森田正馬が考えたメンタル回復力方法。
詳しくは、Wikipediaで。
朝の10時。一通り書類に目を通した西村は、大淀に呼ばれる。
「提督、時間になりましたので案内します。」
ついて行くと、体育館の様な場所に案内される。そこには、暗い顔をした艦娘たちの姿があった。
「では提督、ご紹介を」
壇上に上がり、一礼をする西村。
「私は、この度、黒井鎮守府に赴任する西村泰三です。まだ、新米提督ですが、よろしくお願いいたします。前任の提督は、あまりにも非道な方とお見受けしました。私は、この鎮守府の意識改革をしたいと考えている訳です。」
「では、スケジュールの確認を…って何ですかこれは!」
スケジュール表を見た大淀、他全員の驚く声が聞こえた。
なんと、真っ白であった。
「提督、ふざけないでください。あまりにも、ひどいと私も怒りますよ」
頭から湯気が、立ち上ろうとしている大淀を横に、西村は続ける。
「みんな勘違いはよくない。これは正しいスケジュール表だ。みんなにこれからやってもらいたいのは、『森田療法』というものだ。名付けて、森田作戦だ。」
ヤシマ作戦かよ、ツッコミを入れる数名の艦娘。森田療法って何ですかという顔をする艦娘。
「一週間の休みを取れという事だ。君たちにはまず休息が必要だ。トイレ、食事、洗面以外は寝ろ。それが森田療法という作戦だ」
「一週間も!?」
「あぁ、今までの君たちの働きのおかけで、資材、アイテム、お金は、余るぐらい溜まっている。前任の提督は、君たちに報酬を払わなかった。それが休息。それがなかったから、うつ病の症状が出ているのだ。暗い顔…その顔こそ疲れきった証拠ではないか?」
木曾は、反論する。
「ふん、うつ病なんて甘えだ」
さらに、天龍。
「風邪みたいなもんには負けねぇんだよ」
西村は、大きな声で答える。
「うつ病が心の風邪だという考え方は軽んじている。あまりにも軽率だ。貴方たちに姉妹や友達、後輩がいますよね。そんな姉妹や友達などと最近ギクシャクしてはいないかな。」
木曾と天龍は、姉や妹たちの顔を見る。大淀は、夕張や明石の顔を見る。みんなが顔を下に下げる。
「うつ病は、肉体、行動、心、人間関係を壊す。そして、次第に引きこもる。そんな人間を多々私は見てきた。そんな人生を君たちに、送って欲しくないからこの『森田療法作戦』を実行することとした。」
「じゃ、じゃあ、人との会話をするなってことかいな」
龍驤が質問する。
「大丈夫だ。三日間寝れば、次第に生に対して情熱的になる。そうなれば、後は何に対しても活発化する。勿論、仕事にも。あぁ、食事や掃除は安心してもらえると嬉しい。私たちに任せるといい。」
「提督、本当にこれで私たちは、もう安心していいのですか?」
大淀はまだ、疑問に思っているらしいと感じた西村は、こう言った。
「仕事とは、対価として見ればいい。頑張ったから休みがもらえる。前任の提督は、そこを分からなかったからこう『ブラック鎮守府』を作り上げてしまったのだと」
みんなが、部屋に戻ると、万歳三唱したのは言うまででもない。感謝の気持ちでいっぱいだったのである。
質問などがあればどうぞお手柔らかにお願いいたします。何せ、初めての小説なので。
ちなみに、艦これは、中将までいきました。その後、パソコンが壊れてしまう痛恨のミス。自主引退となりました。
何のための課金だったのか…