こいのうた   作:グラスワンダー担当

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You Tubeでモンゴル800のこいのうたを聞きながら呼んで下さいね。



こいのうた

 

ゲートに次々と納まっていく。

彼女との3年間はあっという間に、しかし濃密で、かけがえのない時間となった。

 

有馬記念ではライバルに雪辱を晴らされてしまったが、そこから更に伸びた今の彼女であれば、優勝できると確信している。

 

目の強さをでスカウトしたウマ娘は、現役最強と呼ばれるまでとなった。

特別な才能が無いと思っていたが、素晴らしい才能を持っていたようだ。これだからトレーナーは辞められない。

夜空に輝く彼女達の光をずっと見ていたい。

 

気合満々だな、トレーナー!

 

あの娘も絶好調みたいですけど、大丈夫です!

 

ドリームトロフィーリーグに進んで行った先輩達も応援に駆け付けてくれている。

 

 

さあ、君の輝きを魅せてくれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜のライブ会場には彼女のイメージカラーである緑と赤のクリスマスカラーに染まっている。

 

 

ステージの中央へと一人向かい、彼女が歌い出す。

 

 

 

 

 

 

生きてゆく力が

 

 

その手にあるうちは

 

 

笑わせてて

 

 

いつもいつも

 

 

うたっていて欲しいよ

 

 

 

 

きっとこの恋は

 

 

口に出すこともなく

 

 

伝わることもなく

 

 

叶うこともなくて

 

 

終わることもないでしょう

 

 

ただ小さい小さい光になって

 

 

あたしのこの胸の温度は下がらないでしょう

 

 

 

欲を言えばキリがないので

 

 

望みは言わないけれど

 

 

きっと今のあたしには

 

 

あなた以上はいないでしょう

 

 

生きてゆく力が

 

 

その手にあるうちは

 

 

笑わせてて

 

 

いつもいつも

 

 

側にいて欲しいよ

 

 

 

きっとあなたには

 

 

急に恋しくなったり

 

 

焼きもちを焼いたり

 

 

愛をたくさんくれて

 

 

愛をあげたい人がいるから

 

 

ただ小さい小さい光のような

 

 

私の恋心には気づかないでしょう

 

 

 

でもそんなあなただからこそ

 

 

輝いて見えるのだから

 

 

きっと今のあたしには

 

 

あなた以上はいないでしょう

 

 

教えてください神様

 

 

あの人は何を見てる?

 

 

何を考え誰を愛し

 

 

誰のために傷付くの?

 

 

 

生きてゆく力が

 

 

その手にあるうちは

 

 

笑わせてて

 

 

いつもいつも

 

 

側にいて欲しいよ

 

 

LaLaLa……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歓声が上がる。

 

ライブ会場に集まった5万人以上が、彼女の歌声に酔いしれていた。

 

モテモテだねトレーナー?

 

あらあら、トレーナーさん?

あの娘のこと手紙にはありませんでしたがどういうことですか?

 

最近加入したウマ娘のサブトレーナーが、じっと見つめてくるが、ステージに居る彼女から目を逸らさない。

 

あ、姉御!

私お腹空いちゃったからご飯食べに行こうよ!

 

わ、私も!

ハチミー!…じゃなくてデカウマ飲みたいな!

 

早く行こうよ!

 

 

ふふふ、後でゆっくりお話し聞かせて下さいね。

そう伝えてサブトレーナーは先輩ウマ娘達を引き連れて売店へと向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後日、祝勝会として、いつもの寿司屋さんを貸切り宴会を行った時には、彼女の家族も呼び盛大にやった。

彼女のお母さんからは色々と私の家族構成などを聞かれたが、トレーナーとして話せることをすべて話してあげた。

 

「ちょ、もう。止めてよおかぁーさん!恥ずかしいから!お父さんもお母さん止めてって!」

 

「あっはっは!ウマ娘のお弟子さん!君が握った寿司も旨いじゃないか!よし!大トロ下さい!」

 

お母さんの隣で顔を真っ赤にして悶えている娘を放ったらかし、寿司を食べる彼女のお父さん。

完璧に出来上がっている。

 

「トレーナー君!君ならいつでも大丈夫だから宜しくね!」

 

いい笑顔でこちらにサムズアップするお父さん。

 

「だぁぁ!お父さん何言っての!もう!」

 

それを聞いていたサブトレーナーがスッとお父さんに近より耳元で何かを伝えている。

 

お父さんは急に真面目な顔になって

 

「娘はまだまだやれんな」

 

手をガクガク震えさせながら子犬のような目で私を見つめてくる。

何を言われたんだ。

 

「お父さん、お母さん。お酒の席ですから、あまり気にされずに」

 

「そ、そうだな!ぁ、あっはっは!お弟子さん!なみだ巻き!」

 

自罰のつもりか何故か、なみだ巻きを頼む父を哀れんで笑う彼女。

 

 

 

 

 

 

 

うん、今日も私は幸せだ。

 

 

 

 

 




You Tubeでモンゴル800のこいのうたを聞いたので投稿。
元々GO!GO!7188のこいのうたは学生の頃に良く聞いていましたが、キヨサクが歌うとあんなに印象が違うのかと、ここ10年ほど聞いていなかったので、今の歳で聞くとこうも違うのかと衝撃を受けました。

後はスコーピオ杯でデバフネイチャが活躍してくれたので感謝の投稿です。


もしよければ、以前投稿した「この季節は嫌いだ」を呼んで頂ければサブトレーナーと、寿司屋の弟子が誰か分かります。
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