戦姫絶唱シンフォギア 奏者と仮面の戦士達 Prolog 作:エガえもん
5年前 長野県 皆神山・九郎ヶ岳 遺跡
「よっ、悠介!」
「久しぶり、悠介。」
「久しぶりだね、奏、鳴。元気そうで何よりだよ。」
「そういや、誠の兄貴は?一緒じゃないのか?」
「兄さんは父さん達の手伝いだよ、兄さん、父さん達の後を継ぐって一生懸命だし。」
「そっかー、大変なんだな。でもアタシにはわかんないかな。将来そうなるかなんてさ。なんだっけ考古学…?」
「考古学っぽいとは思うけど…」
「なんだっけ…?」
暫く三人で悩んでいた。後ろから答えが。
「考古学であってるぞ。ただし、聖遺物技術研究者でもあるがな。」
ふと後ろを見ると兄さんが。そして奏が兄さんに飛びかかっていた。
「誠の兄貴じゃん、久しぶり〜!」
「おっふ。久しぶりだな、奏、鳴」
「久しぶりです。誠さん。」
「所で兄さん、手伝い終わったの?」
「終わった、終わった。ってか奏退いて…重い…ってか流石に中学生と高校生じゃ不味い…」
「えっ…?あっ…////」
兄さんはその直後奏にグーパンされた。
「痛い…痛かった…」
「ごめん…」
「それより兄さん、なんで来たの?」
「いや、そろそろ遺跡の中入るから一緒にどうだ?って父さん達がいうもn…」
「行く行く!」
「はいはい…気がかわるの早ぇ…。」
僕らはその後兄さんに連れられ奥へ行き父さん達に合流する。
なんか、難しい話をしてるらしいが…まぁ僕らは周りにあるものに興味が行っていた。
だけど…
「ノイズ!?」
現れたのは認定特異災害 “ノイズ”
突如現れ、人を襲い…炭素にする。
人間は未だ対抗策のない災害である。
「お前たち!逃げるぞ!」
奏のお父さんの怒号と共に俺たちは来た道を走った。が、ノイズのスピードは早かった。父さん、母さん達は俺たちをかばって…。
「父さん、母さん!」
「誠君!これを…頼む!」
「おじさん!」
奏のお父さんはアタッシュケースを託しノイズを引き付けるために奥へ行った。
その後も走る僕たち
ふと後ろを見るとノイズが迫っていた。
「っ!こっちだ!」
出口へ向かって走るが出口からもノイズが
結局、僕らも未開発エリアへ足を踏み込むことになった。しばらく進むと
「噓だろ…行き止まりかよ!」
「お姉ちゃん!怖いよ…。」
「兄さん…。」
ノイズはまだやって来てはいないが、もはや、俺たち全員が生き残る事を諦めていた。
「これは…
兄さんが何かこの部屋の入り口周辺を探っている。
その時ノイズがやってくる…と同時に兄さんが何かした。
床が抜ける———壁側にいた僕らの床が。兄さんだけが残される。
「兄さん!」
「悪いな…最後まで諦めるなよ?」
意識が吹き飛ぶ前に最後に目に見えたのは
これまで以上に快く笑っていた兄さんの笑顔だった。