ただ暗闇だけが広がっている。
それはありきたりな闇ではなくて、まるで泥水のような粘り気と湿っぽさがあった。不快だった。どういう訳か、右頬が泥に浸かっている。立っていると思っていたが、横になっているのだろうか。
ねっとりとした泥水は、急速に身体を覆っていく。
左頬から首。首から腕に……戻って脇に。
腹から臍に落ちていき……
更に不快だったのは、時折全身が冷たい空気に晒されることだった。その度に皮膚を撫でる空気の通り方が変わる。特に下半身の変化が顕著だ。くるぶしあたりだけだった冷たい空気が脚全体に広がり、少し経つと太ももの上半分だけが遮られる。
覚えのある気色悪さ。
これはまるで–––––
『うえっ』
噛み殺した呻き声が異様な反響を繰り返した。耳鳴りにも似た悲鳴が広がっていくにつれて目の前に光が差し始める。夜明けを告げるカーテンからの木漏れ日のような恨めしい光。
けれど、今回はその光がとてもありがたかった。
光は暫く明滅を繰り返したあと、一面を真っ白に染めてから色付けた。
「……?」
見上げた先には見慣れる天井以下略。真上にある照明の光に怖気づいて瞬きを繰り返す眼を助けるように手庇を作る。見慣れない天井に慣れてしまって驚きもなく、ただ呆然と僕はここでなにをやっていたのだろう……とだけ考え込む。
岡村の家に来て、朝飯を作って、それから
「あ、起きた?」
光が完全に遮られ、代わりに降ってきたのは溌剌とした声。爽やかな声の持ち主である岡村蒼が微笑みながら覗き込んできた。ソファの横に膝立ちしながら俺を眺めている。
そうだ––––料理をふたりで食べ終えたあと、寝落ちしてしまったんだ。
「ぅ……ぅぅ……おはよう、蒼。いま何時?」
声をかけようとすると、喉が乾いていて声が出にくい。何度か呻いてから蒼に尋ねる。
「今はね、十五時過ぎだよ。ショウが寝初めてちょうど六時間!」
「……なんで嬉しそうなんだよ」
「寝顔とか見れたし。ショウってイイ寝顔するよね」
「やめろよ恥ずかしい」
見るな見るな、と手で蒼を追い払うと彼女はムゥーと少々不機嫌そうに立ち上がって、くるりと背を向けた。俺は上半身を起こすと同時に心の中で嘆息を吐いた。
なんて情け無い。ただの同級生の部屋で眠りについてしまうなんて……不用心にもほどがある。失笑すら浮かべてしまいそうだ。しかし、自分の浅はかさには呆れるよりも、誰かと一緒にいる場所で寝ることが出来たなと驚きの方が強かった。
寝不足だったのは間違いない。
とはいえ、間違いなく寝落ちするほどではなかったし、そこまで無理しているのなら弱みを見せないために帰る手だって使えた。それすら出来ないほどに、一気に眠気が襲ってきた。腹が満たされたからにしては急激すぎるし……薬を盛られた、は流石にフィクションすぎる。第一、できるとしても蒼だけだし、彼女にそんなことをする理由がない。
親のアレコレを知っている大人が絡んでるなら別だが。
「水もらっていいか?」
「いいよー」
酷い夢を見ていた気がするが、ベタつくような汗をかいている訳でもない。ただ喉が異様に乾いてる。
蒼は背を見せたままキッチンへとパタパタと走っていく。
「うー……」
両腕を天に伸ばし、そのまま肩を回して体をほぐすストレッチ。
久しぶりに6時間も寝たせいか、逆に身体が疲れている気がする。眠気だけは取れているが、癒された気がしない。やはりベッド。ベッドでなければいけない。安心して寝れる場所でなければ。
シャボン玉のようにポコポコ生まれる不満を叩き割る。
ソファを借りた側なのだ。ぶっ倒れてしまうほど自分の管理が出来ていなかった俺が悪いのだから、文句を言うのは違う。
ネチョリ。
「ッ」
ゾワリと悪寒が身体を蝕んで、一切の動きが一瞬で止まる。覚えのある不快な冷たさを持ったそれは、耳の付け根から首筋を伝って肩へとゆっくり落ちていく。恐る恐る手を伸ばす。
「……え?」
指で掬い取ったそれは、指と指の間に橋をかけるほどねっとりとしていて生温かい––––唾液だと、俺は分かってしまった。
すぐさまソファから立ち上がって、冷蔵庫からペットボトルを取り出した蒼の背に声を投げつける。
「なあ、蒼」
「どうしたんだ、ショウ?」
「お手洗い借りてもいいか」
蒼が軽く頷いてのを横目で収めると、悟られないように駆け出した。
何故だろう––––吐き気が酷い。汗がひどい。
口元を抑える。
トイレに駆け込み、出すものすらない状態で落ち着くまで呻いく。2階のものを使ったから蒼にはバレなかった。
☆
そのあと俺はシャワーを浴びていた。女子の家のシャワーを使うというのも気が引けたが、一応汗をかいたから、と嘘をつくと蒼は快く貸してくれた。何がとは言わないし、飛び散ったわけでもないが、気分的に不快だったから身体を清めた。
「家に帰ったら湯船に浸かろう」
ひと通り洗い終えるとバルブを閉める。シャワーの勢いが衰えて、ノズルの先についた雫がポタ……ポタ……と垂れて弾ける。響く音はそれだけ。湯船の縁に腰をかけて、天を仰ぎながら呆然とする。
自我喪失。そのレベルで無心になっていた。
ゆっくりと耳の裏に手が伸びる。
「なんでこんなところに唾液が……」
自分の唾液な訳がないから、他人のものなのは間違いない。けど、なんで付いているのかが問題であり不可解なわけだが、パッと閃くのはひとつしかない。
蒼が吸血鬼かもしれない。
「それこそないわ」
シャワーを浴びている最中にバスミラーで確認したが、首筋には吸血痕は残されていなかった。
まず第一に蒼が吸血鬼なら学校に来れない。
……俺のような例外があるとしても、半吸血鬼ならそれこそ血を吸わなくても生きていられる。
「本当に意味がわからん」
考えても仕方がないことは、もう捨てるに限る。
忘れてしまおう。こんなことは––––
軽く意気込んでから最後に冷水を浴びようとバルブに手をかける。すると外から声がかかった。曇りガラスがはられたドア越しに蒼が現れた。
「ねぇ、ショウ」
「なんだ〜」
「着替え置いとくね」
「えっ。紙袋の中にあるし、いらないぞ?」
「マジ? ふたつとも洗濯機のそばに置いてあったから入れちゃった」
告げられた内容に再び呆然とする。最悪元の服を洗濯に入れられるのは最悪待つだけでいい。それよりも嫌な匂いがこびりついていなかったかが心配だった。
流石に他人に不快な臭いを嗅がせたくないし、出してると思われたくない。
ただ何も言わないあたり、蒼も気を遣ってくれているのだろう。メイド服の方は洗う予定だったし楽になったと思えばいい。
「じゃあ、今から出るわ」
蒼と喋ったことで冷静になった頭のままバルブの代わりにドアノブに手をかける。そのまま捻って出ようとするが、
「あの出るんですけど」
「お構いなく」
「俺が構うんだよ!? 出てけ!!」
「ちぇー」
なんで、ちぇー、なんだよ。
男の身体なんて見ても嬉しくはないだろ。
「………」
けどハツカも。
そう思うと身体が熱くなるのを感じてしまい、なんだか変な気分になったまま脱衣室の冷たい空気へ足を踏み入れる。
用意されたバスタオルで身体を拭ったあと、その下に置かれていた服へと手を伸ばして掴み取る寸前で止まる。
そうだ。ここは男の家ではない。
服の上には綺麗な空色の–––––
「お前何やったんだぁぁぁぁぁああ!!」
天にどつくほどの叫びが岡村家を震わせる。
☆
話し合いののち、ドスッと勢いに任せてソファへと腰を下ろす。
顔が赤いのが自分でも分かった。
ソファに座りながら脚をモジモジと動かす。股間周りを覆う履き慣れない感覚のせいなのは明らかだった。
「そんなに恥ずかしいの? アタシの下着を穿くの」
「当たり前だろ……!! 俺は男だし……まして同級生の……」
「ハッハッハァ! 耳まで顔真っ赤だよ」
楽しそうに笑う蒼をキッと睨みつけると、彼女は両手を小さく上げて縮こまる。
「ごめんって、でもショウだって納得はしてくれただろ?」
「まぁ……」
脱衣所で声を荒げた俺に驚いて戻ってきた蒼と話したのだが、履いていた下着も洗ってしまっていて使えない。この家の男性陣は俺とはサイズが合わないので無理。履かないという選択肢を取ろうとしたが『用意できるのがミニスカだけだから、ちょっとした拍子でショウのアレが見えかねないし……』と恥ずかしいことを言われて却下になった。パンツにしてくれといったら、それこそ下着を履かなきゃいけない。
激しい口論の末、俺は……用意された体系が似通っている蒼の下着を履くことになったのだ。
「蒼はいいのかよ……男に自分の下着を履かれて」
「だって新品だし、ショウも可愛いし。このまま女になっちゃえば?」
「女にはならんし、なれんよ。あっても男の娘だ」
「……ショウってそういうの知ってるんだね……」
「知り合いがそれだしな」
「男の娘同士かぁ」
うっとりとした艶のある声を漏らす蒼に、俺は呆れた様子で見つめ続ける。ハツカはともかく、理世や蒼も変な癖があるようだ。
まぁ、確かに姿見で見た姿は着心地含めていいと思えたが。無地の白シャツの上に落ち着いたベージュの柄つきニットベストを羽織った姿。割とハツカが好きそうな清楚な感じだ。
「蒼はなんでそんなに好きなんだよ、俺の女装姿」
「え? ぇぇ……と、そのぉ、ね」
理由を尋ねられた蒼は答えに困ったように言葉を喉で詰まらせる。口をまごつかせる蒼が喋り始めるのを待つと、少しして意を決したように口を開いた。
「似合う人には着せたいじゃん?」
「お前だって女の服似合ってると思うけど」
「っ……」
鳩尾を突かれたように一瞬顔を歪ませるのを見て、写真を見た時の印象に間違いがなかったと理解した。今だってボーイッシュな服装をしてるのも着にくいのだろう。
観念したように蒼が語り始める。
「……なんというかね、着心地が悪いのよ。よくある女の子ものって」
「コレみたいな?」
「そう! 特にスカートとか。落ち着かない」
「ハハ……確かに」
「小さい頃から走り回ったりするのが好きだったし、優花たちや男友達……昔はアキラともよく遊んでたのもあって感性が女に振り切れてないのかな」
「なるほど」
「なのにお母さんたちは、女の子だからってそういうのばかり買うし、話し聞かないし。陸上部入る時も文化部にしなさいってうるさくって」
憎々しげに吐き出す蒼の姿を見て、我が身を振り返る。善意の押し付けであってはいけない。選択肢はいつだって相手側にあるのだと、いま一度心改める。
ただ––––と、蒼の声がまた少し重くなる。
「おばあちゃんやおじいちゃんは話を聞いてくれて、アタシが欲しい服をひっそりと買ってくれるんだよね。大会に優勝した褒美だって理由をつけて買い物に連れ出してくれたり」
「そうか」
「……昨日見ちゃったよね?」
「ああ。仏壇があったからな」
「だよね。何も言わないでくれてありがとう」
「言う必要がなかっただけだ。気にするな」
こちらに向き直って首を垂れようとする蒼の頭を上げさせる。そのまま彼女は続ける。
「多分おじいちゃんも、突然おばあちゃんが死んで苦しんでいるだろうから、あまり詮索しないで欲しいんだ。今はここから距離を置きたいだけだろうし。元々時間があったら二人で旅行するくらいには元気があったから、もう少し時間が経てばどこか出かけて気晴らししてから戻って来るよ」
「そうか……なら、蒼に任せる。何かあったら言え。それと」
俺も彼女を真っ直ぐ見て、なるべく気持ち悪くならないように告げる。
「俺のお下がりでよければ、今日着てきた服あげるぞ」
「え? いいの!?」
「あっちは俺の私服だし、結構古いからな。蒼に渡しても問題ない」
拒否されると思ったが、反応は上々。
親戚でもない同級生の女子に自分の服を着させるということ自体、中々事案というか危険な香りがするが本人が喜んでいるからいいだろう。
「代わりになんだが、この服をもらっていいか」
「いいけど、気に入っちゃった?」
「まあ、部屋着には悪くないし。今度交換した私服でふたりで遊びに行くのもいいしな」
「交換デー……グフッグ」
「あ、死んだ」
胸を押さえて倒れる葵をソファから立ち上がって脈を測る。ドクンドクン、しっかりと血が通わせる音が指先から伝わって来た。
「…………ふむ」
さて–––––時計を見れば、16時になっていた。
「流石に長居しすぎたし、晩飯と風呂の用意だけして帰りますかね」
楽しそうな死に顔をもう一度見てから、ニカッと口が緩んだままキッチンへと足を踏み入れた。
☆
そうしてショウが作った料理を食べ終えた頃には、18時を過ぎていた。そろそろ帰るというので、
「それじゃ、また明日」
「ああ。でも、いいのか? 明日の朝は作り置きで」
「流石にね。毎朝来てもらうのも気が引けるし、学校終わりに気軽に来てもらった方がいいかな」
「そうか」
「あと、もうひとつ渡しとくものがあって」
そうして、玄関の靴棚の横にある隠しスペースからある物を取り出す。
「はい、合鍵」
「合鍵?」
「今日入れなくて困ってたでしょ。開いてなかったら自分で開けて入っていいよ」
「本当にいいのか?」
「良くなかったら渡さないって」
キッパリ言い切ってやるとショウも納得したようで、メイド服を入れた紙袋からキーケースを取り出して、合鍵をその中に納めた。
そうして、またな、と手を振った彼は我が家から足音を立てずに駆け出した。
遠くなる背中が完全に消えたのを確認したあと、ドアノブに手をかけてゆっくりとドアを閉めた。
「ふぅ」
吐き出した息はトロリとしていて温かい。まるで今の自分の心地よさが身体の中では収まりきらず、飛び出してしまったようだ。
リビングまで戻ると、アタシはソファに目を向ける。
その上には綺麗に並べられた男の子ものの服装が置かれている。もちろん、これはショウがアタシにくれたものだ。
加えて–––––アタシはすぐに着替えを始めた。パーカーとカーゴパンツだけでなく下着ごと脱ぎさって、適当に丸めて洗濯カゴの中に放り投げた。
「ふふふ……」
ソファの下に隠しておいた数時間前までショウが履いていたボクサーパンツを手に取り、足を通す。黒のシャツに同色のジャケットを羽織り、グレーのデニムを穿く。
あとは髪をまとめて帽子で隠せば、姿見の前に立っても男にしか見えない。まるでショウを服に作り替えて纏ったような心地よさ。甘美な彼の生活臭が漂ってくる。
「……うん、胸は今度サラシを使おう」
そうして、風に乗せられる綿毛のような軽い足取りで、歩道を歩いていく。まだ18時過ぎだから車の通りもあるが、危険の少ない穏やかな歩道だ。
早く報告してあげたいという心持ちで足のスピードが上げようと一歩踏み出した。
「ん?」
しかし、結局はそうせずに足を止めることになった。踵を返して、歩いてきた道を見渡してみる。そこには誰もいない。時折車がアタシを追い抜かしていくだけだ。
「勘違いか」
向き直って、足のスピードをあげ始めた。
数分とすると、【Tucked-away】という青白い街灯に照らされた看板が現れる。ひっそりと街角に佇む喫茶店であり、この時間帯からは
同じく街の光に照らされたドアに近づいて、ノブを捻る。中に入ると、10にも満たないカウンター席と三つだけ置かれたテーブル席がある。
殆ど空いている席の中、彼はいつも一番奥のテーブル席にいる。
「こんばんは、
呼びかけると、彼はアタシの眼をしっかり見て『こんばんは』と不敵にも見える和かな表情と共に手渡してくれる。落ち着いているが、可愛げのある笑みがどことなく似ている。
まるで彼から見つめられると逃げられなくなるようだ。
彼の対面の席に座ると、定員が見計らったようにドリンクを目の前に出してくる。
「どうぞ」
「ありがとうございます」
「ありがとう」
アタシの前には紅茶サイダーが、星環さんの前にはコーヒーが置かれる。
「今日もコーヒーですか?」
「ああ、僕の仕事はこれからだからね」
いったいどんな仕事に就いているのだろうか。
しかし、これ以上詮索するつもりはなかった。だって、彼もアタシが男装していることについてノータッチで居てくれるのだから、それが礼儀だろう。
星環さんがコーヒーに一口つけるのを見て、アタシもストローを口に含む。一口飲むとサイダーの爽やかさと紅茶の芳醇な香りで喉どころか鼻や脳まで潤う。
彼はカップから口を離すと、耳にかかった茶髪を弄りながらアタシに問いかける。
「それでどうだった。薬はうまく効いたかい?」
「はい、もうぐっすりと。それも星環さんが言った通りピッタリ6時間でした」
「それはよかった。調合が間違っていたらどうしようかと思ったよ」
髪を弄っていた手を下ろして、胸を撫でる。ホッと安心した様子を見せる星環さんはそのまま問いかけてきた。
「で、その子に色々なことをしたんだろ?」
アタシは思わず視線を逸らした。
確かにショウが寝ている間に色々なことをした。着替えさせたり、口にすることを憚れるようなこともした。だから、答えるのに躊躇ってしまう。
ニヤニヤと笑いながら、星環さんは真っ直ぐコチラを見つめてくる。
「大丈夫、ここのマスターは聞いたことを聞かなかったことにできる。安心して話していいよ」
「いや、でも……」
「ほら、僕の目を見て」
ちらりと思わず彼と視線を合わせてしまう。それだけで光に蛾が引き寄せられるように逸らすことは出来なかった。強く
ぼんやりと口が開く。
「キミは僕の言う通りにしておけばいい」
「……はい」
「だから、キミは語ればいい。今日僕の薬を使って何をしたんだい?」
「それはですね」
輝く紫色の瞳は美しかった。
もしその双眸がショウに有れば、もっと美しいだろうと思うほどに。
今回は場面変えが多かったですね……今後はもっと上手くまとめれるように気をつけます。
さて、仮面ライダーガヴが始まりましたね!
明るく危ういガッチャードから繋がったバトンがどうなるか楽しみです!上の口から食べられそうになって泣くゴチゾウ可愛いな!?
期間限定で一話配信は太っ腹だ!!
https://youtu.be/YVKdHCSbN6o?si=KdAUKOPSsOFIlbGC
ブンブンは推しの玄蕃が凄いことになりすぎてて、怪しげなおっさんたちの会話が飛ぶ……