皇帝から三冠を奪ってみる   作:光らないタイプのモルモット

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チャンミ負けたので投稿。ただでさえスキル発動の運ゲーなのに椅子取りゲームにも負けたらやってらんねーよなぁ!

新シナリオ楽しみな反面三女神関連の設定が怖い。あと環境の変化も怖い。シービーとターボもはや実装確定だよね?石の貯蓄は十分か?(75000)

よく主が口調バグりますが仕様です。口調があんま固まってないともいう。こいつどう動くのか予想出来なくて分かんないよ……誰だよこんな設定にしたの。考えた設定から逸脱しないからタチ悪いよ……


トレーナー室はもはや自室

 

 紆余曲折も特になくトレーナー室に到着。既にトレセン学園はマッピング済み、迷子になる心配はないのですよ。

 

 広さもそこそこあるいい部屋ですね。トレーナー用のデスク、2〜3人座れるソファが2つとテーブル1つ。壁には収納棚があり、ハンガーもかけられている。小さめとはいえ冷蔵庫もあり、テレビまで存在する。当然エアコン完備。もはや家では? 

 

「思ってたより広い……それに綺麗だし色々ある」

 

「元々なんかに使われてたんですか? あ、このにんじんジュースもらいますね」

 

 迷いなく冷蔵庫を物色する動き、これはプロの犯行だ。

 

「広めの場所をお願いしたらここを貰えた。少し位置が悪い分普通よりは広めらしい。綺麗なのは俺が掃除をしたからだし、デスクとテーブル以外は自費。というか土日はそれで潰れた」

 

 実は土日が潰れたのは他にも理由が……それはまた後で。

 

「あー、確かにグラウンドから少し離れてるし正門からも微妙に遠いですね。でもこんだけ広ければ納得、うわ何これおいしっ」

 

「自費でって、私達お試しだってこと分かってるの? トレーナーの能力が微妙だと感じたら契約しないわよ?」

 

「まあ、常に勉強してきた専門家とあくまでアスリートの自己流じゃトレーニング効率がかなり違うから、能力を理由に断ることはまずないと思うよ。というかそうじゃなかったらトレーナーの意味ないし。あとほら、俺ってそこそこ優秀だから」

 

「いい子いい子〜」

 

「いや褒められたい訳じゃなく」

 

 こいつが自信過剰な訳でもなく、トレーナーの指導ありとなしじゃ効率がかなり変わるのは割と当たり前のこと。もちろんトレーナーの方針によって個人差はあるし、頭を使うのが得意なウマ娘の場合だと独学でも充分以上なこともよくあるが。その上でトレーナーとウマ娘の相性が良ければより成長すると。トレーナーなしでトゥインクルシリーズに登録するウマ娘が少ないのも当然だね。

 

 つまりお試しに持ち込んだ時点で勝ちは決まっていたのさ! ただし合わないからと契約しない、あるいは破棄するウマ娘もいるのは考えないものとする。

 

「随分自信がおありで。それはいいけど、わざわざ買う必要はあったの? 契約してからでも遅くはないんじゃない?」

 

「まあまあ。よしビミョーケッカ、2本目を取り出すのは構わないからソファに座ってみろ」

 

「バレてましたか。では失礼して……こっ、これは!」

 

「意外と図太いわよねミケって。どうしたの?」

 

「このふわっと沈み込みつつも安心感を覚える様な適度な反発力! これは……いい……。私ここに住みます。担当としてこれからもよろしくお願いしますね」

 

「ミケ!? くっ、卑劣な……」

 

「ふはははは、何とでも言うがいい。大人とは手段を選ばないことを意味するのだよ」

 

 知ってますか? そういうのを一般的に『金の力』って言うんですよ。女子学生に賄賂を渡すなんてこいつサイテーだな。

 

「ちなみにそのジュースは1本で1000円くらいするやつだから。2本も飲んじゃって……どうしてやろうか」

 

 なお200mlである。そんなもん学生に飲ますな。え? 名家的にはお手頃価格? ノーコメントで……。

 

「身体で(レースで勝って)払います」

 

「バカじゃないの!?」

 

「トレーナーさーん? あまり悪ふざけはよくないですよ〜?」

 

「いや今のはBが乗ったのが悪くない? すいませんでした」

 

 ほんとこのトレーナーダメじゃない? さっさと解雇しよーぜ。そのうちセクハラで逮捕されるって。

 

「ごめん、つい。それより、エーちゃんもカナちゃんもこのにんじんジュース飲んでみなよ! すごい美味しいから」

 

「もらいますね〜」

 

「私は別に……」

 

「意地張らなくていいから。ほんと美味しいんだよ! 持って帰りたいくらい」

 

「そこまで言うなら……うわ、ほんとに良いやつね。このソファもすごい気持ちいいし」

 

「持ち主俺な? あと飲むのは自由にしていいけど持って帰るなよ?」

 

 くつろぎ始めたABC。仕方ないので自分も冷蔵庫から乳酸菌飲料を取り出す。デスクの方に行こうとしたらCが無言の圧を飛ばしてきたのでCが座っている方のソファに座る。流石に膝の上は遠慮したい様で、ちょっとした争いが始まった。もちろん膝の上に座った。人間がウマ娘に勝てるわけないだろ! いい加減にしろ! 

 

「ふぅ。いやくつろぐために来たんじゃないから。真面目な話をするためだからね?」

 

「ミケー、なんかあった〜?」

 

「んー、あ、これ良さげかな。栄養価の考えられたクッキーだって。ちょっと高そう」

 

「それでいいわよー」

 

「当然の様に物色しないで貰っていい? あ、ウェットティッシュそこの棚にあるから持ってきて。話を始めてもいいか?」

 

 初めて遊びに来た友達の家かなにかですか? 間違ってないかもしれない。

 

「あー、何の話だったっけ。Bがビミョーって話までしたんだったか?」

 

「破産させますよ」

 

「3本目を取ろうとするな、お腹壊すぞ。いやウマ娘は丈夫だから問題ないのか……流石に懐が痛むからやめろ、次から安いのにするぞ」

 

 まあ嘘だが。なんだかんだ良いものを揃えるのがトレーナークオリティ、そのせいで貧しい生活をする高給取りがいるってま? 

 

 そもそも社会人一年目のこいつになぜ余裕があるのか? それには水溜まりよりも深く猫の額よりも大きな理由が……別に家が格式高いという訳ではないんすねぇ。言うなれば寒門出身。まあこの世界だと名家名門が敬われるだけで特に寒門……というか一般を差別することはないんですけどね。結局能力がものを言うんですよ。力isパワー! 

 

 まあとにかく、不思議なことにこいつには金に余裕があるので。割と良いものが揃ってるんですねぇ。色々揃えた理由はまた次の機会に。

 

「まあ終わった話なんでいいですけど。それで能力が分かったからなんなんですか?」

 

「それはもちろん、トレーニング方針が決まる。とはいえ当分は基礎能力と身体作りになるだろうけど。年内までに現状の限界まで伸ばす感じかな。その後に技術を身につけてもらう」

 

「理由はあるんですか?」

 

「ひとーつ、今のままじゃどう足掻いても純粋なスペック差で負けるから。

 ふたーつ、本格化で身体が出来上がる前に中途半端に技術を覚えると、違和感で遅くなる可能性がある。運が悪いと故障の原因にもなるしな。

 みーっつ、そこそこ程度のABCの才能じゃ能力の限界がすぐにくるから。それならさっさと限界まで上げて、他の技術を磨いて誤魔化す方が勝率が高いから。おーけー?」

 

 でっちあげである。勝つために必要な前提がこいつの中では決まってるだけで、理屈は後付けなのだ。考えるな感じろ。

 

「色々言いたいことはあるけど、意外とちゃんと考えてるのね……まぁ、理解は出来たわ」

 

「トレーナーっぽいですね。貶されてる気もしますけど」

 

「俺はトレーナーだからな? というか、俺の考えだとクラシックまでが目標でそれ以降は厳しいと思ってるが大丈夫か? シニア級はよくてGI入着出来るかどうか、そもそも重賞勝利も怪しいと思ってるが」

 

 担当(になるかもしれない相手)に対して言う言葉ですかこれが? はーほんまつっかえ。やめたらトレーナー? 担当を勝利に導いて勝利を疑わないことこそがトレーナーのやるべき事じゃないんですか! 

 

 まあ勝負の世界なんで結局負ける方が多いんですけどね(手のひらクルー)。

 

「私は〜トレーナーさんを信じてますし〜」

 

「私も別に。ダービーに立たせてくれるんでしょ? GIレースで勝ちたいとは思っていても、現実的に考えてメイクデビューに勝てるかどうかなのも気づいてたので。たとえ一度きりだとしても夢を見せてくれるなら、どうでもいいです」

 

「カナ、ミケ……。私は……私、は……」

 

 微妙にBが覚悟ガンギマリじゃない? つられてAが動揺しちゃってるじゃん、何怖がらせてんのー。C? いつものことじゃん……。

 

「別に今決めろとか言ってないからね? てかBちょっと思いが重いよやめてくれない? ま、BCは決まってるみたいだし、お試しは実質A用になるか。とりあえず明日から4日分のトレーニングメニュー決めるぞー」

 

 温度差っ! 風邪ひいちゃうよぉ……真面目なのかふざけてるのかはっきりして! あ、ふざけるんですかそうですか。シリアルくーんこっちきてー。

 

「んじゃまずBから……」

 

 

 別に細かい内容どうでもよくない? カットカットー(考えるのをやめたとも言う)。

 

 

「それで、Aはどうする? どうしてもって言うならすぐに効果の分かるトレーニングにするけど。正直基礎って伸ばすのきつい割に成果出るまでに時間かかるから1週間じゃたかが知れてるし。もしくはスーパースペシャルフルコース地獄メニューでもするか?」

 

 猛烈に頭の悪い単語が飛び出してきましたねぇ。なにそれ頭悪い(語彙力の低下)。

 

「私も基礎でいいわよ。ミケやカナのを聞いてた限りじゃ私が考えるよりしっかりしていて、少しは見直したわ。契約はまだ考える時間をもらうけど」

 

「スルーは傷つくんだけど? ウルトラスーパーデラックスの方が良かったか?」

 

 それはピンクのあくまや。もちろん100%クリアしましたよね? ネット環境なくて攻略見れずに無限に洞窟潜ってたわ……全然お宝見つかんねーのな。懐かしい。ウルトラ付く前? 生まれてないわバカタレ。

 

「そんな訳の分からないメニューは嫌よ」

 

「なら私が受けてみよっかなー」

 

「ほう、中々度胸があるでは無いかビミョーケッカ。良かろう、泣いて縋る程のこの世の地獄を見せてやろう」

 

「やっぱ無しで」

 

「どうして? たった1日で驚く程成長するよ? たぶん」

 

 きっと意味の分からないノリがダメだったのでは? 実際、体を壊すギリギリを見極めた上で全力の補強をすることで無理矢理限界を超えたトレーニングを成立させようとした訳だし地獄と言っても過言じゃないのがまた……。成長はするだろうね、次の日使い物にならないくらいしんどいだろうけど。

 

「明らかにヤバそうな感じだったので。大人しく地道なトレーニングに励みますよ」

 

「だからビミョーなんだよー」

 

「は?」

 

「なんでもないです」

 

 弱い、弱すぎるぞっ! それでいいのかトレーナー! 我が身が大事? それはそう。

 

「んじゃまあ、1週間よろしく。あとこれトレーナー契約のプリントな、いつでもいいから書いて持ってきて。はい解散ー」

 

 なお言い終わる前にCの名前が書かれたプリントが目の前に置かれていた。トレーナー契約だよ? あまりにも気軽過ぎない? 

 

「このクッキーとジュース食べ終わるまで待ってください。あと何本か持って帰りますね」

 

「持って帰るなと言っただろバカタレ。ちゃんと3人分持ってけよ?」

 

「わートレーナー優しい好きー」

 

「棒読みじゃなければ嬉しかったかもなぁ」

 

「私も好きですよ〜」

 

「ちょっと重いかなー」

 

「私は別に好きじゃないわよ」

 

「乗らんでいい」

 

「アタシは結構好きだけどなー」

 

「そうかそうかいつ来た」

 

「「「???」」」

 

 謎のウマ娘がログインしました。一体どこのCBなんだ!? 

 




本来は実装前なら多少キャラエミュミスってもいいよなの感覚で色々考えてたのでいてもいなくても問題なく進むという。どうせなら出したくなったよね。次話で書くかなぁ……いつになるかは知らん。きっと遅い。

主の見るステータスについて補足。なおフルで書くとアホみたいな文量になるので短めに。

デビューが同時期、つまり同世代との比較。
時間をかければ数値化可能。
あくまでウマソウルのもの。肉体とは別。
伸びがいいのは本格化後、特にジュニア、クラシックの時。
ルドルフのステは異常。勝てる気がしない。

こんなもんかな。脳内設定って言語化するのムズいんよな……私はノリと感覚で生きている。深く考えるな……
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