戦姫絶唱シンフォギア 奏者と仮面の戦士達 Prolog 作:エガえもん
兄さんに落とされた僕ら。落ちた場所はどうやら遺跡の一角らしい。中央に台座と大きな箱みたいなものがあった。
あっ、奏は鳴は!?見ると近くに二人共倒れていた。
「起きて!奏、鳴!」
「う、うっ…ここは?」
「出口…って言ってもまだ遺跡の中だろうけどね。」
「…誠兄は!?ねぇ、誠兄は!?」
「大丈夫だと思う…兄さんがそう簡単に死ぬわけない。」
「そ、そうだよな…。」
こういう会話をするも内心気付いている。死んだって。
「…ねぇ。これなにー?」
鳴がアタッシュケースの中身を指して言う。
落下の衝撃で空いてしまったのだろう。
「分からない…。」
「これがお宝なのか?悠介?」
「知らないよ」
「取ってみようぜ」
「取れる?」
「辞めときなって…何が起こるかわからないんだよ…。」
「そんな訳無いって…ん…重いな…取れた。」
奏が取ったそれは 近くで見ると装飾品みたいなものだった。
「これなんだろうな?石の腹巻にしちゃ豪華だし。」
「でも多分そうなんじゃないかな…。」
奏からそれを受け取り色んな方面で見てると、
「っ!?」
突然何かビジョンが見えた。
それは人の用で人でないような赤き戦士。
それはそのビジョンにいたノイズを、軽々と殲滅していた。そして明らかにノイズではない人型の何かに向かっ所―――ビジョンは途切れる。
「悠介お兄ちゃん…大丈夫?」
傍から見たらボーッとしているように見えたんだろう
「あ、あぁ。大丈夫。ちょっと目眩がしてただけだよ。」
その時、上からノイズが落ちてきた。
「しまった!奏、鳴、逃げるよ!」
「おう!」
「うん!」
しかし、ノイズは出入口を塞ぐような形で現れたため閉じ込められた状態になってしまった。
「くっ…」
じりじりと下がる事しか出来ない僕ら。
下がってる最中、僕はうっかりそれを腰に当ててしまった。
その瞬間腹部が熱くなったと同時にそれが光り…
「熱ッ!」
「悠介!」
「眩しい…!」
光が晴れた時、付近のノイズは消えていた。
「え…」
「なにこれ…」
呆然としていると奥にいたのであろう残りが僕に接近してきた。
「あっ……」 死んだと思った。
だけど…
「え…?」
驚愕する二人。
「熱っ…でも僕、生きてる。生きてるよ!」
だけど何となく分かった。僕はそのまま向かって駆け出す。アイツらも接近する僕を狙って来た。
「はぁ!アァ!オリャア!!」僕は殴る。殴って…殴ってその度に段々と体が変化していく。
「なんだよ…これ訳わかんねぇよ…。」
「……。」
奴らが居なくなった時、そこにいたのは
白き戦士だった。