「私だけじゃなくて……!お茶子ちゃんの話も聞きたい……!」
私の唐突な発言に、皆はキョトンとした表情を浮かべた後に、お茶子ちゃんに視線を向けた。
お茶子ちゃんも私の言わんとしていることが分かったのか、顔を真っ赤にしている。
「る、瑠璃ちゃん!?それはこの前ちゃんと違うって言うたやん!?」
「そんなことない……!お茶子ちゃん……相変わらず緑谷くんのこと考えてる時だけ……表情違う……!」
「言われてみれば確かに!」
「おー!お茶子ちゃん、緑谷くん好きなの!?確かにいつも一緒にいるもんね!」
「そうなの?お茶子ちゃん」
私の言葉に続いて皆も盛り上がり始める。
どうやら話題を変えることに成功したようだ。
「違うよ!そういうんとは違くてっ!」
お茶子ちゃんは赤かった顔をさらに赤く染めて、焦りまくっている。
私は自分がターゲットじゃなくなったことに安心して、お茶子ちゃんの話を聞く体勢に入った。
私もお茶子ちゃんのネタはいくつか持っているのだ。
「でも……お茶子ちゃんも……ヒーロー殺しのことがあった次の日……緑谷くんに電話したんでしょ……轟くんとの電話中に……後ろで緑谷くんと飯田くんがそんな感じの話してるの……聞こえた……」
「ちがっ!?それは、ただ心配やっただけで!!」
「つまり瑠璃ちゃんと一緒だね!」
「ほらほら、吐いちゃいなよ……恋、してるんだろ?」
透ちゃんと三奈ちゃんがまるで尋問のように聞き出そうとしている。
お茶子ちゃんも口では違う違うなんて言ってるけど、頭の中にははっきりと緑谷くんのことを思い浮かべている。
これで恋をしていないと言うのも変だろう。
「それに……前飯田くんに聞いたけど……お茶子ちゃん……入試の時に……緑谷くんに助けられてる……緑谷くん……お茶子ちゃんが足を挟まれて動けなくなったのを見て……自分を省みないで……0ポイントヴィランをぶっ飛ばしたって聞いた……」
飯田くんに聞いたって言うのは嘘だ。ただ入学して間もない頃に思考を読んで知っただけ。
だけど、事実ではあるはずだ。
「そ、それは確かにそうやけど……!」
「もしかして、それで好きになっちゃったの!?」
「ちゃ、ちゃうわ!!ちゃうわちゃうわ!!」
ついに耐えきれなくなったらしいお茶子ちゃんが手をブンブンと振って否定する。
その手が詰め寄っていた透ちゃんと三奈ちゃんに当たって、2人は"
「ひゃっ」
「うわっ」
2人はそのままふわふわ浮かび上がっていった。
だけど、お茶子ちゃんはそんな2人の様子にも気付かずに、自分の真っ赤な顔を手で覆っていた。
「し、知らん知らん!恋なんて知らん!ちゃう!ちゃうわちゃうわ!」
お茶子ちゃんまで浮かび始めて、3人は浮かび上がり続けていく。
お茶子ちゃんが顔を隠して恥ずかしがっているのもあって、全然戻ってこない。
「おーい、麗日ー」
「お茶子ちゃん、お茶子ちゃん」
「うぁっ!?ごめん~!」
透ちゃんと三奈ちゃんに空中で話しかけられて、ようやく自分以外も浮かせてしまっていたことに気がついたらしい。
お茶子ちゃんが慌てて解除すると、3人はボスンと布団の上に着地した。
それで一度空気が元に戻ったけど、それでも恋バナに飢えた2人が私とお茶子ちゃんに詰め寄ろうとしている。
私たちが困っていると、梅雨ちゃんが助け舟を出してくれた。
「2人とも困っているし、これ以上無理に詮索するのは良くないわ」
「ええーーー!!やだ、もっと聞きたいーーー!!なんでもない話でも強引に恋愛に結びつけたいーーー!!」
「芦戸さん、流石に言いたがっていないことまで言わせるのはやめておきましょう」
諭すように言ってくれる百ちゃんに、2人は不満そうにしながらも引き下がっていく。
「じゃあさ、2人に限定するんじゃなくて、皆でできる話しよ!例えば、A組とB組の中で彼氏にするなら誰!?みたいなの」
「それいいかも!」
透ちゃんの提案に、三奈ちゃんが即座に食いついた。
「でも、どなたか一人を選ぶというのは……」
「女子会って要するに井戸端会議みたいなもんだろ?あれやこれや雑談すんのもコミュニケーションの一環だって」
戸惑う百ちゃんに、拳藤さんが笑いながら言う。
度量の広さすら感じさせる姉御感に、百ちゃんも納得したみたいだった。
「じゃあさっそく……彼氏にするなら誰がいい!?あ、瑠璃ちゃんとお茶子ちゃんは言わなくても良いよ!分かりきってるから!!」
「だからちゃうよ!?」
「違うって……言ってるのに……」
透ちゃんの言葉に反論する私とお茶子ちゃんは完全に無視されて、皆「彼氏かー」と考え出した。
違うって言ってるのにこの扱い。納得がいかない。
「いざ彼氏って考えてみると、誰もピンとこないんだよねぇ」
「そうだね、そもそもそういう気持ちで今まで見たことなかったし」
ムーッと唇を尖らせる三奈ちゃんに、拳藤さんも悩みながら答える。
「……あ」
そんな中、百ちゃんが何かを思い出したように声を上げた。
「なに?ヤオモモ。彼氏にしたい人いたー!?」
期待満々の三奈ちゃんが百ちゃんにすごい勢いで詰め寄って、百ちゃんは困ったように笑った。
「私じゃなくて耳郎さんですわ」
「は?ウチ?」
百ちゃんの発言に、響香ちゃんが驚いたような声を上げる。でも、そうか。確かに百ちゃんの思考は間違ってない気がする。まあまだ意識はしてなさそうだけど。
「耳郎さんは、よく上鳴さんと仲良くお話しているなと思い出しまして……上鳴さんはいかがですの?」
「ん……確かに……隣の席の私から見ても……響香ちゃんは楽しそうに上鳴くんと話してる……」
「ちょ、ヤメテ!そりゃ、アイツは喋りやすいけどさ、チャラいじゃん。絶対浮気する」
響香ちゃんが恥ずかしそうに顔をしかめた。
だけど、その響香ちゃんの反論に皆がさらに反論する。
「そうかしら?上鳴ちゃんって、付き合ったら意外と一筋になりそう」
「え、梅雨ちゃん、上鳴くんが好きなタイプなん!?」
「いいえ、全然。でも上鳴ちゃんは基本女の子には優しいでしょ?」
「う~ん、ただの女好きっていうだけじゃない?」
照れくさそうに言うあたり、響香ちゃんも満更でもなさそうな気がする。
まあ私にとっては上鳴くんはチアの一件以来完全に対象外でしかないんだけど、響香ちゃん的にはショートした状態も含めて、悪く感じてはいないみたいだ。
そして、響香ちゃんの"女好き"という単語に反応して、皆の気持ちが一つになった。
「……峰田くんよりマシだけど」
「「ん」……ブドウ頭にそんな気持ち抱ける人居たら……見てみたい……」
皆が声を揃える中、それに反応しようとしたら私と小大さんの「ん」のタイミングが完全に被った。
なんとも言えない状況に、思わず小大さんと見つめ合ってしまう。
ブドウ頭への反応も、私と小大さんのシンクロも、あまりの揃いっぷりに、皆笑い出してしまった。
「峰田に比べりゃ、誰だってマシだよ~!」
三奈ちゃんが笑いすぎて涙をぬぐいながら、拳藤さんに質問を投げかける。
「B組に峰田みたいなのっているの?」
「いないいない。ウチの男どもはわりと硬派だよ。あ、物間みたいなのもいるけど」
ひらひらと手を振りながら言う拳藤さんが、思い出したように付け加えた。まあ物間くんは悩みの種ではあるだろうけど、ブドウ頭と比べるとマシだと思う。
「物間はなー……」
「ん」
「物間だなー……」
「ん」
柳さんの言葉に、小大さんが相槌を打っていく。本当に「ん」しか言わないのに会話が成立していた。
「顔は結構イケメンなのに、心がちょっとアレなのが残念だよね!」
透ちゃんがあっけらかんと言い放つ。
まあ何も間違ってはいない。
物間くんは大分心がアレだし、確かにそういう対象にするのはなかなか難しいかもしれない。
「イケメンと言えば、轟は?」
「ああ、エンデヴァーの」
その三奈ちゃんの言葉に、皆轟くんのことを思い浮かべながら私にチラチラと視線を向けてくる。
というか、私のことは気にしなくていいから普通に話を続けて欲しい。
私に遠慮して本心を言うのを迷っているみたいだけど、そもそも恋してるというのが勘違いでしかない。
「……だから、違うって言ってる……私は気にしないで……普通に話していいから……」
私のその言葉に、皆も普通に話すことにしたみたいだった。
「……ないな」
「う~ん、轟くん自体は悪い所ないんだけどね~」
「うん、息子の彼女に厳しそう……」
エンデヴァーの威圧感を想像しながら、皆げんなりしている。
そして私に同情したような視線を向けてくるんじゃない。違うって何度も言ってるのに。
「あぁいう気性の激しい方こそ、心が傷ついているのかもしれません。そんな傷をいやしてさしあげたい」
「茨、まさかのエンデヴァー!?」
同級生の父親との不倫!?と違う意味で色めきだちつつ、私と塩崎さんが義理の親子になる想像を膨らませる皆に、塩崎さんは冷静に首を横に振った。
……なるほど、否定するときは冷静に。私にはここが欠けていたかもしれない。
「すべての生き物は、みな愛される資格を持つのです。癒して差し上げたいだけで、決して恋ではありませんし、タイプでもありませんのであしからず……」
「ビックリさせんな」
「ん」
「塩崎さんって真面目なんやね!」
「真面目といえば飯田ちゃんね」
「あー、A組の委員長」
話は飯田くんに移っていった。
飯田くんは浮気とかはしなさそうだけど、進展とかはすっごく遅そうな気がする。
「飯田さんは絶対浮気はしませんわね。きっとお付き合いしても変わらず真面目そうですわ……」
「……飯田って手を繋ぐまで何年もかかりそう」
「もしかしたら、結婚してからしか繋げないんじゃ……?」
「……ありえる……」
「ハハッ、さすがにそこまでじゃないだろ?」
A組の冗談だと思ったらしい拳藤さんが、笑いながら聞いてくる。
別に冗談じゃないんだけど。皆も真剣な表情で首を振った。
「飯田ちゃんならありえるわ」
「マジで……?」
「純粋ハイパー真面目だから」
やはり真面目過ぎても駄目らしく、皆の頭の中から飯田くんという選択肢が消えた。
「それじゃ、緑谷は?」
三奈ちゃんがちらっとお茶子ちゃんを見てから言う。
お茶子ちゃんは一気に顔が真っ赤になった。
うん、これが本当の恋する乙女の反応だと思う。
「あの子って、いまいちよく分からないんだけどさ」
「緑谷?」
「体育祭でも、埋めてある地雷使ったり大胆な戦法取ったかと思えば、決勝ではノーガードの殴り合いみたいなことしたり、でも廊下とか食堂とかで普段見かけるとイメージが違うんだよな」
「うーん……」
首を傾げる拳藤さん。
そんな拳藤さんにお茶子ちゃんが何かを言おうとするけど、うまく言葉に出来てない。
私が言ってもいいけど、梅雨ちゃんが気が付いてそうだし任せよう。
「そうねぇ、緑谷ちゃんは……すごく努力家だと思うわ。日々感じる全てをヒーローになるために活かそうとしているわ」
そこまで言って梅雨ちゃんは、合ってる?と言わんばかりにお茶子ちゃんを振り向いて確認した。
お茶子ちゃんは顔を真っ赤にしたまま大きく頷いている。
「……デクくん見てると、私ももっとがんばろうって思えるよ!」
というか、この状況でその表情と言いたいことが合わさって完全に恋心を自白してるみたいな状況になってるけど、良かったんだろうか。
まあ緑谷くんの名誉のためか。恋する乙女のパワー、すごい。
「そうなんだ。周りにそういう気持ちを思い起こさせるって、いいね」
拳藤さんがニッと笑みを浮かべた。お茶子ちゃんも緑谷くんの魅力が少しでも伝えられたと満足そうだ。
だけど、そこで三奈ちゃんが付け加えた。
「あ、そんですごいオールマイトオタク」
「彼女とのデートと、オールマイトの握手会だったらオールマイト取りそう!」
「容易に想像できますわね」
「え?学校で会えるのに?」
柳さんが首を傾げるけど、三奈ちゃんが深く頷いて答える。
「それが緑谷という男」
「ていうか、彼女とのデートにオールマイトの握手会に行きそうだよね」
「ん……絶対行くと思う……」
「それは……そうかもしれん」
お茶子ちゃんからも否定の言葉が出てこなくて、B組の中で緑谷くんの彼氏としての評価が一気に落ちた。
「彼氏としてはナイ」
「ん」
選択肢から消えた緑谷くんに、お茶子ちゃんが安心したような言いたいことがあるような複雑な表情をしていた。
これで恋してないは無理があると思う。
「じゃあ爆豪は?」
「ないな」
響香ちゃんが一瞬で切って捨てた。
「ん……ない……クソチビって呼ばれてるの……今でも根に持ってる……」
「あー、身体的特徴揶揄するのはだめだな」
「成績優秀、将来有望……だけど、あの性格じゃあなー」
そんな感じで男子たちを順番にあげていって、結局全滅してしまった。
「なんてこった……このままじゃ、キュンキュンが足りないまま補習に行かなきゃいけないよ……うぅっ、やっぱり麗日と波動をほじくり返すしか……!!」
三奈ちゃんのその言葉に危機感を覚えて、違う話題を急いで考える。
だけど、すぐに思いつかなくてヤキモキしていると、私の様子を見ていた透ちゃんが私が本気で嫌がっているのを察してくれたのか、今までの質問攻めスタイルを引っ込めて別の話題を提供してくれた。
「それじゃ逆で考えてみるっていうのは?私たちが男子で、男子がもし女の子だったら彼女にするのは誰!みたいな!」
「目線を変えるのね」
皆その言葉に従って思考を巡らせるけど、立場の逆転という関係上なかなかうまく想像できないみたいだ。私もうまく想像できない。
「なんか違う……」
「そもそもキュンキュンする?彼女選ぶ目線って……」
「それもそうか!」
その指摘に、透ちゃんはてへって感じで舌を出して笑った。私に助け舟を出すために大分無理な話題を振ってくれた気がする。
同じ感じの話の流れでB組で一番カッコイイのは拳藤さんだなんて話題も出て、拳藤さんが終始照れていた。
「……って、女同士でキュンキュンしても!」
「いや、勝手にキュンキュンされても」
三奈ちゃんの言葉に、拳藤さんが苦笑いで返す。
拳藤さんはそのまま話を続ける。
「やっぱさ、恋愛目線で見るからしっくりこないんだよ。サイドキック目線とかなら、意外とキュンキュンしそうなとこも見えてくるかもよ?」
「サイドキックねー」
「もしくは、一日入れ替わるなら、とか?」
拳藤さんの提案は素直に受け入れられて、皆考え込む。
私なら、口田くんか砂藤くんだろうか。
糖分食べ放題の砂藤くんは羨ましいし、口田くんの動物と触れ合い放題も楽しそうだ。
「それなら、私は爆豪くんかなぁ」
「ええっ、そうなの?」
お茶子ちゃんの発言に響香ちゃんが驚く。
「うん。体育祭で直接戦って完敗したやん?そんとき、素直に強いなーって思ったんだ。あの強さを一回味わってみたい!」
「確かに爆豪さんは強いですわ。戦闘センスもありますし」
「だから爆豪くんになって、一回思いっきり戦ってみたい!」
そう言ってピシっと拳を突き出すお茶子ちゃん。
「ヤオモモは?」
三奈ちゃんの問いかけに百ちゃんが答える。
「私は……しいて挙げるなら口田さんですわね。動物を操れるというのは、とても興味深いです」
「「ん」……また、被った……」
また小大さんと被った。
どうやら小大さんも口田くんと代わってみたかったらしい。
私は動物は皆素直で可愛いくて好きだから、口田くんみたいに戯れてみたくて口田くんを選んだんだけど……
小大さんとまた見つめ合う。
そして、それだけで私たちは通じ合えた気がした。
小大さんもきっと同じ気持ちだったんだと思う。
「「ん」……」
見つめ合ったまま静かに頷き合う。
言葉がなくても人は通じ合える。それを確信できた。
私は思考を読んじゃってるけど、きっと読まなくても同じ結果になっていただろう。
「え、なにこの状況」
「会話は一切ないのに2人は何で通じ合ってるの……」
「あー、多分動物好きの同志として通じ合ってるだけだと思うよ。小大さんの方は自信ないから、あくまで多分だけど」
透ちゃん正解。
相変わらずすごい観察力だ。なんでそんなに読み取れるのか本当に理解できない。
「ウチは上鳴かな。放電して、あのウェイ状態を体験してみたい。一回で十分だけど」
「私は……常闇ちゃんかしら。ダークシャドウちゃんと連携で戦う気分を味わってみたいの。それに、自分の中に別の生き物がいるってどんな感じなのか気になるわ」
響香ちゃんは相変わらず上鳴くんのショート状態が好きらしい。あれ、体験したいようなものかな。
まあ頭空っぽにするのは1回なら面白いかもしれないけど。
「私は砂藤くんかなー!甘いものいっぱい食べても、それがエネルギーになるでしょ。食べすぎても太らないから罪悪感ないし!」
「いや、透明なんだから太ってるのとかバレないじゃん」
「バレるよ!服の膨らみの感じで!それに瑠璃ちゃんには例え全裸でも即バレだよ!!」
……私はそういうことに気が付いても言ったりするつもりはないんだけど。
「私……透ちゃんが太っても……他の人に言ったりしないよ……?」
「そういう問題じゃないの!」
そういう問題じゃないらしい。
私も太りたくないし、見えないとしても透ちゃんも私たちと同じ女の子だということなんだろう。
「恋愛抜きだとスラスラ選べるんだけどね」
拳藤さんが呆れたように溜め息を吐いて笑う。
まあ今の話は恋バナというより、ただの体験してみたい個性の話になってたし、スラスラ選べるのも納得でしかないけど。
「だめだぁ~、もう恋バナのネタないよ~」
三奈ちゃんがバタッと倒れ込む様子をみて、皆苦笑してしまっていた。
「今は補習がんばれ」
「きっと神様のお告げですわ」
「やめて~」
響香ちゃんと塩崎さんが三奈ちゃんに声をかける。
三奈ちゃんはそれに抵抗するように布団の上でジタバタしていた。
結局その後、三奈ちゃんの最後の抵抗とばかりに好みのタイプの話になった。
私とお茶子ちゃんは分かってるからなんていって、相変わらず話を聞かれすらしなかったのが釈然としない。
あとは、ダークシャドウの意外な一面の話や可愛い一面の話で盛り上がった。
相変わらず三奈ちゃんがプロヒーローと結婚するなら誰!?とか恋バナに繋がりそうな話題を提供しまくっていた。
それ以外にもなんてことない話で盛り上がったりして、轟くん関連は置いておくにしてもすごく楽しかった時間はあっという間に過ぎていった。
話題の尽きない女子会は、補習が始まるギリギリまで続いた。