいた。

 

「とりあえず、自己紹介をしときます。私は濱倉海翔です。お二人は?」

 

「私は綿月豊姫とこちらが依姫です。」

 

「じゃあ、始めるか。」

 

信号機が青になったらスタートする方法にした。

 

青になったのと同時に211系が思いっきり飛び出していった。

 

201系もノッチを4段に入れるが、加速が間に合わず、8両目までおいて行かれる結果になった。

 

「厳しー。乗れてないぞ、俺。乗せられているだけだ。この状態で集中力を切らしたらホームかビルに突っ込んで現地解体だ。集中するんだ。」

 

海翔は集中して、マスコンを握りしめて加減速を行った。

 

~高田馬場駅~

 

「来たみたいね。」

 

「今回はどっちが勝つと思うんだ?」

 

「おそらく、ぎりぎり211系だろ。」

 

「なんでだぜ。」

 

「ま、このままだとな。」

 

「引っかかる言い方ね。」

 

「霊夢はどっちだと言いたいんだ?」

 

「今回も海翔が勝つんじゃないかな。」

 

「その心は?」

 

「勘よ。勘。」

 

「勘かよ。」

 

「霊夢の勘は当たるんだぜ。」

 

「本当なのか?……来たぞ!」

 

211系が先行していたが、それを追うようにして、201系が走って行った。

 

「今回は相手もドリフトしてくるんだぞ。下手すれば、負ける。」

 

「そ、そんな。」

 

~池袋~

 

「チッ、離されたか。」

 

「いいよ依姫。絶好調よ。」

 

「ええ。」

 

「こうなったら、やるしかない。」ガギャギャーーーーーン

 

海翔は複線ドリフトを使用するが、依姫たちの方が速くて後尾車両に食いつくことしかできなかった。

 

「流石に並の走りじゃないわ。食いついてくるもの。」

 

「そう来ないと先の楽しみがなくなるわ。」

 

ガギャーン ギャギャギャ

 

「畜生、レールにフランジを乗り上げた。」

 

心臓が飛び出るような経験をしながら走り屋は成長していくものだ。

 

そして、俺がチューニングした主電動機とお前がメンテをしているからこそ速く走れるんだ by翔也

 

~日暮里~

 

「ここのリズムがだんだんわかってきた。行けるかもしれない。」

 

「(絶好調の依姫にここまで食いついていくなんて彼は本当にあの運転手なの?)」

 

「豊姫、私乗れてない?」

 

「いいや、乗れているわよ。だけど、後ろは気にしてはダメよ。リズムが乱れてしまうからね。」

 

「わかったわ。」

 

「うわっと。あぶねー、もう少しでリズムがずれるところだった。」

 

~鶯谷~

 

「ここのリズムがわかった。行くぞ!」

 

「絶好調の依姫にここまで食いついてくるか。彼が追い上げてきたわ。この勝負勝てないわ。」

 

「豊姫、豊姫、豊姫ってば。」

 

「え!?」

 

「人間ATCが黙り込んだら負けちゃうよ。」

 

「そうね、今回は負けね、彼が化け物みたいに早いからね。」

 

「豊姫の馬鹿ー。」ゴン

 

「イテテ、何するのよ。」

 

「豊姫なんて最低よ。今の豊姫なんて貨物列車の貨物よ廃車回送の廃車車両よ、パンタおろしたただの機関車よ。」

 

「廃車回送と言われたら黙っちゃいられないわ。」

 

「行くわよ依姫。低速ノッチに入れたらぶっとばすわよ。」

 

「そう来なくっちゃ。」

 

~上野駅~

 

「見たいよなー依姫と豊姫のドリフト。」

 

「上野から御徒町のS字は最高の見せ場だからな。」

 

「っておい、列車が来るぞ!」

 

「あれは、綿月姉妹の211系じゃねえか?!」

 

「もう1列車居るぞ。」

 

「制限無し、派手に行くわよ。」

 

「「GO!!」」

 

「まずいぞ、綿月姉妹に一歩も引いてないぞ。」

 

「真似して曲がれるほど甘いコーナーじゃないぞ。」

 

2列車が隣のレールに前の台車を乗っけた。

 

すさまじい火花を立てながら、クリアしていった。

 

「く、クリアしたぞー!?」

 

「なんなんだよあの201系。綿月姉妹に一歩も譲らねーぞ。」

 

「そう来ないとつまらないわ。」

 

「私たちの本気はこれからよ。」

 

綿月姉妹は急激にペースを上げて一気に201系を引き離そうとした。

 

201系もギリギリで追いかけるが、限界を超えそうになり、ブレーキをかけて速度を落とした。

 

「201系が急に離れた!?」

 

「どうしたのよ。」

 

「!?……ここは流してはダメよ。秋葉原駅は島式ホームよ!」

 

「クッ……ガシャン。」

 

ブレーキは間に合ったが、201系の進路をふさいでしまった。

 

「201系の進路をふさいだ。最悪。」

 

「この程度…。」

 

201系も速度を落としているとはいえ、149kmで走っていたので、このまま走ると211系に突っ込む可能性があった。

 

それを海翔は転線して避けた。

 

「鮮やかー。」

 

「悔しいけど、私たちの負けの用ね。」

 

「どうだった?」

 

「な、何がよ。」

 

「今回のバトルよ。」

 

「今までとは違う位にわくわくしたあの感じを忘れていたわ。」

 

「さてと、渋谷駅に戻るわよ。」

 

「そうね。」

 

霊夢たちは渋谷駅まで歩き、渋谷駅で海翔たちを待っていた。

 

「遅いわね。」

 

「来たぞ。」

 

乗務員扉から豊姫が降りて来て言った。

 

「悔しいけど私たちの負けよ。」

 

「海翔は勝ったのか。」

 

「だからそういってるじゃん。」

 

「修斗、連結を手伝って。」

 

「わかったそっちに行くから待って。」

 

今回のバトルは201系が勝った。

 

続く




次回は妖夢と輝夜、海翔とレティのバトルです。

頭文字Dで言うと、啓介VS中里、拓海VSケンタです。

お楽しみに

追記:最近忙しい影響で遅れが発生中
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