RPG版アークナイツ 勲章『悪魔狩り』獲得RTA   作:ウルッパリをどつき隊

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 単芝姉貴が強かったので初投稿です
 初めて生の*龍門スラング*を聞きました


バベル加入

 目指せ二千人斬り!なRTA第4話はーじまーるよー

 前回はテレジア派の傭兵たちに恩を売りつけ、取り敢えず紹介してもらえるように約束したところまででした

 

 今はテレジア姉貴達の駐屯地に着いたところです。はえーすっごい大きい… 

 隊長たちが報告に行ってる間、アルくんはハブられた1人と外で待機しています。待っている間暇なんで勲章の詳しい獲得方法について少し

 

【悪魔狩り】の取得条件は、以下の通りです。

 

 ・戦場でサルカズの敵を累計2000匹撃破

 ・サルカズからの恐怖度が100以上

 ・王庭からの評価が−100以下

 

 1つ目の二千人斬りはバベルに加入して任務受けまくればそのうち達成できるので、あまり気にしなくても大丈夫です。

 2つ目、3つ目を解説する前に、「恐怖度」と「評価」についてお話します。

 恐怖度は特定の種族からプレイヤーがどう思われているかを、評価は文字通り特定の勢力や国の政府からの評価をそれぞれ数字で表したものとなっています。

 

 ただ殺し続けていた場合、恐怖度はすごい勢いで上がっていきますが評価はあまり動きません。「ちょっと面倒くさい奴」ぐらいにしか思われないです。評価を下げるには、王や貴族などの位の高い人物を殺害するか、直接軍に喧嘩を売るぐらいしないといけません。

 

 今回の場合恐怖度は一人で敵のサルカズを殺し続けることで上げ、評価はテレシス直属の部隊を撃破しまくりテレシス派の作戦を潰し、最後にテレシス本人を叩きのめすことで−100まで下げようと思います。

 

「おい」

 

 やることないので放置してたら話しかけられましました。

 おっ、どうしました? 

 

「お前…ドクターにもそんな態度とるんじゃないぞ」

 

 大丈夫だって安心しろよ〜ヘーキヘーキ、ヘーキだから。

 

「はぁ…」

 

 彼と駄弁っているとやっと隊長たちが帰ってきました。

 どうでしたか? 

 

「ついて来い、ドクターがお前に会いたいそうだ」

 

 中に入る許可が降りました。お邪魔しまーす

 

 …周りからめっちゃ見られてる、はっきりわかんだね。割合としては興味が6、警戒が4って感じですね。

 結構怪しまれてるけど、こいつら龍なんて見たことないんでしょうし仕方ないですね。

 隊長の後ろについていくと1番大きい建物に着きます。

 

 その入り口には…

 

「君が例の…」

 

 全身黒ずくめの不審者がいた! 

 白衣の上から黒フードという不審者コーデをオシャレに着こなすこの男こそ、Wが恐れた昔のドクターです。禿げてなさそう(小並感)

 戦況が激化するについて、無慈悲な戦争マシーンに変貌していったと思われる過去ドクですが、今は至って普通の不審者といった様子です。

 

 とりあえずバベルに入りたいと言いましょう。

 今のアルくんだと、テレジア姉貴のために戦いたいといえばよっぽどの事がなければ入れてくれます。

 

 バベルに加入した後、ドクターが仕事を1つ任せてきます。簡単な実力テストであると同時に、こちらの事を調べるまでの時間稼ぎでもあるため、やたら面倒な任務になってます。

 

 まあ速攻で終わらせるんですけどね、初見さん。今回与えられた任務は離れた敵拠点の殲滅! 新人に任せる仕事じゃないと思うんですけど(震え声)

 敵の詳細な位置を教えてもらい、全力疾走…と言いたいところですが、もっと早いやり方があります。

 

 まず拠点から少し離れた、周りに何もない場所に移動します。

 

 次に、他の人が十分離れたのを確認したら磁力操作を起動。

 

 後は全力で飛ぶだけ! 

 

 これが私が雷撃のアーツを選択した理由の一つ、アーツによる超高速移動です。磁力操作は【アーツ適性】が優秀でも使える唯一の高速移動スキルです。

【物理強度】が高くないと加速に耐えきれずに体力がものすごい勢いで減っていくというデメリットがありますが、空を飛ぶので地形にも左右されず、アーツを展開する気力さえ残っていればいくらでも使えるとても優秀な移動手段です。

 

 そんなことを話しているうちに目的地周辺です。

 キャンプ地から100キロくらい離れていますが、20分程で到着しました。やはりヤバイ(確信)

 

 あっ、そうだ(唐突)

 こんな万能な磁力操作ですが、アーツ適性が卓越でない今のアルくんではここから完璧な着地はできません。せいぜい速度を体が壊れない程度まで落とすぐらいです、よって…

 

 

ズドォォン!! 

 

 

 まあこうなりますよね。

 敵拠点のど真ん中に、轟音とともに着地して遠くからクッソ目立つ土煙を上げる。ツーアウトってとこでしょうか(震え声)逆に考えるんだ、敵が自分から来てくれるからありがたいと。でも術師はng

 

 お願いします撃たないで話せばわかるだから撃たないでどうかお願い致しますどうか攻撃しないでゆるしてゆるして─

 

 

 攻撃してきませんでした。信じる者は救われるってそれ一番言われているから。なんか何重にも囲まれてますが問題ありません、むしろ好都合です。

 これから、磁力操作を活用した戦闘をお見せしましょう。

 

 現状、磁力操作では高速飛行のほかに、金属の操作が使用できます。これによって飛び道具を躱したり、敵の武器を奪ったりできますが、いくつか制限があります。

 まず今の出力では前者は問題なく行なえますが、後者は術耐性の高い敵が抵抗してきた場合高確率で失敗します。サルカズの敵は術耐性が高く設定されているので無力…と思いきや、相手が抵抗できない場合、もしくは地面に落ちたor刺さったものを奪う場合は確定で成功するようになっています。

 

 ならばやることは簡単

 

「お前何者だ! なぜここに来た、返答次第では生きて返さないぞ」

 

 殺気出しながら軽く挑発、ついでにこちらが刀しか持ってないことを見せつけましょう。

 おい、どうした、ビビってんのか? (ごまクソ)

 

「クッ…」

 

 奴らが黙ったら暫く睨み合いを続けながら相手の武器を把握します。お、右の奴の直剣いいですね。急に現れた変なやつに威圧され一歩も動けない、包囲しているのに相手は余裕そうな素振りを続けている。

 彼らのプライドを大いに傷つけていることでしょう、そのうち暴発します。そしてこちらは遠距離を攻撃できる方法がない、となると動くのは

 

「…!」

 

 術師と弓持ちで確定です、さらに弓の方が動作が早いので矢が向かって来たそのとき!

 磁力操作起動! 矢の軌道をずらしながら加速させ、術師に当てながら直剣持ちに詰めて雷切。  

 

『直剣を持っていただけなのに』彼は首を斬られて死にました。そのまま他の奴らが現状を把握できていない間に、腰にある予備の剣を奪って、別の術師に放ったあとはその後ろに斬りかかります。敵は咄嗟に剣で防御しましたが、

 

「なっ」

 

 鋼断の前には無力、剣ごと斬り裂きます。納刀したら明鏡止水で反撃準備、後ろから攻撃が来たタイミングで発動、そのまま暴風で背後の敵を一掃。

 はい、崩れました。ここまで来たら勝確です。磁力操作を再発動、倒れた奴らの武器を奪ってー狙ってー発射!

 残った奴らをパパパって殺って、終わり!

 

 敵を殲滅したあとは証拠としてタグを回収します。耳や首はドン引きされるのでng。

 回収したあとは帰還するだけ!直接キャンプに着陸すると大騒ぎになるので少し離れた場所に落ちるのを忘れずに。

 キャンプに帰ったらドクターに任務完了を伝えます。これでバベルに加入できました。

 

 今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。

 

 ◆◇◆

 

 アルが傭兵たちと行動を共にして数日。

 

 ついに目的地…バベルの駐屯地に到着した。

 

「うっはー! すっごい大きい」

「当たり前だ、ここには殿下を信じる者たちが集っているのだからな」

「おお、道理で!」

 

 子供のようにはしゃぐアルに対して、彼らは呆れの含んだ目線を向ける。

 得体の知れない実力者として恐れられていた彼の本性がバレるまでの期間はわずか2日。その後も彼は呆れの視線も、態度の変化も気にも留めず自分の思うがままに喋り、動き、同行者たちを盛大に苛立たせていた。

 よほど苦痛だったのだろう。傭兵たちの顔には苛立ちと呆れとともに濃い疲れの色が見えた。

 しかしそんなことは彼には関係ない、

 

「それじゃあそのドクターとやらに…」

 

 いつも通り自らの欲求に従い歩き出す…が

 

「待て」

 

 肩を掴まれる。

 

「なんだよ、君たちの指揮官に会いに行くだけだよ」

「お前はなんだ」

「世界最高の剣「そうじゃない」 未来のカズデルの「それも違う!」えー?」

「いいか、もっとシンプルな事だ」

「…ああ!」

 

 手を叩き、「ごめんごめん、最も大事なことを忘れていたよ」と宣い、片目をつぶり

 

「君たちの命の恩人!」

 

 盛大に間違えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「酷いなあ、俺たち背中を預けあった仲じゃないか…なぁ?」

「何時の話だ?」

「初めてあった時だよ! 忘れたのかい?」

「一人で十分と言っていたぞ」

「そうだっけ? 忘れちゃった」

「……」

 

「部外者は許可なく拠点に入れない」という当然の道理に対して、「1度戦ったらもう仲間」「君たちが許可を出せばいい」などと無茶苦茶な論理を発するアルと彼の監視役を除き、傭兵たちは中に入っていった。

 

 歩く騒音への生贄を無理矢理押し付けられた哀れなサルカズは途中からいかなる言葉も無視したが

 

「冗談だよ、そんな怒らないでくれよ…あっこの後どうする? 俺としては…」

 

 裏で「狂ったスピーカー」とまで呼ばれたアルをその程度で止められるわけもなく、今もポケットから取り出したいくつかの金属球を掌の上で浮かせ、回し、様々な軌道をとらせながら(彼曰く、アーツの練習)、その口を動かしている。

 

「おい」

 

 流石に我慢の限界が来たのだろう、自ら話しかけた傭兵の目には僅かに殺意が浮かんでいる。

 

「なんだい?」

 

 思いが通じたのか、それともただ喋るのに飽きただけなのか、一転してアルは彼に耳を傾ける。

 

「お前…ドクターにもそんな態度とるんじゃないぞ」

「大丈夫だって〜俺も最低限の礼儀作法くらいは知ってるから。な?」

「(無言の睨み)」

「わかってるから、俺を信じろ、な?」

 

 アルはそのまま軽口を叩こうとしたが、途中でピクリと動きを止め、入口の方向へ耳を澄ます

 

「…どうした」

「お迎えがきたみたいだ」

「はぁ?」

「ほら、行くぞ」

「あっ、待て」

 

 そのまま進むアルは入り口から出てきた人影──苦虫を噛み潰したような顔をした隊長の前で立ち止まり、腕を組み、微笑みを浮かべ早く話すよう顎で促す。

 それに対して隊長は嫌そうに、本当に嫌そうに

 

「ついて来い、ドクターがお前に会いたいそうだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アルがドクターと対面し、今までの態度からは考えられない丁寧な立ち振る舞いで傭兵たちの度肝を抜いた後、

 

「早速で悪いが、君に頼みたい任務がある」

 

 そう言いながら、ドクターは机の上に広げられた地図の一点を指す。

 

「ここにテレシス派の兵士たちが集まっている、我々の部隊の合流を妨害するつもりだ」

 

 ドクターは顔を上げ、同じように地図から目を話したアルを見つめる

 

「彼らを殲滅してほしい、君なら出来るはずだ」

 

 一人に対しては過ぎた任務、だが

 

「もちろん! 任せてくれ」

 

 目の前の男にとっては造作もないことだと彼は理解していた。

 

「助かる、では物資の用意を…」

「必要ないよ」

「何?」

 

 だが、そんな彼にも予想できないことがあったらしい。

 

「この程度、すぐに終わるから」

 

 

 

 

 

「何をするつもりだ?」

「見てからのお楽しみ〜」

 

 建物から出たアルの背を追いかけドクターたちがたどり着いたのは駐屯地の外。何もない荒野で彼はアーツを使う、

 

「見とけよ〜」

 

 敵を切り裂いた時のように雷を纏い、姿勢を低くし、

 

「ハッ!」

 

 砲弾の如き速度で飛び上がった。

 

「…は?」

 

 そこにはもう、彼の姿は見えず、呆然と立ち尽くすドクターたちが残されていた。

 

 

 

 

 

 

 自身のアーツの拡張性の高さを知ったアルが初めに行ったのは、自由な移動手段の開発である。

 

 「ただ乗り物がなくても移動できたら便利だろう」という安直な考えから始まった行為は、己の目的が明確になるにつれて、より高度になっていく。

 

 「高速で」「地形に左右されず」「自身のみで完結する」 の3つを目標に進められたそれは数年の時を経て完成した。

 

 そして今、磁力の翼を持つ龍が空を駆ける。

 風を切り裂き、空気の壁を破り、速度を落とさず空を突き進み、轟音とともに着地する。

 

「敵のアーツか?」 「周囲に敵影はない!」「じゃああの煙は何だ!」

 

 凄まじい音に、周囲の敵がこちらに集まるのがわかる。

 

 獲物自ら近づいてくるとは有り難い。

 

 心のなかで嘯き、アルは意識を集中させる。

 彼を包む土煙が消え去り、太陽が彼の姿を照らす。

 

「お前何者だ!なぜここに来た、返答次第では生きて返さないぞ!」

 

 彼を囲むサルカズたちの一人が、剣を抜き、声を荒らげるが

 

「おいおい」

 

 放たれる殺気に口を閉ざしてしまう。

 

「俺がそこらの民間人に見えるのか?」

 

 動くこともできない彼らを嗤い、更に言葉を紡ぐ

 

「だとしたら、その目、俺が取り替えてやるよ」

 

 笑いながら見せつけるように鯉口を切る彼に対し、サルカズたちはより怒気を強めるが、動くことはない。

 圧倒的な威圧感に、近づいた瞬間死ぬと体が訴えかけているのだ。

 

 たった一人に何もできず、包囲しているのに、追い詰められているように感じる。

 

 それは彼らの誇りを傷つけ、焦りを与える。

 

「クソォ」

 

 膠着に耐えきれなくなった1人が、それを打ち破ろうとする。

 気取られないよう、音もなく引き金に指をかけ、力を込めーー

 

「グェ」

 

 仲間の首に矢が突き刺さる。

 

「え」

 

 それに気を取られた間にアルは距離をつめ、抜刀した。

 雷すらも切り裂く神速の刃が剣士の首を通り抜け、そこから血が吹き出る瞬間、アルは彼の腰の剣に手を伸ばし、柄に指先を引っ掛け、腕を引く。

 

 空中に飛び出た剣を逆手で掴み、腕の力のみで投擲し、アーツを発動する。剣が命を奪うに十分な速度を得る中、敵に向け刀を構え飛ぶ。

 

 上から接近する彼に対し、大剣を構え防御するサルカズだが

 

「鋼断」

 

 蒸気の甲冑すら断ち斬った一撃を防ぐことはできず、剣ごと両断される。

 

 着地し、納刀すると同時にサルカズの身は左右に分かれ倒れる。動き出した兵士たちが動きを止めた彼に斬りかかり、アーツを放つが

 

「明鏡止水」

 

 彼を捉えることはなく、無念にも倒れる。

 

 刀を抜き、息を吸い、精神を統一しーー

 

「暴風」

 

 刀が目にも止まらぬ速さで振るわれ、放たれた斬撃の嵐は彼の周囲に血の海を作り出した。

 

んだ…」

 

 刀を収めたアルの左腕から雷光が迸る、挙げられた腕に答えるように何本もの血に濡れた剣が浮かび、それぞれの鋒を未だ生きている敵へと向ける。

 

なんなんだ…お前は!

 

 死に向かう者の最後の叫びに対して、彼は腕を振り下ろした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 バベル駐屯地付近にて

 

「これはこれは、皆さん揃い踏みで」

 

 迅速に音源へと集まったバベルの精鋭に対して、龍の剣士は

 

「俺はアルフレッド」

 

 沈みゆく太陽を背に

 

「君たちと共に戦えて光栄だ」

 

 やや芝居がかった動作で優雅に一礼した

 

「よろしく頼むよ」

 

 

 

 




 いつも感想、誤字脱字の報告ありがとナス!
 これからも頑張るので応援してくれると嬉しいです
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