ゲーマー兄妹はVRMMORPGを始めたそうです。   作:EDFストーム1

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今回から新章SAO編スタートです!

沢山の応援に応えられるように頑張って書いてきます!

それでは第11話です、どうそ!


ゲーマー兄妹達はSAOを攻略するそうです。
剣の世界


眩い光が過ぎた後、本人認証しパスワードを入力し

そしてキャラクター設定。

 

俺はβテストの時のデータが残っているのでキャラクターはそのまま

Kirito<M>のデータを引き継いだ。

 

そして俺は再びこの世界にダイブする。

 

 

 

 

 

              Welcome to Sword Art Online!

 

 

 

目を開くとそこははじまりの街中主街区の中央広場だった。

 

俺は手を握りしめつぶやいた。

 

「戻って来た、この世界に!」

 

 

こうしてサービス開始から僅か数秒でほとんどのプレイヤーが

このソードアートオンラインにログインした。

 

 

 

 

 

 

サービス開始から数分、このはじまりの街は大人数のプレイヤーで賑わっていた。

 

いろいろなプレイヤー同士でパーティに誘ったり、武器や食料、アクセサリーなど

さまざまな物が並んでおりそれを購入したりする者もいる。

 

 

そんなプレイヤー達など見向きもせず俺は街の外へ行くため走っていた。

 

と、そんな時「おぉ〜い、そこの兄ちゃ〜ん!」とバンダナを頭に巻いた赤毛の男が大声で言いながら追いかけて来ていた。

 

 

それに気がつき俺は走るのを止めて振り向いた。

 

男は息を切らしながら男はこういった。

 

「その迷いのない動きっぷり、あんたβテスト経験者だろ?」

 

「ま、まぁ」

戸惑いながらもキリトは答える。

 

「俺、今日が初めてでさ、序盤のコツちょいとレクチャーしてくれよ!

 なぁ頼むよ!俺、クライン宜しくな」

 

そう言いながら必死に頼みながら自己紹介をしてきたクライン。

まぁ初心者に操作を説明してあげるのもβテスト経験者の勤めでもあるか。

そう思いながらこちらも自己紹介をしてないことに気づき自己紹介をする。

 

「俺はキリトだ、よろしくなクライン」

 

「じゃ、じゃあ」

 

 

「あぁちゃんとレクチャーしてやるよ、まず街の外に出て戦闘のコツから教えるぞ」

 

クラインが目を輝かしながら俺達は街のゲートを目指すのであった。

 

 

 

 

一方そのころ空達は...

 

はじまりの街;とある細い脇道

 

 

「あの〜そろそろここから動きませんか?折角ログインしたんですし...」

 

テトがあきれた顔で空と白を見る。

そこには二人で抱きつきながら体をガタガタ震えている空と白がいた。

 

 

「ゲームの中なら人が沢山いても大丈夫なんじゃなかったんですか?」

 

「だ、だからってよ!ここまでリアルでしかも広場にログインしたかと思えば

 いきなりほぼ購入者全て1万人が一斉にログインだぞ!

 俺達をプレイ前に精神的に殺すつもりか!!!」

 

「に・・にぃ・・・人が沢山・・・いっぱいいる・・・」

 

二人は脅えながら反論した。

 

βテスト版の時もほとんど全員が一斉にログインしていたが

あの時は1000人だ、以前あるゲームで1200vs4をした事があるのでまだ許容範囲だ。

しかしこれはβテスト版の時と比べて10倍なのだ。

いくら何でも許容範囲を超え過ぎである。

 

 

「はぁ...あなた達二人はどれだけコミュ症なんですか?

 このままじゃイマニティ国民探すどころかゲームすら始めれませんよ?」

 

ため息をつきながらいつになったらこの二人は回復するのかと思いながらテトは

街中を楽しんでいる他のプレイヤーを羨ましそうに見ていた。

 

 

 

そしてこの二人がようやく落ち着くまでにログインから2時間掛かったそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はじまりの街:西フィールド

 

 

 

キリトとクラインは街の外に出てクラインに戦闘のコツを教えていた所だ。

そしてクラインの成長はというと...

 

 

 

 

「どわっっ!?」

 

青イノシシに吹き飛ばされていた。

 

 

「ぐおぉぉ...つっっま、股が、、、ぐぉぉ...」

 

クラインは痛がりながら股を押さえている。

 

 

「大げさだな〜痛みは感じないだろう?」

 

「ぐうぅぅ、ってそっか、いや股に攻撃されてついな」

 

「言ったろ、重要なのは初動のモーションだって」

 

 

キリトは今、クラインに戦闘での最も重要なソードスキルをレクチャーしてる。

 

 

「んなこと言ったてよ〜あいつ動きやがるしよ」

 

クラインは青イノシシの方を見て指差す。

 

「動くのは当たり前だ、訓練用のカカシじゃなんだぞ、ちゃんとモーションを起こして

 ソードスキルを発動させれば...」

 

そう言いながらキリトは拾った石を持ち投げる構えを取る。

 

 

赤い光を輝かしながら石は青イノシシ目掛けて飛んでいった。

青イノシシは石をぶつけられて怒ったのかこちらに向かって突進してきた。

 

 

「後はシステムが技を命中させてくれるよ」

 

「モーション、モーションか...」

 

モーションを意識しながらクラインは剣を構える。

 

 

「どう言えばいいのかな〜っと」

 

キリトは軽く青イノシシの突進をかわした。

しかし青イノシシはターンしてまた突進してくる。

こんどは剣で青イノシシを抑えながらクラインに説明を続ける。

 

 

「ほんの少しタメを入れてスキルが立ち上がるのを感じたらズパーンて打ち込む感じ」

 

「ズパーンって言われても.....っあ」

 

最初は理解出来なかったっぽいが何かに気づいたようでクラインが構えを取る。

 

 

キリトはクラインがちゃんとタメを取れている事を確認し青イノシシを

クラインの方へ誘導した。

 

 

「どりゃあぁぁぁーーー!!」

 

そう叫びながらクラインは曲剣のソードスキル、リーバーを放ち

クラインは青イノシシを倒した。

 

 

「うっしゃーー!!」

 

クラインはガッツポーズを決めとてもうれしそうに叫んだ。

 

「初勝利おめでとう」

 

「ハハッ、サンキューなキリト」

 

そう言いながら二人でハイタッチを交わす。

 

 

「でも今の青イノシシ、フレイジーボアって言ってスライムレベルの敵だけどな」

 

「え〜マジかよ〜俺はてっきり中ボスか何かかと...」

 

クラインは驚いているがキリトは向こうの草原に指を指しながら言った

 

「初心者にいきなり中ボスなんて戦わせる訳ないだろ、ほらあっちで沢山リポップしてるぞ」

 

キリトが指を指している草原でまたフレイジーボアがリポップされていた。

クラインはもう一度ソードスキルを発動させながら喜んでいる。

 

「はまるだろ?」

 

「まぁな、あとスキルってよ武器を作ったりするのとかいろいろあるんだろ?」

 

「そうだな〜、スキルの数は無数にあるって言われてる。

 その代わり魔法はないけどな」

 

「RPGで魔法無しってのも大胆な設計だよなっと」

 

またソードスキルを発動させている。

 

「体を動かして戦う方が面白いだろう」

 

「確かにな!」

 

「じゃ、次の場所に行くか」

 

「おうっ!ガンガン行こうぜキリト!」

 

 

こうして二人は夕暮れになるまでいろいろなことを教えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時刻は午後5時20分。

 

やっと落ち着き空と白、テトの三人はイマニティ国民の捜索を開始し

このはじまりの街のイマニティ国民を探し終えたころ。

 

 

 

「はぁ〜やっと探し終わったか〜なぁ妹よ」

 

「ん・・・一度来たから・・・大体の場所わかって・・・楽だった」

 

「だね〜♪それでもこの街の大きさだったから大変だったけどね」

 

 

βテスト版でこの街の構造はわかっていたので道を覚えながら進む必要がなく

βテスト版の時よりは格段に捜索スピードは早かったのだがこのはじまりの街は

アインクラットの中でも最大の街である。

その大きさは東京の小さな区一つ分くらいの大きさだ。

いくら街の構造を覚えていても時間はかかってしまう。

 

 

「これで次の村に行けるなっとその前にアイテムとかの準備しないとな」

 

次の村に行こうとしたがポーションの一つもない状態だ。

さすがに心もとないのか空達ははじまりの街主街区で準備を整えていたその時。

 

 

 

街の中央に設置してある大きな鐘楼からゴーン、ゴーンと音が鳴る。

それと同時に三人の体を青い光の柱が包んでいる。

 

「「「転移!?」」」

 

三人とも気がついたようではあるが今の状況がわからず三人は中央広場に強制転移された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのころキリト達はクラインがログアウトしようとするが

ログアウトボタンが消えている事に気づく。

 

二人はGMコールをしても反応が無い事に戸惑っていた。

 

 

「なぁ、他にログアウトする方法はないのか?」

 

「無いな、マニュアルにも緊急切断方法は一切載ってなかった」

 

「おいおい嘘だろ...あ、そうだ頭からナーブギアを外せば...」

 

「それは出来ない、俺達は今、自分の体を動かす事が出来ないんだナーブギアが俺達の脳から出力される命令を全て遮断している。」

 

「お、おい...マジかよ...じゃあバグが治るまでこのままでいるしかないのか?」

 

「もしくは現実世界の誰かがナーブギアを外さない限りはな...

 俺は母親と妹がいるから晩飯のときには気づいてもらえるかもしれない。

 クラインお前の家には誰かいるか?」

 

「いや、俺は一人暮らしだってそんなことよりキ、キリトの妹さんいくつ!?」

 

そう言いながらクラインはキリトの肩を抑えながら聞いてきた。

こ、こいつこんな状態なのに何言ってるんだ!?

 

「いや、あいつ運動部系だしゲーム大っ嫌いだし俺達みたいな人種とは接点ないって」

 

クラインがやけに俺の肩にに力を入れている。

 

「そんなこといわず..ぐほぁぁ!?」

 

あまりにもしつこいのでキリトはクラインの股に蹴りを入れる。

しかしここは空想世界なので痛くないから問題ないだろう。

 

「しかし変だと思わないか?ログアウト出来ないなんて今後のゲームに関わる大問題だよ。」

 

そうだ、こんなのサーバーを停止してすぐにプレイヤー全員を強制ログアウトなりするはずなのにアナウンスすらないなんて...

 

「言われてみりゃたしかにそうだな」

 

クラインも真剣な顔つきで考える。

 

 

そんな時、はじまりの街からゴーン、ゴーンと鐘楼の鐘の音がした。

 

 

「な、なんだぁ!?」

 

クラインは驚きながら立ち上がる。

 

 

すると突然青い光の柱に体が包まれていた。

クラインは初心者だからわからないだろうがこれは転移だ。

だが俺達は転移アイテムなんて使っていない!!

これが運営からの対応かと思ったが何故なにもアナウンスも無しに?

そう思いながらも俺達ははじまりの街の中央広場に転移させられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次々といろいろなプレイヤー達が中央広場に転移され始めていたそのころ。

 

 

「に、にぃ!?また人がいっぱい・・・沢山いるよ...」

 

「な、なんだこれは!?俺達への運営の当てつけか!?」

 

 

最初に転移させられた空達にとってはまた精神的ダメージを負った攻撃を

もう一度受けているような状態だった...

 

 

「なんだろうねこれ?さっきからまわりの人達がログアウト出来ないって言ってるけど本当にログアウトボタンが無くなってるね。 どうしたんだろう?」

 

「本当だ...今まで全く気づかなかった白、気がついてたか?」

 

「白も・・・全然気づかなかった...」

 

空も白もお手上げの状態だった。

 

 

 

 

そして全てのプレイヤーが転移し終わったのか、上空は深紅の市松模様で染まっていく。

[Warning]と[System Announcement]の二種類の英語が交互にパターン表示されていた。

やっと運営からの指示が出るか、と皆落ち着きを取り戻す。

 

 

しかし全プレイヤーの期待を裏切る現象が起きた。

 

上空の模様の隙間から深紅の液体ドロリと溢れ出て来た。

その液体は空中で形を形成し始めた。

 

 

そこに現れたものに空達も真剣な表情に染まっていく。

 

現れたのは約20mあろうかという真紅のローブをかぶった巨大な人の姿だったのだ。

 

 

 

 

 

 

 




案外書いてくと案外書ききれないものですね〜(汗)
いつもの倍の文字数ですよww
今日中にあと一本投稿する予定なので楽しみにまっててくださいね〜


それではまた次回お会いしましょう!

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