北海道、ここはかつて試される大地と言われた土地であり、現ヒーロー社会においては中心地以外ではほぼ忘れられた街が多い土地だ。
そんな街の一つ夕張市に小さな革命家が誕生した。
「おぎゃあ!おぎゃあ!!」
「おめでとうございます!可愛い女の子ですよ!!」
「よかった…でもこの子にはつらい人生が待ってるかもしれないなぁ…」
そういう女性(どっちかというと女傑?)は悲しそうな顔をしていた。
彼女の名はガングート・ミハイル。純ロシア人でかつてはFSB(ロシア連邦保安庁)の職員であり、マフィアともつながりが深く、FSBになる前は海軍において艦長をしていたほどの女傑だ。
だが、マフィアとの組織ぐるみの繋がりや組織の悪事をヒーローに暴露されてしまって組織の主要メンバー全員が首になってしまってそれに巻き込まれてしまい、ロシアから日本の北海道に逃亡。そこで元ヴィランだった男と結婚したのだが、元ヴィランというだけで職に就けずにやむなく盗みをしたところヒーローに不可抗力で殺されてしまった。(不可抗力と言われているが怪しい)
そして一人で生んだ子がこの子だったのだ。
「名前はカチューシャにするか…」
そう言って彼女はカチューシャを育てていった。
幸い頭はよかったので教育面では問題はなかった。
しかし、父が元ヴィランであったことがどこからか伝わってしまって学校ではいじめに合い、教師も見て見ぬふりをする始末だった。さらに苦情を言ったりカチューシャが反抗したりするとヴィラン扱いを受けるのでガングートは心を痛めた。しかも食材や食べ物を売ってくれる者もいなかったせいで自分は個性で艦をまとえば歳を取らないし腹も減らないがカチューシャは常に腹をすかしていた。
そのせいで身長が伸び悩んでいた。
カチューシャside
(はぁー。なんでこうもいじめなんてするのかしら?いじめる方が絶対ヴィランの素質あるくせに。あ、どうもガルパンのカチューシャに転生した一般大学生です)
「って誰に言ってるのかしら?」
「どうしたんだカチューシャ?」
「あ、なんでもないわよお母さん」
(って言うか母親が艦これのガングートだったことに驚いた上にヒロアカの世界だったのにも驚いたけどね)
「で。テストはどうだったんだ?」
「百点だったわ。まぁ教師のいじめで勝手に×になってるところもあったけど…」
「そうか…はぁ」
(個性が発現すればなぁ…ガルパンのカチューシャだからプラウダ高校だったりして)
そう思っていると…
ピカッ!!
「きゃあ!」「うお!?」
突然前が光って二人の人物がいた。
二人の人物は長身の黒髪の女子高生とロシア系の女子高生だった。
次回プラウダ
ガルパン×ヒロアカモノを三つ投稿していますが一旦一つの小説にまとめて、ルートごとにした方がいいでしょうか?
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しろ!
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どちらでも
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せんでいい!