ゲーマー兄妹はVRMMORPGを始めたそうです。 作:EDFストーム1
あと今回かなり短め、理由はあとがきにて
それでは第三十一話です、どうぞ!
「な、俺の言った通りうまくいったろ?さすがは我が妹」
「このくらい、ちょちょいの...ちょい」
「まさかほんとに成功するなんて...」
そう言って空は白の頭を撫でて褒めている。白もこのくらいどおってことないようなことをしたとはいえ兄に撫でられるのが気持ちいいのか素直に褒めれれている。
正直な所、空が絶対に成功するとは言ってたものの内心では少し疑っていた。だってこれはゲーム。ましては確定要素なんてあるはずもない確率の話。つまり成功するか失敗するかはプログラムによって決めれれた乱数で全て決まる。もし、確実に成功させれると断言できるのはいたとしてもこのゲームを作った関係者くらいだろう。だというのにこの兄妹はあっさりとそれを成功させたのだ。確率を、運を当たり前かのように動かすことを。こんなものを見せられてはいくらやり方は企業秘密と言われても気になってしまうのも当然である。
「アスナの武器強化も終わったことだし次は俺らの武器もパパッと強化しちまうとするか。白」
「ん... メニュー開いて閉じてを6回繰り返してその後ポーション使えばいける」
などと言いながら白の指示通りまた訳のわからない行動をしている。その隙にアスナはキリトに近づき肘でつっついて小声で話しかけた。
「ねぇあれって一体どういうこと?」
「さぁ、こっちの方こそ知りたいくらいさ。」
「あなた空たちとそれなりには一緒に居たんだしなんか知ってるんじゃないの?」
「一緒にいたって言ってもたかが数日じゃなぁ。俺なんかよりテトやステフの方がよっぽど
そんな話をしながら空たちが謎の行動をしては武器強化してあっさり成功していく姿を見ている二人だった。
「よし、これで全員分強化完了か。」
「ほんとに一回の失敗もなしだなんて... ほんとどうやったの?」
「そこは始める前に言った通り企業秘密だ。また武器の強化したくなったらメッセージ飛ばしてくれればしてやるよ。それと武器強化成功させてやったんだから約束の件守れよ」
「あの鍛冶屋さんに行かなければいいのよね?理由は?って聞いても答えてくれなさそうだしそこは聞かないでおくわ。それと武器強化してくれるのは嬉しいけど毎回こんなことをするのはさすがに恥ずかしいんだけど...」
「よくアスナあんな恥ずかしいことできるよな。俺には無理だわ」
「私だってほんとは死ぬほど嫌よ、恥ずかしいし。でも絶対成功するって言われたら恥ずかしくてもやった方がいいじゃない。そうえばキリト君は普通に強化してたわね」
そう。皆が全員あの謎な行為をしてから強化している中、唯一キリトだけは普通に武器強化を行っているのだ。
「確かに確実に武器強化を成功できるのはすげーいいことだと思う。だって圧倒的に楽だし失敗する不安もないしな。」
「だったら尚更した方がいいじゃない。やっぱり恥ずかしいから?」
「まぁそれもあるっちゃあるけど...
「だからこそ大事なものなんだから確実に成功させた方がいいんじゃないの?」
「失敗もするかもしれないけど、その分成功した時の達成感はたまらないからな。誰かの手とか借りずに自分の意思で決めいっていうか」
「どっちの意見も十分わかるが。ま、そこはプレイスタイルの問題だな。」
結局その手の論争はその人が何を大事にしたいかによって答えは変わるんだから正解はないあたりで落ち着いてしまうのだ。要は価値観の違いである。
「ま、それもそうね。時間的にもあれだしそれじゃそろそろ私も行くわ。それじゃまたね」
「おぉ、頑張ってこいよ〜」
素材集め中に空たちが使っていた謎のスキルについて聞いてきたアスナにエクストラスキルである体術の情報を教えていたのだ。
そして体術スキルの重要性に納得し、武器強化を終えたら早速取得しに行くと言いだしたのだ。
空たちは笑顔でアスナを送り出してあげた。
そして皆同じことを考えるのである。
はたして何日で帰ってこれるかなぁ、と。
まーた更新遅れてしまってるよ。そして正直文才がないからうまく表現できてるかわからない ( )
あと会話文がやけに多くなっちゃってるのがあんま納得いってなかったり...
そして結構重要なお話
何かと色々あったけど更新が遅れてる最大の原因であるネズハの対応を決めねば...こいつ一体どうすりゃええねん
雑な結果でもいいからとにかく話を進めるべきか、それとも妥協せずにちゃんと話を練るべきか.... みなさんの意見下さいm(_ _)m
こっから先はネズハの対応決めてから書きたいので少なめになってます。
それではまた次回でお会いしましょう!