ハイスクールD×D 荒ぶる神を宿す者   作:初代凡人

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類は友を呼ぶと言いますよね? 今回のタイトルはそこから取りました。え? こういうタイトルは他にもあるだろうって?

…………気にするな!(ジュラ○の魔王風)

書いてて展開どうするかホント迷いましたよ……。そんなノープラン文章ですが、よろしければ本編をどうぞ。


第二十七話 強者は強者を呼び寄せる

竜真side

 

「吹き飛べ!」

 

魔法使いたちへ劫火球を放つ。その一撃で十人近くが吹き飛ぶ。

 

だが、すぐに魔方陣が展開され、そこから新たに魔法使いが出てくる。

 

ちっ、本当に切りがないな。さっきからこのループだ。どれだけ倒しても、すぐに倒した分の人数が転移してくる。

 

あれから少しして、祐斗とゼノヴィアも参加してくれているが、やはり数がまったく減らない。それに――

 

ドォン!!

 

この駒王学園全体に響きそうな音が空中から聞こえてくる。

 

上を見ると、そこではアザゼルとカテレアによる超対戦が行われていた。

 

実は祐斗たちが出てくる少し前に、校舎の壁が突然吹き飛んだ。何事かとそちらに目を向けると、空いた穴からアザゼルとカテレアが空中へ飛び出し、そのまま戦い始めたのだ。

 

流石に両者とも俺たちとはレベルが違い、互いにかわしたり弾き返したりした攻撃が結界に当たる度に壊れないかヒヤヒヤしていたりする。当たると冗談抜きでここら一体が揺れてるし…。

 

さっきのこともあるので、カテレアがこっちに攻撃してこないか警戒してるのだが、アザゼルとの力の差はあまり大きくないようで、こちらに攻撃する余裕はなさそうだ。……まあ、流れ弾がこっちに飛んでくることはあるが。

 

魔法使いたちを蹴散らしながらこんなことを思ってるが、こいつらも決して油断できる相手ではない。攻撃力は中級悪魔くらいある。まともにくらえば結構なダメージを受けるだろう。

 

にも関わらず、敵の数はまったく減らないから、まあ疲れる疲れる。どうしたもんか……。

 

周りの魔法使いたちを倒したことで、一時的にとはいえ俺の周辺に敵はいなくなった。せっかくなので呼吸を少し整える。

 

――その時だった。

 

俺は敵意を感じてすぐにそちらを向く。すると、波動弾がこっちに飛んできているのが見えた。放っている魔力の質からして、威力はまともにくらえばシャレにならないレベルのようだ。

 

斜線上には祐斗たちがいる。避けるわけにはいかない。ならば、迎撃あるのみ!

 

「――火槌!!」

 

左手に炎を纏い、フルパワーで波動弾を叩き落とす。火槌と波動弾による爆発で、俺を中心に二十メートルはあるクレーターができる。あたりが爆煙で覆われるなか、煙の向こうから拍手が聞こえてきた。

 

少しだけ煙が晴れていき、今の攻撃を撃ってきたであろうその人物の姿が見えてきたので、鋭く睨みつけて声をかける。

 

「……これはなんのつもりだ? ――白龍皇」

 

白銀の鎧に身を包んだ男――ヴァーリは、マスクの部分を収納して顔を出す。その顔は嬉しそうに微笑んでいた。

 

「いやいや、流石だよ。全力ではないとはいえ、手を抜きすぎたわけでもなかったんだけどな。そんな簡単に迎撃されるとは思わなかったよ」

 

「おい、答えになってねぇぞ? 次の言葉が関係ないことだったら容赦なくぶっ飛ばす。――もう一度だけ訊くぞ。なんのつもりだ?」

 

俺は殺気を出しながら改めて質問する。ヴァーリはマスクを元に戻しながら答えた。

 

「簡単なことさ。――鬼城竜真、俺と一戦交えてくれないか?」

 

…………は? 答えにはなっているが、こんな状況で何を言ってんだ?

 

「……戦うのは構わんが、タイミングを考えろよ。今はテロリストを撃退するのが先決だ。しかも、和平について話してる時に身内で戦うのはマズいだろ?」

 

「俺がこのテロの手助けをしたとしたら、どうだ?」

 

……何? それはどういうことか問う前に、ヴァーリは言葉を続ける。

 

「実はこの前、コカビエルと白髪の神父を持ち帰っている時にオーフィス本人からオファーを受けたのさ。魅力的な内容だったから、<禍の団>に所属することにしたんだ。――つまり、俺は既に三勢力の敵ってことになる」

 

「…………ほぉ、そうか。なら話は早いな」

 

<騎士>にプロモーションしながら炎の槍を出して右手に持つ。そして、フルスピードでヴァーリに斬りかかる。

 

ヴァーリは槍を鎧で包んだ拳であっさり受け止める。俺はそれを目にしつつも、口角をつり上げて笑う。

 

「――敵であるお前と潰し合っても、誰も咎めないもんな?」

 

「もちろん。殺す気でかかってきてくれ。そうでなければ楽しめない」

 

「安心しろ。――加減する気は一切ねぇからな!!」

 

<戦車>にプロモーションし、怪力でヴァーリを弾き飛ばす。ヴァーリは焦ることなく空中に浮かんで体勢を立て直す。

 

さて…。加減しないとは言ったが、ヴァーリ相手だと戦い方が限られてしまう。

 

あいつの神器、<白龍皇の光翼>の能力は、触れた相手の力を半減させて、その力を自分にプラスする厄介なものだ。あいつから物理的な攻撃を受けるのはもちろん、俺が直接触れても能力を使われる可能性がある。

 

――つまり、俺はあいつの打撃は全てかわし、こちらも奴に直接触れない炎の魔力による攻撃をするしかない。

 

……やれやれ、とんだ縛りプレイだ。しかも、実力なら奴の方が上だってのによ。

 

「……はあ。たまには自分を虐めて強くなることも必要か」

 

俺は右手に炎の槍、左手に光の槍を持って構える。

 

――この光は、この前戦ったコカビエルのもの。コカビエル戦以降、なぜか使えるようになっていた。皆からは、暴走した俺がコカビエルの腕を喰ったからじゃないかと言われた。

 

まあ、理由はどうでもいい。今は鎧のオーラのせいでわかりにくいが、ヴァーリは気配からして俺と同じ悪魔だ。光が弱点なのは変わらないはず。なら、せっかくの力を有効活用しないとな!

 

悪魔の翼を出して<騎士>にプロモーションし、ヴァーリへ突っ込み斬りかかる。

 

「――まだ遅いかな?」

 

しかし、ヴァーリは簡単に避けて迎撃の拳を打ち込んできた。俺はそれを羽ばたいて上昇することで避ける。

 

向こうと比べると、スピードは俺の方が劣るが、奴の動きを見切ることは可能だ。というか、見切れなきゃ攻撃をくらって終わっちまうからな。気は抜けない。

 

ヴァーリは上昇した俺に対して、先程と同じ波動弾を撃ってきた。だが、威力はさっきよりもあがっているみたいだ。

 

俺は迎撃するために炎の槍を劫火球に変えて放つ。二つの攻撃は空中でぶつかり爆発する。それによって生じた爆煙でヴァーリの姿が見えなくなった。

 

いつ煙の向こうから攻めてくるか警戒していると、背後に一瞬で回り込む気配が一つ。振り向くと、それはヴァーリだった。本当に速いな、こいつ…!

 

振り向いた時には、既にヴァーリの拳がこちらに迫ってきているところだった。今から回避は無理だろう。

 

――まあ、予想範囲内だがな。

 

右手に溜めていた炎を槍に変えて、脇に挟むように後ろに突き出す。

 

ヴァーリは不意をつかれたのか、拳を引っ込めて後退した。距離を空けさせないよう、俺も後退しながら回転し、その勢いで光の槍をヴァーリに突き刺そうとする。

 

しかし、ヴァーリは右手で槍を掴んで止め、左手で拳打を打ち込んでくる。俺はあらかじめ口に溜めていた炎で、拳に劫火球を撃つ。ヴァーリはそれをまともにくらい、俺は爆風によって距離をおく。

 

煙が晴れると、ヴァーリが姿を現す。左手の籠手が少し砕けて手が露出していたが、ダメージ自体はないようだ。

 

ヴァーリは嬉しそうな声を出す。

 

「やはり、君は強いな。その体に宿るものによる補正はあるが、それでもここまでの戦い方ができるのは君のバトルセンスが高いからだ。総合的な強さなら――いや、あらゆる点において俺の方が上のはずなのに、君を倒すことができないでいるのがその証拠だよ」

 

そう言いながら、奴は籠手を修復して元通りにした。……あの鎧、自己修復ができるのか。あいつの体に直接ダメージを与えるには、鎧を壊した瞬間にたたみかけなきゃダメってことか。

 

「――っと!」

 

ヴァーリの様子を見ていると、俺の後ろからとてつもない質の魔力が飛んできたので、横に回避する。ヴァーリに警戒しつつ後ろを見ると、二十メートルほど離れた空中でアザゼルとカテレアが戦っているのが見えた。

 

……これ以上後退したくないな。流れ弾(当たれば即死)が直撃しそうだ。

 

そんなことを思いながら見ていると、カテレアが何か瓶のようなものを取り出すのが見えた。その中には、黒い蛇のようなものが入っている。カテレアは瓶の蓋を開けて蛇を飲み込む。――すると次の瞬間、カテレアの魔力が膨れ上がった。

 

俺はそれを見て驚愕した。先程までも十二分に強かったカテレアの力が、更に増大されたことが信じられなかった。しかし、さっきまで同等だったはずのアザゼルの攻撃を、片手で凪ぐだけで打ち消している光景が、カテレアの異常なまでの強化を表していた。さっきの蛇が原因か!?

 

「やれやれ。せっかちな奴だ……。――すまない、一旦終わらせよう」

 

――っ!? すぐ後ろからヴァーリの声がした。二人に気を取られすぎたか……!

 

俺は考えるより先に、炎で作った壁で背中をガードする。殴られる感触が伝わってきたが、壁越しだから能力は発動しないはずだ。

 

しかし、拳打の威力で少し吹っ飛んでしまう。俺はなんとか後ろに振り返る。

 

すると、ヴァーリが上から凄まじいスピードで降下してきてるのが目に入った。再び炎で壁を作ってガードするが、スピードに乗ったその一撃はさっきよりも重く、体勢も不安定だったせいで吹っ飛ばされ、グラウンドに叩きつけられる。

 

「…………ったく。やってくれんな、あの野郎」

 

俺は上半身を起こして上空にいるヴァーリを睨む。

 

「た、竜真!? どうしたんだ!?」

 

と、俺の後ろから聞き覚えのある声が聞こえてきた。振り返ると、イッセーとリアスさん、それにギャスパーもいた。どうやら、救出に成功したようだな。

 

「――おい、早くどいてくれないか?」

 

なぜか、下からも聞き覚えのある声がした。見てみると、アザゼルが下敷きになっていた。ああ、何かに当たった感触がしたと思ったが、吹っ飛んだ時にアザゼルを巻き込んだのか。

 

俺は謝りながらアザゼルの上からどける。

 

「ああ、悪い。――だけどよ、総督。文句なら元々の原因であるあんたの連れに言ってくれよ?」

 

「わかってるよ。――ったく、このタイミングで裏切りとはな、ヴァーリ?」

 

アザゼルも立ち上がり、近くまで高度を下げてきたヴァーリに目を向ける。ヴァーリはマスクを収納して顔を見せた。

 

「悪いな、アザゼル。こっちの方が楽しめそうなんだ」

 

「ヴァンパイアの神器を暴走させ、私が出てしばらくしたらヴァーリに暴れてもらう手発でした。アザゼル、普段のあなたならこんな事態を招くことはなかったでしょうね。――この現状はあなたの甘さが生んだ結果です」

 

「ほら、言われてんぞアザゼル」

 

「お前どっちの味方だよ……」

 

正論の味方だ。

 

そんなやり取りをしてると、カテレアが突然不快そうに顔を歪めてイッセーを見た。

 

「……いやらしい視線を感じるわ。ヴァーリ、その子が赤龍帝なのですか?」

 

「ああ、そうだ。正直、俺もどうすればいいかわからないくらい残念な宿主なんだ。本当に、残念な宿主さ」

 

この状況でもエロを忘れないとは、恐れ入るぜイッセー。

 

あまりの言いぐさに頭にきたのか、イッセーが叫ぶ。

 

「残念残念って何回も言うな! つーか、その姉ちゃん誰だよ? それに、なんでお前が竜真やアザゼルと対峙してるんだ?」

 

「やめろイッセー。これ以上お前の残念度を上げるな」

 

「竜真!? お前までそんなこと言うのかよ!?」

 

言われたくないのなら、状況判断くらいはしっかりしてくれ……。

 

「なるほど、本当に残念みたいですね」

 

ほら見ろ。今のやり取りでお前が残念であることがカテレアの中で確定しちまったぞ。

 

隣にいるアザゼルが、ヴァーリに訊く。

 

「ヴァーリ、いつからだ? いつからそいつらの組織に入っていた?」

 

「勧誘を受けたのは、コカビエルを止めに行った時の帰りさ。魅力的なお誘いだったんでね。――アース神族と戦いたくないかなんて言われたら、どうあっても勧誘されてしまうだろ?」

 

「お前みたいな戦闘狂ならな。……俺はお前に強くなれと言ったが、世界を滅ぼす要員にはなるなとも言ったはずだぞ?」

 

「関係ないな。俺は強い奴と戦えればそれでいい」

 

……ダメだこりゃ。何を言っても根っからの戦闘狂のこいつは聞かないだろうな。

 

話が終わると、ヴァーリは再びマスクを出して顔を覆う。

 

「俺の名はヴァーリ。――ヴァーリ・ルシファーだ」

 

なっ――!? ヴァーリのその言葉に、アザゼルとカテレア以外の者が驚愕した。

 

「俺の父は前ルシファーの孫なんだ。母が人間だったから、<白龍皇の光翼>を持つこともできた。奇跡という言葉は、俺のことを表すのかもしれない。――なんてな」

 

そう言うヴァーリの背中から、悪魔の翼が出た。――それも十二枚。

 

すぐに引っ込めたが、今のだけでこいつが本当に魔王の血族だとわかってしまった。

 

「……総督。あんた、とんでもない奴を敵にやっちまったな。身内なら管理はしっかりしといてくれよ」

 

「俺だってこんなのは予想外さ。……いや、予想はできたが、俺も少し甘かったか。――まあとにかく、こいつは俺が知ってる白龍皇でも、過去から未来において最強の白龍皇になるだろう」

 

最強の白龍皇か…。よりによって、力の使い方がイマイチなイッセーの代でそんなのと当たるとは。

 

……イッセー。これからは死ぬ気で鍛えねぇと、すぐに殺されちまうかもしれんぞ?

 

一通り話が終わったところで、カテレアがドス黒いオーラを放ちながらアザゼルに殺気を向ける。その魔力の質は、やはりさっきまでと同じものとは思えないくらい跳ね上がっていた。

 

「それでは、続きをしましょうかアザゼル。――もっとも、先程までのような接戦は不可能ですが」

 

「チッ。その黒いオーラ、オーフィスから何かもらったな?」

 

「ええ。彼の力の一部を蛇に変えて、それを体に入れて強化しました。――これで、あなたたちトップ陣を確実に消すことができます」

 

確かに、あのオーラはアザゼルを超えている。いくらアザゼルでも勝つのは厳しいだろう。

 

そう思ってアザゼルを見るが、奴はまったく動じることなく、懐から紫の宝玉がついた短剣を取り出した。――なんだ? あの宝玉からドラゴンのオーラを感じるぞ?

 

「それは――」

 

「神器マニアすぎてな。自分で造ってみたりもしたのさ。まあ、ほとんどは使えないガラクタばかりだがな。こいつは俺の造った中でも最高傑作のものだ」

 

自分で造れるってことは、相当研究したんだろうな。

 

「しかし、神器を研究すればするほど、こいつを創った神が凄い奴だったことがわかったぜ。――だが、同時に神滅具や禁手というバグを残していったのは、神のミスだとも言える」

 

「安心なさい、アザゼル。新世界では、神器などという物は創らせません。いずれはオーディンにも協力を呼びかける予定です」

 

オーディンだと? こいつら、神にまでテロ紛いのことをさせるつもりか?

 

しかし、カテレアの言葉を聞いたアザゼルは吐き捨てるように言う。

 

「オーディンだ? ――はっ! おいしいところをあいつに全部持ってかれるつもりか!? というかな、俺の楽しみを邪魔をする奴は――消えてなくなれ」

 

アザゼルの持っていた短剣が金色の輝きを放って変形を始める。あれは神器。それが変形するということは――

 

「――禁手化」

 

光はそのままアザゼルの全身を包み込む。光が止むと、そこには黄金の鎧を着たアザゼルがいた。鎧の形はイッセーやヴァーリの禁手に似ている。

 

「これがドラゴン系神器とヴァーリの神器を研究して造った俺の人工神器<堕天龍の閃光槍(ダウンフォール・ドラゴン・スピア)>の禁手、<堕天龍の鎧《ダウンフォール・ドラゴン・アナザー・アーマー》>だ」

 

アザゼルは十二枚の黒い翼を出す。

 

……凄いな。ただでさえデカいアザゼルの力が更に跳ね上がったぞ。あれなら、今のカテレアにも勝てるだろう。

 

「金色の鎧…! 力を司るドラゴンをベースにしましたね?」

 

「ああ。ちょいとばかし<黄金龍君(ギガンティス・ドラゴン)>ファーブニルをこれに封じてな」

 

ファーブニル!? 五大竜王の一体だったはずだぞ!? 

 

それを封じ込めるなんて――いや、待てよ? 確か、ファーブニルは伝説では宝を奪うドラゴンだったはず。

 

「なあ、アザゼル。もしかして、宝をやる対価として利用させてもらってるのか?」

 

「結構鋭いじゃねぇか。その通りだ。あくまでギブアンドテイクさ」

 

やっぱりか。まあ、堕天使の総督ともなれば凄いお宝をいくつも持ってるんだろうな。契約相手のフリしてた時もイッセーに高価な物をホイホイあげてたし。

 

鎧を身につけたアザゼルを見て、カテレアの顔は怒りを濃くしていた。

 

「アザゼル! それだけの力を持っていながら、あなたは……!」

 

「オーフィスに力を借りたお前に言われたくはねぇな、カテレア。お前はサーゼクスやセラフォルーをバカにしているがよ、俺からして見れば、そうやって力を与えてもらわなきゃあいつらと戦えないような奴らが、冥界の隅に追いやられるのは必然だと思うぜ。――頼りなくて、民はついてこないだろうからな」

 

あ、カテレアの放つオーラが更に強く濃くなった。完全にキレたな。

 

アザゼルは動じることなく巨大な光の槍を出し、カテレアを挑発する。

 

「来な。――さっさと終わらせようぜ」

 

「ナメるなぁ!!」

 

二人が猛スピードで突っ込み、一瞬で凄まじい攻防が繰り広げられるが――

 

「がっ――!?」

 

決着はすぐについた。アザゼルがカテレアの僅かな隙を見逃さず、もう一つ光の槍を出して貫いた。

 

あの傷は致命傷だろう。光のダメージもあるし、カテレアはもう助からない。

 

「――ただでは死にません!!」

 

カテレアが片腕を触手に変えて、アザゼルの左腕に巻きつける。その表面には、何かの紋様が浮かんでいた。

 

「今からあなたもろとも自爆します! それには私の命を削って呪術をかけている! 私が死ねばあなたも死にますよ、アザゼル!」

 

「チッ! 道連れ戦法か! 単純だが効果的だな!」

 

「この命でトップの一つでも落とすことができれば充分です!」

 

自爆!? そんなのに巻き込まれたら俺たちじゃ確実に死ぬぞ!

 

「リアスさん! 急いで離れましょう!」

 

「ええ! 私たちは爆発に巻き込まれたら助からないわ! イッセー、ギャスパー! あなたたちも早く!」

 

「「は、はい!」」

 

リアスさんの指示で、イッセーとギャスパーも走り出す。

 

「うわっ!?」

 

だが、ギャスパーが突然立ち止まった。何事かと見てみると、ギャスパーの視界が何かの術式で塞がれていた。

 

「悪いな。それは封じさせてもらう」

 

上からヴァーリの声が聞こえきた。あいつが封じたのか。

 

「確かに時間を停めるのは強いが、視界から発動する以上弱点も多い。今みたいに視界を塞げば使えないし、幻術をかければ仲間にも危険が及ぶ。使いどころを誤れば、諸刃の剣となる」

 

……悔しいが、ヴァーリの言う通りだ。そういう意味では世界(ザ・ワー○ド)の方が使い勝手がいいと言える。

 

って、立ち止まってる場合じゃなかった! 急がねぇと爆発が!

 

アザゼルに目をやると、光の槍で触手を斬ろうとしていたが、なかなか斬れずに手こずっているようだ。

 

「無駄ですよ。それは私の命を削って作った特別制。絶対に斬れません」

 

カテレアはさっきと違い、アザゼルを確実に消せる確信からか余裕のある言動だった。アザゼルはその言葉を聞いて、面倒臭そうにため息をつく。

 

「あぁ、そうかよ。なら――」

 

アザゼルが何かをしようとした。

 

 

 

 

 

――その瞬間、突如飛来した三本のナイフが触手を切り裂いた。

 

 

 

 

 

「なっ――!?」

 

その光景に全員が驚くが、特に驚いていたのは触手を切り裂かれたカテレア本人だ。アザゼルでさえ切り裂けなかった触手をあっさりと……! 一体誰が!?

 

そう思っていると、こちらに近づく気配があることに俺はようやく気づく。そちらはさっきナイフが飛んできた方向と同じだったに目を向けると、そこにいたのは意外な人物だった。

 

「柊先生!?」

 

「はーい、無事でなによりよ、皆。――ダメですよ、アザゼル総督。滅多なことを考えないでください」

 

アザゼルは柊先生からの言葉に、自由になった腕で頭をかきながら答える。

 

「なんだよ。腕が一つくらいなくなっても死にはしねぇだろ? 代わりの義手だって用意できるんだから――」

 

「ダメです! そんなことをしたら、悪魔側の問題であなたが腕を失うことになった、とサーゼクス様が責任を感じてしまいます。それを知って、そちらの部下たちが暴れ出す可能性だってあるんですから、もうちょっと考えて行動してください!」

 

「へいへい……」

 

おお、アザゼルが折れた。……なんだろう。今のあいつからは俺と同じ雰囲気がする。

 

カテレアは動揺しながらも、柊先生を睨みつける。

 

「何をした………! 私の呪術まで消して、魔力も使えなくするなど――」

 

「簡単ですよ、カテレア・レヴィアタン様。先程のナイフには能力を付与していたんです。一つ目はあらゆる物質を切り裂く能力。二つ目は呪術全てを無効化する能力。三つ目は魔力を封じる能力。それら全てが合わさって、今のあなたの現状があるというわけです」

 

いつもと変わらぬ様子でそう言うが、それが逆に気に障ったのか、カテレアは激怒する。

 

「ふざけるな!! そんなことができるはずが――」

 

「できますよ。私の神器の能力を使えば」

 

柊先生は懐から一本のナイフを取り出す。

 

「私の神器の名は<能力付与(プラス・アビリティ)>。能力は単純。特定の物質に能力を一つだけ追加する。その能力によって消費する体力や魔力は変わりますが、使い勝手はかなりいいですよ」

 

凄い便利な神器だな……。祐斗の神器も好きな魔剣を造る能力だが、剣に限定されない分こっちの方が万能だな。

 

それを聞いていたアザゼルが感心したように言う。

 

「ほう、<能力付与>か。珍しい神器というわけじゃないが、三つ同時に違う能力を付与できる奴はそういない。それにさっき言った通りの能力なら、消費する体力や魔力も結構多いはずだが、全然堪えてないな」

 

「これでも魔王様の護衛役ですから」

 

まさかと思ってたが、柊先生も<魔王の守護者>だったのか。

 

「さてと。それではカテレア・レヴィアタン様。そろそろご退場願います」

 

柊先生はナイフを投げつける。それは一直線にカテレアへ向けて飛んでいく。

 

「こんなもので――」

 

カテレアはそれを手で掴んで止めようとする。

 

 

 

 

 

「――デュランダル」

 

 

 

 

 

――が、柊先生がそう呟くと、突然ナイフが光に包まれて何かの形を作る。それは、俺たちグレモリー眷属にとってはつい先日見たばかりの物であり、見慣れた物でもある代物――デュランダルだった。

 

ドスッ!!

 

止めようとしていたせいで避ける暇もなかったのか、デュランダルはカテレアの胸に突き刺さる。

 

聖剣によるダメージで、カテレアはそのまま消滅した。地面に落ちていく途中でデュランダルが再び光に包まれてナイフに戻る。柊先生はナイフを回収する。

 

「せ、先生。今のはなんですか? 今のも先生の神器の能力ですか?」

 

疑問に思ったイッセーが柊先生にそう訊く。明らかにさっき柊先生が言ってた能力とは違うものだ。おそらく今のは――

 

「ええそうよ、兵藤くん。――ただし、禁手のだけどね」

 

やっぱり禁手か…。しかし、それにアザゼルがツッコム。

 

「いや、ちょっと待て。<能力付与>の禁手は、能力をいくつもの対象に、しかも多重にかけれるようになる<多重の力(アンサンブル・アビリティ)>だろ? 今のは明らかに違うものだぞ」

 

「そうでしょうね。私の禁手は亜種ですから」

 

亜種!? 神器や禁手にも亜種があるのか!?

 

「私の禁手の名前は、<名は力の象徴(コード・フォース)>。物質に新たに名前を与えることで、一時的にその名前の物と同じ姿と力を得ることができる能力です。ただし、その与える名前の実物を見ていなければ、効果は使えませんけど、今回はゼノヴィアさんがデュランダルを持っていたおかげですぐに使うことができたわ」

 

……なんつー能力だよ。つまり、一度見ればそれと同じ力を再現できるってことじゃねぇか。

 

皆も柊先生の説明を聞いて驚愕していた。……アザゼルはなんか目を光らせてるが。

 

「興味深いな。なあ、今度お前の神器について研究させてくれるか? それなりの礼は用意するからよ」

 

「悪いけど、それは魔王様方から許可をもらってください。私はあの方々の下僕ですから、主の許可なしに勝手な行動はできませんから。――それに、まずはここを全員無事に切り抜けないといけませんし」

 

そう言って、柊先生は上空のヴァーリに目を向ける。ヴァーリはカテレアが殺られたのを見ていても一切動揺してないようだ。

 

「……凄いな。トップ以外では、あの青髪の男しか強い者がいないと思っていたが…。――なるほど、魔王の護衛か。侮れないな」

 

そう言っている最中、アザゼルの鎧が光を放って消え、短剣についていた紫の宝玉だけが残った。え? もう解くのか?

 

「チッ。無理やりな禁手とはいえ、時間が短すぎるな。まだ調整が必要か……。――もうちょっとつき合ってもらうぜ、ファーブニル」

 

アザゼルは宝玉を掴んでキスをする。

 

なるほど。無理やりな禁手だから時間制限があったのか。――まあ、解けてくれたのはちょうどいいとも言えるな。

 

「さて、ヴァーリ。俺はまだやれるぜ? 保護責任者として叱ってやるから、かかってこい」

 

「ああ、俺もアザゼルと戦いたい。だが、先約があるんだ。――なあ、鬼城竜真?」

 

俺はその言葉を聞いて、思わずにやけてしまう。わかってるじゃねぇか、ヴァーリ。

 

俺は柊先生とアザゼルの前に出る。

 

「そうだな。――というわけで、悪いけど全員一旦下がってくれ」

 

アザゼルは俺のわがままを聞いて呆れたようにため息をつく。

 

「お前なぁ……。ヴァーリに勝てると思ってんのか? 悪いが、お前じゃ厳しいぜ」

 

「んなことわかってるよ。だが、勝率は零ではないだろ? 少しでも可能性が残っている以上、俺は諦めるつもりはない。――まあ、ピンチになったら遠慮なく助けてくれて構いませんので」

 

「……わかったわかった。俺もお前に聞きたいことがあるから、死なれたら困るしな」

 

俺はその言葉を聞いたあと、ヴァーリの元に歩いていく。

 

「――竜真!」

 

だが、その途中でリアスさんに呼び止められた。俺は顔だけをそちらに向ける。

 

「……無理をしちゃダメよ?」

 

不安そうな表情でそう言ってきた。……先日のことを思い出して不安になってるんだろう。心配症だな。

 

俺はなるべく不安を取り払うように、笑って答える。

 

「大丈夫ですよ、リアスさん。――もう、死ぬようなことはないですから」

 

そう答えて俺はヴァーリの前に立つ。

 

「さてと。始めるか、ヴァーリ」

 

「ああ。今度は急な予定変更もないだろうし――思う存分戦おう」

 

俺たちは、互いに戦意むき出しで飛び出す。だろうし

 

 

 

 

 

――その直前に、俺たちの元に何かが飛んできた。

 

 

 

 

 

「「ゼノヴィア(木場)!?」」

 

それはボロボロの祐斗とゼノヴィアだった。リアスさんとイッセーが慌てて駆け寄り、二人に声をかける。

 

「しっかりしなさい! 二人とも、何があったの!?」

 

リアスさんがそう訊くが、二人はダメージが大きいようで口を開けないでいるようだ。

 

そんな中、アザゼルと柊先生が突然雷球に包まれた。それに驚愕する暇もなく、リアスさんとゼノヴィアの元に巨大な雷が飛来する。

 

「危ねぇ!」

 

その光景を見た俺は、咄嗟に駆け出してリアスさんたちを庇うために突き飛ばす。

 

「――があぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

次の瞬間、俺は雷をまともにくらいその場に膝をつく。この威力、朱乃さん以上か……!?

 

「竜真、大丈夫!?」

 

「いや、結構キツイですね……!」

 

なんとか立ち上がろうとするが、シビレてうまく動かない。今の体勢を維持するだけで精一杯だ。

 

「……時間切れ、ということか。残念だ」

 

 

 

 

 

「――そういうことだ、ヴァーリ。ちょっと時間かけすぎだぜ」

 

 

 

 

 

この場にいる誰でもない、第三者の声が聞こえてきた。そいつは、祐斗とゼノヴィアが飛んできた方向から歩いてきた。

 

茶色の短髪で、青色の鋭い目を持つ男。そいつの額には大きな切り傷があり、背中からはマントのようなものが四つ生えていた。まさか、祐斗とゼノヴィアをあんなにしたのも、今の雷球と雷撃もあいつがやったのか……!?

 

男はある程度こちらに近づくと名乗った。

 

「初めまして、堕天使の総督に魔王の護衛。それと、悪魔の姫君とその眷属。俺の名はバルザー。所属は<禍の団>で、()()人間だ」

 

男――バルザーはそう言うと、今度はヴァーリに話しかける。

 

「ヴァーリ。折角戦う時間を与えてやったのに、その様子じゃ満足するほど戦えなかったようだな?」

 

「ああ、そうさ。だからもう少し――」

 

「ダメだ。今出してる奴らも数に限りがある。これ以上減ったら、魔王たちや天使長が出てきて、俺たちが逃げる時間がなくなるかもしれないだろ? そうなる前に、さっさと用事を済ませるぞ」

 

「……わかった」

 

なんかゴチャゴチャ言ってたが、ありがたい。俺は今度こそ力を振り絞って立ち上がる。あいつらが話してる内に、シビレがとれてなんとか動けるようになった。

 

それを見たバルザーが、感心したように声を出す。

 

「へぇ、もう動けるのか。俺の雷撃はこの上なくシビレるから、普通は一発くらえばそこの二人みたく動けないままやられるんだがな」

 

バルザーは祐斗とゼノヴィアを指差す。やっぱりこいつがやったのか…。

 

「(……()()を宿してるだけはあって、頑丈だな)」

 

「ん? なんか言ったか?」

 

「いいや、別に。自分が何を宿しているかも知らないこの上なく哀れな奴だと思っただけさ」

 

――っ! こいつも()()を知ってるのかよ……!

 

そんな中、バチッ!という音が響く。音のした方を見てみると、雷球に閉じ込められたアザゼルが右腕を押さえていた。おそらく、雷球に触ってみたのだろう。その腕は焦げていた。

 

「……この雷。光や魔力、それに何か別の力も混ざってやがるな。お前、本当に人間か?」

 

()()の人間ではないことは確かだぜ、アザゼル。それに、今光の槍を叩きつけようとしたんだろうが無駄だぞ。その牢電(ろうでん)の中ではいかなる能力も使えない。それに、触れればその腕のように容赦なく焼き焦がす。そっちの女共々、おとなしくしていてもらおう。――一応言っておくが、そのナイフを投げても無駄だからな?」

 

そう言われ、ナイフを取り出そうとしていた柊先生は動きを止める。まあ、能力が封じられてなければいけるかもしれないが、現状は厳しいだろうな。

 

「――さて。不本意この上ないが、一応俺の目的はお前だからな。相手は俺がしてやるよ。ま、すぐに終わっちまうだろうがな」

 

そう言った直後、バルザーから凄まじいオーラが出た。こいつ、ヴァーリと同等かそれ以上の力を持ってるな?

 

実際、祐斗とゼノヴィアを一人だけで倒す時点で相当な実力者であることはわかってはいたが……。ただ――

 

「すぐに終わるだと? ――随分となめてくれるじゃねぇか」

 

俺も負けじと魔力と殺気を放つ。まあ、こんなので奴が怯むわけないが。

 

俺は親指で後ろを指す。

 

「戦うなら向こうでしようぜ。仲間を巻き込みたくないし、赤と白のドラゴンが此処で戦い始めるだろうしな。俺たちが入るスペースはねぇだろう?」

 

俺の問いに、奴は皮肉な笑みを浮かべる。

 

「それについてはこの上なく同意するがな……。――いいのか? 一人で死ぬことになるぜ?」

 

「勝手に殺すんじゃねぇよ。確かに、あんたに勝つのは難しいだろうが――死ぬつもりは毛頭ない」

 

互いに睨み合いながらも、俺たちは移動を始める。

 

「竜真!! そんな奴ぶっ飛ばしてこい!」

 

だが、イッセーが俺に声援を贈ってきたので一旦歩みを止める。ぶっ飛ばすねぇ……。まあ、できる限りやってやるよ。

 

心中ではそう思いつつ、後ろを振り返らずに俺はイッセーに返事をする。

 

「お前もな、イッセー。そいつ強いからな。だが、想いの強さならお前の方がずっと上だ。――ドライグさんを信じろ」

 

「――っ! おう!!」

 

俺はその返事を聞いて、再び歩き出した。あれなら心配ないな。

 

――と、目の前に雷が落ちた。すぐに立ち止まったから当たらずに済んだ。俺は雷を放ってきたバルザーに目を向ける。

 

「悪ぃな。ちょっと気を抜きすぎていないか確認させてもらった。というか、向こうに行ってから戦うのがこの上なく面倒になってきた。――此処から戦い始めようぜ」

 

……俺は後ろを見る。一応、充分距離はおいたな。

 

「……わかった。じゃあ、戦いながら移動するか」

 

「そうだな」

 

互いに確認した直後、飛び出して拳をぶつけ合う。素の腕力は互角か。

 

「「それじゃあ、まあ――」」

 

 

 

 

 

ガンッ!!

 

 

 

 

 

俺たちは肘を曲げて顔を近づけ、そのまま頭突きをくり出す。辺り一帯に鈍い音が響く。

 

「「ぶっ潰してやるよ」」

 

互いに狂喜的な笑みを浮かべ、俺たちの戦いは幕を開けた。




オリジナル神器の解説です。

神器:<能力付与(アビリティ・プラス)
体力や魔力を消費することで、その量に応じた能力を一つだけ物質に与える。ただし、生命体には使えない。
常人なら一度に付与できる能力の数は一つだけだが、実力者ならば違う能力を同時に付与することができる。
神器としてはそこまで珍しいものではないが、よく見かけるわけでもない。要するに普通である。

禁手:<多重の力(アンサンブル・アビリティ)
<能力付与>の禁手だが、能力としての強化のみで、能力を付与できる個数が増えたりするだけ。残念な禁手――(ここで文字が途絶えてる)

亜種禁手:<名は力の象徴(コード・フォース)
<能力付与>の禁手の亜種。物質にある名前を与え、体力や魔力を消費した量に応じて、その名前の物質になり同じ姿と能力を与えることができる。
ただし条件として、その与える名前の物の実物を見ていなければならない。更に、この能力の媒体にできる物は自分と相性のいい物(要するに使い慣れている物)のみである。
禁手前と同じく、与える名前は生命体のもの以外でなければならない。そもそも命のない物に命あるものの名前を与えても動くことはない。

と、こんな感じです。いやー、名前考えるのに苦労しましたよ。……完全な中二病ですね。本当に(ry

朱美さんのおかげで、アザゼルの片腕がなくならずに済みました。……だって、原作で義手の出番がないから、このままでもいいんじゃないかなと思ったんです。

まあ、義手でなきゃいけない場面があるとわかったら、その時はどうにかして片腕を吹っ飛ばしますので、心配なさらずに(笑)

バルザーが雷を使ってきました。これと背中から出てる物で正体がわかる人がいるかな? ……出てる物の描写がわかりにくいですって? だって、ああやって書く以外どうやって表現すればいいかわからなかったんですよ!! 

……失礼、取り乱しました。

次回、竜真とバルザーの超バトル(笑)が起こります!(←の(笑)は文章力という意味でです)お楽しみに!

それでは、この辺で――終わると勘違いしていたのか? ――まだ俺の後書きは終了してないぜ!

速攻魔法発動! <狂作者の魂(バーサーカーソウル)>!!

このカードの効果は、デッキからカードをドローし続け、それがモンスターカードだった場合、その分だけ後書きを続けることができる!

いくぜ! まず一枚目! ドロー!



シュバッ!←魔法カード<強欲な壺>



あ、ちょ、まt――(強制終了)
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