「星が綺麗だね」
「この街って異様に星が綺麗だけどなんでだろうな?」
「特別なことはないよ。綺麗な心、純粋な想い、それさえあれば空は輝いて見える。夜は心を躍らせ、見える物全てを華やかに描く。つまり」
「心の持ちようってことか」
言葉を取られたハツカが細めた横目で俺を見つめた。
マヒルと友達になった夕方から連日が経った。その間、ずっと夜を散歩してからハツカと遊び、彼の家で夜明け前まで過ごしている。
毎日血は吸ってもらっているので、首筋にはしっかりと痕が残っている。
「せっかくならもっと良い眺めで見たいよね」
「……だったら、街外れにある高台とかは? 今日行きたかったし」
「あそこかあ。確かにいいかも。それじゃあ––––はい」
差し出された手を取って、俺たちの身体は空へと上昇する。
「わっはっはっはっ!!」
「独特な笑い方だね」
夜の空で、俺の––––いや、ここは『僕の』というべきか––––笑い声が響いた。
ハツカの顔を見上げながら、夜空を眺める。
「吸血鬼も飛ぶわけじゃないんだよな」
夜空を駆け回る吸血鬼に飛行能力なんてものは存在しない。持ち前の身体能力によって瞬間的に高高度へ飛び上がり、恐ろしく長い滞空時間によってそう見える。
限定的な力ではなく素のスペックでこれなのだから凄い。
「飛ぶじゃなくて跳ぶ、だからね。何も無しに飛翔するのは夢がある話だけど、人型で飛び回ってたら目立ちすぎるから」
「飛んでたら今頃UMA扱いで大騒ぎだもんな」
「僕としてはこっちの方がすきだよ。風の中を自分の力だけで行き来してる感じがして」
ビルの屋上や電信柱などを利用して彼と共に移動する。
風の中で俺の背筋が震えた。数日経っただけだというのに、初めて夜空を駆け回った時よりも風が冷たくなっている。
暫くすると目的地が見えてきて『降りるよ、舌噛まないでね』と俺に警告する。
急降下する力に自然と身体が力む。
バォン!という着地音と共に俺たちは高台へとやってきた。
ハツカの腕から降りて、木目の足場に足をつける。
「ここって夜だとこんなに雰囲気変わるんだ」
昼間なら見晴らしの良いすっきりとした雰囲気の高台も、夜になれば様変わりしてどこかしっとりとした落ち着きのある雰囲気になっている。
この高台はかなり高い位置になる場所で、目を向ければ小森のある街全体が見渡せる。街を構成する家やビルなどが照らし出す光で生み出された光景に思わず息を呑む。
超デカいイルミネーションのようだ。
手摺から身を乗り出してその夜景を見つめた。
「飛び降りないでよね。下は緩やかな傾斜だけど、それなりに高さあるから。人が落ちたら大変だ」
「死なねえよ」
「どうだか。君のことだから、目を離したうちにピョンって行きそうだけど」
「アハハ……」
誤魔化すように目を逸らした。
ハツカとの出会い方が出会い方だったので、そう思われてもしかないけど。
「最近は湧いてこない?」
「自殺衝動は無くなったよ。ハツカにつき落とされたのが効いたのかな」
「怪我の功名だね」
「怪我じゃ済まないんだよ」
街灯で照らされて死の恐怖をしっかりと感じたこともあってか、あれ以来ふっと身体が動くようなことはなくなった。
「けど、今起きても大丈夫だろ」
「なんで?」
「ハツカが助けてくれるからな」
「今度は助けないよ」
確かに吸血鬼の秘密を持っている俺が死ぬのは彼らにとってはメリットだろうけど。
「じゃあやってみる?」
「疲れるからやめて」
「やっぱり助けてはくれるじゃん」
「ふん。僕に恋せず死ぬなんて許せないからね」
始めた勝負を中途半端なところで終わらせる奴でもない。
「……こんな景色を見たら嫌な気分なんて溶けて消えるよ。声を大にして叫びたい気分だ! 厄介ごとがない時に来たいなーーー!!」
「それもそうだね。風が気持ちいい。ふあ……」
ハツカは高台にあるベンチに両手をつきながら腰を下ろした。夜景を背にして、靡かせた髪が風に煽られる。
そんな姿を俺はただ見つめて、『なあ』と言葉を紡ごうとした時。
「さて……今日の“従者タイム”だ」
そう言ってハツカはこちらに足を差し出してきた。
「ここでやるの?」
「問題ないでしょ。決め事なんだから」
《従者タイム》というのは俺から提案したものだ––––間違えてほしくないので付け加えるが、名前はハツカが付けたものである。
今日もそうだが、久利原たち3眷属は弱点の排除に動いている。もちろん自分の弱点の抹消も行っているが、彼らの性格上自分のことよりも優先してハツカの弱点を葬るために活動する。
その事情により連日ハツカのそばにいるのは俺だけ。彼の家でただ過ごさせてもらうだけでは居心地も悪いので『して欲しいことを言ってくれ』と伝えたのだ。
結果、俺は彼の世話をしていた。
「分かりました。我が女王」
靴を脱がせて、そばに置く。
なぜこんな使われ方になった。
おかしい。家事や清掃などの身の回りのことについて振られると思っていたのに。
……いや、コイツの性格上こうくると踏んでおくべきだった。
眷属をペットとして飼っているような相手なのだ。足を舐めろ、などと言われないだけ気を遣われているのかもしれない。
「ショウくんって思いの外従順だよね。前だってオイタをしたら素直に罰は受けてたし。もしかしてMなの?」
「自分で言い出したことだしな。納得さえすればやるが、俺は至って“フラット”だ」
「頷けば椅子にもなってくれるわけね」
「おう納得させてみせやがれ。久利原みたいに尻がって理由は無しだぞ」
マッサージをしながら反論する。
久利原たちについて大丈夫かと不安になったこともあったが、どうやらハツカによると3眷属たちには別のところで世話をしているらしい。
世話されてるのはハツカなのにな……。
「足指ひとつひとつ揉んでね。……んっ」
ハツカの生活費を含めた殆どがあの3人や他にもいる《飼っている子》によって賄われている。住んでいる家すら眷属からの献上品だというのだから驚きだ。
「ほんとあの3人に感謝しろよ」
「なんで?」
曇りなき眼が真っ直ぐこちらに向く。穢れなんて何ひとつなく、純真な瞳だった。
「あの子たちは僕に貢ぎたい。そのお返しで僕は褒めてあげてる。ちゃんと成り立ってる」
「褒めるってどんな」
「う〜〜ん。『頑張れ頑張れ』」
「それだけ!?」
「それだけ。そしたらあの子達は『がんばりまーーす!』って張り切っちゃうから」
末恐ろしいとはこの事だと理解した。
以前ハツカは『恋は洗脳』だと言っていたが、洗脳とかそんなレベルじゃないだろ。お互いが対価としてそれを認めているなら俺から言うべきことはないので、もう口にはしないが。
「王は民につくされ、尽くされた分を望みとして返す。それだけだよ」
「言葉の魔力って恐ろしい」
言い換えるだけでとても真っ当に聞こえるんだから。
「ハツカは昔から人を尻で敷くみたいなことが好きだったのか?」
「楽しいよ。優越感がある。君みたいに生意気な子が僕の脚を丁寧に揉んでくれるもん」
「そんな生意気か?」
「自分で言ってたのに……。実際猫被ってる子が内心イヤイヤでやっているなら優越感増し増しで気分がいいし、もう堕ちてるなら可愛いから良し。キミが相手だと1度に2度美味しいから好きだよ」
「こんなところ人に見られても知らないからな」
「見られてダメージあるのはショウ君だよ」
思わずまた強く揉んでやろうかと思ったけど、グッと踏みとどまった。今の俺は従者なのだ。主人に歯向かうのは悪いことなのだ。
「好きと言えば、以前ハツカの家でさ色々見せてくれたじゃん?」
「勝手にね」
「コーヒーとかクラシックとか、色々あったけどアレってハツカの趣味?」
「僕の趣味になった物はあまりないかな。強いて言えばコーヒーはそうかな。起きた後に淹れるようになったし」
つまり、裏を返せば家にあった事柄に関しては熟せるか、人と話せる程度の知識はあるということだ。
しかし、それはつまりやり続けたいことではない。
やっぱり不透明だ。この吸血鬼。
余計に知りたい。
『ハツカは好きなことを知りたい。知って近づきたい』と俺がそういうと、少し考え込むようにして唸る。
「デートとかは?」
「デートは生き様だよ」
物凄く吸血鬼らしい返答が返ってきた。恋で
そこから数回首を捻ると『お酒』と『可愛い子を可愛く仕立てるのが好き』とハツカは答えた。
「……洋服選び?」
「そうだね。この間は七草さんの服を選んだなぁ〜……あの時の七草さんの表情は良かったあ」
七草。夜守コウの吸血鬼か。ほんと、繋がってるものだな。
「だったらファッションデザイナーでもやれば良いじゃないか。好きなことを仕事にできるんだから」
「嫌だよめんどくさい」
そんな俺の提案は無惨にも切り捨てられた。
「少しは働く意欲をみせてくれ」
「吸血鬼にそれを求めるのはナンセンスだよ。第一、好きなことを仕事にできれば幸せってことでもないでしょ」
「そうか? 絵描きが自分の絵を仕事にできたら嬉しいと思うけど」
「やりたいことに自分以外が決めた期限やルールが入ってくるのって段々嫌にもなる」
「まあ、そうかもしれないけど」
「妥協してやっていくのもいいけど、やりたいことは自分の中で落とし込んでやりたい。好きな事7割、目標2割、あとは適当にやっていくのがベスト。
その点吸血鬼は仲間のコーデができるから楽しいのだ!! みんな可愛かったり綺麗だから仕立てがいがあるんだよね!! 例えばさっき言った七草さんの––––」
「ああ、うん。分かった。分かったからいまは脚をジタバタさせるな!! マッサージできないでしょうが!?」
滅茶苦茶テンション上がるじゃん。ここまで激しい気分のギアチェンジはあまり見ないな。一通りファッション談義を語らせて落ち着かせた後、マッサージを一気に完了させた。
ホッと一息つきながら俺はハツカの隣に腰を下ろして、夜空を見上げた。
「こんなに星が出てたのか」
見上げた更には真っ暗な天を覆い潰そうとほどに光り輝く星たちがあった。改めて見ると驚愕する。
「星が多すぎてやばい」
「語彙力が消えちゃってるよ。でも、これは花咲く夜空とでもいうべき絶景だよね」
確かに、と俺は肯定する。
花が一つ咲いていても『綺麗』という月並みな言葉が出てくるだけだが、その花が一面に多く咲き乱れていれば、それはもう絶景だ。
しかも、俺たちが見ている花は地の花ではなく空の花。
行けばいつも見られるものではないことも加わってより心に染みる。
「星が落ちてきそうってこういうことを言うんだな」
星に見惚れてうっとりとしてしまう。
そんなことを思うと、ふとこんな考えが浮かんだ。
「星空と人って似てるよな」
「いきなりなに言ってるの?」
呟いた俺にハツカが凄い目で見てくる。
そこまで変なこと言ったか?
「今は近くに星を感じるけど、実際は何光年も離れてるじゃん。で、人も近くにいるのに距離を感じることがある。そう比べると似てない?」
「う〜〜ん……そう。かなぁ〜……」
「そうだよ!」
力強くそう断言する俺と唸るハツカの心は遠かった。
「《物質的な距離=精神的な距離》じゃないのはそうだ。だから距離“感”な訳だしね。相手、環境、状態、少し違えば近くにいるように思えるし、遠くにも思えてしまう。自分に対してもそうだ」
ハツカが口にしたこと。心当たりは最近多い。
例を言えば、マヒルとのこと。
顔馴染みの
そして今は契約で近くにいることを明言しているが、理世とだってハツカと出会わなかったら遠い関係になっていたかも知れないし、近い関係だったとしてもいつかは霧散する関係になったかも知れない。
「しかも心はふとした瞬間に、結ばれもすれば決別もする。なにかひとつ変わってしまうだけで一瞬にして崩壊する」
悪い方にも容易く変わってしまうのは、本当に怖い。
「けど崩壊もあれば創造もまた起こる。雨降って地固まるとも言うしね」
コレは良い方にも行けることもあるという可能性を含んだモノ。
うん、行ける気がする。
試してみたい。
「なにかあったら相談してくれればいいからね」
「……案外心配してくれてるんだ」
「その不信感は僕に恋する為には邪魔な物なのは分かってるからね。その為なら僕にも相談して欲しい」
変に気遣ったものではなく、真っ直ぐ本心らしい言葉を言ってくれるのは嬉しい。
より深く、相手との繋がりを得る為に必要なことを選び取る。
ハツカと俺だけの繋がりのために。
「……だったら《僕》って性格のことさ」
素面でしっかりと会話することは少ないので照れてしまう。
「他の吸血鬼にも、人間にも言わないで欲しいんだ。この秘密はハツカとだけであって欲しい。仲良くなりたい相手だから」
彼は包み込むような笑顔を向けて、受け入れた。警戒すること自体が愚かだと言わせるほどの、優しさから出ていると感じさせる微笑。
それだけで安心してしまう。
親が子に対して微笑めばこんな想いを自然と抱くのかもしれない。
嘘をつかないことと本音を喋ることは別物なんだなと感じた。先ほどとは別の意味で照れてしまい、顔を背ける。
「ふむ」
隣でハツカはなにやら意味深に頷いた。
「僕が好んだ顔なだけあってショウくんも良い。。今の照れ顔とかめちゃ可愛い……」
キョトンとしたまま突っ込むと、ハツカがずいっと近づいてくる。その綺麗な瞳が目の前にやってくる。
「一度ぐらい僕のマネキンになってみない?」
「マネキン」
ハツカから離れようと身体が後ろに傾く。
「いい感じのコーデしてあげるから。男物もいいけど、僕と同じで女装も合いそうだな–––」
「やめろ!? 押し倒すなッ!!」
「僕みたいになれるんだよ? そう怯えずにさ!」
「今はダメだ!!」
俺にそっちの癖はない。俺は男で、男の格好を好む者だ。
数秒間ベンチの上で格闘する。
「もうひとつくらい秘密が増えたところで構わないだろ?」
「困る秘密もあるの! あるんだよ!! 俺にこれ以上変な属性を足そうとするんじゃない!! 今はやめろ!?」
ただでさえ面倒な性格してるのに!!
「こっちばかり好きなこと探られるのは好きじゃない。そっちこそ好きなことはあるのかい––––!」
「秘密知ってるやつがいけしゃあしゃあと……ああ、あるとも!」
何個あるだろうか。
「料理、とか」
「いきなり弱きになるじゃん。やっぱり不信感で好きな物も曖昧なの?」
「食べ物が自分好みかは感覚で伝わってくるから問題ないよ……」
料理が好きなのは、その味が好みな理由が分かるからというのも大きい。
「キミ食べるの好きだよね。この間は深夜なのにステーキ食べたりして」
「アレは丸一日なにも口にしていない弊害だぞ。それを差し引いても、食べたり作ったりするのは大好きだけど」
「案外家庭的なんだ」
「それしかやることないしな」
後は日ごろの筋トレや片付けか、興味が出たことをやるぐらいで。
「ハツカは料理を作ってもらったりするのか?」
「いいや。僕たち吸血鬼には血以外は大してエネルギーにならないんだもん」
「えぇ……味蕾死んで、るわけないか」
イチゴ美味しい言ってたし。しかし、あのイチゴだって久利原たちと遊ぶために食べていたものかもしれない。
仮定にすぎないが、もし本当にそうなら少し悲しい。
「なんで作らないんだよ」
「いま言ったでしょ。エネルギーにならないから」
当たり前のように言うハツカに絶句する。
「いやおまえ。エネルギーにならないから食べませんとか、それ、身体に悪いので僕はハンバーガー食ったことないんですと同じだぞ!? 料理って食べたいものを作るから良いのであって、栄養になるエネルギーになるだけで考えてたら意味ないだろ!!」
「断言するほどではないでしょ」
好きなのはありそうだし、ハツカなら『これが食べたい』と言うタイプだろうから問題はない。
以前まで人間だったんだし、ひとつやふたつはあるはず。
『こうなったら今度作って食わせてやるからな。食べたい料理リストアップしておけよ』と指を差した。
「ほんと料理好きなんだね」
そう肯定してもらえると、実際に俺が好きであると認識できるからありがたい。
「前に言ってた『ベストマッチ』っていうのは?」
「日曜の習慣だし。平成を駆け抜けた今、好き嫌いとかの概念ないから」
「そんな長生きしてないよね?」
後、好きなものがあるとすれば–––
「ん?」
目の前にまで迫ってくるハツカの瞳と、小さく開かれた口から覗く牙に意識が持っていかれる。
「–––––」
やっぱり綺麗だ。思わず顔を背けてしまいそうになる。
しかし、ここで逸らしてしまえばなにを考えているのか察する材料になってしまう。なんとなく、なんとなくだが、それは避けたかった。
「ふ〜〜ん」
「な、なんだよ」
ハツカは意地の悪いニヤニヤとした揶揄うような笑顔で、俺の耳元まで口を持ってくる。そのまま小声で呟く。
「気づいてるかも知れないけど、吸血鬼は血を吸えば相手の考えてることがなんとなく分かるんだ」
「……それが?」
『だから、今君の血を吸えば』と、そこで言葉を切って首に付いた傷痕を舐める。ちくりとした沁みる痛みと背徳的な悦が首を這いずった。
「言わねえよ!」
スルッと身体を横にして彼から押し倒されずに逃げ出そうと、身体を滑らせる。
「そうは問屋が卸さない」
「ぐっ!?」
スルリと抜け出して見せたものは良いものの、後ろから抱きつかれるような形で拘束される。
「秘密は共有してこそ、でしょ」
「……知られていないってことも安心できるんだよ」
「仲良くしたいなら、本心は語らないとメーだよ。ダメな感情なんてないんだから。俺も、僕も」
優しく語りかけられながら、そのまま高台の手摺のところまで移動する。
吐息が首のすぐそばまでやってくる。
首にかかる暖かい息が焦ったく思える。
「それじゃあいただきます」
☆
吸い終わって口の端についた血をハツカが手で拭う。
「今日も美味しかったよ」
「こんな星空見たら満足もするさ」
夜景を背にするハツカは笑う。
その様にまた圧倒されてしまう。空、街、光、その全てが衝動となって俺の心を弄ぶ。
やはり《ここは良い場所》だ。
ここならより解放感は上がる。
あの目的も果たせそうだ。
「今日はお前に頼みがあったんだ」
指について血を舐め取りながら俺を自身の瞳に収めたハツカに話しかける。
ハツカは俺の背後で輝く月を見上げた。
面白い玩具を見つけたようなその顔はとても可愛らしかった。