戦姫絶唱シンフォギア 奏者と仮面の戦士達 Prolog   作:エガえもん

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EPISODE0.5

3年後、ツヴァイウイング LIVE会場

 

「…奏。僕のせいだ…ぁ、うあっ…あああァァァ!!」

「奏…奏ェェ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…俺の手は汚れた…いや元からか。でも、もう止まれない。止まる事は………」

 

 

許されない

 

 

 

 

〜この状況の数時間前。当日朝まで遡る〜

誠side

 

「ほれ、差し入れだ。」

待機中の奏に差し入れの入った袋を投げ渡す。

 

「あ!……飴かぁ〜、誠兄ぃ。鳴は手作りクッキーくれたぞ。」

「しゃーないだろ。変にお菓子とかパサパサするもん渡して喉渇くとかシャレにならないだろ。ってか既に渇く1歩手前じゃねぇか!」

「ははっ、安心しろってちゃんと後で食べるからさ。まぁでも、…もっと考えよーぜ。」

そう言うと奏は袋を空け、なんだかんだ言う割に早速舐めてた。

「分かった分かった、今回のLIVE終わったら、どっか食いに行こーぜ。」

「もちろん、そういうからには奢ってくれるんだよな。」

「………も、もちろん。」

「なんで、一瞬、間を空けたんだよ!」

「嘘だよ、ちゃんと奢るわ‪w」

「だよな‪、よかったよかった…ってか、悠介は?もしかして寝坊か?」

「……それに関しては今日は来れないって前にも言ったよな?今日の実験にアークルがどんな反応するか分からないからって自宅待機だよ。まぁ…モニターでLIVEは見てるだろうけどな。」

「あー…確かに了子さん、そんな事言ってたな。」

「だろ?まぁ、頑張って来いよ。」

「任せとけ!アタシと翼、2人揃えば、最高のLIVEになるさ!あいつも誠兄ぃも、スゲー悔しがらせてやる!」

「まぁ…そーゆーだろうとは思ってた。やっべ、了子さんが呼んでるからそろそろ行くわ。」

「おう、それじゃ、アタシも翼の所に行ってくる。」

「おう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……分かってるわね。」

「……あぁ。」

「それじゃ、よろしくぅ〜。」

…。ごめんな。

 

 

 

sideout

 

悠介side

 

今日、僕は留守番です。悔しいけど、現地に…LIVEに行けない。

今回、LIVEで活性化されたフォニックゲインでネフシュタンの起動実験を同時刻にやるが、アークルが不確定要素になりどうなるか分からないという安全上の理由。

 

だから自宅にいて、モニターを使って見ている事になった。

LIVEが始まり、歓声が上がる。

1曲目 逆光のフリューゲル

 

相変わらず、凄いと思った。僕とは違い2人はシンフォギアを纏いつつ、こうしてアイドルとして大人気なのだから。

 

1曲目が大歓声で終わり、2曲目に入ろうとしたその時、

 

爆発が。

「えっ!?」

 

何が起こったのか分からなかった。

爆風が晴れ…モニターに見えたのは

 

 

―たくさんのノイズ―

 

それを見た僕は瞬間的に家から出て、バイクを走らせていた。

 

 

頼む…間に合ってくれ…。

 

sideout

 

 

アタシと翼。 最高のLIVEをしていると突如爆発。

 

そして、ノイズが現れる。

 

LIVE会場はノイズと、逃げ惑う人々。

 

旦那からは命令が下りてない。LINKER投与も今日の実験のために切ってる為、何処までやれるか分からない。でも…

 

「飛ぶぞ、翼。この場に槍と剣を携えているのはアタシたちだけだ。」

「でも、司令からはなにも…」翼がそう言い終える前にアタシは飛んだ。

 

 

Croitzal ronzell Gungnir zizzl

 

 

聖詠をし、アタシはガングニールを纏う。

 

「ハァッ!」アームドギアを展開、ノイズに斬り掛かる。

 

途中で翼も合流。少しずつだがノイズの数が減りつつあった。

そんな中、LINKER切れ。

「くそっ、時限式はここまでかよ!」ノイズの攻撃を食らい吹き飛ばされる。

悠介がいたらきっと怒られるんだろうな。

 

まだ…やれる。

 

だが、観客席の一部が落下。まだいた少女が落ちる。

その子に迫るノイズ。

「キャ…うっ…」

「ハァァァァ!この!…駆け出せ!」

 

その少女は出口へ向かう。だがやはり彼女にノイズが集中してしまっていた。

「奏!」と呼ぶ翼の声が聞こえる。が、援護はできなさそうだった。

 

でも彼女が無事に外に出れれば―そう思う強襲型の攻撃が飛ぶ

「ちきしょォォォ」

アームドギアを回転させ防ぐが、シンフォギアがボロボロにその破片が…彼女に当たり吹き飛ばされる。

 

「おい、死ぬな!目を開けてくれ…!生きるのを…諦めるな!」

 

彼女は目を開けた。…アタシは覚悟を決める。

 

ノイズの集団へ向き…

 

 

3年前のあの日

 

誠兄もこんな気持ちだったのだろうか。

 

「いつか…心と体全部空っぽにして思いっきり歌いたかったんだよな。今日はこんなにも沢山の連中が聞いてくれるんだよな…だからとっておきをくれてやる。出し惜しみはしない‥‥。」

 

「いけない奏!歌っては駄目!」

「奏…何やって辞め…!」

 

「絶唱」

 

 

アタシは絶唱(命を燃やした最後の歌)を歌った。

 

sideout

 

 

あの後

絶唱にてノイズはほぼ壊滅した。残ったノイズも何故か全て瞬間的に消滅

 

 

 

しかし、会場が更地になってそこに黒き物が立っていたという報告があった――

 

 

 

    天羽 奏  死亡

    一条 誠一 行方不明

 

 

 

 

 

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