早苗の山陽電鉄5000系の台車がモーターごと吹き飛ぶ。
救援列車として一番近い京急2000形が推進運転で戻り、転線し、45kmで山陽電鉄5000系の止まった地点へ救援に向かった。
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早苗の5000系は高砂駅構内に停車し、早苗がパンタグラフを下げた。
明かりが消え、真っ暗な車内で呆然としていた。
いつものバトルならモーターを吹き飛ばす事故なんて起きるわけなどない。
今回のバトルはいつものバトルよりも楽しく感じられ、モーターの限界を超えてそれでもマスコンを力行に入れた。早苗は今回のバトルで強敵相手に善戦したのだ。
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「そうか、分かった。」
加奈子が携帯電話を切った。
「
幽々子は心配になった。
バトルとはいえ事故が起これば互いに気に掛けるのがマナーとなっている。
「
加奈子は続けて話した。
「モーターから出火した炎で救援車の京浜急行2000形の
加奈子は今回のバトルによる影響を幽々子に話した。
「短縮バトルかヒルクライムを延期する他無さそうね。」
幽々子は加奈子に提案を行う。
「なら、
加奈子は
「良い提案だ。ヒルクライマーの諏訪子に連絡を入れる。そちらも準備を済ませてくれ。」
加奈子は諏訪子、幽々子は妖夢に連絡をいれ、各々の準備が始まった。
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消火活動が終わり、京浜急行2000形との連結を終えた海翔と早苗に1本の連絡が入った。
内容として、車庫のある
火災は大規模ではなかったものの、自走できない程の傷の為救援列車による牽引が必須という一歩間違えば大事件に発展する物である。
駅舎が大火災で炎上するという危機だけは回避された。
早苗は京急2000形の車内でボーッと座っており、海翔は親から借りた2000形の台車周りの機器の点検を行い、車庫までの回送に備えている。
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「準備はいいか!カウント行くぞ!」
ホームでカウントを始めようとしてる加奈子、スタート位置についた諏訪子と妖夢は加奈子を見ながら静かに頷く。
「カウント行くぞ!5、4、3、2、1、GO!!」
カウントダウンが終わると諏訪子と妖夢が勢いよく飛び出す。
先行したのは諏訪子。
ストレートを勢いよく加速していく、妖夢も負けじと加速させていく。
諏訪子がバトルに使用しているのは6000系の3両1編成を2編成分連結させた6両編成。
諏訪子は立ち上がりによる加速とブレーキ性能を強化しており、タイムアタックによるベスト記録は諏訪子が殆ど所持しているほどだ。
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妖夢は諏訪子の後ろにくっ付いており、諏訪子の走りを観察していた。
するとバトルをしているというより、タイムアタックをしているような走り方をしていることに気づく。
コーナーをブレーキングによって詰め、立ち上がりやストレートに加速することで引き離そうとしている。
素人でも分かる走り方だが、タイムアタックではなくバトルをしている妖夢にとってはその走り方は不適切であると思った。
何処かで仕掛ければ今の妖夢では簡単に逃げて千切ることができるだろう。
「このバトル勝てる!」
そう妖夢は思った。