時間はすぐに経って行き、今は冬の中盤辺りだ。
「なんか面白いことないか?」
「今は乗務中なんだから静かにしてくれよ。」
「そういえば、来週の日曜日の午前1時辺りあいてるよな?」
「ああ、始発仕業は無いからな。どこか行きたいのか?」
「そうだ。長津田駅から二子玉川の区間でダウンヒルバトルをやるらしいから見に行こうぜ。」
「どこのチームが戦うんだ?」
「東京EXPRESSと東武ミッドナイトが戦うんだよ。しかも妖夢と輝夜がだぞ。」
「こちら、総合指令所。列車無線を使って会話をするんじゃない!!」
~バトル当日~
この日はギャラリーがすごかった。有名チームが一気に駆け抜けて行くからだ。
「来たわね。逃げ出したんじゃないかと思いましたよ。」
「あら、そっちこそ後戻りはできないわよ。」
両者がにらみ合っていると、すごい速度で貨物の引き上げ戦に入り、東急の路線に入った車両が居た。その車両はすぐに折り返して、鋼製車体に青く塗られた塗装を見せながら、二子玉川へと走って行った。
その車両は…201系10両編成。まさしく海翔だった。ここまでは120kmしか出してないのでドリフトなどはしていない。
「観客としてきたのね。私が勝つところを見せてあげましょう。」
「何を言っているのよ。勝つのは私よ。」
そして、海翔の車両が鷺沼を通過すると、カウントダウンが始まった。
「カウント行くわよ。5秒前、4,3、2、1、GO!!」
先に飛び出したのは普通にパワーチューニングした輝夜の50050系だった。
「伊達に走りこんではいませんね。」
「当たり前よ。あなたこそいいキレた走りじゃないの。」
~江田~
「2編成が突っ込んでくるぞ!!」
「とてつもない速さだァ。」
「この東武50050系に勝つなんて100年早いんだよ。」
「いいや、こっちの5000系の方が速いんですよ。」
「なめるんじゃないわよ。」ガギャギャ
時速170kmでたまプラーザ駅を通過していった輝夜に対して、時速155kmで通過していった妖夢。
どちらが勝負に勝つのかは幽々子と華仙しか知らなかった。
「「(今回は妖夢が勝つわね(ようね))」」
~梶ヶ谷~
「今回は妖夢が勝ちそうねぇ。」
「そうなの?」
「ええ、そうよ。そろそろ出る準備をしておきなさい。」
「そろそろ行くんだね。」
「いや、鷺沼まで行くのよ。」
「わかったわ。」
「大変だぞ。雨が降って来た。」
「お嬢様。これを。」
咲夜はレミリアに傘を渡した。
「ありがとう咲夜。」
~高津~
「ここは速度を落とさないと曲がり切れねぇ……!?」
輝夜が見たのは、高速で高津駅を通過して最後の左コーナーへ突っ込む妖夢の5000系だった。
「ふん、自爆したわね。曲がれないわよ。」
「いいえ、曲がります。いや、私の5000系が曲がれると頭の中に話しかけてくるんです!!」
ギュギュギャギャ
「ナ、ナニィィィ。曲がれるわけが無いィィ。」
「曲がれぇぇぇぇ。」
ギャギギギギャガグギギ
物凄い火花を立てながら、すごい勢いで妖夢の5000系がラスト左コーナーを通過した。
~二子玉川~
「最終コーナーを抜けたのはどっちだと思う?」
「妖夢さんじゃないですか?アリスさん。」
「レティもそう思うの?」
「あ、はい。(っていうかそれ以外ないと思うよ。それ以外だったらチームのみんなから袋叩きにされそうだし。)」
「きたみたいね。」
「来たぞ!先行してるのは…妖夢だ。妖夢だぞ。」
「うそでしょ。なんでなのよ。」
「ま、いいか。」
~終了後~
「雨が雪になったわね。」
「なら、今回のヒルクライムは中止にした方が良いわね。」
「ここでの雪のヒルクライムは本気で危険すぎる。さらに、うちのヒルクライムのエースであるてゐがあのままだからね。」
「え!?ちょっと待ってよ。私がけがしてなかったらヒルクライムさせる気だったの?」
「うん。」
「ちょっと待ってよ。それ本気かよ輝夜。」
「私は期待してるわよ。」きゅぴーん
「あ、なんかいやな効果音だなぁ。」
「で、どうするんだ?ギャラリーが帰っていないが。」
「きっと、ヒルクライムを待っているんでしょ。」
「来ているんですよね?京葉線の201系。なら、私が倒しますよ。」
「呼んだ?」
レティは海翔に指を指してこういった。
「田園都市線で雪のヒルクライムバトルをやろうよ。」
続く…
時間が過ぎるのは早いよね。
次回はテスト前かテスト期間中です。
次回もお楽しみに!