ゲーマー兄妹はVRMMORPGを始めたそうです。 作:EDFストーム1
次回からは本格的に本編が進行し始めます(^^)>
読んでくださってる方が多くてやる気わいてきます!!
これからも応援よろしくおねがいします。
それでは第九話ですどうぞ!
βテスト版が開始してから15日目、あるパーティが第一層のボス部屋を発見した。
数々のメンバーがボスに挑んだがどのパーティも攻略することが出来なかった。
だがつい先日三人組のパーティがボス部屋に入り僅か10分で攻略したそうだ。
一体誰だ?とたちまち噂になったがネトゲ熟練者は大方予想は出来ていた。
第一層を攻略したのは「 」、「 」sub01、♠♥♦♣の三人だった。
「いや〜ボスっつっても大した事なかったな〜白」
白の頭を撫で笑いながら言う空。
「ん・・・見かけ・・・だけだった」
頭を空に撫でられ嬉しそうにする白。
「君達はいいよ〜僕なんか取り巻きの奴しかまともに戦ってないし...」
ほとんど取り巻きとしか戦わせてもらえず残念そうに言うテト。
今、この三人は第二層のアクティベートをしにいく為に歩いていた。
何故今までこの三人がボス攻略に参加していなかたのか。
それはイマニティ国民を探していたのである。
ただでさえこのゲームのステージは広い。
始まりの街も全ての層において最大の街である。
そのせいで探すのにも一苦労していた。
だが先日やっと第一層の国民全てを探しだせたので次の層に行く事にした。
攻略するための情報も街の広場にボスの情報が書かれてあったので簡単にわかった。
この情報は過去に攻略に挑んで破れた者達が情報を提供しあって書いていたものである。
そして三人は迷宮区に入りボスの間に入った。
部屋に入ると情報通りイルファング・ザ・コボルドロードという牛のようなボスキャラと
ボスの取り巻きのルイン・コボルド・センチネル が三体現れた。
作戦はボスを空と白が攻撃して取り巻きをテトが始末する計画だ。
テトは「僕もボスと戦いたいよ〜」など言っていたが無視しといた。
残念そうな顔をしつつもちゃんとテトは取り巻きを着々と倒していく。
ボスのイルファング・ザ・コボルドロードの装備は斧。
空が攻撃を捌き白がその隙に攻撃する作戦だ。
徐々にイルファング・ザ・コボルドロードの体力ゲージも減っていき最後のHPバーが
赤色になった時イルファング・ザ・コボルドロードは予想外の行動に出た。
そう、装備が斧から曲刀にかわったのだ。
情報になかった突然の行動に白が驚きその隙を狙ってイルファング・ザ・コボルドロードは白に曲刀のソードスキル、フェル・クレセントで攻撃をしかけようとした。
そこに取り巻きをつぶしたテトが現れ白への攻撃を防ぎきった。
なぜボスのソードスキルをテトが防ぎきれたのか?
それは単純なレベルのごり押しである。
空達はイマニティ国民を探している間に散々モンスターと戦って来たのだ。
今回は街から街へ安全に移動出来ないので国民をプレイヤーにして探すことが出来ず空達三人で探さなければならなかったのである。
そのため第一層の隅々まで移動しまくりそのレベルは21。
まわりの平均がせいぜいlv10、高くてlv13の状態でlv21だ。
第一層のボスも相手がlv10あたりの設定にしてある。
なのでこのレベル差は当然ステータス差にも響く。
空のステータスは若干素早さ、防御重視のバランス型。
白は素早さと攻撃一点重視のアタックキャラ。
テトはどのステータスも均等に分けてあるバランス型である。
なのでバランス型のテトはステータスの差でイルファング・ザ・コボルドロードの攻撃力を
テトの防御力が上回っているのである。
故にあっさりソードスキル”フェル・クレセント”も受け止めれた。
イルファング・ザ・コボルドロードの体勢が崩れた今がチャンス!
「テト!スイッチだ!」
「うん了解〜、あとは任せたよ空♪」
そう軽くいいながらテトと俺は連携技のスイッチを使いイルファング・ザ・コボルドロードに迫る。
俺がソードスキル、バーチカル・アークを発動させてイルファング・ザ・コボルドロードにとどめをさした。
これが空達の初めてのボス攻略の全貌である。
「しっかしラストアタックボーナス?ってやつだが、これは凄い争奪戦になりそうだな」
そういいながら空は第一層のボス”イルファング・ザ・コボルドロード”をラストアタックしてドロップしたレアアイテム”漆黒のコート”を装備する。
そう、このソードアートオンラインのボスを倒すとラストアタックボーナスというものがある。
ラストアタックボーナスとは最後にボスにとどめをさしたプレイヤーにレア装備などが与えられるシステムである。
「プレイヤー達・・・欲が出て・・・チームプレイ難しくなる」
一番ボスにダメージを与えた者が貰えるならまだわかる。
一番がんばったんだ、そのご褒美として貰えるなら誰も文句は言えない。
だが、ラストアタックとなると話は別である。
まわりのプレイヤー達が頑張ってあと一撃となっとところを横取りする。
そんなことになれば必ず皆最後の一撃の取り合いになるはずだ。
最後にチームじゃなく個人戦のような行動に出るに違いない。
そんなことを話し合っているうちに第二層のアクティベートが完了した。
そんな調子いろいろなプレイヤーが何度もフロアボスに挑むが
結局最後は「 」達がフロアボスを攻略するの繰り返しだった。
こうして開始から二ヶ月でSAOβテスト版が終了した。
いや〜β版も終わった終わったww
イルファング・ザ・コボルドロードの曲刀の名前は載ってたんですが
どこ探しても使用した曲刀の時のスキルが書いてなかったので
アニメの第八話に登場するトカゲの兵士みたいなのが使ってたソードスキルの名前にしました。
あと少しで製品版の本編の作成に取りかかります!!お楽しみに♪
それでは次回また会いましょう!