ヒーロー社会の継続高校   作:島田愛里寿

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第二話 召喚

屑父の家から出奔してきた美香は近くの港にいた。

 

「さて…継続系ならあれかな?」

 

そう言って彼女は揚陸艇(ガルパン劇場版でミカ達が対大学選抜との試合の後に帰る際に乗ってたやつ)を出現させた。

 

「やっぱりね‥‥なら学園艦も当然かな?とはいってもここは目立つから遠洋でやらないとね」

 

そして美香は揚陸艇に乗って夜の闇に紛れて北の海に船出していった。

 

 

(ちなみに彼女は一応父に置手紙を残してきたが、父が連れ戻そうとしていることは分かっていたのでさっさと日本から出て行った)

 

 

そうして彼女は継続高校学園艦を召喚したのだが‥‥

 

 

「いやはや‥‥予想以上の大きさだね」

 

(ベーリング海でやった方がよかったかな?)

 

あまりの大きさに唖然とした。まぁ何はともあれ彼女は乗艦した。

 

「さて…まずはなんで君たちもいるんだい?」

 

「何言ってんのミカ!あなたが召喚したんでしょ!」

 

「…もしかしてまとめて召喚したせいかな?」

 

「そうだよ!」

 

「なんとまぁ・・・(ー_ー;)」

 

そう。彼女は継続高校の学園艦を召喚することしか考えておらず、乗員や生徒まで召喚するとは全く考えていなかったので乗艦したとたんに原作にてミカの相棒である二人、アキとミッコ。そして白い魔女と言われるヨウコに囲まれて説教させれていたのだ。

 

(彼女たち曰く、美香が個性発現したと同時に謎の空間に学園艦とともに転移し、それからどういうわけか美香の視点が共有されていたそうな)

 

「まぁいいか。さて、これからどうしたものかな…」

 

「あれ?父親に報復するんじゃあないの?」

 

「な、なかなか過激だねアキは。確かにそれもいいとは思うよ?でもね、この世界にはヒーローがいる」

 

「「「あぁ…」」」

 

この三人も美香の視点を共有していた関係上美香の懸念を見抜いた。

 

なにせこの世界『僕のヒーローアカデミア』は個性優位至上主義だからだ。まぁ漫画やアニメではいいヒーローにあこがれヒーローになるために雄英生になって活躍する主人公の視点で描かれているのでそれ自体は問題点はない。

 

だが漫画やアニメではなく、それが現実であるとくればいささか状況は異なる。個性保持者のヒーロー、すなわち個性保持者至上主義・ヒーロー至上主義と個性種類差別・無個性者差別の台座ができやすく、すでに多発しているからだ。

 

特にオールマイト登場後は子供の間で事態は悪化しており、無個性者や親がヴィランである者、ヴィランっぽい個性持ちの子へのいじめや差別が多発し、警察もヴィラン引き取り係なんて揶揄されるほどに頼りなくなり、いじめ等にも真摯に対応したためしがないのだ。

 

しかもヒーローの誤認で負傷したりした場合も満足な保証は一切なく、無個性者に満足に対応する者はごく一部なために美香はヒーローを全く頼りにしていなかったが、父に報復した際に満足に装備もない現状でちょっかいかけられたら失敗するのが目に見えているのだから。

 

「まぁしばらくは風に流されていこうか。北極海経由で北欧に向かうように学園艦の進路を取ろう」

 

そうしてヒーローアカデミア の世界に無かった継続高校学園艦が誕生し、後にヒーロー社会への楔を打ち込むこととなる。




次回北欧

ガルパン×ヒロアカモノを三つ投稿していますが一旦一つの小説にまとめて、ルートごとにした方がいいでしょうか?

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