そこはとある有名な
一人の青年が一人歩いていた。
「はぁ…………ミスった。まさか熊に襲われるとはなぁ………。」
青年は登山用リュックを背負っていたが、その中に
「いきなり熊が逃げ出したから良かったけど、食糧を渡す前に逃げて欲しかったなぁ………。けれど、そろそろ近いのかねぇ。この森の怪異が。」
ここで一つ青年について話そう。
彼の
「しっかし参ったなぁ。逃げてる途中で地図は落としてどっか飛んでくわコンパスは磁気が狂って使い物にならんし。まぁ、適当に進んで行けば会えるかねぇ。」
彼は一人呟きながら森林の中を彷徨っていた。
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side
今は時刻3時頃。
一人の紅白の脇出し巫女服を着た少女が神社の屋根の上で日向ぼっこをしていた。
彼女の名は
霊夢「あ゛〜、やっぱり天気の良い日は屋根で
彼女は屋根の上でとことんだらけていた。
こんなのでも一応
とまぁ、霊夢がだらけていると
突如霊夢の隣の空間が裂け、そのスキマから紫を基調とした道士服っぽいドレスを着た金髪の女性が出てきた。
彼女の名は
むらさきではない。ゆかりである。
紫「久しぶりね霊夢。早速で悪いけど、どうやら、外から外来人がやって来たから気に留めて置きなさい。どうやら普通じゃないようだから。」
霊夢「はいは〜い。」
紫「霊夢?ちゃんと聞いてるのかしら?」
霊夢「聞いてるわよ。普通じゃない外来人が入ってきてるから気に留めて置きなさいって話でしょ。私が外来人
紫「貴女がそう言うならいいけれど………。まぁ、帰す準備ぐらいはしておきなさい。」
霊夢「帰すのに対した準備なんて要らないの知ってる癖に。」
紫「それじゃ、さようなら霊夢。また何かあれば来るわ。」
霊夢「アンタみたいなの一生来なくていいわ。」
紫はまたスキマに潜り消えた。
因みに仲が悪い様に見えるがこれが二人のじゃれ合いである。
別に仲が悪いというわけでは無いのだ。
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side何処かの森林
「さっきのは何だってんだ?今どき野生に狼なんぞ存在せんだろうに。」
先程まで青年は一匹の狼に追われていたが、解体用に待ってたナイフと焼肉用の長い串を使ってなんとか
「しっかし、やっぱり暗いと面倒だな。さっきの狼に時間掛けすぎたか。」
辺りはすっかり暗くなり、ギリギリ木々の隙間から漏れる月光のお陰で少し見えているといった次第である。
腰に吊るしてある
狼に
「此処にいるのは興味深いけど、安地についてから考えるか。夜にもなったし、食糧も手に入ったし。昔は犬を食ってたって話はだし、
そう話す青年の背にある登山用リュックの中には解体された狼の肉が詰め込まれており、リュックの外側は狼の皮で
言わずもがな先程話した狼のものである。
「腹減ったしそろそろ飯食うか。」
青年はリュックから肉焼きセットを取り出し、肉や火元などを準備期間していく。
「肉をこの串に刺してっと。」
串とはいうが、約80cmはある。
「それじゃあ焼くか!」
〜青年肉焼き中〜
「上手に焼けましたー!」
脳内再生する音楽が終わるのに合わせて
肉を火から外す。
「これぐらいにしとこ。誰かに怒られそう。さぁ〜て。いただきますっ!あ〜、っ!〜〜っ!。アッチィ〜。流石にもう少し待たねーと駄目か。フーッ、フーッ、はふはふ。はー、ウメ。意外と旨いな狼の肉。なんか体に力が
青年は独りごちながら、辺りを見回す。
見回していると青年の視界に月明かりに照らされた建物と思しき木造の壁が見えた。
「っ!ありゃなんかの建物じゃねえか!?ちょっと行ってみっか!」
先程の肉を食い終わらせ、火元をしっかり片付けると、先程の建物らしき物の方向へ走り出した。
しかし、彼はこの時建物を見つけた
一つ、先程の建物は人間の視力では決して見えるはずのない距離であったことに………。
二つ、自分自身から、特に口元から仄かに零れ出る黒色の光に………。
そして……それを見ていた人物が
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side博麗霊夢 in博麗神社
霊夢「!?なにこの
霊夢は布団から飛び起き、急いで巫女服に着替え、
外に出ると、感覚を研ぎ澄まし、辺りの気配を探る。
霊夢「これは………真っ直ぐ此処に来てる!?しかもかなり速い!チィッ、
魔理沙とは彼女の
している魔法使いの少女であるが、この場では
霊夢(そろそろ此処に着く………ならば先手必勝!!!)
ガサガサ
霊夢『
音を合図に全力の夢想封印をブチかました。
?「うわっ!」
しかし、相手はギリギリで避け、夢想封印はすぐ後ろの木々を
霊夢「アンタ。何者よ。」
お
草むらから飛び出て来たのは一見普通の青年。
しかし、来ている服などは
?「そういうアンタこそ何者だよ。人がいるかと思ったらいきなり嫌な感じのする光の
霊夢の質問に飛び出してきた
霊夢「人がいるかと思ったって!アンタ、人喰い妖怪ね!悪いけど、
よってコイツは妖怪である。
?「ふざけんな!先に攻撃してきたのはテメェだろ!第一俺は人間だ!少なくとも人間卒業した覚えはねぇよ!それに人間とか不味そうなもん食うか!」
霊夢「アンタが人間?笑わせないで。人間は魔力や妖力を垂れ流しにはしないのよ!」
?「んなもん知るかボケェ!!!俺は
霊夢「冗談言わないで。もう深夜もいい所なのに元気に活動しているし、その血塗れの格好。人間かなんかを襲ったばかりでしょ?それに残り香程度でその
そう言ってもう一度妖怪に向かって攻撃しようとした時だった。
紫「待ちなさい霊夢。彼を殺しては駄目よ。」
霊夢の隣に開いた『スキマ』から昼間、霊夢に色々言っていた紫が出てきた。
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side謎の青年 in博麗神社裏
なんか巫女?と口論していたらいきなり裂けた空間のスキマから金髪の女が出てきた。
青年(なんか新しく出てきたな。それに、コイツ……かなりヤバい。耳飾りも時計も反応無いけど、気配が
青年「アンタ、何者だ?」
俺は金髪の女に話しかけた。
女「私は
さっき攻撃されたし、信用も何も出来んので取り敢えず掲示板で使っている名前を名乗った。
ぶっちゃけ、一年間名前を呼ばれんかったし、
青年「俺の名前は
彼は何処か
紫「ご
ソレに対し紫は『幻想郷の管理者』としての顔で返す。
天夜「忘れ去られたものの楽園?どういうことだ?」
紫「そのままですわ。外で存在が否定されたり、技術の発展により、使われなくなったものなどが流れ着くモノが集うのが此処、幻想郷ですわ。」
天夜「存在の否定……ねぇ。つまり、だ。
腕組みをし、片手で紫を指差しながら顔には妖し気な笑みを浮かべ、気配は明らかに楽しげだった。
紫「飲み込みの早い方は好きですわ。そのとおり。私は人間ではありませんし、此処には妖怪や神といった外の世界で存在の否定された者共が住み着いております。」
そこへ紫の隣で
霊夢「アンタらいい加減話を終えてくれないかしら?話が長いのよ。ソレに紫。アンタ、コレが人間とか言うけれど何処からどう見ても妖怪よ?とうとうボケたのかしら?」
巫女は俺を指差しながら、コレとか言ってくる。
紫「正真正銘人間よ彼は。昼に外来人がやって来たと伝えたでしょ?彼がそうよ。ソレに彼は殺してしまうには勿体無いわ。」
霊夢「コレの何処が人間なのよ何処が。ソレにアンタが殺すには勿体無いとか
俺を放ったらかしで話が進んでいる件。
紫「ソレは彼が特殊だからよ。お願いだから彼を殺さないで
霊夢「ハァ!?この妖力の濃さで生まれたのがついさっき?そもそも、なんでアンタそんなのがわかるのよ。」
紫「大妖怪にもなるとね、妖力の質からなんとなく妖怪の生きてきた時間がわかるのよ。貴方、何か妖怪の血を浴びたり、肉を食べたかしら……って血はかなりの量浴びてるわね。」
霊夢「血だけで妖怪になったにしては強すぎるでしょ。アンタ、何をしたのよ。さっさと
怖いなぁ。ん〜、アレか?
天夜「この血の持ち主が妖怪だって言うならこの肉が………あっ、ヤベッ、置いてきた。」
天夜は背負っていたリュックから出そうとするが先程、肉を食べていた場所に全部置いてきたのを忘れていた。
紫「コレで合ってるかしら?」
紫がスキマを開き、その中から俺のリュックが出てくる。
天夜「あ!ソレソレ!その中に入ってる!」
霊夢「当たりね。この狼、成り立てだけど、
紫「ん〜、そうね。流石に外に返す訳にもいかないし、殺すのも論外よ。取り敢えずは殺さないで頂戴。」
霊夢「ハァ…………仕方ないわね。アンタを敵に回すのも面倒だし殺さないでおくわ。変な行動したらすぐに殺すわよ。」
天夜「おう、そりゃ勿論。」
紫「あぁ、ソレと
紫が指パッチンをするといつの間にか先程まで来ていた服とは違う格好になっていた。
無意識に手を腰にやる。
……良かった。ちゃんとある。
変えられた服装は物凄くざっくり言うと、紫さんが着ている服をモノクロにした男版。
細かくいうなら、
黒を
前掛けは白く
…え?なんでわかるのかって?
家紋の名前とか調べるのは
天夜「なんです?コレ?良い物みたいんでくれるなら貰いますけど。」
紫「幻想入りした記念の贈り物よ。受け取って頂戴。」
霊夢「アンタ、どういう風の吹き回し?今まで幻想入りしてきた人間も居るけど、そんなことしてなかったじゃない。」
紫「まぁ、簡単に言うなら
そう締めくくるとまたスキマを開いて帰っていった。
天夜「………」
霊夢「………」
その場を沈黙が支配する…………
天夜「あっ………俺の
先程、紫さんが帰る時に俺のリュックも一緒に持って行ってしまった。
中身はさっきの狼の肉と、その他キャンプ用品や旅用品しかないので、持っていかれても困らない……
いや、困る。今夜俺は何処で寝れば良いのだ…………?
霊夢「ハァーーーーー」
霊夢がクソデカ溜息を付く。
霊夢「アンタ、付いてきなさい。」
天夜「えっ………やだ。」
霊夢「なんでよ。」
天夜「いや直前まで自分を殺そうとしてた人間についていくか普通?」
霊夢「うるさいわね。今夜は泊めてあげるって言ってんのよ。黙ってついてきなさい。」
………一体どんな心境の変化だよ?
紫さんのお陰………なのか?
でもなぁ……。仕方ない。背に腹は代えられん。
天夜「りょーかい。一晩世話になります。」
霊夢「それでいいのよ。」
そう言い放つと共に歩みを進めた霊夢についていく。
〜青年&少女移動中〜
霊夢「此処がアンタの部屋よ。好きに使って。それじゃ私はもう寝るから。」
ソレだけ言うと何処かに行ってしまった。
取り敢えず中を見てみる。
畳敷きに木造の壁。
何の特徴も無い畳敷きの部屋で、何も置かれておらず、スッキリしていた。
天夜「何もねぇな……。まぁ、良いか。寝れりゃ。」
俺自身、疲れが溜まっており、そろそろ限界だった。
畳の床に倒れ込むようにして横になり、うつ伏せで腕を枕にしてそのままその日は寝た。
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sideとある世界にある館にて
「アレ?死んだ?」
「どうした?」
「いや、久しぶりに現世を見に行ったんだけどね、なんか倒されて喰われた。」
「喰われた!?そりゃ珍しいな。今回は何に憑いてたんだ?」
「狼。相性が良いわけじゃないけど、結構楽しいのよね。私達を呼び出す奴がいなくなって久しいし。」
「確かにいねぇなぁ。此処も強い奴らっつったら、あの創造神の周りぐらいなもんだし。」
「もう、アイツラとは戦いたく無いわ。アイツの周り相手するだけでも大変なのに、アイツ一人で私達全員同時に相手出来るってどういうことよ。」
「ありゃあ、バケモンだよなぁ。」
「それで、話を戻すけど、私を食べた奴ね、男なんだけど、もう最高峰なのよ。」
「お?お前にもとうとう春が来たか?」
「そんなのじゃ無いわよバカタレ。器として完璧なのよ。」
「どういうことだ?」
「言葉通りよ。私達を憑依させたら、完全に顕現できるわ。しかも恐ろしいことに多分、私達全員に適正あるわよ。印を付けておいたけど、それだけで私の権能、ほんの少しだけれど使えるようになってたからね。なんとしても欲しいわ。」
「カカカ、そりゃあ面白いな。しっかし災難だなソイツ。」
「どういう意味よ?」
「お前に目を付けられて可哀想ってことだ。お前、欲しい物はなんとしてでも手に入れるだろ?」
「当たり前じゃない。ソレが私よ。」
「カカカ、そりゃそうだ。取り敢えず、現世に行く前に一回集めるか?」
「そうね。けれど、アンタどこにいるかわかるの?」
「わかると思うか?」
『無理(ね/だな)』
「私達とあのだらし姉は此処にいるからともかく、」
「問題はドライとクインなんだよなぁ………」
「そうなのよねぇ………」
「セプトの奴はどーせ街でナンパしてるだろうし、」
「顔と声は良いから質悪いのよねぇ」
「シックスの奴は大食いやってるだろうし……」
「よく飽きないわよねぇ」
「フィフスは冒険に出てそれっきり」
「この世界を知り尽くすとか言ってたけど時々アホよね。アイツ。」
「ドライは確か……誰かに憑いてそれっきり行方知れず」
「確か地獄とか言ってなかったかしら?」
「そうだっけか?取り敢えず行ってみるか。」
「そうね。それじゃ私はドライとシックス探すからアンタはクインとセプトをお願いね。」
「うげぇ………どっちも面倒じゃねぇか。」
「頼んだわよ。ツイン。それにこっちが終われば手伝ってあげるから。」
「へいへい、モノに従うよ。」
「あ、勿論見つけたらここに捕縛ね。ほっといたら勝手にどっかいくから。」
「そんなこたぁわかってるよ。それじゃ、いきますか!フォース!留守番頼んだぜ〜!」
「はいは〜い。」
夜虚「やったね天夜君!ようやく登場だよ!」
天夜「いや………まぁ……嬉しいんすけど……影魂華の方はいいんです?あっちのが時系列的にも創作順的にも先でしょ?」
夜虚「そりゃそうなんだけどね、影魂歌は3話ぐらいまで書けてるんだけど、かなり修正入るんだよ。それに比べこっちは5話まで書けてる上に修正も少ないからね。」
天夜「ん……?歌?華じゃないんですか?」
夜虚「最初は影魂歌だったのさ。そこから修正加えてったら歌要素が消えたからしっかりテーマに入ってる華に変えたのさ。創作秘話ってやつだね!」
天夜「投稿一話目で披露される創作秘話があってたまるかぁ!」
夜虚「ま!時間はかかるだろうけど投稿は絶対するからさ、気長に待ってて欲しいな。それに今僕の
天夜「いやアンタちゃんと勉強しなさいよぉ!?」
夜虚「僕じゃないよ。化身の子。コレを投稿してくれてる子だね。」
天夜「いやそれでもその子勉強しないと駄目でしょ。」
夜虚「やる気出ないんだって。やる気さえ出れば結構いい点数取れるのにねー。勿体ないねー。」
やかましいわ!
天夜「え、今の声って……」
夜虚「アハハ、自覚はあるみたいだね。それじゃそろそろ締めるよ。まだ投稿してないけれど、」
天夜「東方影魂華!」
夜虚「東方夢想月を!」
『よろしくお願いします!!!』