(世界政府にとって)迷惑系動画配信者   作:伊勢うこ

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 こんな設定ガバガバ、ONE PIECEの二次小説の風上にも置けぬ作品を読んでいただきありがとうございます。
 予想外の好評につき続きを投下します。今後は不明ですが。
 感想、高評価をくださった皆様、ありがとうございます。

 当作品内における配信方法については未だ設定としてあやふやな感じですが、それでもよければお楽しみください。


【私が】インペルダウン侵入&脱出RTAやってみた【世界最速】

 

「ハローハロー全世界! どうも、動画配信者系海賊のウサギでぇ〜っす!」

 

 

 海賊を名乗る少女は、今日も世界に向けた動画を撮影するべく愛用の映像電伝虫を回していた。

 

 

「今回の企画を発表する前にですね、いま私がどこにいるか分かりますか〜?」

 

 

 画面に映る彼女は、薄暗いどこかに声量を抑えて潜んでいた。

 閉鎖的な印象を受けるそこは、どうやら人一人がやっと入れそうな箱の中のようだ。海上にでもいるのか、少し画面が揺れているのが分かる。

 

 

「正解は船の中! なんと海軍の軍艦に潜伏中なんですよね〜」

 

 

 彼女は今日も、世界の法に触れている。

 世界の海の平穏を守る組織である海軍の有する軍艦へ侵入。つまり密航。捕縛対象である海賊であるにも関わらず。

 

 では密航者である彼女は、何処へ向かうのか? 

 

 

「海軍の船に乗ってどこに行くかというと────」

 

「────世界一の大監獄! インペルダウン! イェーイ!」(テロップと効果音)

 

 

 海底大監獄・インペルダウン。

 

 未だかつて一人の侵入者や脱獄者を出していない、不敗神話を誇る文字通り世界一の監獄。

 世界各地から捕まった凶悪犯が投獄され、日々地獄のような責め苦を味わっているとされる、まさにこの世の地獄。一度檻へと入れられれば、二度と日の目を見ることは無いという。

 ならず者たちにとっては絶対に避けたいはずの終着点そのものと言える場所に、彼女は自分から足を踏み入れようとしていた。

 

 

「視聴者さんの中には名前は知ってるけど中に入ったことがないですとか、中が気になるといった人、多いと思います。なので、中の様子をこの電伝虫で撮りながら行きたいと思いまーす」

 

 

 そして、微塵もそんなところへ赴く様子を見せぬまま。

 

 

「ただ今回。単純に行くだけじゃつまらないのでですね、今回はどれだけ早く入って出てこれるかを検証したいと思います」

 

「題して! 『インペルダウン侵入&脱出RTAやってみた』! イェーイ!」(テロップと効果音)

 

「まぁちょっと知り合いに会ってくるつもりなので、厳密にタイムにこだわるRTAとはちょっと違うんですが。まぁ多分私が世界初だと思うので、私の記録が世界最速になるんじゃないかな。よってRTA!」

 

「ちなみにタイムの計測は正面入り口から忍び込んで出てくるまでを想定してまーす」

 

「あ、船が停まりましたね。じゃ、早速行ってきたいと思います!」

 

「レッツゴー! インペルダウン!」

 

 

 少女は地獄へと踏み込んだ。

 

 

 

 

 その日、インペルダウンは騒然としていた。

 

 

「何事だ!?」

 

「し、侵入者です! 何者かがこのインペルダウンに侵入した模様!」

 

「莫迦な!? ありえん!! ここは世界一の────」

 

 

 獄内を、警報の音と光が満たす。

 この監獄が誕生してから一度もなかった緊急事態。刑務官たちの誰もが度肝を抜かれ狼狽する中、副署長を務める男は努めて状況の把握を急いだ。

 有り得べからざるこの異常事態に陥った時点で、既に後手に回っていると知ってなお。

 

 

「っ! モニターに侵入者の姿を捉えました! こ、こいつは…………!?」

 

 

 モニターに映し出されたのは、年端もいかぬ少女。

 映像電伝虫で監獄内を撮影するその姿はこの大監獄とはおおよそかけ離れているように見えるが、彼らはその少女が怪物であると知っている。

 

 

「“配震“…………!! あのイカれた兎女かっ…………!」

 

「マ、マゼラン副署長…………」

 

「すぐに部隊を動かせ! なんとしても、このインペルダウンから…………」

 

 

 生かして出すな、と指示を飛ばそうとした時だった。

 

 

『モニター室! こちらLEVEL3! 応答を!!」

 

 

 大監獄地下第三回層、LEVEL3:飢餓地獄から緊急入電。看守の男は慌てている様子だった。

 

 

「何があった!?」

 

『あぁ、マゼラン副署長! 大変です! 侵入者に獄卒獣たちが軒並み倒され、レ、LEVEL4へと…………」

 

「なんだと…………!?」

 

 

 早すぎる。

 侵入から僅かな時間で──そもそもいつ忍び込まれたかすら不明だが──もうLEVEL4まで辿り着かれた。

 LEVEL3は囚人たちも恐れる獄卒獣が徘徊する危険度の高いエリア。そこをこうも短時間で踏破されるとは、どういうことか。

 ジリジリと高まる焦燥感から流れた落ちた汗が、床を僅かに溶かす。

 

 

『さらに階層をまたぐ通路を岩と倒された獄卒獣たちで塞がれ、こちらからでは追うことも叶わず…………』

 

「おのれ…………!!」

 

 侵入者の目的すら不明のまま、事態は悪化していく。

 万が一脱出などされては事だ。こうなっては、やはり自分が出るしかない。

 

 凶報は続く。

 

 

『マ、マゼラン副署長〜〜〜〜!!』

 

「っ!? ハンニャバルか!? どうした、何があった!?」

 

『こ、こちらLEVEL4! 侵入者いました助けて〜〜〜〜!!』

 

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」

 

 

 インペルダウン始まって以来の大失態。

 大監獄の長い1日は、まだ終わりそうにない。

 

 

 

 

 インペルダウン最深部、LEVEL6:無限地獄

 

 一般にはLEVEL5までしか存在しないと言われるが、少女はその更に下の階層にいた。

 世間からその存在を抹消するべきだとされた凶悪犯たちが繋がれた、地獄の奥底。

 囚人たちに与えられるのは、死にたくなる程の無限の退屈のみ。一切の刺激はない。

 

 筈だった。昨日までは。

 

 

「はい、着きました! ここがインペルダウンの最下層みたいですね〜。なんか牢屋いっぱいありますねぇ〜、あ、個室みたいのもあるんだ〜」

 

 

 まるで初めて訪れたホテルの部屋を眺めるかのようなテンションで、少女はフロアを観察しながら歩き始める。そこにあるのは牢獄のみだが。

 

 

「じゃあまず知り合いの部屋を探して…………」

 

「相変わらずその玩具で遊んでんのか、ウサギ」

 

「!」

 

 

 一つの牢の中。鎖に繋がれた何者かが、少女に声をかけた。

 

 

「知り合いはっけーん! どうどう? 元気にしてた〜?」

 

「ジハハ、見ての通りだ。退屈でしょうがねぇ」

 

 

 その男を一言で表すならば、獅子。

 鬣のような金髪に、力のある眼。何故か頭部にめり込んだ舵輪が特徴的な男は、牢獄の壁に背を預けながらまさかの珍客に笑みを浮かべていた。

 

 

「というわけで、今回のゲストは元大海賊、『金獅子』のシキさんでーっす! イェーイぱちぱちぱち〜」

 

「誰が『元』だ! 俺は今でも海賊…………」

 

「あ、電伝虫回してるけどいいよね? あと要らないと思うけど、モザイクいる?」

 

「せめて最後まで言わせろ! あと聞くのが遅ぇ!?」

 

 

 傍若無人な少女に鋭いツッコミを入れ、海賊『金獅子』のシキはため息をついた。

 

 

「相変わらず生意気で勝手なヤツだ。人の話なんざてんで聞きゃしねぇ。誰の影響なんだか」

 

「そんな褒めなくても…………」

 

「褒めてねぇよ! その耳は飾りか!?」

 

「あ、このおっきいのはそうだよ」

 

「そっちじゃねえよ!?」

 

 

 久々に大きな声を出したのか咽せたシキの様子(リアクション)を映像電伝虫に収めご満悦な少女は、どこからか唐草模様の袋を取り出した。

 

 

「まぁまぁそう言わずに協力してよ。お土産持ってきたからさ」

 

「おっ、なんだ気が利くじゃねぇか。酒の一つでも…………」

 

「はい、交換用の舵輪」

 

「そうそうこれだよこれ。最近ちょっとサイズが合わなくてよ、そろそろ交換…………したことねぇよ!? 抜けねぇって知ってんだろテメェ!?」

 

「そりゃあ現場にいたしね」

 

「ぶっ殺す!!」

 

 

 ガシャガシャと自分を縛る鎖を鳴らしながら暴れる金獅子を、兎娘は「草生えるwwww」と流した。

 

 

「ウソウソ、はいお酒と葉巻」

 

「最初からそっちを出せってんだ、全く…………」

 

 

 火をつけた葉巻と栓を抜いた酒瓶を檻越しに受け取り、一服。

 ようやく落ち着いたシキだったが、それも長くは保たなかった。

 

 

「それで、こんなとこまで態々何しに来やがった? 昔話でもしにきたかよ?」

 

「動画撮影に決まってんじゃん。だからなんか面白い話して」

 

「無茶振り!? そういうのって事前に考えてくるもんだろ!?」

 

「ほらほら早く〜。シキの親分は面白い話の一つも出来ないって、部下のみんなに知られちゃうよー?」

 

「タチ悪いなテメェ!? ちょっ、ちょっと待て、いま…………」

 

「ところで何で海軍本部に一人で突っ込んだの?」

 

「興味ねぇなら最初から聞くんじゃねぇ!」

 

 

 立て続けにつっこんで疲れたのか。はぁ、と再びため息をついてから酒を呷り、息を吐く。

 シキは先程とは少し違う様子で口を開いた。

 

 

「…………何で一人で突っ走ったかって? そりゃ、気に入らなかったってだけだ。勝手に捕まったロジャーの馬鹿も、それを声高に言い触らす海軍の連中も」

 

「負けるって考えなかったの?」

 

「ジハハハハ!! そりゃあ、普段の俺ならあんな真似しねぇさ。俺はどっかの馬鹿とは違って、事前に戦力分析ってやつをちゃんとするんでな」

 

「じゃあなんで一人で行ったの?」

 

「さぁな。だが、勝つか負けるかなんざ気にしちゃいなかった。そんでセンゴクとガープと戦りあって、結果この様だ」

 

「後悔してる?」

 

「いや。まぁ、我ながららしくねぇ真似をしたとは思ってるぜ。一人で勝算も立てねぇまま喧嘩売ったのもそうだが、何よりあのクソッタレが捕まったと聞いただけでトサカに来たことが」

 

「あぁ、鶏だから?」

 

「そうそう、俺様こそが大海賊「鶏」の…………いや誰!? 「金獅子」だ金獅子! 『金獅子』のシキだ俺ァ!」

 

「じゃあ私そろそろ帰るね。帰り道の分の電伝虫の元気温存しなきゃだから」

 

「ホントに何しにきたテメェ!?」

 

「以上、金獅子のシキさんでしたー!」

 

 

 映像が途切れ、画面には「ウサギちゃんねるをよろしく!」の文字が映される。

 

 

 

 

 電伝虫が一旦の休息を取るべく瞼を閉じた。

 記録に残らない彼らの会話が始まる。

 

 

「おい、ウサギ」

 

「なに〜? 寂しがられても私ホントに帰るよ?」

 

 

 撮りたいものは撮り終え地獄の底から去ろうとするウサギの背に、シキは声をかけた。

 

 

「そうじゃねぇ。オマエ、今の海をどう思ってる?」

 

「どうって言われても、海賊増えたねーくらいにしか」

 

「そう、増えちまった。宝狙いのミーハーどもばっかがな。そんな奴らが堂々と海賊名乗って何になる? 大海賊時代? 何が新時代だ、笑わせるぜ」

 

 

 海賊こそが海の支配者であると豪語する彼は、心底胸糞悪いとばかりに吐き捨てた。

 先程までの陽気さは消え、そこにいたのは紛れもなくかつて海で覇を競い続けた一匹の獅子。

 

 彼は激動の時代を生き抜いた海賊としての矜持から、今の海と、そこに現れた海賊たちを否定する。

 

 

「海賊は増えたんじゃねぇ。減ったのさ。本物の海賊はな」

 

「それ、私に言う事?」

 

「そうだな。動画配信だかなんだかやってる、海賊かどうかも怪しいやつにする話じゃあねぇかもな」

 

 

 だが、と男は口を開き続ける。

 

 

「オマエは本物ってヤツを知っている。あいつの船に居た、オマエは」

 

「何が言いたいわけ?」

 

 

 男の回りくどい言い方から自分に何か話があると察した少女に見える女は、単刀直入に尋ねた。

 

 

「俺がここから出たら、ウサギ。俺と来い」

 

「やだ」

 

「今度こそ全世界を支配して、海賊が海の支配者だと解らせてやるのさ。俺の力と計画に、今のお前の影響力があれば出来ない話じゃねぇ。どうだ、興味あるか?」

 

「生憎だけど私忙しいんだよね。それに────」

 

 

 ニヤリと笑う。

 彼が知る当時のままの、生意気な笑み。

 

 

「────私どっちかっていうと、支配とかぶっ壊す側だからさ!」

 

 

 ────おれは“支配“に興味がねェんだよ、シキ!!! 

 

 

 その姿は、結局互いに適合することはなかった彼のかつての好敵手を想起させた。

 この少女もまた、あの海賊王のクルーだったなと思い出す。

 

 

「…………そうか。ジハハハハ、こんな小娘にこんな話持ちかけるなんざ、俺もヤキが回ったな」

 

「失礼なヤツだなー。てか、ホント好きだよねそういうの」

 

「まぁな。性分ってやつだ、今更変わりゃしねぇよ」

 

 

 ジハハ、と特徴的な笑い声で愉快気に彼は笑う。

 

 

「じゃあもう私行くね。バイバイ、シキ。またね〜」

 

「あぁ、またな…………」

 

 

 こうして、かつての時代を知る二人の海賊の奇妙な再会は幕を閉じた。

 

 金獅子のシキが己の両足を断ち、インペルダウン史上初の脱獄者となる、およそ一年前の出来事である。

 

 

 

「あとオマエそろそろいい歳だろ。そのガキみてぇな真似やめた方が…………」

 

「ウサギさんは永遠の17歳ですぅ!!」

 

 

 

 

 

 聖地マリージョア 同 パンゲア城 権力の間

 

 そこには5人の男たちが集まっていた。

 世界政府の最高権力者である彼らは一本の動画を見終え、一様に眉を寄せていた。その原因は、これまで幾度となく厄介な問題を起こしてきた、ある一人の女海賊。

 動画には、大監獄内の様子(収監された罪人へのインタビュー、拷問の様子。獄内のフロア、薙ぎ倒される獄卒獣や彼女を追う看守たち)が映っていた。

 

 

「またあの小娘か…………」

 

「まさかインペルダウンに侵入するとは…………」

 

「幸い脱獄者は出なかったそうだが、これでまた政府の面子が…………」

 

「幸いなものか。またしても仕掛けられて取り逃がした。これで一体何度目だ?」

 

「数えたくもないのは確かだ」

 

 

 もう何度目か分からないほどの事態だが、彼らは一向に慣れる気配がなかった。

 世界各地に現れては何かしらのことをしでかし、追えど追えども決して捕まらない厄介者。それが件の海賊であり、彼らにとって彼女は疫病神に他ならない。

 

 

「ともかく、インペルダウンの警備をより強化する必要がある」

 

「左様。これ以上侵入や脱獄に成功する輩が現れれば、大監獄だけでなく政府の沽券に関わる」

 

「マスコミにも規制させなくてはな」

 

「奴が相手では情報封鎖にも限界があろう。懸賞金の額はどうする?」

 

「こちらがすぐに反応しては奴の犯行を認めたことになる。時期をずらして…………」

 

「し、失礼致します!! 大変です五老星!」

 

 

 大監獄に侵入した者についての議論を重ねる彼らの前に、慌てた様子の海兵が飛び込んできた。

 小脇に映像電伝虫を抱えて。

 

 

「今度はなんだ!?」

 

「またあの小娘か…………!?」

 

「まさか、昨日の今日だぞ!?」

 

「落ち着け。話を聞かねば何も分かるまい」

 

「左様。それで、何事だ?」

 

「は、はっ! とにかくこちらを見ていただければ…………!」

 

 

 部屋に備え付けられた小型スクリーンに、映像が投影される。

 そこに映っていたのは────

 

 

『イェーイ! みんな見てる〜!? 動画配信系海賊、ウサギでぇ〜っす! 今回の企画はズバリ「海軍の軍艦でタライ海流周回してみた」! てな訳で早速いってきまーす!」

 

 

 ────海軍の軍艦を占拠した海賊少女だった。

 

 世界三大機関を結ぶ海流を軍艦で回り続け、その様子が映し出されている。

 

 何故? 

 何故彼女がこんなことをしているのか、彼らには理解が及ばなかった。

 タライ海流は「正義の門」で固く閉ざされた世界政府の重要機関を結ぶ世界政府専用の航路である。当然政府の関係者しか出入り出来ず、如何に海軍の軍艦に乗っていようと、海賊ではただ渦を彷徨い続けその内海軍に捕まるか死ぬだけ。

 彼女のことだから何かしら脱出手段があるのだろうと考えられるが、それにしたって何故こんなことをするのか。どんな目的があるのか。彼らには一向に解らない。

 

 何か恐るべき狙いがあるのではないか。はたまたこの謎の行動自体がなんらかのメッセージなのか。彼らは思考を巡らせる。これ以上の被害を避けるために。

 そこに大した意味や理由などなく、「ただ撮りたくなっただけ」であるとは知る由もないが。

 

 そうして考えに考えた結果────

 

 

「「「「「??????????」」」」」

 

 

 ────五老星は、考えるのをやめた。




 最後まで読んでいただきありがとうございます。

 今回の時系列としてはバレットが捕まる少し前あたりを想定してます。インペルダウンの構造(管制室どこにあるのか)についてなどは調べても分からなかったので比較的地上に近い所にあると勝手に判断致しました。

 ウサギの配信方法について
 設定の段階では非能力者でしたが、ONE PIECEといえば悪魔の実。能力者にすればキャラとしていい感じに弱点もできて配信についても問題解決と思いましたが、能力による全世界配信にすると政府が揉み消しきれるのか、とも思いました。前話で挙げた配信方法でも時間をかければ影響力という点では説明がつきますが、再生回数やコメントなどの配信要素を混ぜるとなるとなんらかの能力の方が都合がいいように感じています。あの世界配信サイトとか流石に無いと思うので。
 つまり大事な設定は書く前にちゃんと決めときましょうということですね。配信方法については決まり次第改めてお知らせしますので、それまでは申し訳ありませんが、そのあたりについて目を逸らしてご覧頂ければと思います。
 今後も何卒よろしくお願いします。それでは。

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