冥界のフェニックス家領土にはある伝説があるという・・・・その一説を紹介するよ。
「一万年に一度誕する赤子はその身に不死神の力宿らせ、二つの道選ばん。」
「一つ、力に溺れ、その身朽ち果てるまで苦しみを続ける・・・」
「一つ、力を諭し、その身囲いし者たちとともに歩まんとする。」
・・・僕が知っているのはここまで。さて・・・今年は先代不死神の死よりちょうど一万年後。
―――――――――――――――また新たな命が芽吹いた―――――――――――
冥界はフェニックス家。新たな赤子の元気良い鳴き声が響く。
「オギャー!オギャー!」
赤子の様子を見て、親、兄弟は安堵の声を流す。
「よがった・・・いちじはどうなるがと・・・」
「フフ・・・頼りないパパですねェ・・・まったく。」
どうやら父親は極度の心配性らしい。
そしてその時は来た。赤子は宙に浮き、不死鳥の翼を発現させる。
その様子に驚くは・・・言わずもがな、その場に居合わせた全員である。
「なっ・・・これは!?」
父親は驚愕。
「・・・・・」
母親は無言。
「防御障壁を!早く!」
上の兄は冷静な判断で皆を動かす。
「兄貴!ここは俺が守る!人を呼んできてくれ!」
次男は兄に続く。
「あそこから落ちたらヤバイ!」
三男は炎の翼を発現させ、赤子の下へ飛ぶ。おそらく後悔することになるであろうこの行動は勇敢であった・・・(殺すなよ!Σ\(◦Д◦ ))
「グアアアアア!?バカな?・・・このライザーがァァァァァァァァァァ!!!!!!」
どっかで聞いたことあるようなセリフを吐き、ライザーは乙る。1乙・・っと。
「バカ野郎!あれほど突っ込むなと・・・」
二男はライザーをちらりと見た。ありえないライザーの姿を見て驚愕していた。
「ガ・・・ハ・・再生・・・しない・・・?神クラスの炎・・だ・・と・・?」
そこで意識を失う。フェニックスは不死。それこそ神クラスの一撃か、精神を削りきるまで何度も攻撃しないと死なない。
一撃。そう、一撃である。神クラスの炎を操る赤子。全員が恐怖にとらわれる中、母だけが違った。
「だめよ・・・帰っておいで・・・ママのところへ・・・」
在ろうことか、赤子を呼び寄せたのである。もちろん赤子はそれに応じる。炎を纏ったままで。
「母上ェェェェェ!」
兄が叫ぶ刹那。父親が飛び出し、母親を守る。
「ハァ・・・ハァ・・やらせんぞ。さあ、パパのところへ・・・」
なんという家族愛。母親の代わりに父親が命なげうって救おうというのである。
その時、赤子の炎は一層輝いた――――――――――
「パパ・・・ママ・・・」
やっと・・・やっと投稿したぞォォォォォォォォ!