ゲーマー兄妹はVRMMORPGを始めたそうです。   作:EDFストーム1

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ただいま叔父の家の埼玉県に帰省中〜
明日にはアキバにでも繰り出すとしますかなww
新幹線で書いてたら酔ってしまって更新が...

今回は前半はキリト、後半は空達です。

それでは第十六話です、どうぞ!


ホルンカ村と森の秘薬

俺は今、ホルンカ村でレベル上げを終えてはじまりの街に向かっている。

はじまりの街の門は北西ルートと北東ルートの二種があり、それぞれホルンカ村とカサンカ村に続いている。

だが、北西ルートはホルンカ村が終点でそこから先には進めない。

なので一度、はじまりの街に戻り北東ルートへ向かわなければならない。

 

「ホルンカ村でレベル上げし過ぎたか?

いや、レベルが高いに越したことはないか」

 

 

 

あのデスゲームが開始されて俺はすぐにホルンカ村へと向かった。

ホルンカ村で片手剣、アニールブレードを手に入れるためのクエスト、[森の秘薬]を受けるためである。

 

このクエストをクリアするには<リトルネペントの胚珠>が必要になる。

名前の通りリトルペネントがドロップするアイテムだ。

リトルペネントには三種類の形態が存在する。

葉付き、花付き、実付きの三種類だ。

クエストに必要な胚珠は花付きからドロップするのだがこの花付き、なんと出現率が1%ほどしかないのだ。

葉付きを倒せば倒すほど出現率は上がるといわれているが俺はレベル上げついでで狩りまくった。

 

 

そんな中、俺のようにホルンカ村を目指して俺の前に現れたのがコペルという男だ。

このコペルも俺と同じβテスターだ。

お互いにクエストクリアを目指し俺達は二人で共闘することになった。

 

 

 

だがそれは罠だった。

 

 

俺達はとうとう花付きのリトルペネントを発見したのだがその近くに実付きも発見した。

この実付きは刺激を与えると実を破裂させ甘い香りをまわりに撒き散らす。

プレイヤーには無害なのだがこの匂いが他のリトルペネントを集めてしまうのだ。

 

そうなってはもう逃げ出す術はない。

レベルがもう少し上ならわからないが今のレベルでは太刀打ち出来る自信はない。

 

俺達は実付きが花付きから離れるまで様子を見ようとするが全く離れる気配がなく、花付きは時間がたつと実付きになるという噂もあったため俺達は仕方なく仕掛けることにした。

 

作戦としてはこうだ。

コペルが実付きを引きつけている間に俺が速攻で花付きを倒し<リトルペネントの胚珠>を手に入れる。

 

そして俺達はリトルペネント達に仕掛けた。

作戦は上手く成功し、花付きは無事に胚珠をドロップした。

だがコペルの行動は違かった。

コペルは実付きに攻撃して実を破裂させた。

コペルは俺をMPKで俺を殺し、胚珠を横取りしようとしたのだ。

コペルは隠蔽スキルで身を潜めてその場をやり過ごそうとしたがその行動は間違えだ、目で敵を探すモンスターには確かに隠蔽スキルは有効だが植物系などの嗅覚で敵を探すモンスターには隠蔽スキルは効果が効きづらいのだ。

 

だが俺も人の心配をしてる場合じゃない。

甘い香りに連れられて次々とリトルペネント達が次々と集まって来る。

俺はやって来るリトルペネント達を全神経を使って一体ずつ倒して行く。

 

コペルも隠蔽スキルが効いていないことにきづいたようで反撃しているようだ、ソードスキルを発動している音がする。

 

だが戦闘から数分後、ガラスが割れたような音がした。

とうとうコペルはリトルペネント達に囲まれて死んだようだ。

俺のまわりにいるリトルペネントは7割ほど倒したがまだ全滅させたわけではない...

コペルも頑張って5割は倒したようだがそれがこちらにも近づいてくる。

武器の耐久値も限界一杯一杯だ。

敵の弱点を確実につき一撃で終わらせていかなければその時点で終わり、攻撃を貰うなど問題外だ。

あの最強のプレイヤー「 」ならこんなもの造作もないだろう、俺もそんな最強の座まで辿り着いてみたい。

覚悟を決めて俺は剣を構え、リトルペネント達の中に向かって行った。

 

 

 

 

 

なんとかリトルペネントを凌ぎ、クエストクリアすることができ片手剣:アニールブレードを手に入れ宿に泊まって、リトルペネント達との連戦で疲れ果て眠りについた。

それがキリトのデスゲーム初日の行動だった。

 

 

 

 

 

翌日、俺はホルンカ村を出ることを決めた。

昨日の連戦で経験値が馬鹿みたいに貯まったからである。

本当はもう1.2日いる必要があるかとも考えたがこれだけあれば北東ルートも十分通過することができるだろう。

 

「たった二日で北東ルートに行く羽目になるとはな〜

もしかして俺、全プレイヤー中最速なんじゃないか?」

 

実際、今のキリトのレベルは8と他のプレイヤーともかなりの差がある程だ。

まだこのデスゲームが開始されて二日とはいえまだ死んだコペルを除けば誰もこのホルンカ村には来ていない。

それかここに来る前に死んだのかもしれないが...

 

 

そしてはじまりの街の手前まで到着したが草原エリアは予想通りほとんど狩り尽くされていた。

モンスターがリポップしたら誰が倒すかで喧嘩が起きているくらいだ。

クライン達はこんな環境の中上手くやって行けているのだろうか。

そんな心配をしながら俺は北東ルートを歩き始めた。

 

 

 

 

 

 

そのころ空達御一行はというと...

 

 

「な、長かった...あんなに道長かったっけか...」

「白...もう限界...」

「やっぱり君達はほんと体力ないね♪」

「たった四時間歩いただけじゃないですの、だらしないですわよ二人とも」

「おめーは戦闘始まったらほとんど盾構えてるだけだからいいかもしれないがなっ!こっちはバリバリ戦ってるんだよ!!しかも四時間も歩き歩き大会だ!疲れるのは当たり前だ!そうだろ妹よ?」

「ぅん...にぃの意見...超同感」

空と白はステフに対して反論した。

 

「うっ...たしかに私は足手まといですわね...」

「まぁまぁ、それよりも早く武器屋に行こうよ〜、どんな武器があるか楽しみだね♪」

 

もう今日は宿に入ってもう寝たいというのが空と白の本音だが新装備の調達のためにこのトールバーナまで来たんだ、それまで我慢するか...

 

「白はボーンダガーがあるから防具だけ選んで先に宿屋に行って来てもいいぞ?」

「それはや...にぃと...一緒にいる」

「ははっ、嬉しいこと言ってくれれるな〜白さんや、ならさっさと選んで宿屋に急ぐとしようぜ」

 

とりあえず必須なのはステフのための防具だ。

ここに来るまでにlv5にはなったが、トールバーナ周辺のモンスターのレベルは8辺りだ。

俺や白、テトはlv10をもう超えついるので安全だが今のステフならダメージを受ければHPバーが即レットゾーンにはいってしまうだろう。

全員分の防具と個人にあった武器、アクセサリーを購入して俺達は武器屋を出た。

 

「新しい装備が手に入ったのは嬉しいんですがなんだかこの装備少し重いですわね...」

「それはステフさんのSTRの数値が低いからだと思うよ。筋力パラメータが低いと装備が重く感じるんだって」

テトがステフの質問に答えた。

「ゲームなのにそんな設定は随分細かいんですわね」

「ゲームだからこそだろ、レベルが低いプレイヤーに強い装備持たせて強化みたいなことが出来ないようにするための対策だろうな」

「それもそうかもしれませんわね。

そんなことしたら皆、武器に頼りすぎになってしまいますもんね」

ステフも納得したように頷く。

「そういうこった、装備も買ったしもう宿屋に行こうぜ〜俺も白も、もうクタクタだ...」

 

そして俺達は宿屋に入りやっと一息つくことができ、俺と白は直ぐ眠りについた。

 

 

 

 




新幹線で酔いながら書いたせいで文章が...
あと携帯で文字やっぱうちずらい...
乗り物にのりながらやらない方がいいと学んだ作者。
明日はアキバに行って東部連合が作ったゲームのモデルとなってた建物を探してくるとしましかな♪(´ε` )

それではまた次回でお会いしましょう!

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