王都・クローネを護る、巨大な防壁。
いかなる魔物の、いかなる攻撃からも都を護り抜くと云われており、見た目以上の堅牢さを誇っている。
そんな防壁には、都民や商人⋯冒険者等が利用する、東西南北にある4つの門の他に、『もう1つの出入口』が存在していた。『それ』は王都内を通る、魔導列車の専用の出入口⋯⋯
⋯なのだが、万が一の魔物の侵入対策として、列車の『往来時にのみ』防壁に出現する仕組みとなっており─⋯
((((死ぬかと思った⋯⋯))))
⋯─初めて魔導列車で来る者達⋯⋯特に、王都内へ入る瞬間を目の当たりにした人々からは、(悪い意味で)スリル満点という意見が絶えない。⋯⋯と、いうのをヴィルジールとソールは知っていた様で、
「ギャハハハ!!いいモン見れたぜーッ!!」
「ひー、ひー、腹痛てぇーー!!!」
俺達の盛大なリアクションに絶賛バカ笑い中だった。
シルビアが最後に放った台詞が特にウケているらしく、ソールのモノマネを見たヴィルジールは過呼吸になりがら笑い転げていた。
「この恨み、いつか晴らしてやるんだから⋯」
そう小さく呟いたシルビアは片手で目元を覆う。
額に当てた手を上頬にスライドさせ、親指と人差し指で下へ押すシルビア。ヘンなカオになっている彼女を背景に、俺はゆっくりと立ち上がった。
外道2人に顔を眉を
ニナは⋯⋯おおっと、ソールの頭をひっぱたいて文句を言い始めたか。スンゴイ険悪な表情してるし、関わらんとこ。
「大丈夫か2人とも⋯?」
「さ、サンキュ銀槍竜⋯」
「うぅ、ぅわあ⋯っ」
腰を抜かしているシュレン達へ手を貸すと、サンクイラはうるうるの目で縋り寄ってきた。おーよしよしと立たせると、ついに号泣⋯⋯とはならず、目尻から零れかけた涙を『ふんっ』と引っ込めた。⋯⋯どういう仕組みなのか聞くのは、また今度にしよう。
「もうっ!ヴィルジールさんっ!嫌いですっ!」
「悪かったって!銀槍竜がよぉ、ソールから話を聞いてなければよぉ、俺もこんな事は思い付かなかったって!」
「おいこら、さり気なく責任転嫁するなよ」
「そうだぜヴィルジール。俺ァ、あくまで“オススメ”ってェ事しか言ってねェ」
うんうん⋯⋯って、え?コレって俺が元凶なのか?
イヤイヤイヤイヤ!やいやいやいやい!おかしい、なぜお前らはそんな顔ができるんだ。
「さぁ、立て立て!王都に到着だぜ、お前ら!」
「っしゃァ、俺は先に出てるぜェ」
「ソール!まだ話は終わって⋯⋯いや待ちなさいよっ!」
俺が下唇(顎)を出しながら不満をアピールするが、ガン無視して号令をかけるヴィルジール。⋯コイツいつか倒す。
「なーに突っ立ってんだシルビア!ホラ来い!」
「はぁ⋯⋯ホント、調子いいんだからアンタ⋯」
先に列車を降りたソールとニナに続き、シルビアもヴィルジールに腕を引かれて降りていった。⋯⋯手首を掴まれたシルビアの頬が少し赤くなった様に見えたのは、きっと気の所為だな。
あの見た目でも、2人とも30だし。
まwさwかw、その歳でそんな乙女なリアクションはしないだろう。⋯⋯しない、よな?
「お前らも、さっさと来いよー!」
割と真剣に考えていると、外のヴィルジールが俺達を呼んだ。
⋯⋯さっきから上機嫌なのは、ドッキリが成功したからか⋯?
「⋯私達も、そろそろ降りますか」
「そうしよっか。⋯ハクアさん、大丈夫ですか?」
「⋯気にするな」
まぁ⋯細かい事は後にして、今はとっとと列車を降りよう。
王都に入ったといっても、列車はトンネルの中を走っていたから実感が湧かないし。取り敢えず、周囲の把握がしたいな。
「遅ぇぞお前ら!」
「貴様、よくも⋯」
「まぁーまぁ!カリカリすんなハクア!」
俺達が列車を降りると、此方に手を振るヴィルジールの姿が。不満を零すハクアを華麗にスルーし、ヴィルジールはシュレンとサンクイラの肩に手を添えて誘導を始めた。
周囲はやや暗く、トンネルの様な⋯⋯というか、トンネルだ。
見た所、王都を貫通しているらしい。前後を見ても陽の光が見えないのは、列車の出入口が無くなっているからだろうな。
「早く歩けお前らー!」
⋯さっきからヤケにテンションが高いのが気味悪いが、一体何を考えているんだ?アイツ⋯⋯
「⋯なんかテンション高くないですか?」
「ンー?」
俺と同じ事を考えていたのか、サンクイラは首を傾げながら質問した。先程のドッキリの直後だし、まだ何かあるのではと俺達は警戒しているワケだが⋯⋯
「いいから、いいから」
「もー⋯」
どうやら詳しい説明を避けたいらしい。
まぁさっきとは違って、悪い事を考えている表情ではないので警戒は緩めてもいいか。
「⋯アレ?先に降りたヤツらは何処だ?」
「ん?⋯あぁ、ソールとニナは先に『入ってる』よ。2人は此処に来た事があるからな」
「入って⋯?」
「ま、行きゃあ分かる」
『入ってる』とは、どういう意味だろうか?
列車は既に王都内に入っている筈だが⋯⋯と、ここまで俺の思考が巡った時、ある光景が目に入った。
「登録、完了致しました。入都を許可します!」
「⋯凄い技術ね」
そこには、片手に持っている謎の球体に目を見開くシルビアの姿があった。彼女の前には、制服を来た男性が1名と重装備の人物が2名おり、彼らの背後に巨大な扉がどっしりと構えている。
あの重装備の連中は衛兵だろう。
⋯⋯あぁ、このトンネルは『そういう事』か。
例えば、列車に魔物や悪者が乗っていた場合、王都の人々への被害は免れないだろう。列車に乗って防壁を通過するだけで王都に入れるのであれば、そういったケースもありうる。
そんなケースに備え、王都内の魔導列車の線路はこのトンネル内に収まっているのか。王都への扉には衛兵を配置し、なにやら『登録』という事もしている⋯と。
魔導列車の乗客用の、王都への出入口ってワケだ。
「ではシルビア・アーレン様、此方へ⋯」
俺が異世界なりの危機対策に感心していると、制服の男が扉に手を
「ちょっと待った!」
扉の隙間から光が差し込みかけたその時、トンネル内に声が響いた。俺含め、全員が声の方向に振り向いたが、真っ先に口を開いたのは制服の男だった。
「これはヴィルジール様!お待ちしておりました!」
「おう」
男は声の主であるヴィルジールを見るなり、その場で一礼をして目を輝かせる。後ろの重装備の2人も、頭防具の隙間から見えるその瞳は見開かれ、輝いていた。
「扉開けるのは少し待ってくれ。コイツらもまとめて通るぜ」
「かしこまりました!」
ヴィルジールの頼みに、男は素早く扉から手を離す。
その対応に疑問を抱いていると、俺の耳元にシュレンが顔を近付けた。
「ヴィルジールさんね、王都でも有名な冒険者なんだよ」
「マジで?聞いていた感じ、王都は実力者ばっか集まってる場所だって⋯」
「うんうん。そんな所でも、ヴィルジールさんの強さは通用するらしい!」
成程⋯前世で言えば、芸能人が来た!って感じなのか。
⋯いや、羨ましくないし。俺も有名人になりたいなんて思ってないし。
「なによヴィルジール?アタシ、早く荷解きしたいんだけど⋯」
「そう言うなって、な?」
ヴィルジールは制服の男へ視線をやると、そのまま俺達の方へと移した。
「
「えぇ、勿論。⋯あの、本当に大丈夫なんでしょうか?」
「心配無い、俺とガバンが保証するぜ」
あの男、チラチラと俺の方を見てなんだ?
ヴィルジールと小声で何か話しているが、怪しんでいるのか?
⋯魔物に対しての対応は、彼の立場的に正しいのだろうが⋯⋯ちょっとヤな視線だ。
「えーそれでは皆さん、どうぞ此方へ!」
「うし、シュレンとサンクイラ、銀槍竜はコッチに来い。ハクアは登録済みだよな?」
ハクアは首を縦に振ると、制服の男に近寄った。
お前の顔も見たくない、といった様子でヴィルジールに鼻を鳴らすと、制服の男から例の球体をやや強引に受け取った。
ハクアが球体を握ると直ぐ、それはピンク色に発光を始める。
数秒して、光は青色へと変化。それを見ていた制服の男は軽く頷き、ハクアから球体を回収した。
「お待ちしておりました、ハクア・クレン様。⋯⋯他のお方は」
「気にするな、早く開けろ」
制服の男はヴィルジールの方に目をやるが、彼の『開けてくれ』というアイコンタクトに応じ、扉に手を翳した。
「ったく、ジョークの通じないやつだなー」
ハクアが通り、再び閉まる扉を背にヴィルジールは腕を組んでボヤいた。あれがジョークで通じるか!と、俺はツッコミかけたが、それより早く制服の男が球体を手渡してきた。
シュレンとサンクイラにも同様の物を渡すと、『少々お待ちください』と言って男は1歩下がる。野球ボール程の球を眺めていると、ハクアの時と同様に発光しだした。
「⋯あの、コレって?」
「ん?⋯あぁ、それは『登録』だ。初めて王都に入る者は全員やる決まりなんだよ」
シュレンが球体をコロコロしながら聞くと、ヴィルジールは軽説明を始めた。
この球体は、上限人数はあるが『魔力の記憶』が可能らしく、こうして手に持っているだけで、それが行われているんだとか。この球体に魔力が記憶されれば、次に王都へ来た際に『本人確認』として役立ち、王都入りをスムーズにできる⋯⋯と。
「へぇ〜凄い!⋯けど、それだと⋯⋯」
と、そこまで言いかけたシュレンは、途中で口を閉じた。
まぁ言いたい事は俺も同じで、『それだと穴があるんじゃないか』って話だよな。魔力の登録だけで王都へ入れるのならば、悪巧みしている様な連中も簡単に通れてしまう訳だし⋯⋯
「心配は無用だぜシュレン。その為の、入都審査員だ」
ヴィルジールがそう言うと、制服の男はビシッと敬礼をした。
後ろの鎧を着た2人も同様、持っている戦斧を地面に打ち付けて胸を張る。
「なんでも魔力で出来る世の中ではあるが⋯⋯結局は人の目って事だな」
はぁ〜、すげぇな。
技術が発達した前世でも、魔法が広まった異世界でも、考える事は同じなんだなぁ。これまた、見聞が広がったぜ。
⋯っと、球の発光が収まったな。
「はい、登録が完了致しました!
シュレン・バナフ様、
サンクイラ・ロレタード様、
えっと⋯⋯銀槍竜様!どうぞお通り下さい!」
俺ら3人の登録が完了し、審査員は例の如く扉に手を翳した。
音を立てて開いていく扉に年甲斐もなくワクワクしていると、ヴィルジールはとある提案をした。
「な、ちょっとお前ら目ぇ瞑ってろよ?」
「⋯一応聞くけど、どうして?」
「頼むッ!」
シルビアの疑問に対し、ゴリ押しで通そうとするヴィルジール。両手を頭の前で擦り合わせ、ギュッと目を閉じているその様子は、なんとも子どもらしい。
そういえば、シルビアとヴィルジールは幼馴染だっけと思いながら2人のやり取りをみていると、今度は俺達にも頼み込んできた。
「もし、なんか悪い事したら⋯」
「分かってる!そん時は、どんな罰も受ける!」
なんやかんやでヴィルジールのゴリ押しに折れた俺達は、前が見えない様に目を片手で覆った。
「行ってらっしゃいませ!」
審査員さんの心地良い見送り後、後ろで扉が閉じる音を確認。
指の隙間から差し込む光に期待を寄せていると、前方を歩いているヴィルジールの影が停止したのが見えた。
「よし⋯お前ら、もういいぞ!」
ようやくか、なんて思いつつ俺達はゆっくりと手を退ける。
勿体ぶって何が目的なのか⋯⋯と思いかけた俺と、恐らく同じ考えだったであろうシルビア達は、広がる光景が目に入った瞬間、絶句した。
「「「「⋯⋯⋯⋯!!」」」」
「ようこそ、王都へ」
王都を背景に両手を広げたヴィルジールは、クールに言った。
【王都・クローネ】
総面積2.4㎢、総人口2万1236、
円形の巨大防壁に囲まれた都は、王宮を中心として作られた。
王宮からは8方向に道が別れ、外側に行くにつれて枝分かれと合流を繰り返している。
複雑な構造ではあるが、一定間隔で設置してある地図板と案内所のお陰で、道に迷う事は子どもですら滅多に無い。
壁側は主に宿泊施設や酒場、武防具の販売店が目立つ。
そこから中心へと進むと雑貨屋やパン屋、市場といった王都民向けの店が立ち並び、王宮付近では貴族の豪邸と高級品を扱う店が多く見受けられる。
王都南側⋯魔導列車の駅は広場となっており、行き交う多くの人々と、中心の立派な噴水が目を引く。⋯が、初めて王都へ来た人々、主に冒険者達が注目するのはソレではない。
「
そう言うと、ヴィルジールは王都中心を指差す。
巨大な王宮の横にある、これまた巨大な建物。剣と盾がクロスしたロゴには『ギルド・クローネ』と大きく書かれた看板が掲げられていた。
「⋯で、どうだ?凄いだろ?」
「え、えぇ⋯」
俺達が周囲を見渡していると、ヴィルジールはニヤニヤしながらシルビアに尋ねた。だが彼女は初めて見る光景に夢中になっており、生返事1つで終わらせて風景鑑賞へと戻った。
少しだけ肩を落としたヴィルジールは、今度はシュレン達へと感想を尋ねる。しかし2人もシルビアと同様、意識が王都へと向かっていて、人の話を聞いている場合ではないらしい。
「な、どうだ銀槍竜?」
「凄いな、王都って」
「だろぉ?!」
「いやお前の街かよ」
俺は、まぁ⋯前世が日本だしな。
混雑してる交差点、満員の電車とかには慣れているから、比較的冷静を保ってている。⋯とはいえ、凄まじくファンタジーな光景に、内心ウッキウキだが。
「いやー俺も、初めてここ来た時びっくりしてなぁ」
「まさか、さっきからテンション高かったのって、俺達のリアクションが見たかったからか?」
「そう!」
なんでガキな⋯⋯と、歳が6つも上の人間に思うなんて。
まぁ⋯⋯ちょっと母性出かけたのは秘密だがな。
「やれやれ⋯。それで?これからのスケジュールは?」
「すけじゅーる?」
「⋯あぁ、予定は?」
「すけじゅーるってなんだ?」
「そこはいいから!」
流石に、スケジュールは使われてない言葉だったか。
何が使われていて、何が使われてない言葉かイマイチ分かんないが⋯⋯まぁそれはいいや。
「取り敢えず、今からあの集会所に向かうのか?」
「ンま、好きにすればいいんじゃねえか?⋯ただ、」
「ただ?」
「午後の鐘が鳴る頃には、一旦集会所に集合だ」
午後の鐘とは何ぞやと聞いてみると、王都では正午と夕方に王宮の鐘が鳴るらしい。役割としては、前世での学校のチャイムとほぼ同じっぽいな。⋯⋯つくづく、世界違えど思考は同じだと思い知らされるぜ。
「わ!わ!シルビアさんアレ見て下さいよ!」
「どうしたの⋯って、やぁっだ!」
何かを見つけたサンクイラがソレを指差す。
名指しされたシルビアがその先を見てみると、口を両手で覆って1歩後退りした。
『クローネ・フラン』という看板が吊り下がっているその店は、どうやら女性向け服の専門店らしい。ショーウィンドウのマネキンには、かわいい系からオトナ系といった服が着せられており、この2人は今にも駆け出しそうに目を輝かせていた。
「ハハ、荷物はここに置いていっていいぞ。ギルドの連中が運んでくれるからな」
「「え!」」
⋯ヴィルジールめ、分かってやがるな。
今から自由行動だと伝えた上で、自分の荷物を運ぶ手間を省いた。しかもこのタイミングで。
「ほいっ、各自解散っ!」
「し、シルビアさん!」
「行きましょ行きましょ!」
ほぉら、凄いダッシュで向かっていたぞ。
冒険者なんて、どんなに綺麗事を並べようが、殺し合いの中に生きてるヤベー連中だと思っていたが⋯⋯あくまでも人間なんだな。
「⋯そんで、シュレンは⋯って」
俺も何かしようかと、真横にいた(ハズの)シュレンに声をかけた。しかし、そこには誰もおらず、整備された石畳の地面が見えるだけで⋯⋯
「おじさん、それ3つ!」
「ハイよ!900ゼルだよ!」
100m程先にあった店に、シュレンは飛びついていた。
⋯あれは、ハンバーガーか?いや、どちからと言うとタコスとかドネルケバブみたいな料理だ、ここからでも香ばしい匂いがする。⋯というか3つとも食うのか、凄い胃袋だな。
「⋯この感じだと、ソール達も観光に行ったのか?」
「いや、ソールはギルドに向かった。ニナは中心街だろうな。アイツ、アクセサリーとか好きだし。ハクアは⋯多分、図書館にでも行ったんじゃねえかな?」
ソールがギルドに⋯?意外だな、アイツが遊ばないなんて。
酒場もあるし、美味そうな飯屋だって多くあるのに。
「で、お前は?どうすんだ?」
「俺は一旦ギルドに行こうかな、眠いし。ヴィルジールは?」
「ンー⋯会いてえ人がいるから、俺もギルドに向かうぜ」
「会いたい人?」
「そ。⋯まぁ俺の先輩って感じだな、冒険者としての」
聞けば、新人の頃に冒険者のいろはを教えてくれた人だとか。
王都に住んでいるらしく、56という歳だか未だに現役らしい。ヴィルジール曰く『俺なんか足元にも及ばない』んだと。嘘をつくな、嘘を。
「ついでに、王都について色々教えてくれよ。オススメとか無いのか?」
「あー、それなら─⋯」
ギルドに向かいつつ、俺とヴィルジールは適当な会話をした。
途中で食い物を買って食べ歩きしたり、俺が気になって指差した場所をヴィルジールが説明したり⋯
いやデートじゃねえか!って思ったね、うん。
だが、そっちの方が
あの、王宮から俺達を見下ろす人影からな。
⋯多分、ヴィルジールも気が付いているんだろうが⋯⋯
「そこのハンサムなお兄さん!当店自慢の特製ドリンクはどうだい?」
「お、美味そうだな、2つくれ」
「毎度ありー!!」
今は、いいか──⋯