今話めっちゃ長くなって困惑してる。
俺が悪役側なのかも知れないと思い至ってから数日後。どうやら校長が変わるらしい事が判明。
しかもその校長は校内に就職している教師を全員退職させるそうだ。これだけでも絶対に賢いのが分かる。
……まぁ教員探しは面倒そうだったが。
そういやピーニャ君がいつの間にか生徒会長を辞退してしまっていた……俺割とあの子気に入ってたのに……絶対良い子だよあの子………
ってか辞めてしまったせいでまた俺が生徒会長をすることになってしまった。そのお陰で校長が話しかけに来てくれて会う口実を作る手間が省けたので利になったんだけどね。
とはいえ、虐めっ子撃退事件をきっかけにピーニャ君を含めたあの主人公組は本格的に不登校になってしまった。というのも主人公組がブロロロームというポケモンを改造した車を用意したところ、それを見た虐めっ子達は情けない事に逃走の一手。
暴力沙汰になるとそれはそれで面倒だったので虐めっ子達が腰抜けのヘタレ軍団で助かったのではあるが、虐めをしたくせにそれしか制裁が無いのは個人的に許せなかったので少しだけだがOHANASHした。
言うまでも無く殺してはいないので無問題。
……………の筈だ。
しかし、俺の調べでは数人の学生を自殺に追い込んだゴミクズも居たので容赦は無いが。
内容は色々な制裁のフルコースになっているが、一部を例として出すとギルの自在な"重力"による人体シェイクや、順調に進化してくれたヨシマの"しおづけ"などなど…………と、選り取り見取りな個性を活かした拷もnゲフンゲフン……お仕置きなどである。
勿論一部の虐められた人達も精算現場に呼んでいたのだが、その現場を見ていた人のさらに一部は、どうやら俺こと生徒会長の事を鬼だとか悪魔だとかハピナスだとかカイリューだとかキノガッサだとかとあだ名が広まっているらしい。
なんてこった。
俺みたいな聖人はそうそう居ないぞ?
…………すまん、心当たりはある。
さて、これに懲りて真っ当になってくれれば何も言うことは無いんだが、屑は腐っても屑なので制裁するのを繰り返すのも効くと思われる。
正直自分より優秀、もしくは劣等な奴を虐めて何が楽しいか微塵も理解できないが、多分まぁ脳がそういう造りになってるんだろう。
自身の能力が負けているからって他人を落とすことでしか自尊心を保つことができない悲しき生物があれほどまでに居るとはおっそろしい世だな。
……で、だ。
今俺が居るのは、現役研究者?にしてこの学校の教師に抜擢されたジニア先生という人物が居るらしい教室の前である。
同格以上の野生ポケモンと複数回戦った上でほぼ確実にガントルに進化できるくらいの経験値は持っている筈なのに、進化の兆候を全く見せないギルの事がそろそろ心配になってきたからというのが主な理由だ。
パルデアにダンゴロ族は居ないにせよ研究者ならどうにかできると信じたい。いや、ギルはダンゴロの状態でも強いし可愛らしいんだけどな?
どっかで聞いた俺への陰口の中に、一回も進化していないポケモン(通称:種ポケモン)が相棒だというのが気に入らない的なのや、あろうことかギルを"弱そう"などとディスっている的なのがあったのだ。
そんな事を言うならお前らが"弱い"と言ったポケモンの重力アイへ食らってみるか?トぶぞ。肉片が。やらんけども。
俺はネームドっぽくも無い他人どもからの評価なんてあまり気にしていないが、手持ちのポケモンがディスられるならば話は別。
その場で殴りかかりそうになったがなんとか堪えたぞ。ジオヅムに取り押さえられてようやく落ち着けたけどなんとか堪えたぞ。
って事で、別に進化できなくても良いっちゃ良いけどギルが進化したいならさせてあげたいという親ごこ……いや、この場合は相棒心か?相棒心によってここへ来た。
てな訳で……………
たのもぉぉぉ!!!!
ガチャリ。(ドアを開ける音)
「失礼します。ジニア先生は居ますか?」
ま、外面は生徒会長の猫被りなんですけどね。
でジニア先生ジニア先生〜っと。
居た居た、六角形の眼鏡のあの人だ。
「はいは〜い、…………あっ、生徒会長くんじゃないですかぁ〜!今回はどんなご要件で〜?」
「はい、俺の相棒のギルについてなんですが……進化レベルの条件を達成してるはずなのに進化の兆候を少しも見せないんです。」
「へぇ〜!その黒くて小さいポケモンがギルくんですね〜?ふむ、ふむ……これ、パルデアに居ないポケモンですよね…?密入国じゃ……」
「あぁ、それについては校長へ既に話を通しているので後でそちらへ聞いていただければ。」
この人、ほんわかしすぎて微妙に相手取りにくいんだよなぁ……まぁ以前の教師陣と比べれば月とスッポン通り越して太陽とハエだから良いんだけど。
「なるほど、わかりましたぁ〜。えーっと、いきなりなんですけど良いですか〜?」
「はい。余程の事でさえなければ。」
「ありがとうございます〜。……まずですね、このポケモンにも適用できるかは置いておくんですけど、ポケモンが進化できない理由は主に3つ程あります。」
「割とありますね。」
「はい〜。あ、変わらずの石とかの外部干渉による不進化の強制などは無しでお願いしますね〜。まず1つ目の理由としては心理的外傷………つまりトラウマです。例としては弱いかもしれませんが、親が進化中に死んでしまったのが記憶から離れない、等になります。」
「ギルは………生まれてからずっと一緒なので、その線は薄いと思われます。」
「分かりましたぁ〜。次に、養分不足で進化の為のエネルギーが足りないという場合ですね。ギルくんは明らかに健康なので、この線も恐らくありませんねぇ〜。」
「成る程。」
「そして3つ目。『進化したい』と思っていない、もしくは進化という現象を知らない、といった理由です。要するに、気持ちの問題ですね〜。一応症例の報告が少ない場合ならまだありますけど、おそらくギルくんはこれなのではないでしょうかぁ〜。」
「…………進化したいと、思っていない……」
「……あ、えぇっと……君の名前ってなんて言うんでしたっけ……?」
「…っあ、言ってませんでしたね。
僕の名前はセンキです。」
「ありがとうございます〜!…センキくん、ちょっと待っててくださいねぇ〜!!」
あ、準備室の方へ駆けて行った。
…慌ただしいな……見てる方が不安になるぞ。
「っわっ!あいたっ!?」
あ、転んだ。憎めない人だなこの人。
「え〜っと、たしか、ここらへんに〜……
っと、あったぁ〜!」
あっやべ、なんかニヤける………
っと、平常心、平常心。
「センキくん〜!この本は進化したがらないポケモンの子に、進化の利点と欠点を教えるための教科書なんですけどぉ、ギルくんに読んであげてくれませんか?僕よりも、相棒のセンキくんが読んだ方が効果が高いと思うので〜……」
「ありがとうございます。分かりました。
……ギル。一緒に読もうね。」
[カラコロ……? コッ!! カラコッ!!!]
「……え、ついでにヨシマも?良いけども…」
ギルはどうやら、ヨシマとも一緒に読みたいらしい。
別に不利益は無いし、分かった。
〈ッポン!!〉
[シオヅッ!!!………オヅ?]
「戦いじゃないよ、ヨシマ。
ギルがこの本を一緒に読みたいんだって。」
[ヅ……? オヅッ!!!]
「ありがとう。」
快く承認してくれた様だ。
では、仲良く読も……って、なんだその目…
何を期待してるんだ二人とも……?
[………コロッ]
[………ヅムッ]
「………………膝貸せって?」
[コロッ!!!]
[ヅムッ!!!]
「いやいや、いっくらなんでも足が痺れ……
…………今回だけだぞ。」
[コロ~ッ!!!]
[ヅム~ッ!!!]
膝を貸したら確実に感覚は逝くだろうけどもこの純真無垢な瞳には勝てなかったよ………
ギルの目どこにあるか知らんけど……
………あーかわいい……ずっと撫でてたい……
本も終盤に差し掛かった頃、
二人に変化が訪れた。
体内から漏れ出る青い光に包まれながら体がじわじわと大きく、逞しくなっていく、前世の世界ではありえない様な現象をじっと見つめる。
光が収まった時にはそこに元の姿のギルはおらず、一回り大きくなり、ずっしりとした重量感を手に入れた"ガントル"が居た。
その隣には、この世界で害悪としても割と名を馳せている強ポケモンである"キョジオーン"が静かに佇んでいた──────
……………いや、なんでお前は進化した!?
ヨシマ!お前はジオヅムに割となったばっかだったろ!?キョジオーンに進化するにはいくらなんでも早すぎやしないか!?
……まさかこの本の力…?
…つっても結局は気持ちの問題らしいし……
まぁいいか。進化したのは良いことだ。
ただ、今までの姿を愛でる事ができなくなるのは……若干悲しいな。
いや、良いんだけどさ、良いんだけどさ……
良いんだけどさ……
[ゴッ、ゴロ…?]
[オヅ……?]
あ、心配してくれてる。
うちの子やさしい…かわいい…
「大丈夫だよ、二人とも。
ちょっと考え事をしてただけだから。」
[ゴロ!]
[ヅム! ……ヅ? …!
ヅ? ヅ?]
[…ゴロ]
[ヅ~??? シオヅ~?]
……おい、煽るなってヨシマ。
ギルは…煽られたくらいで怒るくらい短気じゃなかったはずだけど……
[ッロ~~~……ゴロ。 ガット……]
[オッヅ? オッヅ? ッオヅ?]
[……ガァ?]
[ヅッ!! シオヅ、シオヅゥ…!]
ちょっと威嚇されたくらいで怯えて俺の体に隠れるくらいなら煽らなきゃ良いのに………
ってかでかすぎて隠れられてないし……
会話の内容は大体、
『え?え?』
『……なんだ。』
『あれ〜?まだ最終進化なってないの〜?』
『っハァ〜……私に勝った事など一度も無いというのに。よくそんなにも驕れるものだな。』
『え〜?ほんとは悔しいんじゃないんすか?最終進化に勝てるわけないじゃないですかぁ〜?』
『あ"ァ"?』
『ひぃ!!ご、ご主人、お助けぇ…!』
といった感じだと思う。なんで分かるかと言われても知らん。本当になんとなくニュアンスが分かるんだよなぁこれが……まぁこれといったデメリットは無いし手持ちの意図がすぐ分かるのはもメリットしか無いから良いけど。
イエローかよ……
皆が分かるか分からんけど…
因みに誤解されないために言っておくとギルは♂だしヨシマも♂らしい。
♀ならば前世で割とよく見たポケモンの擬人化でハーレム風パーティになってただろう。
ギルは礼儀正しいので意訳させてもらった。
あとヨシマはお調子者なのでこれも意訳だ。
………っと、何だ?
「……ん?どうしたんだギル?」
ギルがゆっくりとこちらへ近づいている。
のでこちらからも寄ってとりあえず撫でる。
お〜よ〜しよしよしよしよしよしよし……
[〜♪………ゴロッ!!]
「え、違う?」
[ゴッ…ゴロ!!]
「………もしやもう一回進化したい…?」
[ガットォォォル!!!]
「……いや、一応まだあるけど、うん……
……出来ると思うよ。」
[(ブンブンブンブン((( ゚Д゚))]
ヨシマがめっちゃ嫌がってるけど……
でもギル本人はしたいらしいからさせるか。
「ジニア先生。」
「…ん〜…?交流はもう大丈夫ですか?」
「それが、ギルがもう一度進化したいらしくて……で、少しそれについて相談がありまして。」
「へぇ〜!……でも、進化レベルより上ならさっきの進化に続けて進化している筈ですし、レベルに至ってないのでは?」
「いえいえ、ほら、なんかありましたよね。」
「特殊進化ですか……」
「そう、それでした。特殊進化の場合なら、種類に依っては今この場でももう一度進化できますよね?」
「そうですねぇ〜、……しかし、僕はこのポケモンの進化方法を知りませんしぃ〜……」
「あー、一応交換進化ということはもう判明してますね。色々と調べたので。」
「なるほど………僕に話しかけたという事は、進化条件のためですか。」
「はい。協力していただけないでしょうか。」
「ぜんぜん大丈夫ですよぉ〜!
むしろ貴重な進化に立ち会わせてもらって、お礼をしたいくらいですし〜!!」
「なら宜しくお願いします。」
「はい〜!」
んじゃ、一旦ギルをボールに戻……
さなくても良いのか?いや戻すのか。
「…あ、ポケモンは別にボールの中へ入っていなくても大丈夫ですよ〜。」
「そうですか。ありがとうございます。」
「では、僕のゴクリンと一度交換で。」
「はい。」
♪〜(例のBGM)
「あ!進化を始めました!
進化の前にもう一度交換して持ち主……トレーナーの所持判定を戻しておきましょう!」
「あっ、はい。」
♪〜(例の(ry
テレレテッテレー!!
ギル は ギガイアス にしんかした!
……ギルがゆっくりとヨシマを睨む。
えぇ…ギルと並ぶとヨシマちっさ……よくよく見たら俺と同じくらいの高さやん……
ってかこれギルがバカでかいだけだな。
ギル230センチくらいあるんじゃね?
ヨシマは160くらいかな。
ガントルがキョジオーンの二分の一くらいの大きさだった時に気付けたろ。でかすぎんだろ…
あー、わかった、わかったってヨシマ。
わざわざ俺の後ろ来て肩掴んで揺らすなって。
ギル落ち着かせるからさ。
「ギル。かっこいいな。」
[ギガッ!? ……イァ、ギガ!!]
「おお〜!良い子だな〜!!
……でもガタイでかくなったから膝はもう乗せる事できないけどな。」
[ガイ………アス……??]
[ジオッ!?!? キョ、キョジオッ!!! キョジオッ!!!]
「いや、ヨシマも無理。」
[キョン………ジオ……??]
「流石にでかいって……」
[ガイ、ア…!]
[ジオッ!? ジ、ジオ!!]
「いや君らどっちもちいさくなる使えないだろ」
[
[
「ベジ○タの真似しても無駄だぞ…
ってか諦めよう…?な……?」
[ギガッ!!!!!!]
[ジオ"ッ!!!!!!]
「えぇ………(困惑)」
「……センキくん、
彼らはなんて言っているんですか…?」
「あぁ…どうやらエスパーポケモンとかを仲間に入れてほしいみたいです。……というか
「へぇ〜……………
…ところでセンキくん、学園が配布しようとしている3匹のポケモンの件、ご存知ですかぁ…?」
「……御三家のアレ、ですか。」
「そうですねぇ。学園の周りに居るポケモンより扱いやすく、少しだけ珍しい初心者用のポケモン達を、学園側が在校中の方と新入生の皆さんに配布するというものです。」
「……それがどうしたんです?」
「実はまだ、全員分のポケモンは用意できていないんですけどぉ………学園で色々と頑張ってくれている君には一足早く、少しだけ貴重なポケモンをあげても良いんですけど……貰ってくれますでしょうか〜…?」
「えっ………え?勿論です。」
「そうですかぁ〜!じゃあ、この3匹の中から1匹だけ選んでくださいね〜!」
ジニア先生がスマホロトムを弄り写真フォルダのアプリを開くと、3種類のポケモンの映像が目に入る。
「ほのおタイプのホゲータくん。」
[ホゲ~?]
「みずタイプのクワッスくん。」
[ワッス!!]
「くさタイプのニャオハくん。」
[ニャオ~ン]
「勿論配らせてもらう分、食性などを纏めた資料もお渡ししますけど…金銭的に厳しかったりといった場合は学校で管理する、もしくは拒否しても良いですよ。」
「ニャオハで。」
「……えっ、決めるの早くないですかぁ!?
もうちょっと考えたり……」
「………猫、飼いたかったんです。」
「…ならしょうがないですね。」
少し眉を困り眉にしてにへらと笑うジニア先生。
その人相の良さくれよ。
絶対この人生徒人気高いじゃん。
俺が笑ったらヤの人みたいだねって親父に言われたんだぞ信じられるかよ。なぁ。
……?っおいおい、二人とも暴れんなって。
なんだ?エスパーじゃないのは嫌だって?
いやちょっ…でも俺猫好きなのに前世猫アレルギーだから一度たりとも猫吸いしたことすらねぇんだよ……だから許してくれよ……な…?
あ、そうだ。
「ジニア先生!!このポケモンが進化したらエスパータイプを複合したりは………」
「え、うーん……悪タイプですねぇ……」
「悪かぁ…草に悪かぁ〜〜〜〜〜〜〜〜……」
いや攻撃する分には強いんだけども。
でも虫技4倍かぁ〜〜〜〜〜〜〜〜………
っつーか全身弱点みたいな耐性してんだが〜?
あでも妖テラスとの相性良いからええか……
タイプ的に、うちのパーティの地面タイプへの打点がギルのソーラービームか草テラスくらいだから正直心もとなかったし噛み合いはするけども…
うん。ニャオハだな。
って危なっ…落ち着けってヨシマ塩ばら撒くなておい…片付けるの地味に大変なんだぞ塩って。
「……あぁ、でも進化すると色々なマジックを使えるようになるので、教えれば他のポケモンを小さくすることもできるかも………?」
「え、ほんとですか!?」
「はい〜。」
……この人、今良い感じの嘘吐かなかったか?
なんとなく言葉に含みが……
[ガイッア~!!!][ジオッヅ~!!!]
……でも宥めるために言ったっぽいし、なんにせよ善人なのには間違いなさそうか………
ただ、な〜んか気が抜けないなこの人の相手な。
……ッッッあ!!言い忘れていた!!!!
「先生」
「……はぁ〜い、なんですかぁ〜?」
……すぅぅぅぅぅ……
言わねば。
「ニャオハは絶対に♀をください。」
「……え?」
「ゴリマッチョにならないための願掛けです。」
「え、えっと…進化後の写真見ます…?」
「それはいりません大丈夫ですネタバレ無理。」
「あ、あはは〜…、そうですか〜。」
「……ニャオハは♀でお願いします。」
「わかりましたよ〜!期待して待っていてくださいね!おそらく明日あたりには届けられると思いますのでぇ〜!」
「ありがとうございます。」
よし、順調。
あとはニャオハがガオガエンの如く立って、筋肉モリモリマッチョマンの変態にならないことを祈ろう。俺にはそれだけしかできない。
ガラル御三家は最終的に全員立ってたから正直えげつねぇ不安感じるけどそれは無視する。
「……えっと、今日はありがとうございました。」
「いえいえ〜。興味深い場面を見させてもらって光栄でしたぁ〜!こちらこそありがとうございました〜。」
でー、二人をボールに入れて、と。
[キョジオ~]
[ガイア~]
さよならって言ってる……//!!!
かわいい…かわいい………///!!!!
「……では、失礼しました。」
「は〜い。」
ガチャン(ドアを閉める音)。
くっ、最後にあんな攻撃をくらうとは想定外だった。表情筋を保つために舌を一部噛み切ってしまった。でもまぁこれくらいならこの世界だと1日くらいで治るからまぁ…痛いけど別に良いか。
空気にプロテイン入ってるもんなポケ世界。
今日の晩飯はぁ……薄味のにするか。
塩系辛いから生姜焼き辺りか…?
……うーむ、それも染みるか。
コンソメあたりと合う何か……
冷蔵庫ん中何あったっけなぁ…
〈ユラ…ユラ…〉
……む、モンボが揺れている。
えー、何々…?
あ〜〜………カルボナーラか……
でもまぁ染みなそうだし良いか。
〈ユラ…ユラ…〉
今度はヨシマのボールか。なんだ…?
うっそだろお前……
麻婆豆腐って今の俺にDirectAttackなんだが。
「……今晩はカルボナーラかな。
うわちょっ…暴れんなってヨシマぁ……」
あぁ〜、平和。
でもまぁ、なんだ。こんな風に寛ぐことは、原作始まったらおちおちできないんだろうか。
……俺の周りの環境を壊されたら癪に触るし、なんなら主人公組に加担しても良いかもな。
おまけ
とある生徒たちの生徒会長
「……なぁ。」
「おう。どした。」
「生徒会長って鬼なの?」
「…………何からそうなった?」
「なんでも、虐めっ子達への制裁がえげつない拷問みたいなのばっかだったんだろ?お前、あの時グラウンドに呼ばれてたんじゃねぇのかよ。」
「行ったけど……でもちゃんとやった虐めと同じくらいのお仕置きのえげつなさを選んでやってたし、そんな酷い物じゃなかったと思うぞ。」
「……だからキノガッサとか言われてんのか…」
「え、んな呼び名あんの…?」
「おう。らしいぜ。……でも、あの人凄そうな割にまだ手持ちが謎の種ポケモンっぽいのとシオヅムだけなんだよな。なんでだろ。」
「あ、それは俺も思ってたわ。もっとオノンドとかの、生徒会長に相応しそーなポケモンいっぱい居るのになんであんな弱そうなポケモンなんだろうな。」
「あー…、なんかあの黒い方は生まれたときからずっと一緒らしいよ?」
「誰だお前。」
「おんなじクラスのナギサ。よろしく。
で、生徒会長の相棒だってさ。あのポケモン。」
「えー?でもあんま強そうに見えなかったぞ?」
「でも岩タイプっぽいのにサイコキネシスみたいな技を使っていたし、強いのかも。」
「いくら強くても種ポケモンじゃ限界あるだろ。」
「進化したらくそかっこよくなるに賭けるね。」
「何を?」
「うーん、じゃあサイコソーダにする。」
「乗った!俺もかっこいいポケモンになるに賭けるね!!!サイコソーダおいしいし。」
「へー。じゃあ俺はダッサいポケモンになるに賭けるわ。二本のソーダを俺に貢いでくれよ。」
「あーあ。またいつものあまのじゃくだ。」
「後悔するよ?」
「はっ!後悔するのはお前らだって!」
「それフラグだよケンくん……」
「………なんか、廊下に人だかりできてね?」
「あ、ほんとだ。珍しい。」
「どーせくだらないことだろ。」
「…ちょっと俺見てくるわ。」
「いってらー。」
「行ってらっしゃいー。」
「……あ、帰ってきた。」
「なんかニヤニヤしてね?」
「…なぁケンタ。お前フラグ回収の才能あるよ。」
「は?」
「うっそだろ…」
「言わんこっちゃない…」
「乙。」
「ちょっと僕状況聞いてくるね。」
「…おう。」
「いってらっせー。」
「グラウンドで熱中症で倒れた人を、ポケモンに乗せて保健室まで運んだんだってさ!」
「なんかあのポケモン巨大なのに浮いてたんだけど……どういうこっちゃ?」
「本人に聞いとけ。」
「んで賭けで見事に負けたケンタくん。」
「……」
「サイコソーダ頼んだよ。」
「………わーってるよ。」
「僕のもね〜」
「お前割と強かだよな。」
「そう?」
そして唐突に終わる。
おまけの三人組はモブです。
なんかモブの台詞書くの楽しくない?
ゲーフリは早くツイノアギトを実装してもろて。
クチートを救え。
んでミモザ先生のお陰でドヒドイデのファンアート増えてきてるのいいゾ~これ。
興奮しちゃうじゃないか……♠
次回もぜひご覧くださいな。
クチートの強化形態ならどっちの方が欲しい?
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ツイノアギト(コダイ)
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テツノアギト(ミライ)
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順当な強化もしくはリージョン化