皇帝から三冠を奪ってみる   作:光らないタイプのモルモット

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新シナリオきましたね。確か前回は新シナリオ直前だった気がするし、一瞬で投稿!?嘘ですごめんなさい。4ヶ月はもはやエタってると諦めるラインだろ、半年いってたらアウトだったね。苦しい言い訳は後書きにて書かせていただく。

サブタイ通りBとだらだら話してるだけ。とりとめもなく色々話してるけど、中身はまぁない。なんか長くなったから時間ある時にでも。


Bとだらだら

 

「暇つぶしに来ましたよ〜っと、あれ、トレーナーいないんですか?」

 

 トレーナー室にやってきたB。トレーニングは無いけど快適だからとトレーナー室に帰って来た。

 

「せっかく来たのにつまんなうわぁっ、いたなら返事してくださいよ……し、しんでる……」

 

「しんでない」

 

 位置的に見えづらかっただけでソファに寝ていたトレーナー。しかしどうにも疲れている様子。

 

「元気無いですね、担当が来たんですよ? もっとテンション上げるべきでは?」

 

「ぐえっ。なんでこっちに座るんだよ」

 

「どこに座っても私の自由です」

 

「人の上に座るなよ……何か用か?」

 

「用なんて無いですけど。暇つぶしって言ったじゃないですか」

 

 用もないのにわざわざ会いに来る? しかも1人で? 妙だな……もしかして友達いないのかな? 

 

「あーそうだっけ」

 

「人の話はちゃんと聞いてくださいよ。なんでそんな疲れてるんですか?」

 

「仕事だよ仕事。午前中ずっと堅苦しい取材だったの」

 

「うわー。面倒そうですね」

 

「なんでお前もその考えなんだよ。目立つの好きだろ」

 

「目立ちたいとは思ってますけど、実際に目立つのは苦手だと気付いたんですよね」

 

「なんなの? 悲しきモンスターか何か? 人を愛したいのに壊すことしか出来ないの?」

 

「例えが物騒なんですけどー。私のはもっと微笑ましい感じですよ」

 

「なんだただの人見知りか」

 

「そう言われると否定したくなりますね。注目されるとちょっと不安になるだけです」

 

「目立つの向いてねえじゃん。とにかく、取材の依頼が増えて仕方ないから受けたんだよ。その対応で疲れたの」

 

 CBの時はCBへの取材はめちゃくちゃ多くて、トレーナーはおまけ程度でトレーナー個人にはあんまり(当社比)無かったからね。Aの皐月で増えてBのダービーで爆発したね。

 

「へー、大変ですね」

 

「半分くらいお前のせいなんだが。クラシック三冠を連覇するトレーナーになるのか、みたいな感じで記事になるらしい」

 

 軽く言ってるけどやばいからね? ボクの考えたさいきょうのとれーなーだよ? その通りなんだけど。

 

「それ半分はシービー先輩ですよね。残り半分は3等分してくださいよー」

 

「CBはもはや別枠だろー。Cは注目されてはいるが世間的な知名度はそこまでだしなー。Aよりは直近のBの方が割合はでかいだろ」

 

「千歩は譲って仮に私のせいだとしたら何なんですか」

 

「お前に来てた取材ほとんど断ってるだろ? 負担が半分になったかもしれないのに」

 

「実際に注目を浴びると別にそんなにいいものでも無いかなって思っちゃいまして……どうせもうレース出る気無いので取材とか話す事ないですし……」

 

「めんどくさいやつだな」

 

「失礼ですね。というか、盛り上がってた割に私が勝った事に対しての称賛って意外と少ないんですよね……シンボリルドルフが負けたことに対する感想とか、トレーナーへの評価とかが多いんですよ。ダービーの感想は多い割に、私個人への感想が少ないです」

 

 称賛も多いんだけどね。目に付くのは自分が気にしてる事だからね。

 

「わざわざ調べたのか? 所詮他人の評価なんだから気にすんな。お前は勝てて嬉しい、俺も勝たせる事が出来て良かった、それでいいだろ」

 

「いやまあそれはそうなんですけどぉ……私でもやれるんだぞって見せつけて絶賛される事をちょっと期待してた分、思ったより影が薄かったのかと感じたんですよね」

 

「まぁ地味ではあるが、とはいえそこそこファンもついただろ? 何が不満なんだよ」

 

 そこそこ(万単位)。ファンレターもちょっと来てたり。関係ないけど万単位って一瞬マンタインって読みそうにならない? 

 

「ダービーウマ娘の割にはって感じしませんか?」

 

「比較対象がないとピンとこないな。CBレベルで目立ちたいのか?」

 

「それは絶対無理です。近くにいるから勘違いしますけど、人気ほんとすごいんですよ? 普段レース見ない層でも知ってるくらいですからね?」

 

 クラシック三冠だけならともかく、そっからダートに行ったり来たりしてるから話題に事欠かないからね。元々の才能モリモリなのに魔改造されてバグり散らかしてるからね。ダA短Aはアプリでもだいぶキツいよ。現在値は多分ダB+、短Cくらいだけど。

 

「それはそうだろうな。とはいえ本人が気にしてないし俺が気にする事でもないからな」

 

「まあ性格的にそうでしょうね。同級生にもシービー先輩のファンは多いんですよ? ついでにトレーナーのファンもいますけど。物好きはいるもんですねー。そういえば、担当契約してほしいって子も結構いると思うんですけど、スカウトとか考えてないんですか?」

 

「とりあえずCの菊花賞終わるまでは全部断るって明言してるしな。まぁその頃にはCBもほぼ理想形だろうし、良さげな子がいればって感じだな」

 

 明言したっけ? したかも……まぁそりゃ担当のクラシックGIなんだから集中するよなって話ではある。CB? どうせ勝つし……。

 

「へー。考えてはいるんですね」

 

「そりゃあな。トレーナーとして働くなら、常に現役かデビュー前を担当してないと何してんだって感じだしな」

 

「シービー先輩は長く走りそうですし、エーちゃんも一応レースは続けると思うんですけど?」

 

 AもBもなんだかんだレース好きだしね。とはいえシニアだとGIはきつい、GII、GIIIは勝負にはなるし掲示板狙える、くらいだった気がするたぶん。1つのレースに狙いを定めて尚且つある程度トレーニングの期間を取ればという前提ではあるけど意外といけるのでは? ちょーっと適性改造した後だから距離変更はきついけど。

 

「今よりも負担が減るはずだからな。ジュニア期とクラシック期、後は適性外を走るならトレーニングメニューを考えるのも大変だが、安定さえすれば後は維持とスキルアップがメインになるだろ? 頻繁にメニューが変わる事も減るだろうし結構楽なんじゃないか?」

 

「ふ〜ん、そんなもんですかね。トレーナーが担当になってからメニューなんて考える気も起きないので分かんないです」

 

「そりゃそうか、トレーナーの役割だしな。ま、どうせまだ先の話だしそん時考えればいいだろ。後はそうだな、カフェが入学したら担当になるだろ。カフェが他にトレーナー見つけたら別だが」

 

 お前がいるからという理由でトレセンに入ろうとしてるのに他に見つけるとでも思っているのか? 

 

「あー確かに、カフェちゃんもそのうち入学しますよね。あれだけ走れたらまず合格するでしょうし」

 

 時空は歪みますね。このくらい誤差だよ誤差。

 

「ほぼ毎日連絡してるが、いつもトレーニング頑張ってるからな。SSも元気そうだし。今年は学園の夏合宿に参加するから次帰れるのは正月になりそうだが……」

 

「あー、トレーナーって職業が休み少ないですよねー、担当がいたらその時点で長期休み無理ですし。休養中以外でトレーニングしない日が続くことってまず無いですもんね。年末年始くらいですかね」

 

 年末年始も割とトレーニングしてる事多いからね、ほんとに休みが無いね……。

 

「ん、まあ前みたいに連れていって施設借りればいいんだがそう都合良くいかないしな、そもそも普段は授業あるし。メニューだけ作って自主練してもらうのは怪我が怖い、かといって他のトレーナーに見てもらうのも負担をかける事になるからな。サブトレーナーがいれば別かもしれないが、チームだとその分人数が多いしな。大体のトレーナーが休めるのは精々数日だろうな」

 

 CBは放置してたんじゃ……いやまぁほぼ毎日脚の確認はしてたか。やっぱトレーナーに長期休暇は無理だよ。せや、実家に帰る時に担当も連れてけばトレーニングも続けられるし完璧やな。こうして出来上がったのが外堀を埋められたトレーナーです、ここテストに出るから覚えておくように。

 

「どうせトレーニング無くても一緒にいますけどね。シービー先輩かカナちゃんのどっちかは絶対いますよね」

 

「そうだな。起きたらいるか、ご飯時にくるな。てかお前もよくいるだろ」

 

「私はあれですよ、ちょっと暇な時だけです。ご飯出てくるしお菓子もジュースもあるので快適なのが悪いんです。勝手に栄養管理もしてくれますし」

 

 お菓子(食べ過ぎると没収される)とジュース(にんじん100%)。食事の管理もトレーナーの役割だからね……こうしていつしか一家に一人トレーナーがいる生活になるのでトレーナー不足は無くならないんですね。

 

「食べ過ぎたところでその分消費させるだけだが、栄養不足は成長の敵だからな。その点トレセンの食堂は栄養面バッチリだからいいが、休日は気を付けないとな」

 

「トレーナーが気を付けるので私が考える必要ないんですけどねー。そもそももうレースに出ないので関係ないんですけど。イベントで走る機会はあるかもですが、期待に応えられる気がしないので受けたくないですねー」

 

 ダービーウマ娘と並走が出来る! とか、歴代ダービーウマ娘が集まるドリームマッチ! とかありそう。まぁそういうので求められるの実際の強さじゃないからへーきへーき。

 

「引退後もイベントでレースは意外とあるからな。特にお前はダービーウマ娘だからある程度盛り上がるだろうし。そもそも引退宣言した訳でもなければ除籍もしてないから、やる気があれば普通にレース出れるけどな」

 

「それはあれですよ、ダービー勝った直後に引退したら故障でもないのに引退するなんておかしい、みたいに考える人が出てくるでしょう。それでトレーナーが叩かれる事を心配したんですよ、感謝してください」

 

 陰謀論者の悪口言った? あ、違う? そう。

 

「そういうもんか? 別にレースに勝って満足して辞めようと本人の勝手だろ。トレーナーとしてウマ娘の意思は尊重しないとな」

 

「まぁトレーナーはそうでしょうけど。そう考える人は希少なんですよ。特に声のでかい謎の勢力はないことないこと言って文句つけますから、そういう人に絡まれたら面倒じゃないですか。ちょっと時間置いてしれっと引退してるくらいがいいんですよ」

 

「ふーん、まぁ好きにすればいい。走りたいレースがあるならそれ用にまた調整するだけだしな、時間はかかるだろうが」

 

「今のところ無いですけど、一応頭には入れておきます。そういえばちょっと聞きたい事があるんですけど」

 

「何だ?」

 

「ふと思っただけなんですけど、トレーナーってサブトレーナー欲しいとかってないんですか? チームとかは別として」

 

 ふむ、これを聞くための前座が担当を増やす気は無いのかという話だったんですね。自然な流れで気付かなかったね。ただの雑談のつもりだったからね。

 

「あーそうだな、今のところ手は足りてるからな。トレーニングに関してCBは、というかお前ら全員素直にやるから手がかからない方なんだよな、多分。メニューの考案は多少時間かかるが、トレーナーの本分だしこれはこれで楽しいからな。強いて言うなら書類関係だが、分からない時は先輩かたづなさんに聞けばいいし、意外とすんなり終わるからなぁ。取材とか代わりに受けてくれるなら楽かもなー」

 

「ふーん、まぁ意外と暇そうにしてますもんね。クラスメイトから聞いた話だと毎日の様に夜まで仕事してるトレーナーもいるみたいなんですけど」

 

「そりゃ人によるだろ。ウマ娘によって適性も才能も違う訳で、何が正解なんて分からないしな。個人差と言ってしまえばそうだが、それを踏まえて最善を尽くすのがトレーナーだからな。どこでトレーニング出来るかによってメニューも変わるし、気性難な子ならそれ以前に真面目にトレーニングしてもらう方法を考える必要もあるな。レース前後だと作戦や他の出走ウマ娘の確認、反省点や改善策なんかもやるだろうし時間なんていくらあっても足りないだろ」

 

 それに加えて自身の研鑽の為に先輩トレーナーから学んだり、最新のトレーニング関連の研究や記事にも目を通すと。過労一直線すぎる。ここに学園からの業務と取材対応まで入るのまじ? 

 

 本来CBも割と気性難側と思うんですよね……トレーナーに対する思いが重いのとメニューが品揃え豊富だから飽きる事が少なくて普通にしてるけど。トレーナーを背負えば無限に走りそうだし。

 

「そう考えるとトレーナーってやっぱ優秀なんですよね、頭おかしいのに」

 

「おい」

 

「じゃあ今のままで十分な感じですか」

 

「今はそうだな、担当が増えたり別で仕事が増えるならまた変わってくるだろうが。新人のうちはそこまで大事な仕事は任されないだろうし、いると多少楽にはなるんじゃないか?」

 

 理事長と遊んで気分転換してもらうのは割と大事なのでは……? まぁ仕事ではないか。というかまだ新人なんですね、3年目ってギリ新人か? 3年でやっていい実績なのか……? もっと早く取材爆増するだろって思ったけど、全部CBがかっさらったのかな。というか学園側である程度シャットアウトしてるよな、働いてるとはいえ新人かつ未成年のトレーナーに大量の取材はきついと判断する優しいたづなさんはいる。だから最低限の取材で済んでたんですね。そしてクラシック二連覇しそうになって流石に抑えきれなくなったと。そういう事にしておこう。

 

「なるほど。ふーん、そうですか」

 

「なんだお前、トレーナー資格でも取るのか? 勉強なら教えられるぞ?」

 

「いや別に、そういう訳じゃないです。ただまあ、ずっと目標だったダービーが終わってこれからの事を考える時間が増えたので、選択肢として考えておこうかと。特にやりたい事とかある訳じゃないですし」

 

「将来の夢とか考える時期か」

 

「それで言うならダービーウマ娘になる事なので叶ったんですけどね。だからこそ今後を考え始めたというか」

 

「GIウマ娘ってだけで引く手数多だろうし、職に困る事は無いと思うぞ?」

 

「そういう訳じゃなくて、まぁそれもあるんですけど。何をして生きるのかも生きるために何をするのかも全部曖昧でふわふわしてる不安感というか」

 

 今ふわふわって言った? 

 

「まぁ学生なんてそんなもんだろ。まだ中等部なんだし、ゆっくり見つければいいんじゃないか? 好きな事でもやってみたい事でも」

 

 やだ、トレーナーがまともな事言ってる……見た目もやることなすこともほぼ子どもなのに。というか逆にBが真面目過ぎる、中学なんてまだ遊び回っても許されるだろ……。

 

「まあそうですね。でも、トレーナーって最速でトレーナー資格取ったんですよね? なら結構小さい頃から目指してたと思うんですけど」

 

 どっかで書いた気がするけど(この作品においては)義務教育修了が受験資格だからね。飛び級を利用しないのであれば最短だね。だから他のトレーナーからは天才か頭おかしいかのどっちかと思われてたんだね。

 

「あー、まぁ物心ついた時には決めてたからな。トレーナーになってウマ娘の夢を叶える手助けをするのが夢、みたいに思ってたし。CBはどうか知らないが、Aとお前は叶えたと言ってもいいんじゃないか? クラシック三冠とはいかないが、とはいえ思いの強いレースで勝った訳だし」

 

「……そうですね、はい。少なくとも私は夢が叶ったと思ってますし、きっとエーちゃんも同じだと思います。でも意外ですね、トレーナーの事だからもっと変な理由かと思ってました。シンボリルドルフに勝ちたいからって私達をスカウトしてる訳ですし、てっきり逆張りオタク的なあれかと。シービー先輩は流れで担当してますし」

 

 順当に進むのは面白くない的なやつね。それにしても波乱を起こしすぎなんですけどね。スカウトに関してはCがいたのが理由の一つでもあるんだけど。

 

「より高い壁に挑むっていう嗜好も多少はあるが、一番はピンと来たからだな。直感的な何かがウマ娘にあるなら俺にだってそういう時があってもいいだろ?」

 

「ウマソウル関係ならトレーナーにはないと思いますけど? カナちゃんは最初からトレーナーの事信頼してましたけど、私はそういうの無かったんですよね。最初から変な人だな〜って思ってます」

 

「そこは過去形にするとこだろ、なんで進行形なんだよ」

 

「むしろ長くいるとよりトレーナーって頭おかしいんだなって感じるので。ほら、今とか」

 

「乗ってきたのはお前だし降りねえのもお前だろ、いい加減重いわ」

 

「重くないですし動かないでください、せっかくちょっと歪な座布団くらいにはしっくりきてたのに」

 

「人の上で寛ごうとするな。体固まってきたからほぐしたいんだよ」

 

「全く、仕方ないですね……」

 

 やれやれ、軟弱者め。

 

「至極真っ当な主張だろ。んーー、はぁぁ。なんか精神が疲れてたはずが体も疲れた気がする。今日はもう働きたくねぇ……」

 

「まだ仕事残ってるんですか?」

 

「急ぎのは無いけどな。強いて言うなら走ってくると言い残して消えたCBが帰ってきたらケアするくらいか。ああ、夏合宿の参加確認の期限がそろそろだった気がする。なんか色々記入する枠があったなー」

 

「あー、もうすぐ夏休みですか。割と暑くなってきましたよね。その前にシービー先輩の帝王賞ですよね? たぶん勝つと思いますけど」

 

 たぶん勝つと思いますね。CBが喧嘩売った(無自覚煽り+意図的煽りで怒り倍増)子達もいるとはいえ、CB(ダートのすがた)の領域ありは無法過ぎる……最終直線が短ければ逃げ切りが出来るかな? くらい。

 

「そうだな、勝ってくれるだろ。まだ伸びてるしな……そろそろ上限のはずだが、これが才能ってやつか。お前らとは全然違うな」

 

「なんですか、クラシックの時点で伸びなくなったのが悪いって言うんですか。効率良く鍛えるトレーナーのせいじゃないんですか」

 

 AとBはともかくCのスタミナはもうちょっと伸び代ある……かもしれない。やっぱないかも。無理矢理伸ばすんだよおらぁ。

 

「別に悪いとは思わねぇよ、最初から分かってる事だしな。だから基礎能力以外の技術や戦術でどうにか上手くやるんだろ。領域がその最たるものだな、SSに感謝しとけー?」

 

 領域ってある程度パーソナルな部分を参照した効果にしてるから、性格と経験を踏まえた上で初見殺し的な能力考えるの楽しいんだよね……まぁSSやらCBみたくコツさえ掴めば改変出来る様な技術でもあるんですけど。過去的な都合上、Cの領域って暗く落ち込むタイプだからこっちまで辛くなっちゃう……。

 

「そうですね、勝因の1つですし。自分である程度使えるようになると、SSさんとシービー先輩のやばさが分かるんですよね……自分好みに改造出来るの意味分かんないですもん」

 

 自由に改造出来る訳じゃないから無法ではないね。たまに思ってるのと違う効果になったりするし、心の持ちようみたいなとこある。心の持ちようなら狙ってできるのやばいのでは? 考えない事にしよう。

 

「完全に感覚らしいな。まぁ領域なんて嘘みたいな現象だしな、俺が知ってたのもSSが言ってたからだし。ウマソウル由来の不思議パワーだし何が出来てもおかしくないな」

 

 はいはいウマソウルウマソウル。まぁ人体の構造が同じなら出力が違うのはウマソウルのせいだろうし仕方ないよね。

 

「まぁそう言われたら領域使える時点で不思議なのでそれを多少変えられても今更なんですけどね……本当に、今思い返しても上手くいったの奇跡ですよね、いくら練習してたとはいえ本番だと色々条件違う訳ですし。運が良かっただけのまぐれ勝ち、と言われても納得しちゃうんですよね」

 

 他人の意見で考えすぎて落ち込むのはSNS向いてないよー。結果が全てと開き直ってこ? 

 

「運が良かっただけ、じゃなくて運が良ければ勝てる様に、かつその運を掴み取る努力をした、だからな。そもそも運だけで勝てる程レースは甘くないしな。なんか今日は全体的にネガティブ思考じゃないか? 将来の不安とか言ってるし。一旦頭空っぽにして遊んだ方がいいと思うぞ?」

 

「そうですかね……昨日色々と見過ぎたかもしれません。そうですよね、こんなに頭空っぽのトレーナーでも楽しく過ごせてるんですし気楽にいきますか」

 

「今確実に余計な言葉あったよな?」

 

「気のせいじゃないですか? それはともかく遊びますか。トレーナーが言ったんですからなにか案出してくださいよ」

 

「えー、もう結構いい時間だぞ? 今から出来ることってなると限られるな。頭空っぽにして出来ることか〜……うまぴょい踊るか?」

 

「正気ですか」

 

「うん、意外といい案じゃないか? うまぴょいはともかく体動かすのがいいだろ。せっかくだし目立つとこでやるか?」

 

「嘘でしょ……流石に恥ずかしいんですけど」

 

「やり始めたら意外と楽しいと思うぞ。前CBと生徒会室で踊ったけど楽しかったし」

 

「なんて?」

 

 何やってんだお前。

 

「会長は何をしたら怒るかゲームの時にちょっとな。普通に室内で暴れるなと注意されて終わったけど」

 

「ほんとになにやってるんですか。そんな面白そうな事するなら混ぜて下さいよ」

 

 そーだそーだ! ……え? 

 

「もし次やる時があれば誘うわ。それはともかく、体を動かすって話だ。目立つの嫌ならその辺でいいだろ、人少ないし。本格的に暗くなる前にさっさとやるか」

 

「うわ本当にやるんですか……制服のままでいいですかね?」

 

「まぁ大丈夫だろ。準備運動はしっかりやるぞ」

 

 トレーナー室から出て、廊下から屋外に。広い敷地故に広い校舎には結構な数の隙間空間があるが、その中でもかなり僻地(過言)なので人もあまり通らない。お誂え向きだね。

 

「まぁここならいいか……」

 

「とりあえずうまぴょいでいいだろ? 適当にアカペラで歌いながら、ちょっと大袈裟に動き回るくらいが楽しいぞ」

 

「こういうのっていっそ全力でやった方が楽しいですもんね。…………スタート位置違いますよ?」

 

「合ってるだろ?」

 

「え? ……何でセンターで踊ろうとしてるんですか、普通に考えてウマ娘優先でしょ」

 

「なんだ差別か? お前こそなんで勝ってると思い込んでるんだよ」

 

 唐突に始まる煽りバトル! 煽りを娯楽として考えてるのおかしいと思うんですよね(個人の感想です)。いや、一方的ではなく双方向の煽り合いであれば娯楽として成立してるかも。

 

「はー? ダービー勝ちましたけど? それに私トレーナーに負けた事無いんですけど〜?」

 

「都合のいい頭過ぎてもはや羨ましいな。負けを負けと認められないやつは成長出来ないぞ〜?」

 

「少なくともフィジカルでは負けた事無いんですけど? 運だけしか誇れないなんて残念ですね〜」

 

「読み合い最弱が何か言いおるわ。分かりやすい安定択と一か八かの賭けしか出来ない様な平凡極まりない精神性ですけど何か特技とか持ってらっしゃいます?」

 

「ええもちろん、レースはご存知ですか? 実は私ダービーウマ娘っていうクラシック級の頂点と言っても過言じゃない称号持ってるんですよ〜」

 

「ああ知ってますよ? 運がいいウマ娘が勝つって言われてるやつでしょ? あなたの方こそ随分と幸運な様で、羨ましい限りですね〜」

 

「……あー、思ったより傷付いたんでナシで。まじかー、まさか煽り合いでトレーナーに負けを認める事になるとは……」

 

「そういや今ネガティブ思考だったな、すまん。思ったより活き活きと殴ってきたし、ついいつものノリでやり過ぎた」

 

 煽りバトルとは、信頼関係のもとに成り立つ非常に高度なゲームである! そもそもやるなよ。

 

「別にいいです。そもそも位置取りとか気にする必要ないですしね、トレーナーの遊びスイッチ分かってて押したの私ですし。いつ聞いてもその煽り用ボイス無駄にしっくりくるんですよね、演技とか向いてるんじゃないですか?」

 

 急に始める悪ふざけって楽しいもんね。

 

「声真似はトレーナーの嗜みだからな。なんかこの状態で今から踊るのか? って感じするな」

 

「せっかく準備運動しましたし、この感情を発散する為にもやりましょうか。気分転換ですよ」

 

「ん、元々の目的でもあるしな。一旦何も考えずに歌って踊るか」

 

「了解でーす」

 

「じゃあ準備はいいなー? いくぞー? んんっ、パ↑ァゥゥパーン、パーパッパッパパパー」

 

 自力BGM草。最初からかよ。

 

「んふふっ」

 

 ほらもう堪えきれてないじゃんかー。

 

「タラララン、タラララン、ター、ター、ターータタタターーーーウォン。いちについて、よ〜い」

 

 そして約2分後。

 

「あっははははっ、ひぃーーーお腹痛いっほんとむり」

 

 お腹を抱えて芝をバシバシ叩くBの姿が。何が可笑しいんだい、トレーナーは全力で俺の愛バが! しただけだよ? 

 

「何が可笑しいんだ? 俺はただ、ズキュンドキュン(萌え声&振り付け)しただけなんだが?」

 

「いやっでもっ、顔! 顔がっ! ふふふふふふふっっ!」

 

 どうやってその状態で声を作れたのか不思議な程に見事なしゃくれ顔。ついでに白目。

 

「顔がどうしたって?」

 

「あははははっ、今っ、やめっっ、ふふふふふっ」

 

 しわしわ電気鼠の顔を気軽に再現すな。1回ツボにハマったら何見ても笑うんやぞ。見ろ、叩かれすぎてボロボロの地面を。可哀想じゃないか。

 

「このくらいにしといてやるか、笑い死にそうだしな」

 

「はーっ、はーっ、はぁ、ふーーっ。……あっはははははっっ」

 

 落ち着けた頃を見計らってあくまで自然体を装いながらちょっとだけ顎をしゃくれさせると、ほんの少しのその動作でまた笑いが込み上げてくる。無限ループきたな。

 

「いつまで笑ってるんだよ、そろそろ落ち着け」

 

「とっ、トレーナーがっ、ふふふっ、わらっ、笑わせるからですよねぇっ!」

 

「俺のせいかよ、俺はただお前の元気が出るように笑わせてあげようと思っただけだろ〜?」

 

「あ〜、ふふっ、ふう、笑い過ぎて疲れました。はぁ……いやまぁ笑ったせいでちょっとスッキリしましたけど、体動かすのと関係ないですよね?」

 

「思いついたからやった、反省も後悔もしていない」

 

「なんだこいつ、トレーナーも笑い疲れるべきですよね、不公平ですし」

 

「笑わせてあげたんだから感謝しろ〜?」

 

「じゃあ感謝を伝えるために誠心誠意くすぐり天国にご招待してあげます、抵抗は無駄ですよ」

 

「抵抗などするまでもない。ほれほれ、そんな笑い疲れた体でどうやって俺を捕まえる気だ〜?」

 

「我に秘策あり、です。……シービー先輩ちょっとトレーナー捕まえてください!」

 

「了解っ」

 

 不意をつかれたトレーナーは動けない。

 

「なにぃっ!? 貴様いつからそこに!」

 

「ついさっきだけど。わざわざ外に出て何してたの?」

 

「遊んでました。そのままトレーナー捕まえててください、笑い死ぬまでくすぐります」

 

「またトレーナーが何かしたんだね」

 

「俺は無実だぁ! 何もかもあいつが悪い!」

 

 余りにも当然の様に放たれる擦り付け。スラスラ言えて恥ずかしくないの? 

 

「まあ何でもいいかな。とりあえずトレーナーはこのまま抱えてるから、お好きにどうぞ」

 

「なにおう、こなくそっ、この程度の拘束、振りほどけなくて何がトレーナーかっ。いや無理だっ、こいつ強いっ」

 

「トレーナーが育てた身体だからね、当たり前でしょ」

 

 自慢げに胸張ってますね。ところでその胸トレーナーに当たってますよ? 

 

「観念してください。大丈夫です、程々にしてあげるので」

 

「だが残念だったな、俺にはくすぐりなどあんまり効かぬっ」

 

「知ってますよ。だからこそ、弱い部分がどこか隅々まで調べようって事です。今後も使えますしね」

 

「くっ、しかしトレーナーたる者、鋼鉄の身体と不動の精神は常備している。お前如きに崩せるものと思うなっ」

 

「その自信、いつまで保っていられますかね」

 

 このノリノリでふざけ合う仲の良さをみてジェラってるCBください。CBは独占欲発揮するの似合うと思うんですよね。

 

「このままでは丸裸にされてしまうっ。たづなさーん、担当にセクハラ受けてまーすたすけてくださーい」

 

「こんな所に助けなんて来ませんよ。暗くなる前には終わらせてあげます」

 

「まだ結構明るいんだよなぁっ、やはり夏がすぐそこまで来ている! しかし今来ているのは夏ではなく貞操の危機っ!」

 

「私を変態みたいにしないでくれます? 強いて言うなら腹筋の危機ですね」

 

「そのやり取りでアタシの腹筋の危機だよ」

 

「ふふっ、いや待てお前までボケにまわったら収拾つかねえだろ! 元々ボケだったわ何でもない」

 

「誰が発情色ボケウマ娘って?」

 

「全然言ってねぇよな? それじゃあ結局貞操の危機じゃねえか」

 

「じゃあ私とシービー先輩でトレーナーの弱点を探しましょう」

 

「それ絶対違う意味だよな? そんなえっちな子に育てた覚えはありません!」

 

「思春期なんて男子も女子も大して変わんないよ」

 

「そうだろうな、ちょっと前に傘で牙突打ってるトレセン生いたわ。なんなら木の棒見つけてエクスカリバー打ってる子もいたわ」

 

「待ってください、それは学年によっては流石に子どもっぽ過ぎるんですけど、新入生とかですよね?」

 

「……まぁ、どうだっていいだろ? 俺もデュランダルで対抗したんだがたづなさんに見つかって怒られたわ」

 

「「バカですね(だね)」」

 

「ちゃんと危ないと思ってグングニルはやめたんですって弁明したら、そんな事したらゲイボルグしますよって言われた」

 

「たづなさん殺意高いですね」

 

「安全面を配慮して当たらないように寸止めか空振りで打ち合ってたし、破片とかの心配もなかったんだがダメだったらしい」

 

「それ出来るのかなりの上級者ですよね。慣れる程やってるんですか」

 

「人間は誰しも剣士になる瞬間が来るんだよ」

 

「来ません、何処の幕末ですか」

 

「うるさい、傘を剣に見立てて持った事が無いやつだけが石を投げろ!」

 

「「…………」」

 

「やっぱやるだろ! 皆同じじゃねぇか!」

 

「木の棒は拾いませんし、学園ではしないです。というか人前でやろうと思いません、トレーナーと違って羞恥心がありますから」

 

「落ちてくる葉っぱを斬る真似事はするよね」

 

「あー、そのタイプか。俺はゲームキャラが戦闘終了後に軽く振ってから納刀するシーンだな、効果音も付けるとちょっと浸れるぞ」

 

「トレーナーって手を輪っかにして鞘に見立てて納刀しながらチャキンッて言ってそうだよね」

 

「お前まさか俺の幼馴染か?」

 

 草。ちょっと楽しそうだな……。

 

「いやなんで傘の話になってるんですか、元々何の話だと思ってるんですか」

 

「そりゃあお前、ついつい真似するゲームとかアニメのかっこいい仕草の話だろ」

 

「無口なクールキャラはただのノリが悪い人だと思われる話なんてしてませんでしたよね?」

 

「え、ミケちゃんはアタシの事ただの自分勝手で我儘な傲慢ぼっちだと思ってたの? 悲しいな〜」

 

「うわー、先輩に向かって酷いやつだな」

 

「誰もそんな事言ってないですよね!? むしろ話合わせにいったと思うんですけど!?」

 

「まぁBの性格が終わってるのは今に始まった事じゃないしな」

 

「そのうるさい口を縫い付けてやりましょうか。適当な事ばっか言う口なんていりませんよね?」

 

「ご飯が食べられなくなるのは困るね」

 

「シービー先輩までふざけるからですよね?」

 

「最初にふざけ始めたのは誰だったかな〜」

 

「どうせトレーナーですよね?」

 

「記憶にございません。ほら、そろそろ夕食の時間じゃないか? 食堂に向かわなくていいのか?」

 

「露骨に話題逸らしますね。まぁ今日はトレーナーの所で食べますか」

 

「アタシもー」

 

「なんでだよ。じゃあもう買い物行くぞ、さっさと荷物まとめて準備してこい」

 

「今日のご飯はなんですか?」

 

「大体使い切ったはずだし、特に決まってないな」

 

「じゃあステーキ食べたいです。柔らかいやつ」

 

「んー、まぁいいか。食える量にしろよー?」

 

「分かってますって」

 

 そして案の定欲張ったBは、無理矢理詰め込んでもうダメ……と動かなくなった。門限ギリギリ滑り込みアウトした。

 




えー、言い訳の前にまずは遅過ぎる感謝を。オルフェ50連で引けました、予言してくれてありがとう。君のおかげで引こうと思いました。直接返信しろと言われたら返す言葉もない。

チャンミタキオンで勝てたし投稿したろ!って思った訳でもなく、シンプルにちまちま書いてた。最初は夏合宿1日目書いてたんだけど、途中でセルフ解釈違い起こして軌道修正出来ずに没。次にCBの帝王賞書いてたら、レース前のイチャイチャばっかでレース中どうするかが上手くいかなくて没。この時点で合計5000文字以上無駄にしてるのね。そんでもう無理だぁ、おしまいだぁ、ってなったわけ。そんで、もういいやなんか適当に書こ……で選ばれたのがB。最近Bが好きなのかもしれない。ちまちまこつこつ書いてたらどんどん文字数増えてって今に至る。正直もうちょっとなんかあっただろ、ってかもはや菊花賞書けよとは思う。

オルフェ強すぎん?なんかリグヒもチャンミも中距離だしほなオルフェか……ってなってる。シンプルにサポガチャばっか引いててウマが引けてないのもあるけど。でも育成シナリオ読んでないんすよね、レジェンドでしか育成しないから……。育成中、レーススキップして勝利ポーズ出る度にコヨーテである!しか頭に浮かばなくて笑いこらえてる。

次こそは1ヶ月とは言わずとも2ヶ月くらいで書けるといいな。最初の頃は1年もあればよゆーで完結するだろって思ったのに遅過ぎるだろ。設定考えてたのアオハルとかクラマシナリオの時なんだが。ようやく菊花賞書くか、もしくは夏合宿を没から蘇らせる。多分菊花賞。

新シナリオよく分かんね、レジェンドよりはブレが少なそうだけど何が正解なのやら。結局得意率上がったとて光らんし。UC〜UBでうろうろしてたからレジェンドと変わんねぇ……テンプレ出るまでは評価諦めて試行錯誤を楽しむかな。新友人のタッカーさんいいキャラしてるね、温泉も行ってたし。なんでライツ博士とはお出かけ出来ないんですか……?


ウマ娘と関係ないんだけど、スクストのサ終のお知らせで心が終わってる。一番長く続けてるソシャゲだし、ちょこちょこ触る系だから完全に日常の一部なんだよね。ガチで辛い、ため息が止まんない。華賀利ちゃんが好きです。
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