ソードアート・オンライン〜白鷺の剣聖と剛腕の紅戦鬼〜 作:yoru07#青薔薇
全員が喜びを分かち合っていると
1人が声を上げる
キバオウ「いやまちい!」
その声により視線がキバオウに集まる
キバオウ「お前ベータテスターやろ!なんで、なんで、死んだ人を助けられんかったんや!お前は知ってたやろボスのあの攻撃!」
キバオウがそんなことを口走る
昂樹「やめろ!(あのバカ!今いい感じにまとまってんのに)」
そのとき群衆の中から
△「LA(ラストアタック)!ボーナスアイテムが狙いだったんだ。アンタはソレが欲しくて、ディアベルさんにボスのスキルを隠してた。そうだろ、元βテスターさん」
誰かかそんなことを言う
元βテスターの言葉に、周りがさらに騒ぎ出す。
昂樹「待ってくれ、結果と言ってはいけないが、俺は彼の注意で死なずに済んだ、感謝すべきだろ!」
エギル「俺もそう思う。それに、攻略本は情報はあくまでβ時代ので、正式版とは差異があると注意も書いてあった。俺たちは、その注意を忘れ、偵察戦を怠った。だから批難するのは違うだろ」
キバオウ「何言ってんねん2人とも、お前らも被害者やないのか」
昂樹「それはそうだが!」
その時
キリト「あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」
不意にキリトが笑い出す
キリト「元βテスターだって?俺をあんな素人連中と一緒にしないで貰おうか。いいか。SAOのCBT(クローズドベータテスト)はとんでもない倍率の抽選だったんだぜ。受かった1000人のプレイヤーで何人、本物のMMOゲーマーがいたと思う?殆どが、レべリングも知らない初心者だった。あんたらの方が100倍マシだぜ。だが、俺は違う。俺はβテストの時、誰も到達できなかった層まで到達し、刀スキルのことを知った。他にもいろんな情報を知っている。アルゴなんか話にならないぐらいにな」
そう言い、キリトはディアベルと昂樹、弘輝を見る。
キリト「お前達はは良く働いてくれたよ。元βテスターである俺の言葉を全部鵜吞みにしてくれたことで、俺は無事LAラストアタックが取れた。でも、もう茶番はおしまいだ。精々死なない様に頑張ってくれ、ビギナーさん」
昂樹「、、、、」
弘輝「なに言ってんだよあんた、そんなんじゃ!」
昂樹「弘輝やめろ!彼の覚悟を無駄にしちゃ駄目だ、、、」
昂樹はわかっていた。こうまでして、自身への憎悪値ヘイトを稼ぐのは、元βテスターを守るためだった。
このまま行けば、元βテスターの吊し上げが始まる。
そうなれば、攻略組は元βテスター達とビギナー達で二つに分かれ、攻略処では無くなる。だからこそ、キリトは情報を独占する悪の元βテスターを演じることにしてるんだ。
昂樹「くそっ、、、」
△「そんなのチートじゃねーかよ!!」
△「そうだ!βテスターのチーターだからビーターだ!」
キリト「……ビーターか。いいな、それ。使わせてもらおう。俺は《ビーター》だ。これからは、元βテスターと一緒にしないでもらおうか」
キリトはLABラストアタックボーナスのアイテム、《コート・オブ・ミッドナイト》黒い裾の長いコートを身に纏う。
キリト「第2層の転移門は俺が有効化(アクティベート)しといてやるよ。町までフィールドを少し歩くからな。初見のModに殺される覚悟があるなら、ついてきてもいいぜ」
そう言ってキリトは踵を返して、第2層へ続く階段へと向かう。
そして、アスナはそれを追いかける
そこで、ミトが声をかける
少し話した後、ミトは武器をアスナに手渡しアスナとは逆の方向に歩く
ディアベル「皆!言いたいことはあるかもしれないが、今はこの勝利を喜ぼう!これから第1層に戻り、フロアボス討伐成功の旨を、《はじまりの街》で待つ皆に伝えるんだ!そして、必ずこのデスゲームをクリアできることを!」
ディアベルがそう言うと皆は一旦落ち着き迷宮区を出ようと準備を始める
昂樹「いくか」
弘輝「そうだな」
2人はそのまま迷宮区から出る
ディアベル一行と帰路につく
昂樹は歩きながら考えていた
昂樹「(今回のボス戦で痛感したな、確実にパーティーメンバーが足りない。2人でもなんとかなるが、考え自体が甘すぎた。試しに募集してみるか)」
昂樹は近くを歩くエギルに声をかける
昂樹「エギルちょっといいか?」
エギル「どうした?」
エギルの風貌はかなりの巨躯に日本人離れした顔、浅黒い肌にスキンヘッドに髭というかなりの強面だが、かなりフレンドリーだ
昂樹「俺らのパーティーに入る気はないか?」
エギル「パーティーにか、、、すまない。すでに話がついていてな」
昂樹「そうか、了解だ」
エギル「ただ、いつでも手を貸すぞ」
昂樹「助かるよ」
エギルと昂樹はフレンドを交換する
弘輝「どうだった?」
昂樹「駄目だった、しょうがないな」
弘輝「どーすんだ?」
昂樹「うーーんどうしよう」
昂樹は前を歩く人を見渡す
すると、俺を助けてくれた女性が目に入る
昂樹はなぜか考える前に彼女に話かけていた
ミト「私にお礼がしたい?」
昂樹「うん、もしミトさんがいなかったら多分俺ここに居ないと思うし。1層攻略おめでとうも兼ねて飯の1回ぐらいどうかな?」
ミト「そうね、、、せっかくのお誘いだから断るのはなんかね。わかったわお願いしようかな」
昂樹「ありがとう、じゃあ行こうか」
ミト「ええ」
昂樹「弘輝行こうぜ」
弘輝「おうおう、早速ナンパか?相棒」
昂樹「ちっげーよ、お礼だお礼」
弘輝「ほんとかー?」
昂樹「ほんと!」
その光景をみてミトは
ミト「ふふっ」
昂樹と、弘輝はミトを見る
ミト「ごめんね、笑うつもりはなかったの。でもなぜかあなたたちを見てると、不思議と笑っちゃった」
昂樹「まじかw」
弘輝「いつもどおりなんだけどなw」
ミト「いきましょ!」
昂樹「ああ!」
3人は1層のレストランに向かう
昂樹と弘輝は隣に、ミトは2人に対面して席に座り、それぞれ注文を終わらせる。
ミト「自己紹介が遅れたわね。私はミト。メインは大鎌。よろしくね」
昂樹「俺は昂樹、よろしく。見ての通り刀使いだ。」
弘輝「弘輝。昂樹の相棒だ。メインは大剣。ミトよろしく〜!」
自己紹介を終わらせ、数分すると、3人の料理が運ばれてくる
昂樹「美味しそう」
弘輝「だなwずっとパンだったからなw」
ミト「そうね。1層でこんな高い店来れないもんね」
昂樹「そんじゃ!乾杯といきますか」
ミト「ええ!」
弘輝「おう!」
3人「カンパーイ!」
3人はボス攻略やそれまでの話をしながらも、料理を食べる
昂樹「ふー食べた食べた」
弘輝「美味かった!」
ミト「ええ、これからまたパン生活と考えると悲しくなるわ」
弘輝「だなw」
すると昂樹が少し真剣な顔で話し始める
昂樹「なあ、ミト。俺らとパーティーを組むつもりはないか?」
ミト「それはどうして?」
昂樹「理由としては、2人より3人のほうが攻略が楽だから。まして、それがベータテスター3人はミトとしても心強いだろ?そして、ミトも自分に合うパーティーを探す時間を効率のいいレベルあげに使える。こんな感じかな」
ミト「そうね、お互いに利益はあると、、、」
昂樹「あと、単純に俺の恩人をソロ攻略で危険に晒したくないというのが一番の理由かなw現実世界で、恩返ししたいし!」
ミト「(そうだったわ、ボス戦で見たじゃない。彼は自分の利益よりも、他人のために、動ける人。)」
昂樹「もし嫌だったら断ってくれ。なんせ、男子2、女子1だからな」
ミト「少し考えさせて、明日連絡するわ、とりあえずフレンドだけ交換しましょ」
昂樹「おう」
ミト「弘輝くんもね」
弘輝「了解」
3人は会計に向かう
昂樹「今日は3、3、4で俺が4出す」
弘輝「いいのか?」
昂樹「まあな」
会計を済まし、店をでる
昂樹「ミト、宿まで送ろうか?」
ミト「気遣いありがとう。でも大丈夫よ」
昂樹「そうか。じゃあ、気をつけてね」
弘輝「気をつけてな」
ミト「うん、それじゃあ」
ミトは歩き2人と逆方向に進む
昂樹達はミトが見えなくなるのを確認したあと自分の宿に帰る
弘輝「ミトさんなんで誘ったの?」
昂樹「さあな、わからん」
弘輝「運命でも感じたか?w」
昂樹「俺の運命はあの日から止まってるよ」
昂樹は真っ黒な空を見上げる
弘輝「、、、、ごめん」
昂樹「なに謝ってんだよwいいって」
弘輝「けど、、、いや、そうか、帰ろうか」
昂樹「おう」
昂樹は小さな声で言った
昂樹「弘輝ゴメンな、、、、ミトが彼女に重なったんだ、、、」
弘輝「ん?なんか言ったか?」
昂樹「なんでもない。行こうぜ」
2人はミトと逆方向に歩く
1層 宿
ミト「ふう」
ミトは自分の部屋に着くと装備を外しベッドに寝る
目を静かに瞑る
そして、一層あと、アスナに話しかけた時のことを思い出す
ミト「あの時はごめん」
ミトは謝りアスナを見つめる
するとアスナは
アスナ「ミト。大丈夫だよ。だってミトは私のために戦ってくれたんだもの。結果論だけど私は生きてるよ。だからミト、自分を責めないで」
ミト「いいの?アスナ、、、」
その時アスナがミトに近づき、ミトの鎌にレイピアを軽く当てる
ミト「えっ、、、」
アスナ「このゲームをクリアするんでしょ?」
ミト「うん。2層でまた会おうね」
アスナ「ええ、それじゃあ、私行くね」
そのときミトはあることを思い出す
ミト「待って!アスナ」
アスナは振り向く
ミトはストレージからレイピアを取り出す
ミト「これ、持っていって」
アスナ「これは、、、うん!」
アスナはそのまま2層の階段に走っていく
ミトは目を開ける
ミト「うん、決めた!」
さあ、昂樹くんの運命とは何でしょうね、、、次回は2層を書こうかと思います。完全オリジナル展開なので、ボロボロかもw
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