Persona 5 Scramble -Eleventh Member-   作:週末ラテ少年

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うちの統制神さん、セリフを殆どすっ飛ばされた挙句、ヨシツネの某技によって3ターンキルされた件。(1周目の模様)
チャージ+ランダマイザ+タルカジャにアレは強すぎんだろ…
…あ、ちゃんと三学期入ってます

ジェイル攻略はどんどんスキップしますよぉ!
書きにくいので!


#7 A Passing Ally of Justice

 遊園地と化したBunkamachiにて。

 

 

「よっし! ミッション達成だな!」

 

 

「あ、これ知ってる。

よくCMで流れてる曲だよね。」

 

 

「『まかろんきゃのん』。

アリスの代表曲で、売り上げランキングは常に上位だね。」

 

 

「その人気も、インチキ改心で手に入れたってことかよ。」

 

 

 現在、僕と同じく新しく怪盗団に入ったソフィアこと『ソフィー』も加えて、ジェイルにてアリスが鎮座する『王城』を攻略するためにサーチライトを潰して回っているところだ。

 詳しく言うと、サーチライトのエネルギー源を盗ってるワケだが。

 ここまででも、マルクシティでアリスブランドのワンピースを、宮前公園でアリスが表紙を飾る雑誌をエネルギー源として手に入れている。

 モナの推測によると、これらはすべて「アリスを(キング)たらしめているもの」らしい。どれもらしいものだな。

 

 

「それじゃ、ここの『牢獄塔』も制圧できたんだし、サーチライトは消えたはず…なんだよね?」

 

 

「そうだな。」

 

 

「ようやくアリスの王城に潜入できるな。

すぐにでも向かうか?」

 

 

「ああ、一刻も早くアリスを止めないと危険だ。

スクランブル交差点に戻って、王城に突入するぞ!」

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 スクランブル交差点へと戻ってきたワケだが、迎えたのはサイレン音、閉じる王城への道、そして大量のシャドウである。

 

 

「な、なに!?」

 

 

「ふ、塞がってる!?」

 

 

「…それに、凄い数のシャドウだわ。」

 

 

「クソ、どうなってんだよ…

これじゃ城に行けねえじゃねえか!」

 

 

「せっかくサーチライトを潰したのに…」

 

 

「あちこちで暴れ回ったからな。

アリスに警戒されたか…」

 

 

「ナビ、どうにかならないか?」

 

 

「うーん、簡単にはいかなそう…

今はどうにもならん。」

 

 

「ここに居ても囲まれるだけね…

ジョーカー、どうする?」

 

 

「一度退くか。」

 

 

「それしかないよねぇ…

それに、こういう時こそ冷静に…」

 

 

「そうだな。

一度現実に戻って対策を考えよう。」

 

 

 

 

 ■◇■◇

 

 

 

 

「…すっかり遅くなっちゃったね。」

 

 

「つか、どうするよ…

あの壁なんとかしねぇと…」

 

 

「いや、差し迫った問題が他にある。

…腹が減った。」

 

 

「って、ソコかよ!

もうちっとマジメに…」

 

 

 いいかける竜司さん。

 腹の虫は容赦なく鳴き声を上げる訳なのだが。

 

 

「あ…いや…

確かに腹減ったな…」

 

 

「ふふ、まずは食事にしましょう。

栄養取らなきゃ、アイデアも浮かばないよ。」

 

 

「む、食事か? 店探すぞ。」

 

 

「いや、大丈夫だよソフィア。

もうターゲットは決まってるからね…」

 

 

「む、翼もか?」

 

 

「ルブランのカレー。そうでしょ?」

 

 

「そのとーり!

きっと皆にもご馳走してくれるぞ!」

 

 

「もう、マスターに甘えすぎよ。

いつもご馳走になってるんだから…」

 

 

「うっ…」

 

 

 なら諦めようと言いかける。

 と、酒に酔ったような人の声が聞こえてきた。

 

 

「なんだ…ケンカか…?」

 

 

「どいつもこいつも…ヒック…

人を馬鹿にしやがってよぉ…」

 

 

「ハァ…ただの酔っ払いかよ。」

 

 

「面倒だし、さっさと避けてくか…」

 

 

「あん? なんだガキども…こんな時間に…」

 

 

 そう言って杏さんに近づく酔っ払い。

 

 

「なぁ、そこのセクシーなオネーチャン!

おじさんの相手もしてくれよ…グヘヘ…」

 

 

「ちょっと、やめてください!」

 

 

「警察を呼ぶぞ?」

 

 

「んだその口の利き方はァ!」

 

 

「ちょっとキミら、反抗的な態度は取んないでよ。」

 

 

「あ…?

そっちから突っかかってきたんだろーが。」

 

 

「そーですよ。

大体、そっちもストッパーしてくれっての。」

 

 

「このガキ…俺様が礼儀ってやつをヒック…

教えてやろうじゃないの…」

 

 

「いい加減に『はいはい、その辺にしとけって。』」

 

 

 と、横からスーツを着た男が。

 髭あるし、髪が長くてちょっと胡散臭い。

 

 

「なんだァテメエ…」

 

 

「あー…なんつーか…

通りすがりの正義の味方です。」

 

 

「うさんくさっ。」

 

 

「わかる。」

 

 

「なぁにが正義の味方だぁ…?

ざけんなコラァ!」

 

 

 酔っ払いはその男に突っ込んでいきーーー

 

 ボッコボコにされた。

 

 

「おっと…急に転んでどうしました?」

 

 

「いや、なんか一方的にぶん投げてたし…」

 

 

「いやいや、百歩譲っても正当防衛だろ。」

 

 

「ちょ、何だお前! 警察呼ぶぞ!」

 

 

「俺がその()()だ。

わかったらさっさと帰りな。」

 

 

 何かを出したスーツの男。

 隣にいた会社員は「すみませんでしたー!」と言って走り去っていった。

 …倒れた酔っ払いを残して。

 

 

「あこら、こいつ置いてくんじゃねーよ!

なんつー薄情な…

まぁ、そのうち目ぇ覚ますか…

…で、お嬢さんたち。大丈夫だったか?」

 

 

「ああ、助かった。」

 

 

「いいってことよ。善良な市民を守るのが、俺の仕事でな。」

 

 

「…気をつけろ、蓮。

この男、恐らく公安だ。」

 

 

「おっ、察しがいいな。

まぁ、監視を知ってりゃそりゃそうか…

ちなみに、ソコにも1人いるのは気付いてたか?」

 

 

「馬鹿野郎、何考えてて…」

 

 

「悪い悪い。この酔っぱらいの保護頼むわ。」

 

 

「ハァ!?」

 

 

「なんなんだ、こいつ…」

 

 

「怪しみ200パー超えだな。」

 

 

「…その公安が、私たちに何の用?」

 

 

「そう怖い顔するなよ、ちょいと事情があってな。

コーヒーでも飲みながらどうだ? そこはカレーも絶品でな。」

 

 

「あー、なるほどね。」

 

 

「おっ、そこの銀髪。分かるじゃねぇか。」

 

 

「この辺に住んでるだけなんですけど…」

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 来たのはやはりルブラン。

 マスターはお冷をドンと置き、ごゆっくりとだけ言って去った。

 

 

「ごめんなさい。私たち、警察が嫌いなんです。」

 

 

「笑顔で言うな笑顔で…」

 

 

「用があるならはやく言ってください。」

 

 

「わかったわかった。

前置きはなしだ、本題に入るとしよう。

…俺は長谷川善吉。警視庁公安部に出向中の捜査官だ。

階級は警部補。それなりに偉い立場でもある。」

 

 

「警部補って偉いんだな…

OK、覚えた。」

 

 

「あん? どっから声した今?

…まぁいい。雨宮、お前に聞きたいことがある。

先日、テレビ番組の中で、柊アリスへの告白騒動があったのは知ってるか?」

 

 

「ああ、勿論だ。」

 

 

「まぁ、だいぶ騒がれたからな。

知ってて当然か。

まぁ訳あって、一応アレにも調査が入ったんだがな…

事前にMCがあんな事をしでかす様子はなく、アリスに特別な感情を抱いてた形跡もない。

居合わせた女性MCと先日婚約したばかりだったらしいからな。そもそも動機がない。

…で、警察は今こう考えてるわけだ。

『心の怪盗団』による、『改心事件』なんじゃないかってな。」

 

 

「改心事件って…まさか…」

 

 

「去年、よく似た事件がたくさん起きたよな?

人格の豹変、異常行動、精神暴走…

改心事件となれば、容疑者の筆頭はお前だ。

心の怪盗団のリーダー…雨宮蓮。

薬か催眠術かわからんが、テレビ局に対する威力業務妨害ってとこだな。

このままだと、遅かれ早かれお前は逮捕される。」

 

 

「い、いや、なんで…!」

 

 

「ふざけないで頂きたい。大体、物証は?」

 

 

「ふざけちゃいないが、証拠はまだない。

だから話を聞きにきたんだよ。」

 

 

「は?」

 

 

「犯人はお前なのか?」

 

 

「なわけねーだろ!」

 

 

「ああ、コレは濡れ衣だ。」

 

 

「だよな。まぁ、俺もそう思ってたわ。」

 

 

 突然スマホを取り出した長谷川という男。

 『管理官』と言っている人に電話をかけているようだ。

 

 

「え?冗談?

いやいや、至って大真面目で…

…良いから帰れ? わかりました、すぐ戻ります。」

 

 

 そしてスマホを戻す。

 

 

「ってことで、上司の説得を試みてみたんだが。

お前なシロって話、信じてもらうのは難しそうだ。」

 

 

「そりゃそうだよね…」

 

 

「今の電話…ホントに…?」

 

 

「やべぇ…なんなんだこいつ…」

 

 

「…結局、何が言いたいのかしら?」

 

 

「いくら冤罪だと主張しても、お構いなしに逮捕する連中がいるってことだよ。

そうなればお前も困るだろう。俺も事件が解決できなくて困る。

そこで提案だ。俺と取り引きしないか?」

 

 

「取引だと…?」

 

 

「俺は事件を解決したい。

そのために、お前の持ってる情報が欲しい。

今は解決の糸口さえ掴めなくてな。ぶっちゃけ困ってる。

そしてお前は逮捕されたくない。

そうならないように、警察に手を回してやる。

どの組織も身内の話は信じるもんだ。効果は大きいぞ。

お互いに協力できると思わないか?」

 

 

「公安は信用できないからな…」

 

 

「エラく嫌われたな…

まぁ、お前がやられたことを考えれば当然か。」

 

 

「お前みたいな怪しい野郎の言うこと、簡単に信用できねーな。」

 

 

「能ある鷹は爪を隠すって言うだろ?

俺もそういうクチだからよ。」

 

 

「…どうする、レン?

この男が信用できるのか、見極めてから返事しても遅くないぜ?」

 

 

「…しかし、よく鳴く猫だな。」

 

 

「ニャー、ニャー。」

 

 

「ま、答えは今すぐじゃなくていい。

暫く考えて返事をくれ。」

 

 

 

 ◇

 

 

 

「いい返事を期待してるぜ、怪盗団。

それじゃマスター。またカレー食べに来るんで。」

 

 

「悪いが品切れだよ。アンタにはな。」

 

 

「んな殺生な…」

 

 

「マスター、カレー一人前。」

 

 

「…お前もなかなかなこと言うねぇ、翼。」

 

 

「あのなぁ…」

 

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 

「なんなのあいつ!

言ってること無茶苦茶だし!」

 

 

「何本かネジの飛んだ男だったな。」

 

 

「ハセガワゼンキチ…

名前と似合ってなさすぎだ。」

 

 

「でも、あの人の言ってることが本当だったら…」

 

 

「蓮さんがマジで逮捕される…ってことだよね。

実質、脅しみたいなもんか。」

 

 

「けど、問答無用で逮捕されるよりはマシよ。

罠かもしれないけど、情報がないよりはね。」

 

 

「ああ。警察が動いてるってわかっただけでも、あの刑事と話した価値はある。

問題は、あの刑事がどれだけ信用できるかってとこだが…」

 

 

「信用できないな。」

 

 

「そうだな、信用しすぎるのは危険だ。」

 

 

「…でお前ら、今度は何しでかしたんだ?」

 

 

「ななな、何もしてない。

そうじろうは心配しなくていい。」

 

 

「…アリスって奴のことだろ?

あの告白騒ぎがお前らの仕業だって疑われてる…

そんなところか。」

 

 

「てか、濡れ衣なんだよ!

悪いのは全部アリスって奴で…」

 

 

「ごめんなさい、マスター。

また余計な心配をさせてしまって…」

 

 

「…お前らは悪くねえんだろ?

だったら堂々としてろ。濡れ衣は自分たちで晴らしな。」

 

 

「…ゴシュジンの言う通りだな。」

 

 

「何かあったら、いつでも協力はするからよ。」

 

 

「あ、ありがとう、そうじろう!」

 

 

「…まずは、アリスのことを何とかしよう。

刑事の件はその後だ。」

 

 

「そっか…そしたら取引とかいらないもんね。」

 

 

「しかし、肝心のアリスの城には、このままでは近づけないぞ。」

 

 

「あの隔壁が厄介だな…」

 

 

「いっそのこと、ぶっ壊す?」

 

 

「流石に無理だろ! 脳筋か!」

 

 

「流石に冗談だっての。」

 

 

「…何か困ってるか? 力になるぞ。」

 

 

「あ、ソフィア。

あの隔壁を開ける方法を考えてるとこ。」

 

 

「…それは私にも難しいな。

双葉のハッキングはどうだ?」

 

 

「うーん…。隔壁に繋がった端末でもあれば、そこからどうにかできるだろうけど…」

 

 

「端末?

操作パネルだったら、隔壁の裏にあったぞ。」

 

 

「なにっ!? マジか!」

 

 

「以前通った時に記憶した。間違いない。」

 

 

「んなことよく覚えてたな。

さすが、愛で動いてるだけあるぜ。」

 

 

「AIね、竜司さん…」

 

 

「…誰と話してる?

また増えたのか?」

 

 

「気のせいだ、そうじろう。」

 

 

「…ったく、人の店を根城にしちまいやがって。

俺はぼちぼち帰るからよ。戸締り頼んだぜ。

あんまり遅くまでやるんじゃねぇぞ?」

 

 

「ああ。」

 

 

「ま、ほどほどにな。」

 

 

 そう言ってマスターは帰っていった。

 

 

「…問題は、どうやってフタバを隔壁の向こうに連れて行くかだな。」

 

 

「何人かで協力すれば登れないかな?

無理な高さじゃなかったと思うけど…」

 

 

「それか、ビル街伝いに行って裏に回るとか?」

 

 

「どちらも、途中で見つかってしまうぞ。

サーチライトもあったからな。」

 

 

「なら、誰かが囮になって、警戒網に穴を開けるしかないか…」

 

 

「囮って、んな危ねぇ役、できる奴いんのかよ?」

 

 

「…僕なら、いけるかも。」

 

 

「そうか…!

確かに、ツバサは現実のアリスからも警戒されてる存在だ。できなくはないな。

…だが、新入りのツバサ1人では厳しそうだな。

一緒に動けるのがもう1人いれば安定するんだが…」

 

 

 みんなの視線が1人に集まる。

 デジャブな気がするが、別にいいだろう。

 

 

「…わかった。任せろ。」

 

 

「流石だぜ、レン!

オマエならそう言ってくれると信じてた!

2人とも、大立ち回りを演じて、シャドウを目一杯引きつけてくれ!」

 

 

「任せてくれよ!」

 

 

「だけど、2人がかりでも危険なのは確かだよね。

誰かサポートは必要じゃない?」

 

 

「私がやるぞ。先行して、敵の一団を引きつけておく。

そしたら、2人の負担も減るからな。」

 

 

「ソフィア、助かるよ。

でも、無理はしないでよね。」

 

 

「ノープロブレム。」

 

 

「よし、作戦はこれで決まった。あとはチーム分けをするぞ。」

 

 

 かくして、作戦会議が始まる。

 それだけで、夜は更けていった。

 

 

 

 

 ●■●■

 

 

 

 

-8月28日(金)-

 渋谷駅の真上、鉄製の足場の上。

 白い手袋、背中にかかったDMRと両腰に納めている双剣を確認。

 

 

『作戦は頭に叩き込んだな?』

 

 

「うん。ソフィーが第一波のヘイトを買う。

モナ、スカル、パンサーはサーチライトの破壊。

ナビが隔壁を開けて、その間、フォックス、クイーン、ノワールがナビを護衛。

そして、僕とジョーカーはスクランブル交差点でシャドウを一手に引きつける。

これで合ってるよね?」

 

 

『よし、大丈夫みたいだな。

…行くぞ!』

 

 

To Be Continued…




ルブラン屋根裏部屋での翼くんの立ち位置は双葉の右隣
テレビを置いてる机で夏休みの宿題をやりつつ、たまーに双葉と一緒にモルガナを撫でてるイメージ(と言う名の妄想)
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