Persona 5 Scramble -Eleventh Member-   作:週末ラテ少年

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暇な時に筆がすすんだので平日投稿!

他のキャラの覚醒シーン見てると自分が書いたやつがしょぼく見えてくる…
特に善吉のそれは長いし


#4 Joining

「ハーッ、ハーッ…もう動けない…」

 

 

「肩貸してやってんだからもうちょっと頑張れねぇのか?」

 

 

「仕方ないだろ。

ツバサのやつ、ペルソナに目覚めてすぐなのにあれだけ動けたんだ。

充分どころじゃねぇぜ。」

 

 

「そりゃ…言って貰えて嬉しい…な…」

 

 

「ソフィア、この辺りで良いんだよな?」

 

 

「ああ。ここまで来れば、シャドウは追って来れない。」

 

 

「そうか。

なら、ツバサが回復するまで待機するか。」

 

 

「それなら…よっと。」

 

 

 スカルに下ろしてもらい、その場で座り込む。

 鉄製の足場の上だが、まぁ大丈夫だろう。

 

 

「にしても、この服何なんだ?

なんか忍者っぽいし…」

 

 

「それはツバサの『叛逆の心』が生み出したものだ。

『叛逆の心』が具現化したものって言えばわかるか?」

 

 

「うーん…時間をかければ。

というか、短時間の間に異世界のこと、ソフィアのことを知って、それに僕にペルソナの力が目覚めた…って感じでキャパオーバーギリギリなんだ…」

 

 

「まぁ、無理はないだろーな。」

 

 

「だが、自分が目覚めたペルソナの力自体、理解しておかないとダメだぞ。

一度、仮面を剥がして意識してみろ。」

 

 

「ん、やってみる。」

 

 

 目の辺りに張り付いたものを剥がすように外してみれば。

 忍者が頭に巻くもの…額当のようなものは砂のように消え、そして頭の中でしっかりとその姿が見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ペルソナ:イルジメ

アルカナ:技師

 

習得スキル

・エイハ

 範囲内の敵に呪怨属性の小ダメージを与える

・寝首掻き

 範囲内の敵に万能属性の極小ダメージを与える

 状態異常の敵に当てるとダメージ大幅上昇、

 さらにTECINICAL扱いとなる

 

次習得:目眩し

 

弱点:祝福

耐性:呪怨

 

 

 

 

 

 

 

 ……なるほど?

 スカルみたいな物理関係のスキルはないみたいだが、「寝首掻き」とは?

 状態異常になっている敵に有効みたいだし、見かけたらやってみたいな。

 

 

「そういえばだが…ここがソフィアの言う出口なのか?」

 

 

「…匂いが薄いから、ここで間違いない。」

 

 

 そうなのかと思いながら、見ていなかった周りを見渡す。

 渋谷駅の真上みたいだが、横を見ると謎の穴が。

 

 

「あれ、なんだろ…?」

 

 

「大丈夫、ここは外に通じてる。」

 

 

「…通じてる?」

 

 

「グニャーってなってバーンってなるが、出られる。」

 

 

「テキトー過ぎんだろ!

大丈夫なのか、それ?」

 

 

「言われたままだと、爆発四散するようにしか思えないな…」

 

 

「信じろ、ジョーカー。」

 

 

「やってみるしかないだろうな。」

 

 

「うーむ…

今はソフィアの話を信じるしかないか。」

 

 

「なら、もう行くのかな?」

 

 

 少々疲れるが、立ち上がってみる。

 足が震えた感じはないし、大丈夫そうだ。

 

 

 ジョーカーたちと穴に向けて足を出すが……

 ソフィアが来ない。

 

 

「ソフィアも来ないの?」

 

 

「私は…どうしたらいい?」

 

 

「ここは危険だ。一緒に帰ろう。」

 

 

「ジョーカーの言う通りだ、ソフィア。

そこら中シャドウだらけだろ?

一人でうろつくのは危険だぜ。」

 

 

 だが…と言ってソフィアは口籠る。

 ……しょうがないか。

 

 

 前に進み、その白いパーカーを持って引っ張る。

 

 

「流石にこんな場所に置いてけないよ。

とにかく、一緒に帰ろ。」

 

 

「…わかった、ついて来いと言うなら。」

 

 

「んじゃ行くぜ! せーの…!」

 

 

 

 

 ■◇■◇

 

 

 

 

 穴に入り、暫く歩いていると見慣れた渋谷駅前の光景が。

 だが、光が嫌に強調しているところ、もう夜になっていたようだ。

 ついでに、服装は元に戻っている。

 

 

「現実…なのか?」

 

 

「ああ、戻って来られたみたいだな。」

 

 

 とその時、蓮さんのスマホが鳴った。

 『ジェイル』から帰還したらしい。お疲れ様でしたのメッセージ付きだ。

 

 

「『ジェイル』…?」

 

 

「『ジェイル』って言うと、思い当たるのはさっきの場所っぽいけーー

ってさっき誰か喋った?」

 

 

「いや、俺じゃねぇけど…」

 

 

「ああ、ワガハイだぞ。」

 

 

 声のした方向を見ると蓮さんが。

 その蓮さんは「俺じゃないぞ」と顔で語っているようだけど…

 

 

「だから、ワガハイだっての!」

 

 

「そっか、その人……って、人じゃない!?」

 

 

「化け物みたいに言うな!モルガナだ!」

 

 

「………猫が、喋った…!?」

 

 

 もう無理だ。

 異世界から帰ったと思ったら猫が喋ったぞ。

 

 

「ワガハイは異世界だとあんな格好だが、現実(こっち)だと猫の姿なんだ。

異世界に行って『ワガハイが喋る』と認知したから、こっちでもワガハイの言葉が解るんだ。」

 

 

「なるほど……って、ソフィアは?」

 

 

 竜司さんも同意のようで、見回していた。

 続くが、それらしい白いパーカーは見当たらない。

 

 

「それらしいのは見当たらんな…」

 

 

「おい、ちっこいの!

いるなら出て来いって!」

 

 

「リュージ!こんなヒト混みでデカイ声出すな!」

 

 

「おーい、呼んだか?」

 

 

「今の声、ソフィアか!」

 

 

「どっから聞こえた?

なんか、翼の方から聞こえた気がすんだが…」

 

 

「ここだぞー!」

 

 

「え、僕のスマホから?」

 

 

 取り出してみるが、異世界に入る前の暗転したままだ。

 と、不意に画面が明るくなる。

 

 

「ここだここ。翼のスマホだ。」

 

 

 よく見ると、丸いアイコンが浮かんでいた。

 みんなで覗き込んでみる。

 

 

「んだ、この白いの…?」

 

 

「よ!」

 

 

「うお、なんか出てきた!」

 

 

「ん?

三人とも着替えたのか?」

 

 

「オマエ…ソフィアなのか…?」

 

 

「そうだ、私だぞ。

…というか、オマエは誰だ。」

 

 

「ワガハイはモナだ。こっちの世界じゃ、猫の姿をしてる。」

 

 

「モナ? オマエが?

タヌキじゃなかったのか…」

 

 

「違うって言っただろ!」

 

 

「てか、何でスマホに…?」

 

 

「なんでって…私はAIだから。」

 

 

「AI…!?やっぱりなのか!」

 

 

「エーアイって、あの賢いヤツか?」

 

 

「フタバが言ってただろ。人工知能だ。」

 

 

「マジかよ…」

 

 

「では、なぜ翼のスマホに?」

 

 

「…近かったから?

光の中に投げ出されて、翼の匂いを追ったらここだった。」

 

 

「匂いって…

もしかして、ソフィアが初めて会った人間が僕だったから、とか?」

 

 

「AIだから、このスマホの中にデータとして移動してきた…ってところか。」

 

 

「要は、翼のスマホに住んでるってことかよ?」

 

 

「狭いが、必要なものは揃ってるから居心地はいい。

スカルも来るか?」

 

 

「ハハ…もう突っ込む気力もねぇわ。」

 

 

「とにかく、無事に帰ってこられて一安心だな。」

 

 

「そういえば、あの中で捕まってた人たちは?

捕まったまま…とか?」

 

 

「わからん…

だが、普通のニンゲンではなす術がないだろうな。」

 

 

「助けに行くか?」

 

 

「そうしたいところだが、無闇に動いてもまた捕まるだけだ。

それに、恐らくツバサはアリスのシャドウに警戒されたままだろうし…

パレスそっくりな謎の異世界、そこを統べる強力なシャドウ、そしてEMMA…

また、とんでもないことが起ころうとしてるのかもしれない。」

 

 

「嫌な予感がするな。」

 

 

「ああ、ワガハイもだ。

とにかく、一旦ルブランに集合だ。

これからどうするか決めないとな。」

 

 

「こいつはどうすんだ?」

 

 

「…私はここから出られないみたいだ。

こっちに来たらネットに繋がって色々確認できたが、私の記憶は消えたままだ。

復旧手段も見つからない。

このスマホから出ていく方法もわからない。

これからどうすれば…」

 

 

「なら、ソフィアも一緒に行く?

どっちみち僕のスマホだから強制だけど…」

 

 

「まあ、ミンナに説明するとき、ソフィアがいれば話は早いだろうな。」

 

 

「あいつらどんな顔すんだろうなー、またパレスみてぇなのができてるって聞いたら。」

 

 

「他にも怪盗の仲間がいるのか?」

 

 

「いろいろ揃ってるぜ?

お前と気が合いそうなやつとかな。」

 

 

「ふーん…面白そうだな。」

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

「なるほど…

つまり柊アリスの招待で異世界に行き、謎の少女ソフィアに導かれて戻ってきた。

さらに、翼にペルソナ能力が覚醒したと。」

 

 

「なんかそう言われっと、すげぇぶっ飛んだ話だけどよ…」

 

 

「ペルソナの件は僕が生き証人だしねぇ…」

 

 

「だが事実だぜ。この目で見てきたからな。」

 

 

「ああ、信じてくれ。」

 

 

「な? 蓮も言ってんだろ?」

 

 

「…わかったわ。

冗談で言うような理由はないもの。」

 

 

「とにかく、そのソフィアって子が一番事情を知ってそうね。

今一緒にいるの?

ちょっと話せないかしら。」

 

 

「そうだな、百聞は一見にしかずだ。

ソフィアからも説明してもらおう。」

 

 

「分かった。スマホのスタンドってあるかな。」

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 全員がソフィアに自己紹介をし、改めて竜司さんとモルガナもしたよう。

 ソフィアも自己紹介をし、質問を受けて明日の予定が決まった頃。

 

 

「じゃあレン。

明日、改めて潜入ってことでいいか?」

 

 

「ああ、そうしよう。」

 

 

「よっし、決まりだな!」

 

 

「あー、それならなんだけど…」

 

 

「どうしたんだ、ツバサ?」

 

 

「いや、僕から言うのは烏滸(おこ)がましいかもだけど…」

 

 

「なんなんだよ?」

 

 

「僕も、怪盗団に入れてほしい。」

 

 

「…は?」

 

 

「突然すぎて話が見えんぞ。」

 

 

「確かに、ツバサはペルソナ能力に目覚めてるが…

…何か、理由でもあるのか?」

 

 

「ある。その前に、僕の身の上について話させてくれないかな。

それと、双葉とのこと。…話してもいいかな、本当のこと。」

 

 

「…いいぞ。その内バレるだろうからな。」

 

 

「実は、僕の母さんはアリスの被害者なんだ。」

 

 

「被害者…と言うと?」

 

 

「聞いたことあるでしょ?

アリスを心から信奉してとにかく貢いだり、アリスに意義を唱えようとすると暴力沙汰にしたりする人。」

 

 

「…そういえば、そんな話をニュースとかで聞いたわね。」

 

 

「アレ全部、恐らくアリスのせい。」

 

 

「マジかよ…」

 

 

「母さんは、前者の『とにかく貢ぐ人』。

2ヶ月くらいか前、母さんが突然そうなって。

あの時は突然どうしたってなって父さんと騒いだけど、その時に、母さんのカバンからアリスのトモダチキーワードを見つけたんだよね。

同じ頃に母さんと似たような人が出始めて、もしかしてアリスのせいなんじゃないかって勘づいた。

そこから先はアリスの裏を取ろうと独自で調査。

週刊誌紛いの行動とか、アリス関係の情報をハッキングしてまで集めた。」

 

 

「そのために、わたしに取り引きを持ちかけてきた。

わたし、その頃はクラスの中でも浮いてて、友達があんまりできてなかったんだ。

そんな時に、翼が話しかけてくれたんだ。『取り引きしてみないかい?』って。

わたしは翼にハッキングの技術を教えて、翼はわたしと『友達』として一緒に遊んだりする。

どーやってわたしのハッキング技術を知ったのかは知らんが、応じた。」

 

 

「そこまでしたのか…

それだけする理由があるのか?」

 

 

「勿論あるとも。これ以上、アリスの被害者を増やしたくなかったから。

アリスのせいで狂わされた人の関係者の気持ちは、一番解ってるから。それだけ。

まぁ、母さんを奪ったアリスに復讐したかったってのもある。」

 

 

「それ聞いてびっくりしたぞ、その時のわたし。

…でも、協力する気になれたんだ。

なんだか、わたしと似てたから。

わたしも、悪い大人にお母さんを奪われたから。」

 

 

「…それで、どうなったの?」

 

 

「双葉がハッキングを教えてくれたおかげで、調査自体はかなり進んだ。

…でも、結局アリスが起こしたことについては分からず仕舞い。

その上、さっき知ったけどアリスにもバレてたみたいだし。

結局、諦めたよ。」

 

 

「その頃に、ワガハイとレンがこっちに戻ってきたと。」

 

 

「まぁそういうこと。

母さんを奪ったアリスに復讐するため、そしてこれ以上アリスのせいで困る人を増やさない為にも、僕を怪盗団に入れてほしい!」

 

 

「なるほど、分かった。仲間に入れよう。」

 

 

「蓮さん…ありがとうございます!」

 

 

「ワガハイもだ!」

 

 

「…みんなも賛成みたい。

それなら、コードネームはどうする?」

 

 

「それは潜入した時で良いんじゃないかな?

私たちは翼くんの怪盗服を見ていないし。」

 

 

「ならば明日、それも含めて改めてジェイルに潜入だ。

集合場所は渋谷の連絡橋でいいな?」

 

 

「…と、その前に〜♪

あとでソフィアの中身見せてくれ!

約束したよな? な?

こいつは解析のし甲斐がありますぞ?痛くしないからな、フヒヒっ…」

 

 

「…大丈夫かコレ。」

 

 

「まぁ、双葉のことだし大丈夫だと思うよ?腕は確かだし。

…あと、僕も見ていいかな?」

 

 

「しっかし、集まった途端にコレかよ。

とんだ夏休みになっちまったな。」

 

 

「…ハッ!?」

 

 

「え、なに?どうしたの?」

 

 

「京都旅行の野望はどうなる。

それに、俺の肉は…!」

 

 

「残念だけど、延期だね。」

 

 

「おのれ不可解な異世界…!

このフォックスが膾斬りにしてくれる!」

 

 

「いや、異世界は斬れねーだろ…

斬るならシャドウにしとけ…」

 

 

 その辺りで解散となった。

 双葉はソフィアの解析に残るらしいので、僕も残るとしようかな…

 

 

To Be Continued…




コードネームまで入れたらめっちゃ長くなりそうだったんでここまで
最後、加入する時がめっちゃ雑になって申し訳ない…
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